2004年11月01日(月)

「ブラック・ジャック」Karte:04 お医者さんごっこ(よみうりテレビ)感想

「にいちゃん、チャコはいつまで待てば病気治るんだろう」(チャコ)

  • シャラクをいじめるコング、しかし彼には病気の妹・チャコがいた
  • ブラックジャックに診てほしいと言うチャコのため、同級生のキートンに扮装させる
  • 診療のフリを続けるキートンだが、チャコに手術してほしいと言われ……
  •  お、今回からサブタイトルに対応する原作の題名も出るようになりましたね。親切設計♪
     って……これ……うひゃああ!!
     思わず叫んでしまいましたよ。はい、名作回認定(おい)。

     なんてったって病弱な妹ですよ? いや、今回に限って実の兄なんてどうでもいい、むしろ似てないから血がつながってないかも、なんて余計な詮索は無用です。問題はキートンくんですよ! あんた、チャコちゃんを見てのその反応は明らかにアレだろ! そういう属性持ちだろ! 聴診器を持ってるくせに触診までして(こっそり練習してるし! あるいは感触を思い出し以下略)、さらに口まで開けさせるとはなんてマニアックな! っていうか自分から「毎日来てやるから」って言ってるし! 手術代に一億円を要求しておいて、それでも断らなかったらもっと直接的な報酬を要求するつもりだったんだ間違いない!

     ……という、脳味噌の煮えたような感想を書く人が大量に出ることが予想されます。以上はそのシミュレーションであり、私個人の意見ではございません(嘘つけ)。
     いや、っていうか、キートン@緒方恵美、チャコ@谷井あすかというキャストが狙ってないといえるでしょうか、いやない(反語)。どうせ製作側はこういう反応が出ることも織り込み済みなんでしょう。ええ、これぞ私が望んでいた手塚治虫アニメの正しいつくりかたです。
     真面目な話、クオリティ高いですよ、この作品。ちょこちょことした小ネタが随所に効いています。とりあえず演劇部のキートンの相方の女子、驚き方が芝居がかり過ぎ。あとチャコの部屋の壁に鉄腕アトムの絵が飾ってあったりとか、他作品のキャラを捜すのも楽しみのひとつ。っていうか、シャラク自体「三つ目がとおる」キャラだったんですね、知らなかった(おい)。
     非常に良い感じです。今後も超期待(そういえばコングが「ブラックジャック先生は超忙しい」と言っててちょっと笑った)。もちろん、Karte:03をいつかやってくれる日も心待ちにしつつ。って今回、冒頭にラルゴが出てきてしまってますけど。

    2004年11月02日(火)

    「神無月の巫女」第5話 (KBS京都)感想

    「あいつには、人殺しの兄貴は必要ないんです」(大神ツバサ)

  • 現れたオロチ、それはソウマの生き別れの兄だった
  • ソウマを守るため実の父を殺し、姿を消したツバサだったが、ソウマを共にオロチの運命に引きずり込もうとする
  • しかしソウマは姫子を守るために闘う決意をする
  •  ……面白いことは確かなんですが。なんか毎回、頭を抱えてしまいたくなるのはなんでかな〜。

     先週明らかになった来栖川家に引き続き、大神家もこんなんでしたか。実はこの作品、フルバ並みにどのキャラも問題を抱えた家庭に生まれてたりするんでしょうか。実はギロチとかネココとかも……とか、そういう展開になっても驚きません、もう。それにしても敵キャラなのにこいつら面白すぎです。
     姫子をめぐる三角、四角、五角……関係は着々と組み上げられていっていますが、その盛り上げ方がどうにも間違ってる感じ。なおかつ困ったことに、これがやたら楽しい。なんていうか、バスに乗ったら系統を間違えてて、でも途中の女子校前で乗ってきた女子中学生がみんなかわいくて、と思ったらチカンと間違われて警察に連行された、みたいな(ダメやん)。
     しかし大神くんは世界を守ると言いながら、最後にはその言葉は「姫子を守る」になってたりと、なんかセカイ系の主人公っぽい感じになってきました。ロボットに乗りながら愛の告白とか、決めポーズとか、うーんこのへんが頭の痛い原因。ただし、この物語ではあくまで彼は脇役っぽい。でもライバルのはずの千歌音ちゃんは今のところ、なにもやっていない。本心ではこうなることを望んでたって、えぇ〜!? 大神くんとの口論もあまり説得力がありません。今回のラストで巻き返しがあるのではと予想しましたが、けっきょくなにも出来ないのですか。でも予告を見ると来週は姫子との親密度アップの予感。ラッキーカラーはイエローです(違うぞ)。よーわからん。

     ダメですね。深夜に感想を書くとまとまらないと判っていながら、翌日に持ち越したくないと思ってついつい書いてしまいます。そしてドツボにはまる(笑)。今回の感想はいつもにも増して散漫でした。お詫びします。

     ……ん、そうか、なんか今回物足りないと思ったら、乙羽さん攻撃がなかったからですね。まあ絶妙のタイミングで来客を告げたときはワザとかと思ったのですが。

    2004年11月03日(水)

