「盗み聞きはよくないよ」(アレックス)
どうしたんだポワロとマープル、普通の意味で声優が豪華ですよ! 前回から出てた阪口大助に続き、大塚明夫に納屋六郎まで……。
やっぱり前回メイベルが発見したのは例の死体だった模様。すべてを警察に話しつつも、ソープ家の人々には自分の目的を明かさないでほしいと言います。何故かメイドさん魂が芽生えたメイベル(笑)。こっちとしては、このままメイドさんやってくれてても別に良いのですが。このあと連続殺人事件が起こって、あの当主のみならず息子たちもみんな死んで、残されたのはエマさんとアレックス@阪口大助だけになって、ちょくちょく遊びにくるジェイムズにちょっかいかけられながらメイド稼業に励む……って、そんな萌えアニメ展開はどうでしょう(クリスティ側が黙ってないと思うぞ)。
まあそれは半分冗談として(半分?)、本編は地味ながらも堅実にミステリィらしい筋運び。本格っぽく登場人物が多いですが、それなりにキャラが立っていてそれほど混乱は起こりません。セドリック@大塚明夫がなんか良い味出してますが、どう見ても東洋人ですよ。顔立ちだけ見ると、とてもこの人たち兄弟とは思えません。ってまあ、ミステリィで顔の似た兄弟って言うとたいてい双子になるからなぁ(偏見)。
事件を担当した刑事はマープルおばさまが名付け親だった模様。警視総監とのコネクションまで持ち合わせていたのですか。ここまでくればポワロ側となんらかのつながりがあってもおかしくないのに、まったくそういうのを描かないのはやっぱり縛りがあるんでしょうかね。それとも最終回に両者を邂逅させるとか。そういえば、前回の感想で「ポワロの助手の仕事はどうした」というのをあちこちで見かけたんですが、それを含め、もっともミステリィ的にエレガントな解答は「実は両者は時代が違っていて、片方はジュニアだった」という……日本の新本格かよ。
そしてあからさまに何かを隠している様子のエマ。死体が外国人らしいと聞いてフランス人かと口走る。その言い訳が「普通外国人と聞くと、フランスの人だと思ってしまうでしょう?」っておい! 日本人が外国人と聞いてアメリカ人を想像するのは判るとしても、この言いようはないでしょ。しかし警察も、そう判断したのはフランスの服を身につけてたからみたい。そんなことを言ったらバブル期の日本人とかは国籍不明だよなぁ。もちろん時代が違うんでしょうけど。
けっきょくエマは隠していたフランス人女性からの手紙を警察に打ち明ける。目的は遺産? これもありがちといえばありがちですが、それ以上にシンプルな動機(次回のサブサブタイトル)ってなんでしょうね……。
ということで、ついに屋敷に参上、マープルおばさま。てっきりこのまま現場はメイベルに任せ、自分は安楽椅子探偵に徹するのかと思いましたが。なんか主役っぽい引き方で素敵です(主役では?)。
ところで、今回のクリスティ紀行にはびっくり。モデルとなったらしい屋敷の紹介。ヴェルサイユ宮殿を模して作られたという、超豪華な邸宅。本当にこんなんが存在するんですねー。実際にはこんな家、メイドの一人や二人では手が足らないだろうなー。そうか、じゃあやっぱりメイド隊(違)。
投稿者plateau: 2005年01月17日 00:15 [2005年1-3月アニメ感想] [アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル]