2004年10月05日(火)
「神無月の巫女」第1話 常世の国(KBS京都)感想
「ハッピーバースデイ」(姫宮千観音)
うわー、もう大好きだー、こういうとんでもないアニメ! 無茶苦茶さ加減というか、いろんな要素ごった煮のすべてが私にはツボでした。もう今期はこの作品を観れただけで満足かもしれない。
とにかくもう、最初から最後まで素晴らしかったです。OPのナレーションから期待は高まり、着替えシーンをパシャパシャやってるとこで、「おお! そういうアニメなのか」と、まんまと誤導されました。先行して放映された関東圏在住の方の感想はなるべく見ないようにしてたんですが、どっかで「前半マリみて」という文だけを目にしてしまって。そのとおり「ごきげんよう」とかやってて、なるほど〜、と。いやー、その後の文を見なくてホント良かった。Bパートになって驚いた驚いた。
ちなみに介錯作品には、別になんら特別の思いも持っておりませんでした。まともに観たのって「くるみ2式」くらいですし。だから良かったのかなぁ。
うーん、いろいろ書きたいような気もするけど、なかなか言葉が出てきません。とりあえず来週まで考えてみます。ところで、姫子と同室の「まこちゃん」という女の子なんですが、EDのキャストでは誰か判らなかった……。かなり好きなキャラなので、今後も活躍してほしいところです。
2004年10月12日(火)
「神無月の巫女」第2話 重なる日月(KBS京都)感想
前半見逃したー!!
しまったなぁ、時間が1時間繰り上がってることすっかり忘れてましたよ。なんで急にニュースWBSと時間帯を入れ替えるかなぁ。
ということで、あえて感想書く前に他サイト様の感想を見て前半を補完。……しかし、けっきょくよくわかりませんでした。世界設定の説明だったみたいですが。CCSFさんによると、にゃーのが出たらしい……何のこっちゃ(笑)。私、たるとは知らんのですよ。
観れたのは病室でまこちゃんが姫子に冷たく当たるとこから。キャストが確認できなかったのも納得、どうもミヤコ役の大谷育江さんの二役だそうで……もう出ないのかな〜。
胸の大きさをしきりに気にするギロチがちょっと楽しいですね。ヒロインたちに手を出そうとする悪役はよく見ますけど、ちっちゃい乳が好きという設定は珍しい(笑)。しかし何であれ、手を出しちゃあいけません。これは悪い貧乳萌えです。
姫子たちのピンチに颯爽と登場する大神くんですが、千歌音にはあからさまに嫌そうな顔をされ、このまま空回りキャラ定着でしょうか。っていうか前回のラストは完全にネタでしょ? あえて視聴者にわかりやすいツッコミどころを見せておいて、本当にやりたいことから目をそらしておく、くらいの手練は製作側も持ち合わせていると思うんですけどねぇ。
まあ、ちょっと見逃したくらいで視聴意欲の減退する私ではありません。過去の実例からすれば、逆に見逃した回のある作品は殿堂入り認定する傾向にありますし(ダカーポとか美鳥の日々とか)。あ、みさきクロニクル……? まあ、それはそれとして(自分で言い出しておいて)、いまのところ楽しんで観てるので、今後も期待です(出た! 必殺のセリフ)。とりあえずOP&にゃーのを観ないことには。
2004年10月19日(火)
「神無月の巫女」第3話 秘恋貝(KBS京都)感想
「いいな〜、生きた週刊少年なんとか、ってとこか」(ユキヒト)
大ばかもの(笑)。
うわははー、やっぱ面白いですよコレ。全登場人物が熱に浮かされてるんじゃないかと思いますが、よきかなよきかな。微熱萌え(自分こそ熱病なんでは)。
いやー、いろいろギスギスしてきましたよ。まずは出ました、ドリル女……もとい、メイドの如月乙羽@西村ちなみ。あからさまに姫子を敵視してます。単なるご主人様への忠誠以上の感情があるんでしょうか。姫子用のパジャマを持ってきたのに千歌音の服を着られてしまい、ドアの前で「ちっ、遅かったか」と呟くところ最高です。翌朝は嫌いな食べ物をチェックしてるし。こういう時にはまんじゅうこわい作戦ですよ! アレがこわい、コレがこわい……で最後に千歌音ちゃんがいちばんこわい……よっしゃ完璧!(どじっこメイドさんにしか通用しないと思いますが)
