最終回の前に一気見。以下、TV地上波放映済の#25までのネタばれがあるのでご注意。
いやぁ、やっぱり素晴らしいですねこの作品。私、一回観たアニメをあとでくり返して観るのが大好きなんですけど、それによって本当に傑作かどうかがよく判ります。改めて、ものすごい緻密なシリーズ構成になっていることに驚嘆。
前巻ラストでの音夢の帰還を踏まえて、この巻は#7「すれ違い」からスタート。素直になれない純一と音夢の痴話ゲンカが#9まで続きます。#8でも、「手紙」の存在が昭島先生から純一へと伝えられています。けっきょく仲直りしたあとも、見せるきっかけがつかめなかったんでしょうかね。ってことは、おそらく手紙の重なり方の順序は同じはずだから、やっぱり#25で誤字になってるのはおかしい(しつこいな自分)。
そして#9がとくに重要。「まだ」枯れたままの桜の木の下の前で、ずっと自分の想いは変わらない、と音夢に誓う純一。ちなみに美春も変わらず、ひとり音夢サポート部隊を買って出てますね。でも、この仲直りをアイシアが「魔法のおかげ」と思ってしまったというところが、今後の悲劇の伏流になることに。
初音島における特定の場所が印象的に描かれてるとこも注目。あの桜の木は言うまでもなく、ほかにはアイシアが美咲と出逢った公園のブランコ、そしてOPにも出てくる高台も重要な場所。ともにおそらく最終回にも出てくることでしょう。きっと前作同様OPなしバージョンで本編がスタートするとして、音夢の異変に驚いたアイシアが桜の様子を見に行く途中、ブランコで美咲と出逢うんではないかと。この#8だけでは美咲さんが魔法を完全に肯定してるのかどうかが不明なんで、そのあたりも明かされることを願いつつ。そして最後はあの高台でOPと同様、いやそれ以上ですね、音夢とさくらも加えて全員が笑顔で集う。こんな展開だったら私はもう感涙です。
最後に収録される#10はたのしいたのしい「勝利だー!しゃんしゃん」です。そういえば前、プラスなキャラは必要だったか? についても語ると言いましたが、もうほとんど自明でわざわざ言うまでもない気も。まあ、通常の美少女アニメとは異なり、はじめから男主人公とヒロイン達のエピソードが終了した段階で物語が始まるという特異な構造、すなわち「あれから二年」の強調ということを言いたかったんですけど、実際それを覆すようなことをアイシアがやってくれちゃいましたからね。もちろん、この見せかけの当番回を通して、アイシアが魔法万能主義に傾倒していくというのも放映当時からの予想通り。
にしても、一気に観るとやっぱり絵コンテ・演出による違いがけっこうはっきり判りますね。#7の絵コンテが木村真一郎さんだというのは今回はじめて気づきましたが、たしかに独特のコマ割りをしてます。そして#8、山本天志演出のテンションの高さは他の追随を許さない(笑)。ってか、Φなるのときといい、この人と絵コンテの山本郷さんっていつもセットなんですけど、ひょっとして同一人物だったりします? 双子だったら萌えるけど(萌えません)。それと作画監督の島澤範子さん=島沢ノリ子さんなんでしょうね。
で、お約束の特典、D.C.S.S.外伝「ぱたぱたアニメ劇場(3)〜なべの王国〜」。待望の水越姉妹編です。ってかいつも以上にぶっ飛んでるなぁ。さすがこういうおちゃらけ演技をさせたら松岡由貴さんは天下一品。今度こそちゃんと観てもらおうっと(笑)。
あとはダ・カーポS.S.玉「その後のことり〜DとSのあいだに〜」ですか。こちらは至ってマジメです。ってかホントに白河ことり@堀江由衣だけのドラマCDでした。切ないなぁ。これの脚本は長谷川勝己さんが書いてるんですかね? 「朝倉くん」と調子を変えて3回呼んでるあたりとかΦなる2話っぽい感じが(笑)。
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