    舞城王太郎「九十九十九」(講談社ノベルス)感想

    舞城王太郎_九十九十九「意味が判んない」「だから<<意味判らせてやんねー世>>なんだって」

     ようやく読みました。正直、最初の50ページくらいで読むのやめようかなと思ってしまったのですが、前評判もあったのでなんとか読み進めました。読み終わってみて、その甲斐はあったと思います。
     清涼院流水という超絶の才能によって生み出されたJDCワールドを借景として紡がれる世界。それはもはやJDCに留まらず、流水大説の世界までも呑み込み、徹底的に変質されてしまっています。基本的に流水大説を高く評価している身としては、随所に見られる「言葉遊美」のパロディに大爆笑。ある意味で原典を凌駕しているとも言えるんですが、それも原典がああいう作品で、しかも舞城王太郎がこういう作家だからなんでしょうね。単なるトリビュートに終わらせず、むしろ他のどの作品よりも自分らしい世界を作り上げています。たしかに同じJDCトリビュートに参加した西尾維新が、「ダブルダウン勘繰郎」をほとんど同人誌的に書いたのとはまるで対照的です(ちなみに当然ながらここで「同人誌的」というのは否定的評価を含むものではありません)。もちろんそれは世代的なもの、あるいは舞城氏が流水氏より以前からメフィスト賞に応募していたという経歴もあるんでしょう。
     それにしても、この物語のメタ的な構成が、ライトノベルの某シリーズにかなり共通してるのは面白いですね(発行日順ではこっちが先)。あちらでは何巻も通して見えてくるものを、こっちでは一巻でやってしまうという違いはありますが。
     まあ結論として、舞城王太郎を語るための十分条件とはいえないまでも必要条件ではあるのかな、と思います。すくなくとも、これを読まずして「好き超」(検索回避のため略称)を批判することがいかに無意味かというのは強く感じました。って……自分あっち読んでないやん……!
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    投稿者 plateau:22:26 [読んだ本の感想]

    2004年11月04日(木)

    「Φなる・あぷろーち」第5話 大接近!? 愛と死の湯けむり地獄!(KBS京都)感想

    「た、隊長〜、自分はもう駄目であります」(守屋美紀)

  • 涼と笑穂、ふたりでスキー旅行。と思いきや、他の面々もいっしょ
  • そして吹雪の中遭難。運良く温泉を見つけるが、一度入ったら出られない
  •  う、うわははは……。もう参りました。これぞまさに「予想の斜め上を行く(冨樫義博)」展開。笑いがとまりません(っていうと、なんか株で儲けた人みたいだ)。
     もう全編「お・や・く・そ・く」な話で楽しませてもらいました。サブタイトルの「湯けむり地獄」というのを見て、某「DVDで湯気スッキリ」なアレを思い出してしまったり。湯気でなんにも見えないよ〜、これがホントの湯けむり地獄、なんてネタをやられたらどうしようかと思いましたが、しかぁ〜し、この作品にはデフォルメキャラという伝家の宝刀があるのであった! 全裸キャラもデフォルメにすればあら不思議、すんなり規制をかいくぐる。そこの奥さんおひとついかが?
     何度でも言いますが、先週の引きをこんなふうに解決(?)してしまうというのはまさに天晴。けっきょく涼と笑穂はつきあってるのかさっぱりピーマンわけわかめ(死語)。それから守屋美紀の出番が意外に多くて良かったですな。なんか、これまた典型的な属性を持たされてますが。ただひとつ惜しむらくは、なんでみんなそんなに胸が大き(以下略

     追記:お、ED+キャラソン集「Love.Fate.Love」11/26発売だそうです。

    「W〜ウィッシュ〜」第5話 桜夏祭前夜……(KBS京都)感想

    「大丈夫……わたしはここにいるわ」(岸田智)

  • 文化祭の準備に忙しい教室ではしゃぐ春陽だが、夕子姉によって家に強制送還
  • 屋上へ休憩に行く潤和。するとそこに智の姿が
  • 心配になって様子を見に来た泉奈。潤和のそばにいたいという想いはいっそう強く
  •  これまた素晴らしい。伏線張りまくりな中、ちゃんと一話の中での見せ場があって良かったです。最初のほうのモブキャラの超適当な作画に一瞬不安が頭をよぎりましたが、なんとかなった感じ。

     今回はまず、なんといっても飯田秋乃@南里侑香ですよ! ついにメガネっ娘委員長キャラの本領発揮といった感じです。そして潤和、いきなりお姫様抱っこかよ! 上目遣い照れ表情まで完備して、なんてお値打ちな! そりゃ春陽や泉奈じゃなくとも嫉妬したくなるというものです。それにしても、Φなるのほうの涼様に比べて、潤和くんのほうをよりうらやましく感じるのはなんででしょうか(考えるまでもないような)。春陽にも泉奈にも抱きつかれて〜、さらに智一にも(それはいらん)。
     そしてやっぱり、智@松来未祐がなにかを知っている様子。天の川を見上げて、「わたしはここにいる」なんて、思わずグラウンドに宇宙人へのメッセージを描くのかと思ってしまいましたよ(だからそれは別のハルヒだ)。
     不安の募る泉奈。潤和が遅いから様子を見に来たと言いますが、「お兄ちゃん、早すぎるよ〜」よりはいいんじゃな〜い? え、いや、別に変な意味はないですよ(あえて言うな)。
     しかしなんか、こいつら見てると(こいつらって)、みんな中学生くらいにしか見えないですな。いやむしろ、中学生だと思おう! そっちのほうが萌える(おい)。ラストあたり、女子の寝泊まり部屋をのぞく男子生徒とかも、きわめて中学生っぽい感じ。っていうか、文化祭前夜にそんなパジャマまで持参して学校に泊まるものなのか? しかし男女別で寝泊まりということは、むしろ潤和くんの貞操が智一くんによって奪われないかが心配だ。そんな心配を抱えつつ、今日はとっても楽しかったね、明日はもっと楽しくなるよ(はぁと)な一日でした。ってハム太郎かよ!

