2005年11月29日(火)

「Canvas2〜虹色のスケッチ〜」第9話 瑠璃色のセンチメンタル(KBS京都)感想

「鳳仙さん、夏休みはもう終わりよ」(篠宮悠)

 なっつっやーすーみ(ええ加減にせい)。

 ああ、ようやくこのアニメの方向性が判りました。この作品は、浩樹の選択の物語であると同時に、エリスの決断の物語でもあるんですね。ラムネが(今のところ)動かない時間、過去への追憶に満ちてるのに対し、こちらはそれこそあっという間に終わってしまった夏休みが象徴するように、ベクトルは未来へ向いている。浩樹がホントにエリスの想いに気づいていなかったというのはちょっと驚きですが、であれば彼が霧の方しか向いていないのは納得できます。エリスの浩樹への想いは、赤色に対する忌避と同じく、ある意味束縛。これをどう乗り越えていくかというのが今後の課題なんでしょうね。
 エリス・霧以外の女性キャラが、普通の美少女アニメ的な立ち位置ではなくて、諭す人になっているところが面白いですね。
 「ほんとにわからないの? だとしたら、エリスちゃんはばかだね」と、前回同様歯に衣着せぬ物言いを見せる藤浪朋子。瑠璃色だけにバカばっかですか〜。いつのまにかホントに仲良くなってる二人ですが、エリスも本音をズバズバ言うタイプだけに、けっこう気の合うコンビなのかもしれませんね。
 桜(?)の木の下で、「お兄ちゃんには私だけを見ていてほしい」と不穏なことを口走るエリス。ま、まさか、この世界には危険な魔法なんて存在しないはず、と思いながらもちょっとドキドキでした。そんなエリスに「心の中で歌をうたっても、誰にも聞こえないわ。想いを伝えるには、声にしないと駄目なんじゃないかしら」と美咲菫。あなたに聞かせたくて!(黙れ)
 そしてとどめに「これはね、ずっと好きだった男の子に、主人公の女の子が告白する話なんだよ」と自著を薦める萩野可奈(ってかこの書店やたら暗いな)。まさか「Doす恋!うっちゃれ告白土俵際」が伏線として効いてくるとは思いませんでしたよ。どうでもいいけど、相変わらず可奈ちゃんのIMは謎ですな。恋愛小説書いてるくせに「すき」が最初に「隙」と変換されるのはありえんぞ。
 浩樹にも本を読ませて、いよいよエリスが想いを告げるのかと思いきや、事態は急展開。コンクールに提出した絵が特別賞に入賞し、パリ挑戦権獲得!(違うわ馬鹿) ってか実際には赤色が駄目だから出られないだろうなぁ(一応言っときますと、元ネタは「アタック25」ですよ?)。パリ留学の意味するところは、未来へ足を進めること。自分の未来を決定すること。そして、浩樹という呪縛から逃れること。けっして単純な霧への嫉妬だけではない(はず)。さあ、このアニメもこの先の展開が楽しみになってきました。

 って、次回は回想シーン満載ですか!? サブタイトルはラムネ色のメロディ(違うと言うに)。

投稿者plateau: 2005年11月29日 21:39 [Canvas2〜虹色のスケッチ〜]