2005年04月26日(火)

「ハチミツとクローバー」chapter.1(関西テレビ)感想

「コロボックル」(森田忍)

 春期新番アニメ、関西の大トリにして「あの」フジテレビの深夜アニメ。「animation」を逆さまにして「noitamina(ノイタミナ)」というセンスからしてちょっと引いたんですけど(お前が言うな)。
 しかし、良い意味で予想をまったく裏切ってくれました! これは素晴らしい、いきなり超お気に入り。

 原作は、単行本の表紙になってる花本はぐみの絵柄がちょっと好みとズレるかな、と手を出してなかったんですが、アニメは良いアレンジをしていてかわいい。っていうか、まさか彼女、大学生だったとは!
 物語のほうも、てっきり彼女が主役のファンタジーっぽい話なのかと思ってたら、実は大学物語だったのですね。少なくともこの一話では、はぐみの視点はほとんど出てこなくて、彼女と大学構内で出逢うことになる男子学生たちが主役のような感じ。これがまた、実に良い味出してます。とくに森田さん@うえだゆうじのキャラはいいなぁ。竹本くんとか真山巧とか、後輩たちに迷惑を振りまく謎の先輩というポジション。
 しかし、六畳風呂なしで家賃38,000円って、めちゃめちゃ高いと思うんですが。京都だったら半分の額で同じようなとこ住めますよ、いやホント。その意味で、あんたら全然貧乏学生じゃないぞ。まあ、だからこそ、森見登美彦の小説に出てくるような夢も希望もあったもんじゃない大学生とは違って、それなりにみんな楽しそうなんでしょうが(美大生ということも関係してるんでしょうけど)。
 ギャグシーンの演出も面白い。マンガ原作をアニメ作品に仕上げる段階で難しいのが、コマとコマの間をどう埋めるかというところだと思うんですが、この作品では、なるべく意図的にそれを埋めないという手法をとってますね。具体的に説明するのはちょっと難しいのですが、止め画をつなげていって、紙芝居のように見せるというか。個人的にこの手法がいちばん巧いのは大地丙太郎監督だと思うんですが、カサヰケンイチ監督(今回は演出も担当)もけっこう巧いんですかね。そういえば「MAJOR」でもその片鱗が見られたような。
 演出といえば、アバンの自転車の車輪から、アニメとしてはギリギリ許容範囲のOP、そしてEDの観覧車にいたるまで「回転する円輪」のモチーフが統一して用いられていて、とても心地よい。タイトルの「ハチミツとクローバー」といい、含意が今後明かされようとそうでなかろうと、雰囲気だけでも十分に伝わってきます。

 名前の出てない女子学生には、本多陽子、佐藤莉奈、桑谷夏子なんて面々もおりますし。真山の名前に反応する山田さん@高橋美佳子も注目で、今後、彼女たちがはぐみとどういう人間関係を構築していくのか、なかなか予想がつかなくて面白そうです。
 いやー、ほんと今期は良い深夜アニメが多いですね。平日も毎日楽しみなアニメがあるなんて、この上ない幸せ。

投稿者plateau: 2005年04月26日 23:45 [アニメ感想] [アニメ/ハチミツとクローバー]