    「未来少年コナン」第1話 のこされ島(NHK教育)感想

     うわー、さすがにこれは見るのはじめてです。
     うーむ、仕方ないこととはいえ、絵柄といい演出といい、どうにも古いなーという感じがしてしまって辛いところがあります。今後はたぶん感想は書かないかと。しかしまあ、1話を見ただけでも、ナディアが(というかGAINAXが)良い感じにパクってパロディにしてることがよく判りました。私程度の中途半端なアニメファンには、パロディ化されたくらいがちょうどいいのかも。

    2004年11月05日(金)

    「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第30話 歴史をかえた愛の歌(関西テレビ)感想

    「ズジェレ〜」(ディーノ)

  • 現れたキルビートこそ、前の火のサーガの命を奪った相手だった
  • 集うサーガとレジェンズたち。しかしグリードーとディーノは囚われの身に
  • と、ディーノの唐突な行動が彼らの運命を変えることに……
  •  なんじゃこりゃー。まさかレジェンズクラブのテーマをこんな形で使うとは。シュウがみんなをクラブの委員名で呼んでたのが伏線になってたのですね。なんで急にディーノがあんなことをしたのか、さっぱり説明されてないとこもいい。
     キルビートがG.W.ニコルの宿命の相手だったという衝撃の展開。そしてレジェンズごとの属性を意識したシリアスな戦闘。その果てがこれか! キルビート@三石琴乃もこんなんで倒されるなんて思わなかっただろうな〜(お声は充分に堪能したので、まあ満足)。やっぱりただものじゃありません、このアニメ。ところでE.H.エリックって誰?(素で判らなかった)
     それにしても相変わらずよく判らないのはハルカ。あんた、ランシーンに近づいたのは子どもを守るためじゃなかったのか! キルビート、普通にディーノに危害を加えようとしてるじゃないですか! というかキルビートの過去を知ってなんとも思わなかったのか……。

     あと、そうそう、今回はCMでカウボーイビバップの5.1chDVD情報が。懐かしい〜(って、MBSアニメシャワーで観たから実はそんなに昔じゃないけど)。あれも音楽が印象的な作品でした。って、一応キッズアニメのこの枠でCMやるか……? いいけどさ。

    「魔法少女隊アルス」Destiny 26(NHK教育)感想

    「やっぱりじゃん。魔法が嫌いなんて嘘なんじゃん」(アルス)

  • 魔法なんて無くなってしまえと言うレノンの言葉に、シーラは真の魔導書を封印
  • レノンにつきっきりのアルスや、黒魔法使いを捜すシーラに疎外感を感じるエバ
  • そのころ、監禁されつづける魔族のシグマは、ひとりの人間の男と会話を交わす
  •  ぬおおお。なんだこのものすごい演出は。めまぐるしい視点転換のたびに、ズームイン・ズームアウトをくり返すビジュアルエフェクト。シーラと三賢者との対話での止め絵&残像。ひょっとしたら絵の進行が危なかったのかもしれませんけど、こういう効果でなんかすごいクオリティが高く見えてしまいます。ある意味これもGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェイス)だよな〜。演出家がMacユーザだったりして。

     そして話も急展開。生きてたのかシグマー! と思う間もなく、とんでもない人物が姿を現しましたね。真の魔導書の謎、アルスの「鏡」だというレノンの正体、そして……。一気に話がつながってきました。もちろん、その全体が見えているのは視聴者だけで、いまだ各キャラはその一部しか見えておらず、像を結ぶことが出来ていないはずです。このためにシグマの存在があったんですね。アルスたちと完全に別行動をとっている彼が「あの人物」に接触することで、劇中人物と観客の意識レベルに差が出来る。ドラマティックアイロニーというヤツですね。ここから、どう両者の話を融合させていくかが見ものです……といいつつ、さらにまた思いもしない展開になるかもしれないから、油断は禁物ですが。

     ところで、シーラが魔導書を入れた犬っぽい箱、かわいいですね! なんか最近こういう一発ネタがツボに入ってきます。ほんと、フィギュアで出して〜。

    2004年11月06日(土)

    「To Heart 〜Remember my Memories〜」第5話 超えるべき壁(KBS京都)感想

    「違うわセリオ。女王は強くあるべきなの」(来栖川綾香)

  • 総合格闘技・エクストリームの大会に出場する松原葵
  • ライバル・綾香の強さに圧倒されつつも、決勝で相見えることに
  • いっぽう観客席から見守るマルチは闘うふたりの姿に困惑していたが……
  •  そうか、いまいち葵たちの格闘技の正体が不明だったんですが、オリジナル種目だったんですね。てっきり高校総体かなんかだと思ってました。やっぱり、ちゃんと基本的なことは押さえておかないといけないな〜。そう思って、高雄右京版の電撃コミックス[amazon]を全三巻揃えたんですけどね、まだ全然読めてません(アニメやゲームじゃないのは資金不足の学生身分として致し方ないところ)。

