2005年06月09日(木)

「ふたつのスピカ」第19話 いま君にできること(NHK教育)感想

「距離は遠く離れていても、このはっぱ星を見るたび思い出していた。アスミちゃん、いつもわたしといっしょだった」(柴田かさね)

 なにー!? ラストの急展開に驚愕。「想いは遠く離れていても届くんだよ」とか「友達に、なりたいんだ」とか、用意していたネタが全部吹っ飛んでしまいましたよ(そんなネタはいらん)。

 前半の主役はかさねちゃん@半場友恵。12話で消化不良だった事後のお話が、かさねちゃん視点で語られる。逢えなくても、友達だと言える。自分勝手であろうとも、一瞬だけ交錯したアスミとの思い出が、彼女の中で心の支えになっていたんですね。これは、互いに友人として意思の疎通を図るというよりも、むしろ自分自身の心にどう整理をつけるかという問題のよう。かさねちゃんは「アスミに逢えなくてもいい」と言ってるように、この案件は彼女の中で完全に閉じてしまっている。それがやっぱり、過去時制に依拠しているかさねちゃんという存在の限界なんでしょうけど。これからまた、アスミと再会して新たなエピソードを紡いでいく、という感じではないですからね。
 そして、そんなかさねちゃんに対し、はじめて自分の秘密を打ち明ける万里香ちゃん。ううむ……万里香ちゃんが彼女にアスミの影を見てるのは明らかだけど、やっぱ最初に自発的に心を開くのはアスミに対してであってほしかったような。それが出来ないことに意味があるんでしょうけど。って、それ以上に、「なまえをよんで」シチュエーションはどうした! 前回の引きから、今回、ちゃんとアスミを名前で呼ぶシーンが絶対あると思ったのにー。次回、期待していいんでしょうか? でしょか?
 いっぽう、ゴール地点にたどり着いたアスミ。と、実はみんな既にゴールしていたと。どうやらアスミだけコンパスがなかった様子ですが、それ、どっかで伏線張られてましたっけ? 見逃してたかなー。っていうか、最初府中野くんだけ発信器をもらえなかった描写があったように思うんですけど、それも私の勘違い? しかし秋や府中野くんはともかく、圭ちゃんはよく無事にゴールできたね。テントもろくに張れなさそうなのに(ひどい言いようだ)。いきなり男子陣と合流でもした? テントを張るのは男の仕事(お前なー……)。
 しかし、途中見つけた、血糊のついたカプセルが気にかかっていたアスミ。で、万里香ちゃんだけまだゴールしてないと聞いていきり立つ。「みなさん、犯人が判りました! あなたです!!」って、探偵くんくんじゃないっつーの(ようやく書けるよ、このネタ)。えぇー、そして走り出しちゃうのー? 「いまできること」が、こうミスディレクッションされるとは思いませんでしたよ。しかし、他のみんなの言うことのほうがもっともだし、これでは直情径行にしか思えません。アスミのこのまっすぐな想いが、これまで物語を突き動かしてきたわけで、それが最後に来て裏目に出るのだとしたらちょっと哀しいなぁ。もちろん、まだ次回を観ないと判らないけど。物語に基本的にハッピーマテリアルエンドを望むのは、単なる私の嗜好に過ぎないですが。

 次回、最終回予告……。なんだこりゃ!? さっぱり内容が判らん。「プラネテス」の映像を間違って流したのかと思ってしまいましたよ。まさかNHKともあろうものが、そんな放送事故を起こすはずがないよねー。どっかの地方U局じゃあるまいし(おい!)。

投稿者plateau: 2005年06月09日 01:26 [ふたつのスピカ]