2005年08月18日(木)

「D.C.S.S.〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜」#7 すれ違い(KBS京都)感想

「女は、胸のみで、生きるに、非ず! 1センチ減ったくらいで、悩むことはない」(杉並)

 ななな、なんですと!? 1センチ減った!? ま、眞子ちゃんサイコー! まさに初音島の神秘! いっつわんだほー!!
 ……で終わっちゃダメですか?(ダメです)

 ううん、複雑な話を書くなぁ、花田十輝。まあ確かに、もともとダカーポという作品がこの両面を持ち合わせていたわけですが、一話の中でそれが同居しているのは不思議なテンション。しかし、ホントに見せたいものは何かというのははっきりしているんで、物語の軸がブレることはなく。
 「すれ違い」といえば、ほとんどのラブコメはみなこのくり返しと言ってもいいくらい定番の展開。それをあえてサブタイトルに持ってきた今回、描かれる「すれ違い」は単一のものではなく、複雑な人間関係の中に重なり合って存在していました。音夢と純一の間のすれ違いはもちろん、音夢とアイシア、眞子とことりの間にもそれはあって。しかし、最大のすれ違いはやはり、「ちっちゃいは正義!」を訴える我々視聴者の声が美春や眞子に届かないことか(もういいって)。

 前回ラスト、懐かしの我が家にアイシアがいることに怒って、そのまま出て行ってしまった音夢ちゃん。美春の家に泊まったのですね。抱き枕がバナナなのは想定の範囲内として、だし巻きバナナ!? こ、固形をとどめないと思うぞ。
 で、朝倉家に向かう音夢ちゃん。なんかアイシアがドタバタやってるよー。玄関から出てきたアイシアに捕らえられ、「純一、この人泥棒です」「わたしたちの家に勝手に忍び込んで」さらに純一の「こいつは」の三連コンボに裏音夢、爆裂です。「どうせ、わたしはこいつですからね!!」「早く学校に行ったほうがいいんじゃないですか? 遅刻してしまいますよ、ふたり仲良く!! では」うひゃ〜、怖えぇよ〜、懐かしいなぁ。しかし音夢ちゃん、あの一瞬でアイシアが制服を着てることに気づき、彼女が風見学園の生徒であると見抜いたのは意外に冷静な判断力の持ち主ですね。まさか純一兄さんがいたいけな女の子に制服を着せて楽しむ嗜好の持ち主だとは思わなかったんでしょうが(黙れ)。
 で、学校。「少しは大きくなってるといいけど」っておい!! ありえない構図が出てきたぞ! で、バカな男子達。そして杉並ニュース(違)。お〜い、イメージ映像おかしいぞー。音夢が男子の測定をすると言う杉並、「バカなこと言うな!」と言われ「バカって言うほうがバカだ!」これ思わず吹き出したんですけど、岸尾アドリブ? あわてて飛び出す純一くん。眞子ちゃんに真相を開陳して曰く、「迷える子羊を導くのは、選ばれし者の定めだからな」あんたがいつ、誰に選ばれたんだ。ってうわ、眞子ちゃん杉並フラグが立ちそうになってるぞ!! んー幸せにしてやってください(おい)。
 で、保健室に飛び込む純一、朝に続いて二度目の「すれ違い」ですね。それを立ち聞きすることりちゃんも。
 と、男子の測定は何故か暦「元」先生。これまた爆笑しました。身長の測定が超乱暴だし。「なんでこんなに元気ないんだ?」って、妹とは別の意味でこの扱いはひどいですな。
 いっぽう、女子の測定中保健室の前にたむろしてる男子達。ありえないってば。環もスルーするなよ。中に入って、巫女さんモードに変身! でぬぎぬぎ……。な、なんかもうこの新キャラ達、ひとり一ネタのままで終わりそうな気がしてきましたよ(笑)。で、美春が美紀になってる(違)。
 そして眞子ちゃん!「去年より小さくなってるなんてありえないでしょ!? 測り間違いよ、もう一回測って!」っておい〜、ありえないのはこのアニメだ。なんなんだ一体。姑息な手段で増量を狙う眞子ちゃんがかわいいです。
 次はアイシアの番。……だから男子にツッコめっての!「これ拾ったんですけど」っておい! 萌先輩まで出てくるのかよ! ほとんど出オチ気味ですが、暴走しすぎ。
 で、白河ことりの測定。サイズ公表してるよ! ってそうじゃなくて。「あの、朝倉くんのことだけど」と言いよどむことりに、「だ〜いじょうぶ、もう仲直りしたんでしょ?」と割り込む眞子ちゃん。これで音夢ちゃんは先ほどの純一の行動を理解しますが、もちろんことりの本心はそこにはないでしょう。ん〜、眞子ちゃんってけっこう人の心に鈍感なところがあるから(前作でもラスト付近、音夢の異常に気づかず自分だけ一方的にしゃべってたシーンがありました)、わざとじゃないんでしょうけど、これも「すれ違い」ですね。で、そのころ純一は暦元先生の餌食、と。
