「帰るところなんかありませんのよ。だから、さまよい続けんるんですの」(沙原ちょちょ丸)
ううん、切ないなぁ。けっしてバッドエンドではないんだけど、実に切ない。
なんかね、この方の文章、情緒的ではあるんですけど、どこかで抑制が取れていて、ちょっと理系の匂いがするんですよね(ほんとにそういう来歴なのかは知りませんが)。キャラクタを取り巻く状況の厳しさとか、悪意の介在もたしかに描かれてはいるんですが、それが見事に計算で抑えられているので、それほど辛くはない。ライトノベルだからといって、キャラ(絵)に頼りすぎず、地の文でしっかり物語を紡ぐタイプの作品ですね。
まあ、そうはいっても、こぬりちゃんはかわいい(お前な)。あと、地味に守口ジェレミーも好きです。私もこういう文体にしてみよっかな(嘘です)。
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