2005年06月06日(月)

倉知淳原作「名探偵猫丸先輩の事件簿」1(秋田書店サスペリアミステリーコミックスα)感想

倉知淳_猫丸先輩の事件簿

 「萌えとマンガとミステリィ」。といいつつ、ひとつの作品では、そのうちのひとつ、せいぜいふたつのお題を満たしてることがほとんどであって。つまり、鳴茂さんの言に従えば、正確には「萌えかマンガかミステリィ」と言わなくちゃいけないのですが。しかし、ついにこの3つをすべて揃えた作品が現れました! この作品こそ、紛れもなく「萌えとマンガとミステリィ」でございますよ奥さん!(誰が奥さんか)

 倉知淳といえば。知る人ぞ知る、つまり知らない人は(略)、現代新本格のミステリィ作家であり、その代表作が、神出鬼没の「猫丸先輩」を主人公とした短編シリーズ。「えむいち。」でも以前「幻獣遁走曲」の感想を書いてます。基本的に、ごく些細な「日常の謎」を、猫丸先輩が鮮やかに「推測」するという筋立て(それが真相かどうかの確証が得られないことも多い)。ちなみにその過程で、たいがいまわりの後輩とかに迷惑を振りまいたりもするのですが。ま、ハチクロの森田さんみたいな感じといえば判りやすいでしょうか。
 で、このマンガは、その短編をもとに、総勢十名の少女漫画家がそれぞれにマンガ化したアンソロジーみたいなものです。あまり名前を知らないのですが、河内実加さん(以前我孫子武丸の「人形シリーズ」をマンガ化されてました)とかも入ってます。もちろん作画もそれぞれ異なるんですが、どれも猫丸先輩がめ〜っちゃかわいいんですよ。萌えるんですよ。講談社から出てる原作小説では唐沢なをき氏のイラストがついてて、これもけっこうかわいいんですけど、唐沢なをきの画を「萌える」というのにはひとかたならぬ躊躇いをおぼえてしまいますので。
 でまあ、原作も面白いし、マンガは萌えるしで文句もつけようもないんですが、ひとつだけ問題があるとすれば。この猫丸先輩が、30過ぎの無職男性ということだけでしょうか。まあ、気にしない気にしない。「この作品に登場するキャラはすべていうまでもなく18歳以上です!」みたいなもんです(全然違うぞ)。

 ちなみに第二集が今月発売予定[amazon]。っていうか、今月の新刊リストでそれを見て、このシリーズの存在を知ったのですが。
[bk1] [amazon]

投稿者plateau: 2005年06月06日 22:17 [マンガ]