むしろこのアニメのほうがすげー! 素晴らしい、大絶賛です。
……って、別に温泉での沙羅と双樹の行動がってわけではないですよ(言わんでいいことを)。や、ダカーポと同様、温泉という美少女アニメ特有のサービス回の体裁を取りつつ、静かに物語の本質に迫っていく構成は見事。いつものニコタマという土地を離れ、非日常が舞い降りた瞬間、それまでの幸せな時間は終わりを告げる。相変わらず極上の作画と演出、いかにもアニメらしいキャラ造形も健在。これはもはや現代アニメのひとつの到達点と言えるかもしれません。
一条薫子@堀江由衣と一条董子@小清水亜美の使い方も絶妙。まあキャラ萌え的視点から言えば、せっかく「子供のころの結婚の約束」なんて飛び道具を持たせたのにこの描き方は、という見方もあるでしょうが。しかし、あくまで主役は沙羅双樹なのですから、他の双子がある意味捨て駒的に使われるのは仕方ないところかも。ニコタマの双子ではない、二子塚という土地に根ざした彼女たちの舞が、深く背景に溶け込んで奥行きを感じさせます。もちろん、もともと双恋という作品に思い入れのない私ですので許容できる部分もあるんでしょうが。
「わけわかんねぇ」を連発する恋太郎ですけど、もちろん本当に訳が判らないはずはないでしょう。その言葉は、未来から目を背けた、思考停止の呪文。大人になれない魔法をかけていいのはちっちゃい娘だけです(何)。しかし、追憶の向かったその先に待ち受けていたのは、父親に対する「どうして好きなのに別れちゃったの?」という、子供時代の自分の問いかけ。当然、それは自分の身にはね返ってきて。さあどうなるか、というところでDVD-BOX「Sara」はここまで。この切り方も絶妙。
DVD特典についても。先行PV長っ! 5分くらいあって、ほんとに映画の予告編みたいです。ノンクレジットOP/EDも嬉しい。ってED、歌詞字幕はついたままだから厳密にはノンテロップじゃないぞ。あと、ブックレットがかなり凝ってます。「二子魂川」のモデルとなった「二子玉川」紹介とか、双葉恋太郎@関智一、白鐘沙羅@水橋かおり、白鐘双樹@門脇舞のインタビューとか。ちなみに私も水橋さんと同じく、長島雄一さんは子供のころからのアイドルですよ、教育テレビっ子でしたから(笑)。
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