     まあ、こういう話は、こういうふうに描くしかないんだろうなと思います。葵や綾香にスポットをあてつつ、同時にシリーズ共通の目的としてマルチの成長も描こうとしたら、話の筋はだいたい決まってしまう感じ。予想の範囲に収まることがいいんでしょうね、この作品は。
     しかしだ。そんな本筋とは関係なく、私がいちばん驚いたのは来栖川芹香@岩男潤子その人。このキャラ、セリフがほとんど聞き取れないんですが、それがデフォルトのようですね(前回のは演出上のものかと思った)。ありか、こんなの。それに加えて、無言でピースしたりジュースを両手で抱えて飲んでたり、仕草がかわいいし。非常にイレギュラーなケースではありますが、来栖川先輩を当作品の最萌キャラに認定いたします。琴音ちゃん@氷上恭子とかもかわいいんですけど、そういう並のレベルとは一線を画してるんで。

     とかくこの作品については、他の感想サイト様の文章から、思い入れの強さがありありと伝わってきて。初見者としては気後れを感じつつ視聴している次第であります。って、ということは、うちも他作品でそれを感じさせるような感想を書かないといけない訳ですね。その道は果てしなく険しく……。

    「よばれてとびでで! アクビちゃん」第6話 ひみつのエリカ(KBS京都)感想

    「わるい子いたら、よい子にしちゃう! 乙女座の使者、スーパーエリカよ(はぁと)」(スーパーエリカ)

  • 壁新聞を作るため、スクープを捜すよしあ、ころんたち
  • アクビのことが気になる先生、スーパーエリカになって秘密を探る
  • 取材で先生の家を訪れるころんたち。そこでスーパーエリカの衣装を見てしまうころん
  •  超なんだこりゃ!!! いやー、とんでもないですな。あらすじは一応書きましたけど、全然間違ってるような気がしないでもない。

     今週は、ころんたちの担任・藤原エリカ@小林沙苗の恐るべき秘密が明らかに! って自分で「コスプレ」って言ってるし。趣味は「あえて言えば洋服を作ること」って筋金入り。いやはや、これぞ正しく「扮装と仮装の異化による心理的障壁の昇華作用」であります。まあ、公共の場所でコスプレするのはレイヤーさんとしてはどうかと思いますが。ラスト、自分で呼び出してしまったアクビちゃんに怪獣を出してもらって、すっかりヒロイン(ヒーロー?)気分を満喫してますし。よっぽどたまってたんですねー。

     こういう系統の作品って、友人とかに自分だけの秘密がばれそうになるという展開はよくあって、それも見所のひとつなんですが、いきなり担任にばれるというのは新機軸ですね。ころんはアクビ、先生はコスプレという秘密を共有することになるわけですが。こういうとこにも、聖職者=裏表のない、無謬の存在としての教師という概念の崩壊した現代らしさを読み取ってしまいます。それを考えると、奇しくも先週の予告でネタにしたレジェンズのハルカ先生の扱いも意味深いものがあると思います。こういうふうに、アニメの中でも、もちろん「現実」でも、子ども←→大人の単純な二項対立がじわじわと崩れていってるからこそ、いわゆるキッズアニメと大人向けアニメの違いなんてそれほど気にする必要はないんではないかと、個人的には思うのですが。

     あれあれあれー? こんなこと書くつもりじゃなかったのにな……(笑)。

    「カスミン」(再)最終回(NHK教育)感想

    「お前は、ここにいていい。……お前が、ここにいてよかった」(仙左右衛門)

     素晴らしいですね。再放送は途中から見始めたこともあり、これまで感想を書いてきませんでしたが、非常に理想的な最終回でした。

     毎回「あたし、カスミ! 小学四年生」ではじまる、典型的な一話完結物語。主人公の春野カスミ@水橋かおりと、人間以外のモノに魂が宿った、不思議な存在「ヘナモン」との交流を描いたこの作品でしたが、しかし最後の4週くらいで一気に話は急転回を迎えました。人間とヘナモンとが共存することの難しさ、ヘナモンの中でも霞家と霧一族との対立、そういった伏流としてのテーマが一気に表に出てきて、良質なドラマを描いていました。
     もちろん、本当はそれも急に出てきたわけじゃなくって、これまでの話の流れをしっかり受け継いでいることがとても重要。この三期では、冬田雪乃@進藤こころがカスミに毎回攻撃を仕掛けてくるというのが基本的な物語の構造だったんですが、それも毎回同じくり返しのようでいて、微妙な変化を遂げているのが素晴らしい。それはまさに、霧家の子息・霧彦@斎賀みつきがカスミと出逢って変わったように。
     そうそう、カスミの友人との関係も変わったことのひとつ。やっぱりみんなにヘナモンのことを隠してきたカスミンですが、三期の途中で、友達のユリちゃんとカエデちゃんにそのことを知られてしまいました。ストーリィ展開的にも、これ以降話の自由度が上がり、とても良い効果を上げていました。なにより、ユリちゃん@金田朋子声がもう最高で最高で。それを意識してからは、ほんと萌えて萌えて仕方ありませんでした。もちろん、カスミ@水橋かおりさんもとってもお気に入りなのですが。コンジョだ、コンジョ!

