「ぜったいぜったいぜーったい、がんばろうね!」(久保田志穂)
なんかラスト5分に衝撃映像が続々と。さかのぼって本編も再評価。
昨年に引き続いて志穂炸裂の学園祭。なんですけど、修学旅行も終わった今、ひょっとしたらこれが、なぎさたちにとってベローネ学園中等部での最後の行事になるかもしれません(まだ合唱コンクールとかあるかもしれませんが)。演劇という非日常の舞台であると同時に、三年間過ごしてきた(視聴者に見えるのは二年分だけですが)仲間たちとの、それはやはり代え難い日常のシーン。
志穂が去年以上に奮起する理由が、映画監督になりたいという夢に自信を持ちたいからというところも示唆深いですね。修学旅行で行った時代村も彼女にとって得るところがあったんでしょうか(あくまで映画村ではないですけど)。現在の想いと行動が、ちゃんと未来につながっていくというのはこの作品のテーマにも通じるような。
とはいえ、お話の方は昨年以上にいきあたりばったりというか、相変わらず練習とか積み重ねを真っ向から否定するようなものになってるのはちょっとどうかと思いますが。いったんは諦めたワイヤーアクションを、本番でいきなり使うなんて、万一事故が起こったときにどう責任をとるつもりでしょうか。ってか、どっかから出てきたあの大人たちも、そんなもん置いたままにしてんじゃないって。舞台を使うのはさくら組だけじゃないと思うんですけど……。
……なーんて、野暮なツッコミは申しません(もうしてるっつうの)。いくらそれまでに血のにじむような努力を続けたところで、観客に見えるのは本番の、たった一度きりの演技だけ。それが「ぶっつけ本番」な舞台の残酷な現実というものです。このお話が、なぎさとほのかたちのためだけでなく、観客席から見ているひかりの視点をも内包していると言うことを考えれば、納得のいかない話ではありません。ひかり、あるいは志穂の両親にとって良いものに映ったんなら、まあ結果オーライ。
ってかぶっちゃけ、なんであろうと女子中学生は正義ですから。舞台上で輝いてるなぎさもほのかも最高。何着ても似合っちゃうなぎさは天性のヒーロー体質(ヒロインでしょ)。プリキュアとしての戦闘シーン自体を、そのまま劇のアクションに活かしてしまうという発想は見事。ここでは明らかに、「キュアブラック」<「美墨なぎさ」という不等式が成立しています。ってか、ウラガノスもそんなに目立ちたいんだったら他のみんなを眠らしたりせずに、去年みたいに舞台に乱入すれば良かったのに。たぶん問題ないですよ。
裏方さんも素敵満載。なぎさやほのかの衣装に目を輝かす谷口聖子はすっかりその道に目覚めた様子(お前、そういうコト書くと怒られるぞ)。そして夏子&京子もふたたび持ち前の魔法の指を発揮して衣装担当。いやー、京子@名塚佳織なんか、最初ほのかが弁慶役をやると言い出したときは、「でも雪城さんて、弁慶のイメージじゃなくない?」なんてツッコんでて恐怖しましたが。美術部の先輩からいびられた恨みをこんなとこで晴らさんでも(違うってば)。「ありえなーい」とか言い出すかと思った(だから)。
で、最後に出てきたハーティエル・ハピネン@石毛佐和。まあ笑う門には福来たるというか、原点に戻ったという感じで素晴らしい。ところで頭が音符の形をしてたのはぽっぷちゃんだから?
そして待ってました新ED! あと一クールぐらいしかないのに今さら変える意味は? とも思ってましたが、これはめちゃめちゃ素晴らしい! 今見てるアニメの中でも随一です。なるほど、一月終わりという変則的な構成だから出来る演出ですね。本編の方はこれからけっこう話が動く可能性もありますが、少なくともEDでは毎回みんなの笑顔が見られるということで嬉しいかぎり。
さてさてさて次回。いよいよクライマックスに向けて怒濤の展開が待ち受けているのでしょうか。なぎさのときのような勘違いということはないと思いますが……。まあ楽しみに待つですー。
投稿者plateau: 2005年11月13日 14:27 [ふたりはプリキュアMaxHeart]