2005年06月03日(金)

「魔法少女リリカルなのは」第十二話 宿命が閉じるときなの(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD5「本当の自分をはじめるために、今までの自分を、終わらせよう」(フェイト・テスタロッサ)

 ついにここまでやってまいりました。リリカルなのはDVD視聴第12弾。もはやほとんど文句のつけようもない、完璧な出来。

 「母親」から自分を見捨てるような言葉をかけられ、失意のフェイト。でも、次第に輝きを取り戻したその瞳に映るのは、何度もなまえをよんでくれた、白い服の女の子。そして、自ら立ち上がるフェイトなのです。「捨てればいいってわけじゃない。逃げればいいってわけじゃ、もっとない」とか、このへんのセリフ回しがそれこそリリカルで素晴らしい。で、流れ出す挿入歌とともに、なのはたちの闘いのシーンになだれ込んでいくあたり、実に王道な展開。私が小中学生の頃よく見てた、テレ東夕方6時台のノリというか、具体的に言うと「スレイヤーズ!」みたいな。曲調が林原めぐみっぽかったからかもしれませんけど。なんだかんだ言って、こういうのはもえます(あえてひらがな)。
 で、なんといってもなのはですよ! 強大な敵に面して闘いに馳せ参じたフェイトが「でも、ふたりなら」と言ったとこで、「うん! うん!」と実に嬉しそうにうなずき返す。もう観てるこっちも嬉しくなってきますよ。まだ最終回前だというのにこんなシーンを見せてくれるとは思いませんでした。
 そんな「ふたり」だけじゃなく、クロノくんとかユーノくんといったあたりの行動も、しっかり脇を固めていて良いですね。とくにクロノくんのプレシアに対する言葉は胸に響きます。「世界はいつだって、こんなはずじゃないことばっかりだよ」。ああ、それってつまり、本当なら自分がなのはの恋人役になるはずだったのに〜というアニメ時空への恨み節ですか(こんなときにネタを書くな)。あ、あと、クロノくんの杖(S2U)がネイティブじゃないのはちょっと残念〜と言いたいとこですけど、それがレイジングハートやバルディッシュみたいなインテリジェントデバイスとストレージデバイスの違いということでしょうかね。バルディッシュのリカバリもカッコ良かった! これまたサウンドステージ02を聴くと判るとおり、アルフとともにフェイトを支えた「ある人」の想いが込められているんですよね。
 で、最後にプレシアとふたたび相まみえたフェイト・テスタロッサ。「あなたがわたしの母さんだから」と手をさしのべる。うーむ、断られると判っていても、やらねばならないときがある、って感じでしょうか。最後まで、この「親子」の想いはすれ違ったままだったけど、それを描くのもまた物語の宿命なんでしょう。

 さあ、ということで後は最終話を残すのみ(まだサウンドステージ03もあるけど)。もう一部の展開は知っちゃってるんですが、それこそ昔っから大好きなシチュエーションであることは確定してるわけで、はてさて実際にどれほどのものを見せてくれるのか、とってもとっても楽しみです。って、DVDだから今すぐにでも観れるんですが、お楽しみは後に取っておく子なのです、ひとりっ子なんで(笑)。次週、6/10ごろを予定。
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2005年06月03日 00:51 [◎ 魔法少女リリカルなのは]