     前にも書いたかもしれませんが、やっぱり私は、作品の最初と最後でキャラクタがどう変わったかというのがいちばん見たい。その意味では、冒頭に挙げた霞家の長・仙左右衛門さんの言葉が象徴するように、しっかりと変わった面があって(仙左右衛門はずっとこの作品の中でカスミの存在を快く思っていなかった)、なおかつ、最終回まわりの変化を経て、霞家が元通りになったというのが特筆すべき点。こういう作品では、「変わらない」というところがあるのも、とっても大切なのだと思います。作品世界で異色の存在感を誇っていたバーのマスターの言うとおり、「終わり良ければすべて良し」、この最終回で評価をそれまでの暫定「おもろ」から「名作」に上げてしまいました。ここにNHKアニメの神髄を見たという感じ。

    「カードキャプターさくら」(再)第27話 さくらと思い出の神社(NHK教育)感想

    「なんか観月先生見てると、幸せになっちゃうよ〜」(木之本さくら)

  • 観月先生と逢った次の日。父の口から先生と兄の桃矢が知り合いだったことを知るさくら
  • その夜、強い魔力に導かれふたたび月峰神社に向かうさくらと小狼
  • リターンのカードの力で過去に飛ばされるさくら。そこでさくらは観月先生と桃矢の出逢い、そして別れを目の当たりに
  •  ひっさしぶりーー!! ふと見ると、作中のカレンダがまだ10月。季節感あふれる作品だけに、放映時期が初回時と二週ばかりずれてしまったのが、仕方ないこととはいえ惜しいですね。現実にもリターンやタイムのカードが欲しい!

     や、冗談はともかく、実に印象的な回でした。やっぱり良いな〜、この作品。

     さくらが見る過去の風景も非常に素敵ですが、なにより良いのは、リターンのカードが発動する前、御神木の上で語り合うさくらと小狼。好きな人(雪兎)のことを照れながら話すふたりの、その感情の発露は、とても自然で小学生らしい。学校ではもちろん、クロウカード集めのときにも、いつもふたりのまわりには知世や苺鈴がいるので、こういうふたりだけのシーンをここで置いてきた効果は抜群です。これがあるからこそ、その後、身を挺してタイムのカードを使いさくらを助け出した小狼が映えてくるのです。
     それにしても小狼、知世のことを「いつもビデオ撮ってる奴」って……その程度の認識しかなかったのか……。好きな人のことはどんな状況でも聞こえてしまうものだけれど、興味のない人間は視界にも入っていない可能性が高いですね。

    2004年11月07日(日)

    「ジパング」第2回 ミッドウェー(MBS毎日放送)感想

    「我々は、歴史にとって危険すぎる」(菊池雅行)

  • 1942年のミッドウェー海戦上に出現した護衛艦みらい
  • 歴史を変えてはいけないとの思いから、断腸の思いで戦況を見守る乗組員たち
  •  続けてシノブを観ると調子が狂うから、感想を先に書いてやりすごさないと。

     ああ〜なるほど、まさに戦場の中に放り出された感じの「みらい」。任務を忠実に実行することは組織の一員として当然のことではありますが、ではその属する組織がなくなったらどうするのか。あれこれ指図してくれる相手がいなくなったとき、自分たちだけの判断で行動することの重さを噛みしめることになるのでしょう。

     それにしても、軍事無知の私にとって軍事オタクの柳以上に頼りになるのが放蕩オペラハウスのワダツミさん。他の作品でも毎回感想を楽しませてもらってますが、この作品ではとくに勉強になります。こっちに比べ関東は放映が3週ぐらい先行してますが、ついつい見てしまいますねー。艦橋CICって、そういう意味だったんですか、なるほど! NHKアニメ劇場みたいに、本編放映後にミニ情報番組があると助かるんですけど。とりあえず、MBSだと予告直後に「このあとはニニンがシノブ伝」って入るのが超脱力。

    「ニニンがシノブ伝」第7回(MBS毎日放送)感想

    「幼女と妖獣のど根性合体! スキャンダラスだ〜」(サスケ)

    音速丸、くっつくの巻
  • 雅の服にくっついてしまった音速丸
  • 忍、プレイボーるの巻
  • 音速丸たち男子忍者と忍・楓・雅・ろ組の女子チーム対抗野球大会
  •  ……。なんかもう、激馬鹿ー!! と思わず言ってしまいたくなるなぁ、これ。同じギャグアニメでも、Φなるとかと違って見返したくないタイプだな、なんとなく。

     Aパート。ど根性ガエルと思ったらマリみてパロディ。あー、そういえば他地域放映時そんな感想を目にした憶えが。この回だったのね。音速丸が声当ててるとは思わなかったけど。それはともかく、徹底して雅ちゃんを辱めるのかと思ったら表面的には綺麗な話にしやがって! 「深夜番組とはいえ、幼女の脱衣」はさすがにあかんかったんでしょうか? そのわりに、某ブラック(こら)。まあ、雅はどうせム

     *** しばらくお待ちください ***

     はい、気を取り直してBパート。これまたパロディ満載。魔球だのチアリーディングだの、仙台ギャラクシーエンジェルズにスカウトされる日も近いですね、とあえて他地域放映時には言えなかったことを言ってみる(言ってもな)。
     1回の表だけであのテンション、スコアボードが映し出されて「9回までやるのかよ……」とうんざりしていたら、108アウトで4試合終了(笑)。どーでもいいが、音速丸レベルなら煩悩の数は108どころじゃ済まないと思う。

