2005年07月15日(金)

「プレイボール」第2話 明日へのプレイボール(関西テレビ)感想

 この作品、父親がファンだった影響で原作既読というのは前回書いたとおりですが、各地の感想を見てみると意外に原作や前作「キャプテン」のアニメを知っておられる方が多い。なんか気になったので調べてみたところ、「キャプテン」の連載は1972年〜1979年、「プレイボール」はその間にはさまって1973年〜1978年。……あれ? うちの父親、1947年生まれだから……あれあれあれー? 当時、今の私より年上やん! もっと昔の作品かと思ってましたよ。参りました。

 ってことで本編。入射光がー! 止め絵がー! なるほど、出崎哲監督もこういう演出なんですね。出崎統監督の類縁だというのは鳴茂さんの感想見るまで気づかなかったんですが。ちばあきおの絵ってかなり地味で、でも細部にわたるまで完璧に統制されていて、だからこそ試合や練習のシーンで凄みが光る、という印象だったんですが、それをこういうふうに動かすというのは感動の一言ですね。
 ストーリーは原作に完全準拠……だと思います。いかんせん読んだの十年以上前だし、いま原作本が手元にないんで確認はできませんけど、それでも個々のシーンは強く印象に残ってます。サッカーから野球に戻るのって、こんなに早かったっけ? という気もするんで、なんかすっ飛ばしてるかもしれませんけど。ホントはサッカーをやらせたかったのかどうかという話も、よく知りません。
 ひとつ気になったのは、冒頭のあらすじとか次回予告のシーンで、谷口くん本人が語ってますよね。この作品って、むしろ彼の周りの人間から「谷口タカオ」という人物像を描こうとしてる感じなんで、そのあたりにちょっと違和感。物語の構成がそうなってるのは、もともと「キャプテン」が群像劇っぽかったからなんでしょうけど。今回でも、野球に未練があって……というのを、谷口くん自身が言葉にすることはまったくなくて、逆にサッカー部の先輩たちがそれを慮る、ってあたりが秀逸なのです。そういえば、ちばあきお作品もまた、基本的に悪人のいない世界なのでした。

 もうひとつ、原作と感じが違うとこといえば、谷口くんの両親ってこんな面白い人たちでしたっけ? 声優さんの力なのか、なんか夫婦漫才を見てるかのよう。意外な萌えのツボ発見(笑)。

投稿者plateau: 2005年07月15日 00:13 [プレイボール]