 すっかり落ち着いた雰囲気のBパート。保険医の昭島先生と音夢の仲を邪推しつつ、純一は保健室へ。落とした書類、「3年2組水越眞子、身長154、体重……ってこれ女子のデータじゃないか!」そこまで読まんと気づかんのか! どうせならその先を言わんかい! 体重は、ベルウッドハウスは!(黙れ)
 音夢が現れ、ロッカーに隠れる純一。昭島が音夢の看護学校での先生だと知る。純一が邪推するように、ほんとにこの人が恋敵になることは考えにくいでしょうけど、どういう立ち位置になるんでしょうね。音夢のほうの気持ちとしても、兄さん一筋だとは思うんですけど、こじらせようとすればどれだけでも出来そうですからね。怖かったり、楽しみだったり。「今日、話そうと思っています」ここでまた、ふたりの気持ちがすれ違う。
 で、女性陣みんなで帰宅。また美春が美紀に(略)。萌先輩、「それに比べると、眞子ちゃんはかわいいバストでいいですね〜」「お姉ちゃん、殺意って知ってる?」怖いよー眞子ちゃん。だからそういうニーズも……と思ったら杉並が代弁してくれました。もはや神視点ですなこいつ。久々にバトルも見られて満足です。それをバックにすたすたと歩いていくアイシア。そういえば彼女のサイズはどんくらいだったのでしょう? 音夢と対面したときにお互いどういう反応を見せたかも気になるところですが。
 夕焼けの中、草むらに寝そべる純一。それを見つけたアイシア。「こらー!!」んん、ちょっとここだけ宮崎羽衣の演技が不自然かなと思った。しかし純一は無反応で「先帰ってろ」
 シーンチェンジとともに挿入歌(もちろんCooRie)。いいなぁ、またイメージソングアルバム出してください。前が「dolce」だったから今度は「vista」ですかね、うわーいろんぐほーん! って誰が判る、こんなネタ。
 買い物に行って店員に声をかけられる音夢。そして帰宅。朝にも出てきたアンテナごしのシーン、なんとも言えず郷愁を感じさせるシーンです。キッチンに山積みの食器を見て奮起する音夢ちゃん。二年前は料理もろくに出来なかった彼女ですが、あとにも出てくるとおり、その二年の重みを感じさせます。
 夜になっても帰らない純一。それにつき合うアイシア。先に帰れと言う純一に、「出来ません。出来ないんです。だって、おばあちゃんが言ってたから。魔法使いは、困っている人を見捨てちゃいけないって。純一、今困っています。だから、帰れません」うわぁ、またアイシアの印象が変わったよ。ものすごく複雑なキャラクタだなぁ。すごいよ宮崎羽衣。ちなみに、こうやってころころ性格が変わるのはまったく不自然とは思いません。森ミステリィのキャラクタみたいなもんで、そのくらい複雑なのが人間だと思うので。
 純一に手をさしのべるアイシア。これを見ると、アイシアは単純に音夢に対抗する存在じゃなくって、むしろ純一と他の人間をつなぐ役割にもなるのかなと思いました。「魔法で人を幸せにする」という言葉は、逆に言えば「自分は幸せになれなくてもいい」ということですから。それが現れてくるのはもう少し先でしょうが。
 と、しかしここからがまた最大にして不幸なすれ違い。家でシチューを作って待っている音夢ちゃんに対し、「気分が滅入ってるときは、とにかく食べるんです。そうすれば、元気になりますから」とスーパーで買い物をするアイシアと純一。このへんからちょっと嫌な予感はしてました。
 帰宅する純一たち。出迎える音夢に、「あー、朝の泥棒!」と、ここまではまだ平穏。シチューに反応するアイシアが音夢といっしょにキッチンに立つシーンも、案外丸く収まるのかなと思ったのですが。音夢の「看護学校では、けっこう食べられるようになったって言われたの」というセリフに、「誰に言われたんだ」と言葉尻をとらえる純一。「じゃあ説明してみろよ、あのキスはなんなんだよ」とまくしたてる純一に音夢、「してないわ……するわけないじゃない。そんなに、わたしのこと信じられないの!?」どうすれば受け入れてもらえますか(違)。「もう、いっしょにいられないよ」とふたたび家を飛び出す音夢。うむむ〜、ここで意味ありげに鍋をかき回すアイシアがうまく場を収めてくれることも期待したのですが。
 早くもドロドロの様相を呈してきましたけど、まだ先は長い。どう転がしてくれるか見ものです。

 あ、アニメロミックスのCMがエヴァンジェリンVer.に。しかし神田朱未のあとは松岡由貴って、狙いすぎでは?(次は堀江由衣だったりして) ま、松岡さんならオッケー!(なんて勝手な奴だ)

投稿者plateau: 2005年08月18日 10:40 [アニメ/D.C.S.S.]