学園内でも針のむしろの姫子さんです。憧れの薔薇様宮様とスールの契りを交わした……同棲した彼女への嫉妬のまなざし……えーと、もうこのネタやめよう。しかし、異性視点からは別に姫子が千歌音に釣り合わないようには見えないんですが。そこはそれ、同性同士の目というのは違うものなんでしょうかね。苗字が来栖川ってことで彼女までお嬢様っぽく感じてしまうのもあったり(おい)。
そしてお待ちかね、ネココ@野中藍ご推参。前回まともに視聴できなかったんでぷらとー的には初お目見えです。わはー、想像以上だ、にゃーの。なんだよ、にゃーのって(笑)。仲間にまでツッコまれてますが。しかしこのオロチ衆もすごい面々ですね……なんか修羅場ってる人も約一名いますし。
そしてラストはまたまた大神くんに助けられて終わり。こんなに活躍してるのになー、大神くん。やっぱり千歌音は片手だけつないでちゃダメってことですか……ごめんなさい、ちょっと調子に乗りすぎました。あ、貝合わせのエピソードはちょっと綺麗だと思いました。ただまあ、この流れでやられると、バカ貝の中で真珠を見つけたような場違いさを感じてしまいますが(バカ貝ってのは単に言葉の響きから選んだだけです。バカ貝にしてみればいい迷惑だ)。そんなとこも好きですけど。
あとはエンディング、これ毎回イントロを本編にかぶせるんですかね。こういう趣向はけっこう好き。やっとOPが見れましたが、個人的にはKOTOKOさんの曲はOPよりEDが合ってる感じかなーと思います。
2004年10月26日(火)
「神無月の巫女」第4話 思い賜うや(KBS京都)感想
「お嬢様より八センチ小さいようです」(如月乙羽)
いいじゃないか、むしろ!
おお! 意外にまともじゃないですか(褒めてんだか貶してんだか)。ロボットが出てくると相変わらず笑ってしまうんですが、まあ良いアクセントになってると思いますよ。
とりあえず乙羽さんの姫子いびりが楽しくなってきました。クラスメイトの攻撃はな〜んかヤな感じなんですけど、こっちはそれほどでもないのはなんででしょうね。まあ千歌音がいる手前か、たいしたことしてないんですけど。胸のサイズをわざわざ「洗濯板」とメモするとこに笑いました。後半、千歌音に紅茶を出したときには、毒殺でもするのかと思った(ミステリーの読み過ぎです)。ご主人様を殺してどうする。あるいは塩と砂糖を入れ間違えたかと(だからそれは今世紀にやっちゃいけないネタだって)。
しかし、本筋はけっこうマジメです。髪を触れられたときの姫子のフラッシュバック。うーん、トラウマという言葉を安易に使うのは好きじゃないんですけど、これはそう言わざるを得ないようですね。そんな家庭の事情があったとは。そうか、だから今まで寮生活をしてて、寮が壊れた今は姫宮家にお世話になってるんですね。大神くんが髪飾りを贈ったのは故意でしょうか? 姫子の事情を知らないはずがないんで、ちゃんと考えあってのはずだと思いますけど(そうじゃなかったら単なる無神経だ)。そうして、つき合って日の浅い千歌音には拒否しても、大神くんには拒むことのなかった姫子。よかったですね大神くん、ようやく幼なじみキャラの名誉挽回ですよ。
と思ったらオロチが覚醒して、なんか因縁のありそうなキャラが登場……ということろで引きー。なるほどー、このために前回まで同種の展開をくり返したんですね。普通に見せ方が巧いです。これはなかなか楽しみになってまいりました。
2004年11月02日(火)
「神無月の巫女」第5話 (KBS京都)感想
「あいつには、人殺しの兄貴は必要ないんです」(大神ツバサ)
……面白いことは確かなんですが。なんか毎回、頭を抱えてしまいたくなるのはなんでかな〜。
先週明らかになった来栖川家に引き続き、大神家もこんなんでしたか。実はこの作品、フルバ並みにどのキャラも問題を抱えた家庭に生まれてたりするんでしょうか。実はギロチとかネココとかも……とか、そういう展開になっても驚きません、もう。それにしても敵キャラなのにこいつら面白すぎです。
姫子をめぐる三角、四角、五角……関係は着々と組み上げられていっていますが、その盛り上げ方がどうにも間違ってる感じ。なおかつ困ったことに、これがやたら楽しい。なんていうか、バスに乗ったら系統を間違えてて、でも途中の女子校前で乗ってきた女子中学生がみんなかわいくて、と思ったらチカンと間違われて警察に連行された、みたいな(ダメやん)。
