「必ず行けるよね、みんなで」(鴨川アスミ)
あれー、アバンの星座にライオンさんがいるのにはじめて気づいた。ライオンさん、もう星になっちゃったのかー(笑)。
ということで、アスミと一緒に宇宙学校にご登校のライオンさん。府中野くんを見ていわく、「おっ、府中野クソぼうず」。そういや、彼がアスミをいぢめてたころから知ってるんですな。秋くんの第一印象は「なんだあいつは、眉毛がないぞ」。で、予想どおり万里香ちゃんに反応。ところで圭ちゃんは無視?
その圭ちゃん、アスミのために佐野先生に突撃。言葉は足らないし無計画だけど、この行動は彼女なりに勇気を振り絞ったものだったと思いますよ。友達が大事と言いつつ、それは単に他者依存症ぎみの馴れ合いに近かった今までの圭ちゃん。でも、アスミのためを思って自ら行動を起こせるようになった、小さいながらも立派な成長です。
しかしそれに対し、「人の心配をするより、人を蹴落とすことを考えたらどうだ」と、まさに以前の万里香ちゃんと同じ言葉を返す佐野先生。作劇上、こうやって似た言葉が何度も出てくるときは要注意で、実際には以前とは違う意味が込められていることが多いです。今回もまさにそれで、同級生のひとりが自戒を込めつつ言った言葉と、教師という立場の人間が半ば八つ当たり気味に大勢の生徒の前で吐いてしまった言葉とには天地の差があります。
同じくその言葉を傍で聞いていたアスミもショックを隠せず屋上で物思いにふける。そこにライオンさんのナイスフォロー。中長期的な観点をもって励ますあたり、さすがフッチーとは違う年の功。宇宙ステーションで誕生日を迎えたロシアの宇宙飛行士……ギガルト先生だとか妄想したいなぁ(あの人は名前的にドイツ人っぽいけど。国籍って明示されてたっけ?)。
その発言で主任に怒られる佐野先生。「もう出しましたから、辞表」。あらら、なんか急速にかわいそうなキャラになってきましたよ。ここでフォローにはいるのは塩見先生。やはりこのふたりも屋上へ。今回、佐野先生がアスミに父親のことを告げたときと屋上という場の意味づけが反転してますね。というか、「星を見上げる場所」として本来の意味づけに戻ったと言うべきか。
「不運なんかじゃない、人災だ」という佐野先生。そうか、事故はこの人のせいというわけでもなかったんですな、悪く言ってすみません。彼もまた、誹謗を受けた一人。やっぱ、事故があったときに、「人殺し」とかいうのは良くないよなぁ。被害者感情は判らんでもないけど、マスコミが煽るのだけは許せん。どうせ格好のネタが出来たぐらいにしか思ってなくて本当に汲み取るべき教訓もなおざりに目先の犯人捜しにスキャンダラスに躍起に(以下自制)。
はあはあ。ここは落ち着いて。あ、今のは別にアスミに萌えてるわけではないですよ?(言わんでいい)
圭ちゃん、佐野先生の授業ボイコット。そういうのは個々人でバラバラにやってもあんま意味ないよーな。こういうときこそ友人関係を重視して連帯を見せつけるべきでは(いや、やれと言ってるわけではないけど)。それにしても佐野先生の授業、実践的な上に高度すぎですな。大学の講義だったら、あの発言がなくても学生がいなくなりそうな(いわゆる自主休講ってやつです)。高一なんだから微積の基礎もちゃんとしてないでしょうし(現代と指導要領が同じという保証もないけど)、まずは基礎数学からはじめるのが筋でしょうよ。まあテキストがあるんだから彼の責任ではないですし、宇宙学校の理念にケチをつける気はないんですが。
ボイコットを続ける圭ちゃん。アスミが捜しに行くのは判るけど、万里香ちゃんまでついてくるのはちょっと意外。なんだかんだ言って影響受けまくりですな。そのあとも教室で圭ちゃんの席を両方からがっちりガードには笑った。そんな三人を見つめる秋に、素直になれない府中野くん。ダメだなぁ、もっとこう我々みたいに「アスミ萌えー」と自分を素直に出すんだ!(出さんでいい)
で、佐野先生が出てくるかと身構えると、塩見先生の代理授業。佐野先生の発言についてもしっかり生徒にフォロー。まだボイコットしてる人もいそうですが、後で一斉メールなりなんなりで通告するんでしょうな。宇宙学校の宇宙飛行士コース卒業(しかも一期生)というのは、そりゃそれなりのステータスになるでしょう。といいつつ、卒業するまでの関門もそれなりにあるんじゃなかったっけ? まだまだ油断は禁物です。
で、佐野先生が辞めると知って、なのはみたく駆ける鴨川アスミ。気になるのは、あんな分厚い本は禁帯出じゃないのかということですが(野暮なツッコミをしたくなる習性なのですよ)。佐野先生にも、自分と同じものが見えていたはず……。まあ、ナイーブだけど悪くはないなぁ。「大人になると、どうしてあんな悲しそうな目をするんだろう」。この作品に出てくる大人の大半は、怒っているか、悲しそうな目をしているか、どっちかですね(塩見先生みたいな人もいるけど)。はたして、ライオンさんの仮面に隠された目は、どんな顔をしていることでしょう(いい感じにまとめようとしてるけど、時既に遅しと言う気も)。
おおー、そして次回はついに万里香ちゃんの過去が明らかに!? そういえば今回、生徒は大半が夏服半袖だったのに、万里香ちゃんだけは長袖でしたね。次回予告で下着姿になってるし、なんかの伏線ですかね。単なる寒がりとか、私みたいな長袖っ子萌え族を喜ばせるため、というだけではないと愚考しますが。
投稿者plateau: 2005年05月05日 03:33 [2005年4-6月アニメ感想] [ふたつのスピカ]