2006年02月14日(火)

ねこねこソフト 原作/鴻野貴光 文「ラムネ」(学研メガミ文庫)感想

ねこねこソフト/鴻野貴光_ラムネ「バレンタインデーのチョコレートを贈る相手はお兄ちゃんに決定!」(友坂鈴夏)

 これ、奥付の発行日も2月14日になってるんですね。私が今日この日に読んだのはまったくの偶然ですが、世の中には偶然なんて(以下略)。

 これは実に良い。TVアニメ版「ラムネ」のシリーズ構成を担当された方の手による、いわば本編補完エピソード。放映時に感じたとおり、やはり佐倉裕美という少女はこの物語において、近衛七海と表裏をなすヒロインであったわけですね。「七海と健次」の物語であった本編では一見不遇な扱いに見えましたけど、それでも、彼女にとって決してバッドエンドであったわけではないことが再確認されて、実に見事な構成となっています。冒頭にも引用したバレンタインだとか、友張メロン味の入浴剤だとか、本編で回収されなかった伏線まで綺麗に使われていて感嘆(ついでに、健次と七海が交互に起こしあってるという描写の意味するところにも今回やっと気づいた)。小説は小説としてアニメとは別個の作品であるべきとは思いますけど、両者に触れることでより深い感動を得られるのも優れた仕掛けです。

 それにしても、佐倉さんの転校先での友人ふたり、みっちゃんとさっちゃん並にいいキャラしてて、名前がつけられてないのがもったいないくらいなんですが。転校先は関西方面だったのでしょうか?

2006年02月14日 21:32 [ラムネ(殿堂入り)]