しかし大神くんは世界を守ると言いながら、最後にはその言葉は「姫子を守る」になってたりと、なんかセカイ系の主人公っぽい感じになってきました。ロボットに乗りながら愛の告白とか、決めポーズとか、うーんこのへんが頭の痛い原因。ただし、この物語ではあくまで彼は脇役っぽい。でもライバルのはずの千歌音ちゃんは今のところ、なにもやっていない。本心ではこうなることを望んでたって、えぇ〜!? 大神くんとの口論もあまり説得力がありません。今回のラストで巻き返しがあるのではと予想しましたが、けっきょくなにも出来ないのですか。でも予告を見ると来週は姫子との親密度アップの予感。ラッキーカラーはイエローです(違うぞ)。よーわからん。
ダメですね。深夜に感想を書くとまとまらないと判っていながら、翌日に持ち越したくないと思ってついつい書いてしまいます。そしてドツボにはまる(笑)。今回の感想はいつもにも増して散漫でした。お詫びします。
……ん、そうか、なんか今回物足りないと思ったら、乙羽さん攻撃がなかったからですね。まあ絶妙のタイミングで来客を告げたときはワザとかと思ったのですが。
2004年11月10日(水)
「神無月の巫女」第6話 日溜まりの君(KBS京都)感想
「姫子に、元気になってほしいから……。笑顔でいてほしいから。だからよ」(姫宮千歌音)
おやおや。なんかすっかりツッコミどころも少なく推移していますね。やっぱり、ちゃんとマジメに話を動かす気があったんですね(っておい)。
お弁当をいっしょに作って、卵焼きは甘くてもいいか聞いたりして、新婚かお前ら! 卵焼きはホント、家庭によって味つけが変わるものですからね。ちなみに私もさとうたっぷりの甘口が好みです。お厚いのがお好きです(誰も作ってくれる人なんていないくせに! という声は無視です)。そしてお楽しみの乙羽さん攻撃は……「椎茸づくし」ってメモるだけかい!
しかし姫子、作りすぎちゃったからって大神くんにもお弁当を……なんて……おーい、どうして千歌音の気持ちに気づかんのだ! この後の、自分の気持ちを押し殺している千歌音を見るのはなかなか切ない気分です。あ、しかし髪結いをこっそり取り替えてますね千歌音。これで大神くんに気づかせて、修羅場を作る気なのか。
まあ、戦闘パートが次回に持ち越しということで、今回は盛り上がりが中途半端でいまいちという気もするんですが、あまりはっちゃけ展開を期待しすぎるのもアレかな。でも次回はにゃーの&アイドル&マンガ家三人組出動ということで、面白くない訳がないと思うんですが。
2004年11月16日(火)
「神無月の巫女」第7話 恋獄に降る雨(KBS京都)感想
「こんなの姫子じゃない! あたしの姫子じゃない」(姫宮千歌音)
よし、やっと録りだめ分を全部観終わった! しかしまた、頭痛を誘う話だ……。
ミヤコの精神攻撃を打ち破った千歌音ですが、ソウマと姫子のキスシーンを目撃してしまいます。そして家に帰り、なに食わぬ顔で姫子から事情を聞き出す。あいかわらず怖ぇ〜、この人。しかし、「ファーストキスだったのに」と、自分とのが数に入ってないというのは哀しいでしょうね。姫子の記憶にはないだろうとはいえ。
あー、なんかまた寒気がしてきました……。ロボットの掌の上で星を眺めるふたりとか、ツッコみどころはいっぱいあるんですが、今日はこのへんで。もう寝よう……。
2004年11月23日(火)
「神無月の巫女」第8話 銀月の嵐(KBS京都)感想
「ごきげんよう」(姫宮千歌音)
メイド長如月乙羽さん、突然の退場。初登場での印象では、姫子への執拗な嫌がらせ攻撃を仕掛けて楽しませてくれるかと思ったのですが、その後は千歌音を想ってのナイスフォロー行動が目立ち、あれ? なんか良い人かも? と認識を新たにした矢先の出来事でした。千歌音お嬢様との思い出話もいい感じ。さらに大神ソウマの視点から見た千歌音の存在も語られ、おやおや、思った以上にまっとうに物語を進めているじゃないですか、と思っていたら……。な……な……なんじゃこりゃーー!!
