2005年01月06日(木)

「プラネテス」Phase 23 デブリの群れ(NHK教育)感想

「なぁ〜んか、縁があるんだよねぇ、あいつらとは」(フィー)

  • 史上初の月面による連合評議会。その開催と同時に、デブリ回収船を含む複数の宇宙船がジャックされる
  • 仕掛けたのは宇宙防衛戦線。標的はフォン・ブラウン号
  • そのフォン・ブラウン号には、コリン・リュシーとともにタナベが訪れていた……
  •  おお、すごく話が大きくなってきました。大晦日スペシャルで前半の、今思えば牧歌的な話を観てしまったから余計に。

     とりあえず、こんなことを言えるのも今回が最後の機会かもしれないから言っておきましょう。フィー姐さん最高! ユーリとクレアを待ってイライラしつつ、いつになく辛口な連合批判。って、やっぱり煙草を吸いたかっただけですか! クレアがあからさまに嫌そうな顔をしてるのも、非喫煙者としてはよ〜く判るのですが、ことこの作品においては、やはりフィーの肩を持ってしまいます。そんな今回唯一の笑いどころも、12話・ささやかなる願い以来の宇宙防衛戦線との因縁につながっているわけで、毎度のことながら抜かりない展開です。
     そしてタナベをフォン・ブラウン号に向かわせたユーリ。なるほど、ユーリが一肌脱ぐのは今回でしたか。やはりハチマキのことを気にしていた模様です。で、何故コリンとリュシーが同伴……? まあコリンのコネをうまく使ったということなんでしょうが。リュシーも微妙にコリンを見下してるっぽい口ぶりだし、なんかコリン、いいようにあしらわれてますな。次回あたり、戦闘に巻き込まれて……なんて悲惨な結末が目に浮かぶような(いや、どうなるか知らないんですけど)。
     しかしクレアも宇宙防衛戦線の側についていた! ハキムと共謀してDS-12を乗っ取り。フォン・ブラウン号を静かの海に墜落させるというのは、12話のときの計画と同じように「デブリの群れ」を発生させて通信を断絶させるつもりなんでしょうか。猫の画像に載せた犯行声明が鮮烈。うーん、やっぱり「猫が好きな人に悪い人はいません!」というのは嘘ですね(当たり前だ)。宇宙防衛戦線の使う暗号、「虎」がフォン・ブラウン号で、「マタタビ」は……? 猫の天敵だし、やっぱりDS-12なのかな?
     テロの発生を知らせるフォン・ブラウン号の船内放送。「各自、自己責任の下」とか「これは訓練ではない」というセリフにちょっと不謹慎ながら笑ってしまいました。たしかにロックスミスなら、こんな訓練もやりそうな感じではあります。しかしまあ、「自己責任」という言葉を自らの責任逃れの口実として使うような人間ではないと……思いますけど……。
     そして、闘いの渦中でフォン・ブラウン号に赴くタナベ。いっぽう、ふたたびハキムを捕らえるハチマキ。まさに全世界の命運を賭けたこんな状況下で、ふたりの再会の時も近いようです。

     いわゆる「セカイ系」的な描き方からはほど遠いこの作品ですが、タナベは、そしてハチマキはどんなふうに世界と向きあうことになるのでしょうか。次回、もうそのまんまのサブタイトルですが、フォン・ブラウン号の中心で愛をさけぶ(であろう)タナベ、期待しています。

    投稿者plateau: 2005年01月06日 23:33 [2005年1-3月アニメ感想] [プラネテス(殿堂入り)]