2005年05月04日(水)

わかつきめぐみ「So What?」4(白泉社文庫)感想

「先生は人生の意義について考えたことありますか」(水元桃太郎)

 ああ、前巻から二ヶ月近く放置してしまってました……。どうもすみません。いやでも、一気に読んでみたり、間を空けたり、自分のペースで読むことが出来るのがアニメと違ったマンガの利点だと思うのですよ(と言い訳)。

 ということで最終巻ですわー。いやぁもう、素晴らしい! こういう話って、最後のたたみ方がものすごく難しくて、まさにそれを心配してた面もあるんですけど、私にとって理想的な終わり方でした。鳴茂さん、ご心配おかけしましたー。
 今巻に出てくるキャラのひとりが、「歪みは歪み」というセリフを口にするのですが、それがこの状況を的確に表しているわけで。ライムとともに、阿梨という少女のもとに訪れた非日常。いつしかそれが日常になってしまい、それを受け入れてしまってるみんななのですが、それはやっぱりいつまでも続くわけじゃなくって。最後は本来あるべきところへ戻らなくちゃいけない、あるいは、(未来がある人間は)先へ進まなきゃいけない。その決着のつけ方は人それぞれだけど、それがみんな物語の根幹につながっていて巧いなぁと思います。まさに「枯れない桜を枯らさなくちゃいけない」ってやつですね(すいませんねぇ、どうしてもダ・カーポにたとえてしまうのですよ。私にとってはあれも決着のつけ方が至高の一品でしたので)。
 最終回には、エピローグ(後日譚)があるべき、というのが私の願いで、それも見事に叶えられました。それぞれの「その後」を見るのって、なんか安心します。梅1,2,3号の変貌にはちょっと笑いました。そういえば、Phase25では、ホントに「ポンッ」っていってSDキャラになってて。わーい、まさにΦなる(違)。桃太郎くんは何気に好きなんですけど影が薄くて、まあそれがいいんですけどね。そして、暮里阿梨のキャラクタはほんとに魅力的でした。最後は、なるほど〜、あれが伏線になるのかと感動いたしました。

 というわけで、泣いたり笑ったり、実に楽しませてもらいました。わかつき作品はこれからも追い続けるとして、やっぱり少女マンガはいいですね。今は過去作も多く文庫で読めるいい時代ですし、またちょっとづつ読んでいきたいと思います。
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投稿者plateau: 2005年05月04日 22:19 [マンガ]