「わかったわアイシアちゃん。一日限定サポート部隊、活動再開といきますか」(白河ことり)
ぬあ〜、やられた。ここは抜群の安定感を誇る長谷川勝己シナリオで来るかと思ったら、またも花田十輝にしてやられました。
前回の各地の感想を見ると、一期を観ていた人は私を含めてどこもかしこも修羅場展開を期待しててちょっと面白かったのですが、今回もいつことりちゃんと音夢ちゃんが鉢合わせするかわくわくしながら観てたのですよ(酷い物言いだ)。良い意味で完全に予想を裏切られました。後から考えてみればこれまたD.C.I.S.#10「あなたに聴かせたくて」を踏まえた展開になってるんですよね。いったんは純一と夏祭りに出かけつつ、それ以上の一歩は踏み出さずに音夢に譲る、実にことりらしい態度で、あそこでことりちゃんソングが出てくるのは必然なのです。まさに立つことり跡を濁さず(意味不明)。相変わらず、一期を観てるか観てないかで印象がまったく異なってくる話だとは思いますが。
そんな表面のストーリィに気をとられていたら、アイシアにフラグ成立の気配という伏流水が湧き出してきてびっくり。なるほどー、サポート部隊から恋心が芽生えるというのであれば、アイシアにもそれがあてはまっておかしくないわけで。まあ正直、なんでみんなして純一くんだけに魅力を感じるのか説得力不足なんですが、これもお約束ということで。他の男子は杉並しかいないんだから仕方ない(笑)。ということで次回はアイシアが歌う番ですかね? 明日に追いつきたいよ♪(やめろ!)
アバン、海水浴の写真を眺めることりちゃん。眞子ちゃんとアイシアがかわいいな……じゃなくって、自分と朝倉くんのところだけトリミングする仕草が切ない。ってかこれ、撮ったのは音夢ちゃんなんでしょうか? 杉並がいないのも気になるけど(笑)。ハンガーに掛けられた水着も、最初のころ音夢の部屋にあった本校制服と対比してます(そういえばあれはけっきょく着られることはないんでしょうか……)。そして場面変わって朝倉家、「わからないよ」とアイシア。
本編。相変わらずソファで二人の時間を楽しむ朝倉兄妹。どうせアイシアがいなかったらそのまま(略)。と、音夢の気持ちを確認するアイシア。
いつもの公園のブランコ。昼間だから美咲さんはいない……と思ったら突然湧いて出てきませんでしたかあなた!? やっぱりこの世のものじゃないような描写が妙に気になります。「今のままが、一番幸せ」と言う美咲さん。ことりが想いを打ち明けないのは「そのほうがみんな幸せだから」。そんな美咲さんの言葉に、一人だけ違うなんて間違ってる、とアイシア反論。考えようによっては美少女ゲーム的マルチシナリオに挑戦するようなセリフで感慨深いです。前作だって最終話まで「特別」だったのは音夢だけで(さくらは別の意味で特別ですが)、想い半ばで消えてしまった人(正確には人じゃないけど)たちもいましたからねぇ。
そして、来ちゃいました〜白河家。音夢が研修で、ことりにうちに来てほしいと言う。なにー!? とっさに出たにしてはまことしやかな嘘ですよアイシアちゃん。音夢が家にいたままだったらどうするつもりだったのやら、ここも当然修羅場へのミスディレクションでしたねぇ。
迷いつつも、朝倉くんとの思い出を蘇らせることり。家がちょっと離れてるから、このスーパーに来るのも久しぶり、って描写は巧いですね。「二年間の思い出、ここにも落ちてる」とハッピーチップスを手に取ることり。同じブランドでハッピー牛乳とかあるに違いない(黙れ)。BGMが「そよ風のハーモニー」のアレンジなのも絶妙。
で、けっきょく作ることになったのは焼きそばサラダ。また妙なメニューが(笑)。「ことり、楽しそうです」とアイシア。しかし、まな板といい包丁といい、微妙に位置が変わっている朝倉家の台所。このあたりの細かい描写も実に感心。ホントに変わってるのかあとでDVDでチェックしよっと。
「純一、きっと喜びますよ。この間も、ことりの料理食べたいって言ってましたから」これはホントなのか嘘なのか微妙なとこですね。音夢の料理が少しは上達してるとはいえ、ことりのほうが腕前が上のような気もしますし。じゃ、こんどは眞子ちゃんにももう一度鍋弁当を(黙れと言うに)。
