2005年09月22日(木)

「D.C.S.S.〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜」#12 初音島のWスター(KBS京都)感想

「お姉ちゃんたちのサーカス、最高! ありがとう、お姉ちゃん!」(日野まどか)

 山本天志演出ふたたび(シナリオは雨宮ひとみ・長谷川勝己)。今回はΦじゃなくてWでした(あのな)。

 いろいろね、ゲーム原作ならではの制約があると思うのですよ。この一連のプラスなキャラのお当番回だって、あからさまにゲーム版を買わせようという意向があるのは明白です(もちろん、それ自体はまったく非難されるべきものではありません)。私はD.C.のゲームには手を出さないつもりですが(そもそもハードないし)、それでも実に絶妙に、原作でのキャラへの興味を持たせつつ、しかもアニメ版としてのアイシアを主眼に置いた作りになっていると思います。これぞ、まさにバランス感覚。
 これまでのアイシア暴走展開とうってかわって、ちょっとしんみりした話になっていたのも評価点。骨格はまるで「探偵!ナイトスクープ」を見ているかのような王道展開、そしてそこにフィクションならではの「魔法」をほんのちょっと混ぜる。ここまで出来が良いと、もう何も言うことありませんね。スープの最後の一滴まで飲み干せる名店ラーメン、ただし天一! みたいな(意味不明)。

 ではでは、お約束の逐次感想なのです〜。
 車で登校な北欧系お嬢様・月城アリス@萩原えみこ。遅刻しそうな純一とアイシアを乗せていくことに。同じ北欧出身ということでうち解けるアイシアとアリス。具体的な国名は出さないのね。それとも「ホクオウ」っていう架空の国名だったり(しないしない)。「でも、アイシアさんってのは、ちょっとやだな。わたしのことは、アイシア、ってよんでください!」いきなりなまえをよんでですよ〜、最高ですよ(はいお約束)。「ん〜、なんだかお友達の輪がぐーんと広がる予感がいたしますよ、お嬢様」って、このままこの執事さんが視点人物で話が進むのかとハラハラしましたよ。って名前、瀬場かよ! まんまセバスチャンじゃないとこが妙なこだわりですな。まあそれだと、某日曜朝アニメみたいにアイシアとアリスが対決しそうですが。アイシアの魔法で黒音符が(黙れ)。
 で、唐突に水越病院。またでかいな! 前作では外来しか出てこなかったんですけど、大学病院か県立病院並みの施設ですよ。で、何故かナースの音夢ちゃん。前々回だったら(自粛)。萌先輩も珍しく普通の役回りで登場(失礼)。
 プレイルームの前でひとりたたずむ少女。何気に中でうたまるがオモチャにされてるのはいいとして(笑)。本日のもうひとりのヒロイン・日野まどかちゃん@下屋則子ですね。DVD見返してて気づいたんですけど、下屋さんは前作でも絵美役(#12で眞子ちゃんに告白した女の子)で出てるんですよね。なるほど、アイシア@宮崎羽衣が気にかけるわけです。私はあなたの操り人形じゃない!(このネタもうやめよう)
 アリス家にご招待! なアイシアたち。でもみんなは病院で逢ったまどかちゃんのことが気がかりな様子。ってアイシア、懐かしい北欧風の内装に気を取られて、全然話を聞いてないな。と思ったら、アリスのサーカスな写真を見つけて「いいこと思いついちゃいました」。自分とアリスでまどかちゃんにサーカスを見せてあげると言い出します。ちゃんとまどかちゃんのことは気にかけてたんですね。今回はすぐに魔法に飛びつかなくって好印象が持てます。
 CM。おお、「サクライロノキセツ」Re-product&Remix&PV、9/29発売だそうで。これぞリアル曲芸商法!(やめなさい)
 Bパート、体操服でサーカスの練習なアイシアとアリス。いきなり綱渡りかよ! しかもまたアングルがおかしいし。次にリボン……当然のごとく絡まると。にしても、北欧の方々はみなさん年の割に小柄なんでしょうか、なんかもうこの図を見てるだけでなごみますな〜(ダメ人間め)。
 自分も両親を早くに亡くしているというアイシア、まどかちゃんの気持ちが判るような気がすると言います。「ような気がする」というレベルで不用意に突っ走ると、またすれ違いを生むことにもなりかねないと思うんですが。実際、今回もあとで一瞬そんな流れになりましたし。やっぱりシリーズ後半にもう一波乱ありそうですよ、これ。
 学校でも猛特訓の日々。そして美春やことりもすっかり背景キャラに。まあいいや、眞子ちゃん派の私は勝ち組です。
 そして見事、初音島サーカスin水越病院、開演。って、ほんとにアイシアがちゃんとできてることの方がすごいですよ。やればできる子なんだ〜。
 サーカスに感動しつつも、ほかの子が母親と一緒にいるのを見て、病院を飛び出すまどかちゃん。って海岸まで出てきちゃったのか! まあ水越家ともどもけっこう海岸近くにあるんでしょうが、あの広い病院をよく誰にもとがめられずに出てこれましたね。
 まどかちゃんの帽子は、パパとママとの思い出。帽子がなくなると、ママが自分を見つけてくれなくなるんですね(違)。風に飛ばされ、岸の船に落ちる帽子。不思議さんが出てきて拾ってくれるかと思いました(サイドエピソードはもう忘れなさいって)。
 船に乗って流されるまどかちゃんを岸から見つける二人。「ロープがあれば」と言うアリスにアイシアの「おねがい」(だから)。と、出てきたのは姫ちゃんのリボン。そして綱渡りですか! ちゃんと伏線が効いてて感心しました。というかすごい画だ。すんでのところでリボンが切れ、手を伸ばすアイシア……そこに純一くんの助け船。ちぃ、おいしいところをもっていきやがりますねこいつは、さすが腐っても主人公(お前純一に恨みでもあるのか)。なんで商店街を捜してたはずなのにここにいるのかは訊かないでおきましょう。
 アリスとアイシアに感謝するまどかちゃん、手を上下に動かすしぐさがかわいいなぁ。ヒロイン群の中でも背の低いこのふたりをして、さらにちっちゃいこを出してきて「お姉ちゃん」と言わしめる、制作陣の心意気に感服申しました。
 はじめてアイシアの魔法が役に立った、という純一ですが、彼が知らないだけで前回もその前もちゃんと役に立ってるようにも思えますけどね。でもここは、彼がその事実を認めた、ということが重要なのでしょう。「それじゃあ次は純一を幸せにしてあげますね」幸せにしてしてー(お前じゃない)。

 さて次回は、アイシアの夏、日本の夏(違)。って、もう秋では? 順番から行くと工藤叶か紫和泉子なんですが、無視して総集編だったりして。総集編ならアイシア語りを希望ですね。EDは「Magical Signal!!」でひとつ。あ、宮崎羽衣PVでもいいですよ(何)。

2005年09月22日 22:52 [◎ D.C.S.S.]