2005年05月08日(日)

「ふたりはプリキュアMaxHeart」第14(63)話 藤P先輩ガンバ! なぎさ気合いの応援旗(ABC朝日放送)感想

「心が美しくても画が下手メポ」(メップル)

 今回は分量的にも日常パートと戦闘パートが良いバランスになってて、単純な話ながらも綺麗にまとまってたと思います。……っていうか、最近とみに思うことは、ひょっとして私、リアルタイム視聴できたときにはどんな話でもたいてい楽しめてるんじゃないか? ということ。逆に、寝過ごして録画見したときにはテンションが上がらずにいまいちに思えてしまったり(今日がどっちかは言うまでもない)。早い話が、毎回早起きせいっちゅーことですな。や、キッズアニメとしてきわめて健全な結論。

 久々登場の藤P。こいつ、本名は「藤村」って言うんでしたね、ほのかがそう呼んだときに一瞬違和感を憶えてしまいましたよ。ひかりちゃんは初対面だと思うけど紹介無しかよ。
 藤P先輩の出場するサッカーの試合のために、応援旗を作ろうと奮闘するなぎさ。それを見て感激する「すっばらしい〜」ハーティエル、君の名はピュアンね……。もはやつづりが想像不能(この作品海外に持ってくときにどうするんだろう)。「早くチェアレクトに入った方がいいです〜」とすすめるシークン。これに、語尾がかぶってるピュアンに自分の人気を奪われたくないという言外の思いを読み取ってしまったのは、私の心が純粋ではないせいか。そういえば、こういうとき「パソコンでらくらくデザイン」とかいう流れになってもおかしくないのに、この作品はそういうのを厳密に避けているのですね(携帯電話すら出てこないし)。そういう良い意味での保守性は好きですよ。
 そして試合当日を迎える。しかし、旗の出来に自信がなくて掲げることが出来ないなぎさ。相変わらず、藤P絡みになるととたんにこういうふうになるなぎさはかわいいですな。むしろ萌えですな。萌えは純粋な感情の発露だとわたくし思ってますのよ(誰だお前)。
 大事なのは気持ち、と励ますほのか。なぎさはふたりだけに旗を見せる。視聴者にはこの段階では全部見せない、というのは、これまた珍しい演出(逆ドラマティックアイロニーとでも言うか)。しかし実物を見てひかり、「大丈夫、字が多少歪んでても、ちゃんと読めますから」とクリティカルな発言。それを受けての、ほのかの再びの「大事なのは気持ち」発言はもはや純粋な心では受け止められません。そーいえば、なぎさには「すっばらしい〜」と反応するピュアンがほのかには何も言わないのは(以下略)。ということで旗をしまってしまうなぎさ。「わたし、何かいけないこと」と不安がるひかりちゃん〜、かわいいなぁもう!
 試合開始。ふとボールの行方を追うと、フェンスのポール上にサーキュラスが立っている。なんか笑えるシーンです。まあ怪人と煙は高いところがお好き、ということわざもあるくらいですからね(あれ、知りません?)。
 藤P先輩を巻き込まないよう、サッカー場から去るなぎさたち。と、公園のオブジェに降り立ったサーキュラス、そのままオブジェをザケンナー化。それを見てなぎさはほのかに変身を促す……っておいおい、なんでひかりもいっしょに変身しないの? なぎさはほのかにしか目がいってないのね、なんてネタを書いてる場合じゃありません。ここまでくると解析が必要です。今までみたいに別々の場所にいたならともかく、目の前にいても三人同時で変身しないとなれば相応の演出意図があることは明白です。
 つまり、これは変身に対するプリキュアとシャイニールミナスの意義の違いが関係していると思うのです。
 プリキュアは、自らが住むこの虹の園を守るために闘う。そりゃ前回、その闘いの理由が「世界のためではない」と定義されたものの、守るべきものとして想定されているのは自分自身を含めた仲間であり、家族であり、友人である。そのために「ふたりいっしょでなければ変身できない」という強い縛りがかけられているわけですが、だからこそ、その変身の契機はなぎさとほのか、ふたりの間だけで完結しなれればならない。
 対してルミナスは、自らも言ってるとおり「光の心と光の意志、すべてをひとつにするために!」闘っている(そういえば、サーキュラスとかこの言葉聞いてるんなら、ハーティエルの正体に気づきそうな気もするけど、まあ今は措くとして)。言ってみれば完全に自分(というかクイーン)のためです。これはある意味、無印でクイーンが果たせなかった(と私は見ている)ノブレスオブリージュの実現。故に、なぎさやほのかに言われて変身するのではなくて、自らの意志で変身しなければならないのです。より正確に言うと、変身を促すのはひかり自身ではなくてポルンですが、彼は光の王子として、無印最終回でクイーン直々に禅譲を受けた身ですから矛盾はないでしょう。そういえばなぎさやほのかもメポミポに「変身するメポ(ミポ)」と言われることもありますが、どの回でそう言われ、どの回で自ら変身したかの分析までは完全に私の手に余る仕事ですな。ひかりもそのうち、自分でポルンに変身しようと言うんでしょうかね(あるいは、もう言ってたりして)。
 ルミナスを攻めようとするサーキュラスの間に、「だめだめだめー」と割って入ったのは志穂……じゃなくってピュアン。シークンともどもサーキュラスに捕まります。あうー、ちっちゃいものをいぢめるやつは素で許せん。ということでルミナス・ハーティエル・アンクション発動。
 しかしサーキュラスも気力でアンクションをはねのける。おいおい、これだと今回の流れから言って、闇の方が気合い入ってたということになるけど、いいのか? なにはともあれプリキュアマーブルスクリューMAXで撃退……ってザケンナーのほう攻撃してるぞ!
 で試合に戻った三人。両チーム無得点のまま終盤戦。藤Pがつかんだチャンスに、なぎさもついに旗を振り回して応援。……って、逆に気をとられてミスるかと思った。まあ思いが通じたのか、無事ゴールを決められてめでたしめでたし。
 ところで、試合前、なにげに藤Pだけじゃなくて木俣もレギュラーだったように描かれてたけど、全然本編には絡んできませんでしたな。っていうか無印ではほのかに気があるそぶりだっただけに(ビジュアルファンブック2でもそう書かれていた)、なぎさは藤P限定の応援旗を作ってきたのに俺にはなんも無しかよ! と心のうちではやさぐれてたに違いない。やっぱ気合いを入れて出番を勝ち取っていかなきゃダメってことかー。

 しかし、次回予告、なんかめちゃめちゃ面白そう。最近EDのキャストが全部出ないことが多いから、後輩(ひかりの同級生)の娘たちのCVがちゃんと出てきてほしいなぁ。

投稿者plateau: 2005年05月08日 11:41 [2005年4-6月アニメ感想] [ふたりはプリキュアMaxHeart]