2005年03月15日(火)

わかつきめぐみ「So What?」3(白泉社文庫)感想

「…あのさー…。私にとって桃太郎ってゆったら、私に何かしてくれる桃太郎じゃなくて、そーゆー形容詞のつかない桃太郎なんだよね」(暮里阿梨)

 2巻から、だいぶ間が空いてしまいました……。時間の余裕がなかったというのもありますが、だんだん「終わり」のときが近づいてきて、読むのがすこし怖いのですね……この日常は、いつか終わりを告げるものだ、というのがはっきりしているから。

 ということで、この巻ではそれぞれの登場人物に、いろいろな展開が巻き起こります。確実に、時計の針が進んでゆく感触。でも、そんな中でも阿梨は、ちゃんと前を向いている、未来を見据えているのですね。その上で、今ある日常を、あるがままに受け止められる。こういう主人公であるからこそ、この物語を包む雰囲気が、こんなにも暖かいのですね。
 願わくば、この物語の終着点が、阿梨にとっても、いや、誰にとっても、希望のあふれるものであらんことを。……って、まあ4巻も手元にあるから、すぐにでも読めるんですけどね。なかなか、あと1巻を手に取る踏ん切りをつけるのが難しい……。
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投稿者plateau: 2005年03月15日 00:25 [マンガ感想]