     さて来週は忍、ネコミミモード(違)。さすがシノブだよ、時代を先取りしてるよ……(笑)。

    「ふたりはプリキュアビジュアルファンブック」Vol.1(講談社)感想

    ふたりはプリキュアビジュアルファンブック_1

     は〜い、全国のプリキュアンのみんな〜。今日はプリキュアの放映がないから、かわりにこっちの感想書いちゃうよ〜(大丈夫か)。いやまあ、えむぜろ?でも書いたけどbk1で「利用対象: 小学3−4年生 小学5−6年生」なんて書いてあるんですもん。

     や、これはたしかにファン垂涎! 必携の書ですな。
     最近、本全般についてデザイン的なことを気にして見ているんですが、これはなかなかに素晴らしい。とくに良いのは第一期(#01-#26)のストーリィダイジェスト。画面を白と黒に二分しつつ、中央に名シーンを背景にしたサブタイトルを配置。シーンの選び方もさすがにポイントを押さえていて、初見時の感動が蘇ってきます。バックの黒の比率のほうが少ないですよ? というのはあえて問いません(笑)。
     そして、雪城ほのか@ゆかな&美墨なぎさ@本名陽子インタビュー。うわー、これすごい、うわー!(落ち着こう) ほんと演技の深いところまで語っていらして楽しめました。
     設定資料お蔵出し。志穂(制服うしろまえ)がかわいいー! あと京子&夏子に、谷口聖子も。聖子の資料に「#18〜」って書いてあるとこ見ると、再登場も織り込み済み? おや、でも友華センパイは「#16」って書いてありますね(見方が細かいな)。
     そしてスタッフインタビュー。うーむ、製作陣が「本気だな」というのが実によくわかります。こういうのを見ると、やっぱり今後も期待していいのかなと思ってしまいますね。
     OP、EDの字幕なしカット収録も嬉しい限り。グルグル回る♪(それは違う)えー、EDの最初のふたりがめっちゃかわいい! 「TVではほとんど確認できない」らしいんで驚きでした。
     プリキュアカード。こんなにあったのね。しかし、人選がえらく微妙ですな。何故かダークファイブからピーサードだけ入ってたり、アカネさん、ユリコまでいるのに莉奈は漏れてるし。鷲尾さんのインタビューを見る限り、光の園の住人も作品に登場させる気がなさそうですが。それはそれで良いんですが。
     商品リスト、多っ! 実際に街中で、プリキュアグッズを身につけてるちっちゃい子を見るのって、なんかイイよね♪ いや、ほんと純粋に。
     巻頭のスペシャルイラスト原画。川村敏江さん絵がお気に入りかも、かもかもー。あ、なぎさの髪留め、ハート形だったんだ。今気づいた!(EDもそうだし)
     そしてそしてそして! ぷらとーさん的にはいちばん嬉しかったのが、「またみてね」完全収録! スタッフのコメントもあって完璧。気づいてなかったのか、5話くらいまで見た憶えがありません。15話エンド、18話エンドあたりがお気に入りですね。こういう写真を加工したような雰囲気が好きです。キャラ主体の鈴木裕介さんの「○○すぺしゃる」もいいですね。Vol.2でもぜひ続きを収録してほしいところです。あと特典CDに画像データを入れてくれたら壁紙にも使えて嬉しいんですが(実際そう愛読者カードにコメント書いておきました)。
     そして各話スタッフ。前に出た「ふたりはプリキュア大百科」[bk1][amazon]では9,13話のスタッフが間違ってると(福)さんが言われてたんですが、これが正しいのでしょうね。ここでも、密かにシルエットクイズになってたりして遊び心満載。
     それから、オリジナルCDも聞きました。うわー、もうこの調子でラジオやってくれー。これだけいろんな作品のネットラジオがある中、プリキュアラジオ(仮)がないのはやっぱりいろいろもったいないですよ。脚本のあるふたりの掛け合いも楽しいですけど、ほんとのラジオの魅力はアドリブにこそあると思うので。それと、何気に宣伝してましたが、「DANZEN! ふたりはプリキュア」なぎほのVer.も入るボーカルアルバム2が出るんですね。買い〜、無条件で買い〜! プリキュアのない日曜なんて(以下略

     キャラソンにしてもそうですが、本放送以外の形でこういう質の高いものを出してくれるというのも、その作品世界を広げ、下支えする上で非常に重要なことだと思うのです。グッズとかは当然、低年齢層を第一義的に考えて作られているわけですが、こういうファンブックはやはりもう少し上の世代を自覚的に視野に入れているわけで。でも、何度でも言いますけど、対象年齢なんてあんまり関係ないんですよ。この本が本屋に並んでるのを見れば、子どもだって「欲しい〜」って言うでしょう。絵だけ眺めるだけでも楽しいし、むしろ親御さんがインタビュー部分とかを読む機会を与えられるかもしれません。それに、北村薫さんが言うように、フリガナがなくっても、読む子は読むんですよ。というか、そういう意識を持った子は、すでに普通の子とは違ったアニメ鑑賞眼をもってることになります。それがまあ、こっちの道を踏み出す一歩になるのかもしれませんが(これは客観的に見た私自身の歩みにだいたい符合してます)。
     だんだん、なにが言いたいのか、いい感じに判らなくなってまいりましたが、アニメにしろなんにしろ、作品の真価を決めるのは、実はその作品自体じゃなくて、それを観察する側。こういう考え方をしてしまうのは私が理系だからということもあるかと思いますが(いわゆる観測者原理)。その意味で、キッズアニメだろうがなんだろうが、いったん視聴者の目にさらされてしまえば土俵は同じであるはず。「そういう捉え方」をされるのもまた、作品の宿命であり、評価点なのだと思います。
     ま、ともかく、そういうのも全部視野に入れた、製作側のトータルとしての販売戦略が非常に優秀なものであることはたしかですね。

