2005年06月26日(日)

「雪の女王」第6話 えんどう豆と少女(NHK総合)感想

「母さん……えんどう豆が……はじけそう……」(リーネ)

 腹話術少女にダンスまで。流行を押さえてますな〜。

 ……なんてネタしか書けない自分が恥ずかしい(なら書くな)。もう素晴らしいの一言。こういうアニメこそ、子供の頃に観たかったな〜という感じ。世のお父さんお母さん方はすべからくお子さんにこのアニメを見せるべきです。そして萌え心を芽生えさせるのです(その一言が余計)。
 ゲルダがひかれそうになった(というか、ひかれた?)馬車に乗っていたアーニャ@勝生真沙子。「人様は馬車ができるずっと前から歩いていた」まったくその通りというか、世のドライバはすべからく(以下略)。で、けっきょくゲルダに世話を焼いてしまう。娘に対しても他人に対しても、このキャラ造形がぶれることはなくて、まったく見事というほかありません。
 そのアーニャは一年前の春、ちょうどゲルダと同じ年の娘を病気で亡くしていた。さらに、その妹のリーネ@中尾あずさも同じ病にかかっており……ああもう、このへんから既に泣きそうなのです。リーネ、健気でめちゃくちゃかわいいし。そういえば今回、作画が絶好調で、ゲルダまでいつも以上に丸くてかわいくなってました。
 二階の窓から見えるえんどう豆畑、その丘に立つカカシ。この世界、童話であっても、カカシがしゃべることはないんですね(それは伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」)。スープの中に入っていたえんどう豆を、窓の下の鉢植えで育てるリーネ。直接の回想はありませんが、一話でのゲルダとカイが植えた薔薇を思い起こさずにはいられません。このあたり、ゲルダの心情を入れず、リーネの言葉だけを際立たせる演出はいつもながら極上。
 そんなリーネの「秘密」を、実は母親は知っていた。スープの中のえんどう豆が芽を出すはずがない、という言葉を聞いてショックを受けるリーネ。かけずり回るゲルダ。このへん、ひたすら悲劇的なコードが流れていて辛かった。
 でも、「奇跡」は起きた。それは、氷の世界でカイが作った笛の音のおかげだったのか。やはり想いは、遠く離れてても(略)。本当の意味での奇跡だったのか、ゲルダが落としたえんどう豆の種が芽を出したのか、曖昧なままになってるのがちょっと好きですね。本当に、ハッピーエンドになって嬉しかったです。

 ラストのゲルダ@川澄綾子の一人称語りも良かったです。ラギの語りなんかよりこっちのほうをプッシュでお願いします。

投稿者plateau: 2005年06月26日 21:26 [雪の女王]