いやー、第1話以来、久々に吃驚しました。ほんと、予想もつかない展開にかけては今期アニメの中でNo.1です。
来栖川姫子という存在をめぐる、千歌音とソウマの対立の構図。とはいえ、これまではソウマのオロチとしての圧倒的な力、さらに姫子と幼なじみであるという強みもあり、パワーバランス的にはずいぶん不均衡なものでした。だからこそソウマは、千歌音のことを思う姫子の様子を見ても、プレゼント選びにつき合ってやるという余裕を持てていたのだと思いますが……。こういう形で形勢が逆転するとは。んーまあ、たしかにソウマの力が姫子によって生み出されているという描写もくり返されていましたし。表面的に見ると唐突なんだけれど、実は限りなく計算されているのかも、この作品のシリーズ構成。
さあ、よりによってヒロインの一方が「世界の平和よりも愛しい人のほうが大事!」という、言語道断の決断を下してしまったこのアニメ、どう決着するのか、ほんと見ものです。
2004年11月30日(火)
「神無月の巫女」第9話 黄泉比良坂へ(KBS京都)感想
「がんばれ姫子。負けないで……。がんばれ」(マコちゃん)
大神ソウマの背中の鱗がどうにも苦手です。生理的に、ああいう詰まった模様って受けつけないのですよね。小説とかでも「びっしり」なんて形容詞があるだけで鳥肌が立ってしまったり。なんか子どものころに嫌な体験でもあったんかな〜?
ともかく、今回はまさかのマコちゃん再登場! これに尽きるでしょう。ああ〜いいなぁやっぱり。千歌音がオロチとなった今、純粋に姫子を後押ししてくれる彼女の存在がとても貴重です。ここはどうしても、ソウマではダメなのですね。
そして千歌音ちゃんはなにをやっているのかと。これはオロチに寝返ったとはいいませんね。まあ、貧乳萌え男に同人作家(勘違い。商業作家でしたね)ににゃーのでは、気が合いそうにもありませんが。石に変えるという演出がまた微妙に古いな……。しかし、その固着したポーズが明らかに狙ってるとしか思えません。この滑り具合が個人的には好きですが。
2004年12月07日(火)
「神無月の巫女」第10話 愛と死の招待状(KBS京都)感想
「今日から俺は、君の剣だ。君の盾だ。君の拳だ」(大神ソウマ)
思わず頭に「大懸想!!」とかつけてしまいたくなるサブタイトル……なんて言ってる場合じゃありません。これは掛け値なしに面白い!
来栖川姫子@下屋則子の一人称で語られる、ゆったりとした世界は、第1話の冒頭を思わせます。帰ってきた千歌音との、まどろむような甘い生活。しかし、当然この流れが続かないことは視聴者も判っています。それがいつ来るか、いつ来るか……と思って待つわけですが、この緩急のつけ方が素晴らしい。今までみたいにロボで攻めるのかと思いきや、サブタイトルそのままに招待状をつきつけるという。パジャマのボタンを外して胸に挟むという、相変わらずのことをしてくれやがりますが(失礼)、ここは流れ的にそうでなくてはなりません。静かで、それでいて深い絶望。思った以上に、めちゃくちゃ正統派じゃないですかこのアニメ!