焼きそばサラダ完成、と思いきや、冷蔵庫の中に音夢の手料理を見つけることり。また同じものがー! 前回の水着といいこの繰り返しパンチはかなり効きます。そして無言で立ち去る……。そりゃそうなるでしょうねぇ。ここでサラダを処分し忘れて、音夢が見つけて一波乱……という展開になるかとも思ったんですが。制止するアイシア、「このままが、いちばんいいから」と言われ、「ことりは、嘘つきです」。アイキャッチ、浴衣アイシアにちょっとだけ和みます。
CM。えっとー、このアニメロミックスのキャラ誰? 私は知らんぞ(知ってる方がおかしいとも思う)
浴衣ことりちゃんアイキャッチでBパート。っていきなり夏祭りですか! 一等の景品がチョコバナナなくじびきに燃える全日本チョコバナナ愛好会初代名誉会長の美春ちゃん……なまものなんだから素直に売ったほうがいいと思うんですけど。
そんな美春にあきれる他の面々。萌先輩は行方不明、ことりも用事があって来られないということで協調性がないと言う眞子ちゃん、杉並は完全無視ですか。ってかお姉ちゃんが行方不明ってのをそんな簡単にスルーしてていいのか……と思ったらりんごあめ鍋! 「甘酸っぱい匂い……おいしそう」と眞子ちゃんも思わず反応してるし。これこれー、これこそが正しい水越姉妹のあり方なのですよ! 胸なんて飾りです、花田十輝ちゃんと判ってるじゃないですか(失礼) 眞子ちゃん話はまた今度ゆっくりやってください。やってくれますよね? よね?
けっきょくバラバラに行動してるプラスなキャラの顔いろいろ。環さんが手伝った巫女さんがちょっとかわいいなぁ(どこに注目してる)。
で、純一くんは音夢ちゃんとらぶらぶデート、と思ったら暦(元)先生と昭島先生と遭遇。えーっと暦(元)先生、人手が足りないんだったら家で引きこもってる妹でも使えばいいのではというのは禁句でしょうか?(そもそもD.C.S.S.で暦・ことりが姉妹だという説明されてないような) ともあれ駆り出される音夢ちゃん。お祭りで音夢と逢うまで一人になる純一くん、という構図も一期の#10と一致しています。
ってか、それでなんで純一はことりの家に向かうんじゃー!! これじゃ誤解してくれと言わんばかりの行動ですよ。普通の美少女アニメと違って、純一が視点人物じゃないから真意が汲み取れませんが、あとの展開からしてことりに特別な感情を持ってるわけでもない様子。それをまたなんでもない態度をとってることりが辛い。もうムカつくんで、こいつ「くん」づけはやめだ(そもそもどうして「純一くん」なんて誰も呼ばない呼称を採用してたんだ自分?ななこさんが1話でそう呼んでました)。
けっきょく、「私、もう、嘘はつきたくない」と祭に向かうことり。そして雨やどりと、D.C.S.S.#1と同じ構図がふたたび訪れます。ついに告白タイムかー、と思いきや、ここで音符の置物が来るかー! 「二年分のお礼」という言葉に、やはり純一のことりに対する気持ちが込められてるような気がしますね。って割れてるのもお約束。それを受け入れてしまうのもことりちゃん。
純一と別れたことりに、アイシアが近寄る。そのまま置物を投げ捨てる気かと思いました。そんな不法投棄みたいな真似はしませんよね、そりゃ。「嘘じゃない、本当に幸せなの」とことり。うーん、まあ、朝倉くんの特別な人にはなれなくても、自分のことを大切に思ってくれているだけで充分ということなんでしょうかねぇ。で、ことりちゃんソング。やはり二年という時は偉大ですね、「そよ風のハーモニー」よりずいぶんうまくなってます(いやいやいや、ことりちゃんは前から歌がうまかったから!)。
で後日、嘘から出た誠。「残念ながら、サポート部隊の営業は、終了してます」と吹っ切れたような態度のことりちゃんですが、そのあと走り去る描写がやはり気になります。で、いっぽう、「もし、私なら……」とアイシア。冒頭に言ったとおり、これには完全に意表をつかれました。この一シーンがあるだけで今回の話の意味がまるで変わってしまいます。
しかし、ことりちゃんの話がこれで終わりとも思えないんですけどねぇ。とはいえ、インターネットラジオ「初音島放送局SS」でも、ことり@堀江由衣から音夢@野川さくらにパーソナリティ交代してしまったあたり哀愁を誘います。そういえばRADIOアニメロミックスに宮崎羽衣が来るとは思わなかったなぁ(これっぽっちも関係ない)。
次回予告、全然空気を読まない萌先輩ー! しかも途中で切られてるし。
投稿者plateau: 2005年10月13日 23:22 [D.C.S.S.(殿堂入り)]