     あそうそう、ハシラのメポミポパラパラマンガもよかったよー(抑揚のない声で)。
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    「新選組!」第四十四回 局長襲撃(NHK)感想

    「自分の名前はいろいろ変わったけど、新選組の名前は、新選組のままがいい」(島田魁)

  • 王政復古の大号令。徳川幕府の各組織も廃止に追い込まれる
  • 薩摩の挑発に乗らず、戦を避けるよう慶喜に訴える勇
  • 新遊撃隊の名を返上し、新選組の名を残すことに。しかし道中、勇は襲撃を受ける
  •  とりあえず一言。

    「24時間やん!」
     失礼。

     なんか最初のほうは、ずいぶん普通の時代劇っぽくなったなーなんて思ったり。しかし今回のテーマは「名前」。新選組という名前への思い入れと、おりょうのエピソードに通底するものがありました。たしかに、名前は記号に過ぎないといっても、だからこそ日本人はそれを大切に思うものですからね。
     あと、斎藤一と沖田総司のエピソードは嬉しかったです。やっぱりお互いに響きあうところがあったんだなぁと、ちょっとキャラ萌え入りつつ楽しんでしまったり。

    桜場コハル「みなみけ」1(講談社ヤンマガKC)感想

    桜場コハル_みなみけ_1

     ほんと最近、4文字タイトル多いな(だーかーらー、お前が言うなっての!!)。

     はいはいはい、そこいくアナタ、ついに出ましたよ単行本一巻!(このノリやだ) 私、雑誌連載は一度も読んだことないですが、すでにして馴染みのタイトルとなっております。なんででしょうねー。
     まあ、とりあえず表紙を愛でるだけで小一時間は楽しめます。こういう色合いは好きなんじゃよー。円を描くようなモップの使い方も巧いですね。
     そして中身。いいなあ、姉妹もの。野々原ちき「姉妹の方程式」[bk1][amazon]よりもうちょっとテンション低めで、良い意味でフツー。あと、かいがいしい四女がいないというのが最大の相違点。いちおう常識人役は長女のハルカ姉様に割り振られてるみたいですが(一話に三コマしか出てこなかったのが笑いました)。ここはやっぱりツインテール次女・カナを推すべきでしょうか。中学生だし。中学生だし!(黙れ) でも三女のチアキもいいなぁ。こういうしゃべり方の娘って好きなんですよね。それに小学生だし。小学(以下略
     話としては第13話が大好きです。あだ名のつけ方の天才・チアキ。しかも「完成した作品には興味ない」。このクラスメイトの発言もいちいちツボにはまるんですよね。とくにマコちゃん。またマコちゃんか!

     まあなんですね、萌えマンガとしてみても一線級ですが、それ以上にギャグマンガとしての切れ味が抜群。今後も期待大です。
     って、巻末の「今日の5の2」のプッシュの仕方はなんだ! 未収録の「ミズカケ」も載ってるのは嬉しいけど。お詫び文の丁重さから、抗議が相当数に上ったことがうかがわれます(笑)。しかし、キャラ紹介といい、この頭の悪そうなコピーを書いてるのは誰ですか。茜新社じゃあるまいし(その発言はどうかと)。

    訂正:作者名間違ってました。ごめんなさい、ほんとごめんなさい!>某所
    [bk1][bk1.jp] [amazon]

    投稿者 plateau:21:35 [マンガ感想]

    2004年11月08日(月)

    「ブラック・ジャック」Karte:05 六等星の男(よみうりテレビ)感想

    「幻か……。本当は、もっとずっと眩しく輝いてる人なんだがな」(ブラックジャック)

  • 真中病院の椎茸先生。キャリアは長いが、不遇の扱いを受ける
  • その病院の院長選をめぐり横領事件が明るみに。多数の医師が逮捕される
  • そんな折運び込まれた急患。医師がいないという病院側に、ブラックジャックは高額の報酬を請求するが……
  •  うん、今回も良質です。

     ブラックジャックって、なかなか口に出す言葉で本心を表さないキャラクタなので、ピノコとの会話の中でその真意を汲み取っていく過程がなかなか楽しいです。今回は、その流れに主旋律となるストーリィがうまく乗っていたと思います。事故現場に遭遇し椎茸先生と出逢ってから、秋祭りの浴衣をねだるピノコの願いをすんなり聞き入れているところが注目に値します。そして六等星の話へ。なるほど、たしかに星の等級はその絶対的な大きさよりも地球からの距離に依るところが大きいですね。こういう綺麗な比喩があるから、ありがちな話でも面白く見られます。もちろん、原作の発想の順番としては逆なのかもしれませんけど。
     そして秋祭りー。おおー、今年ラスト浴衣はピノコでした(こだわるな)。花火を見てブラックジャックの肩に寄り添うピノコ……と思ったら地上で花火が暴発! このあたりもシーンごとのつなぎ方が巧いです。
     横領事件直後とはいえ、病院に執刀医がいない状況というのもどうかとは思いますが。それに便乗して、いつもより更にふっかけるブラックジャック、というふうに傍目には見えるのでしょうね。椎茸先生を発奮させるため、と私は見たのですが。私利私欲に走らない態度は立派でも、院長として皆をまとめるためには、それなりに率先したリーダーシップが必要でしょうから。
     そして家路につくブラックジャックとピノコ。ここでの、ブラックジャックを気遣うピノコがすごく好きです。いつも孤独で、嫌われてばかり……という。閉鎖的な日本社会の対極に位置する、それ故にまたきわめて日本的なヒーローの理想像なんですけど、やっぱり良いなぁと。
     ラスト、ブラックジャックを孤高の一等星に、自身をそれに寄り添う星にたとえるピノコ。良いシーンなんですけど……だから地球から見て近くにあっても、本当は何百光年も離れてるかもしれませんって!