そして最終決戦ですね。どうも今回の流れ的には大神ソウマから危険な匂いが感じ取れますが、どうなることでしょう。それでいて、このセリフの外し方に思わず笑いが込み上げてきたり。いかんいかん、もっとマジメに観なくちゃですね。
2004年12月14日(火)
「神無月の巫女」第11話 剣の舞踏会(KBS京都)感想
「いいわ、教えてあげる……。貴女の体にね」(姫宮千歌音)
いやー、Aパートは観ててひたすら辛かった。しかし、それを乗り越えた先のBパートこそがこの作品の本領発揮。
文字通りの「剣の舞踏会」にただただ圧巻。来栖川姫子@下屋則子の魅力を逐一麗しき言霊に変換する姫宮千歌音@川澄綾子。たしかにここのところ、姫子の表情といい声といいやたらに萌え萌えだったのですが、ここまで言ってくれますか。このときの千歌音の陶酔した表情もまたすごい。
前々から思ってたことがあって、この作品って典型的な「きみとぼく」フォーマットに則ってるなーと。いや、女の子同士ですから「きみとぼく」はおかしいんですけど。「あなたとわたし」だと、大きな栗の子……じゃなくて栗の木の下になっちゃいますので。背景としてはオロチによる世界の危機というのがあるはずなのに、それがほとんど前面に出てこない。ひたすら千歌音と姫子の関係だけに注力しています。もちろん、今回でもオロチ衆がSOUND ONLYであーだこーだしゃべってたりしますし、単に一クールしかないので描写不足だったのかもしれませんけど、それを中心に据えようという気がないのは1話の構成を見ても明らかなように思います。
平然と姫子の髪を切り落とした千歌音が、あの貝合わせの貝殻が宙に舞ったときにはじめて動揺を見せるというのも、実に絶妙。「きみとぼく」世界を描いた先行作品の例を見る限り、その想いの成就は常に歪んだ形でしか達せられないわけですが、果たして。次週最終回、なんだかあっという間だった感じ。ずっと「千歌音ちゃん、私どうしたらいいのかな……」だった次回予告の姫子のセリフも変わって、期待は充分です。
2004年12月22日(水)
「神無月の巫女」第12話 神無月の巫女(KBS京都)感想
「お日様は、お月様があるから輝くんだよ」(来栖川姫子)
うーん、やってしまったなぁという感じ。
はじめに、私はこの終わり方を「悪い結末」(出来が悪いという意味ではなく、シミュレーションゲームでいうところのバッドエンド)だと思っているので、そこのところご留意願います。もし製作側がこれをハッピーエンドとして描こうとしたのだったら、完全な私の誤読なのですが、それもまた私個人の評価に変わりはないので。以上、ネタばれ警報も兼ねた能書き。
さて。何故私がこれを「悪い結末」と思ったか。それは畢竟、主人公(のひとり)である来栖川姫子の境遇が物語の最初と最後で変わっていないことによります。闘いが終わって、この世界から消滅した姫宮千歌音という存在。そこで姫子を待っていたのは、マコちゃんこと真琴@大谷育江に起こされる日常。このシーンが第1話の冒頭のバンクかどうかは(1話のビデオを残してないので)確認しようもありませんが、見る限りほとんど同一のものとして描かれています。彼女の胸に残るのは、誰か判らないけど大切な人への憧憬。けっきょく、彼女は巫女の運命から逃れられない。再会のラストシーンに垣間見えるのは、はたして希望か絶望か。
誤読かもしれないと言いましたけど、意図がどうであれ、この作品が徹底的に千歌音と姫子の間だけで閉じた話であることはほぼ間違いありません。千歌音の行為が世界を守るためだとは言いながら、実際の最終決戦の戦闘シーンはろくに描かれないし、ある意味オロチとしての運命を乗り越えた大神ソウマの扱いがあの程度だというのもその証拠でしょう。
くり返して言っておきますが、けっしてこういう方向性が悪いというわけではありません。世界が閉じていても私が評価する作品はいくらでもあります(たとえばCCさくらとか西尾維新「きみとぼくの壊れた世界」とか)。ただ、この作品にかぎっては、最終回に来てインパクトが少し弱かったかなというのが残念なところです。
まあ、致命的なのはたぶん2話の前半を見逃してしまったせいで、根本的な世界観の把握にすこし時間がかかったという点でしょう。途中、どういうスタンスで作品に接すればいいのかが判らなくなりましたからね。あとは私が実は百合ものが苦手なだけとか。そうそう、この最終回でKOTOKOのEDがかからなかったのも大きなマイナスポイントですね。今期のED曲の中ではけっこうお気に入りだっただけに。
えむいち。