2005年04月24日(日)

「交響詩篇エウレカセブン」第02話 ブルースカイ・フィッシュ(MBS毎日放送)感想

「波を生かすも殺すも自分次第。それがリフをする奴の心構えだろ?」(ホランド)

 すごいなぁ、いいわぁコレ。作品の構成自体がまさに「カットバックドロップターン」。

 MBSでは前日深夜にリピート放映というのも嬉しい限り。アニメシャワー枠拡大かと思ったら、「砂ぼうず」のあと別番組を30分挟んでの放映だったんで、さすがにリアルタイム視聴は出来ませんでしたけど。でも、やはり二回目に観るといろいろ判ることがあって。というか自分、所見で何を観てたんだと思うくらい見落としが多い。レントンが姉から言われた「信じることの大切さ」がダイレクトにラストのシーンにつながってくることもやっと気がついたし、なによりEDの視点移動の素晴らしさ。やっぱりこの作品も、何度も何度も観て世界観を感じ取り、空気を味わわないといけないのでしょうな。
 で、それを踏まえての今回。冒頭からレントンの回想シーン。ここでも、しっかりとサーストン祖父@青野武の「英雄」に対する反発心(というか、英雄を祭り上げる大衆への敵愾心)を描いているから、その対比としてレントンの(良い意味でも悪い意味でも)「若さ」というのがはっきり伝わります。スカイフィッシュとともに、空へと飛翔するレントン。そしてエウレカとの空中での邂逅。LFO・ニルバーシュのコクピットで密着しながら、「俺は君が好きなんだ!」と舞い上がって、そのまま「アミタドラーイブ・セーットオン!!」といくのが素晴らしい。欲を言えばそこは「セットアップ!」にしてほしかったところですけどね。風は空に、星は天に。そして、不屈の心はこの胸に!!(黙りなさい)
 しかし、何故かニルバーシュの機能は停止して、墜ちてゆく機体。そしてここから、時間が一気に飛んで、戦闘後のシーンに移るところが、今回の最大のポイント。これによって、サトリプログラム起動のカタルシスをBパートに持ってくることが出来る上に、この後のレントンたちの胸中を一時的に視聴者に誤読させ、そのあとでひっくり返すことに成功しています。時系列の入れ替えは下手にやるとストーリィを混乱させるだけですが、これは実に巧い。某まじかるなのとはわけが違います(いや、あれは狙ってやったわけじゃ)。
 というわけで、ホランドとサーストン祖父との会話。サーストン祖父の言葉が実に胸に沁みる。ガレージの中で、幸せそうな顔して眠るレントンの顔をつんつんするエウレカ萌え〜とか言ってる場合じゃありません。まあ、言うんですけどね。
 で、起きたレントン@三瓶由布子とホランド@藤原啓治の会話のシーン。待ってました、みらい豆でアフレコを公開してたとこですね。しかし、最重要な「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」というセリフの部分だけは事前公開ではカットされていて、やっぱ実に考えてますなMBS。
 そしてサトリプログラム発動のシーン。レントンは気絶したまま? エウレカはどうか判らないけど、操作してるようには見えませんな。自動操縦というか、むしろ暴走してるともいえるかも。当然、今後は彼らがニルバーシュを乗りこなすようになる展開が出てくるのでしょうな。
 ラスト、ふたたび時制は戻って。レントンがコクピットで言った「君じゃなきゃ駄目なんだ」という言葉に呼応するように、エウレカは「あなたじゃないと駄目みたい」と宣言。さあ、これからが楽しみです。ふたりを中心とした少年少女の物語に徹するのか、今回も出てきた連合政府内部のいざこざはどう絡んでくるのか、一年間じっくりつき合いましょう。

 ちなみに、EDのラストで出てくる「GEKKO STATE」。これまた惜しい! 今の時代は「GECKO」でしょー(いい加減にせい)。

投稿者plateau: 2005年04月24日 20:52 [2005年4-6月アニメ感想] [交響詩篇エウレカセブン]