     ところで、救急隊員の口から「○○になります」というセリフが出たのがちょい違和感。無理して現代風にしなくていいよ……。
     あと、どうでもいいけど「ピノコの日記」ってブラックジャックのセリフ限定じゃなかったのか……。かぶらないようにセリフを選ぶのがちょっと大変かも。

    2004年11月10日(水)

    「神無月の巫女」第6話 日溜まりの君(KBS京都)感想

    「姫子に、元気になってほしいから……。笑顔でいてほしいから。だからよ」(姫宮千歌音)

  • 自分のことをはじめて「千歌音ちゃん」と呼んだ来栖川姫子。そんな存在を千歌音は求めていた
  • しかし姫子の瞳には、千歌音と同等の存在として大神ソウマが映っていた
  • 自分の気持ちを押し殺して姫子を応援する千歌音
  •  おやおや。なんかすっかりツッコミどころも少なく推移していますね。やっぱり、ちゃんとマジメに話を動かす気があったんですね(っておい)。

     お弁当をいっしょに作って、卵焼きは甘くてもいいか聞いたりして、新婚かお前ら! 卵焼きはホント、家庭によって味つけが変わるものですからね。ちなみに私もさとうたっぷりの甘口が好みです。お厚いのがお好きです(誰も作ってくれる人なんていないくせに! という声は無視です)。そしてお楽しみの乙羽さん攻撃は……「椎茸づくし」ってメモるだけかい!
     しかし姫子、作りすぎちゃったからって大神くんにもお弁当を……なんて……おーい、どうして千歌音の気持ちに気づかんのだ! この後の、自分の気持ちを押し殺している千歌音を見るのはなかなか切ない気分です。あ、しかし髪結いをこっそり取り替えてますね千歌音。これで大神くんに気づかせて、修羅場を作る気なのか。

     まあ、戦闘パートが次回に持ち越しということで、今回は盛り上がりが中途半端でいまいちという気もするんですが、あまりはっちゃけ展開を期待しすぎるのもアレかな。でも次回はにゃーの&アイドル&マンガ家三人組出動ということで、面白くない訳がないと思うんですが。

    Firefox1.0リリース!

    Get Firefox

     ついについに、Firefox1.0が正式リリースですよ! といいつつ、まだダウンロードしたばっかりで使ってみるのはこれからなんですけどね。そしてやっぱり、タブブラウザ拡張もさっそく導入。カスタマイズ至上主義者なんで、これがないともうやっていけない感じ。今のとこ不具合はなさそうです。
     えむいち。viwed by Firefox1.0
     これがうちのサイトをオフラインで読み込んだときのスクリーンショット。ちゃんとRSSのアイコンも表示されてます!
     Firefoxは、Ver.0.9.xではMac版の調子はあんまり良くなかったんですが、さすがに1.0ともなるとタブ周りとか各種設定のGUIとかがずいぶん洗練されてます(というか、全体的にSafariっぽくなってます)。心なしかだいぶ高速のような? やはりメモリ使用量が減ってるんでしょうか。
     ともかく、MacにしろWindowsにしろ、今のところいちばん使えるブラウザのひとつであることはたしかだと思います。とにかくタブブラウズに慣れた身としては、たまに大学(研究室外)でWindowsを使わされたとき、IEの使いにくさに死にそうになります。個人的には、IEなんかと互換性を保とうなんて方向性は不要だと思うんで、どんどん頑張ってほしいですね〜。

     といいつつ、自身がマイナなものに意義を見出す性格なもので、とりあえずMacくらいには普及してくれるといいかなとは思っています。

    投稿者 plateau:02:04 [Mac]

    「ふしぎの海のナディア」(再)第32回 ナディアの初恋…?(NHK教育)感想

    「世の中には、まだまだわからないことがいっぱいあるんだ」(ジャン)

    ※あらすじ展開不能

     うわー、もう滅茶苦茶だな……。

     うーむ。危惧されたとおり、地震を連想させるシーンのある第31回「さらば、レッドノア」は飛ばされました。そのつじつま合わせのために無理矢理にまとめられたあらすじを見た瞬間、これまであえて抑えてきた不平不満を一気にぶちまけてやろうと思ってたんですが、本編を見てみたら意外に面白かったのでまあいいや(えー)。といいつつだらだら書いてしまうのですが。
     これ、何も事情を知らない人が見たら、あの島で何が起こったのかよく判らないまま話を進めるという、なにか制作上の意図があるのかと思ってしまうかも。それもそれでありかもなんて、一瞬思ってしまったり。

     再放送作品ということで、おそらくGAINAX制作スタッフの判断が働いている可能性は低いとは思うのですが、まあこうやって勝手に作品が改竄されることは今に始まったことじゃありませんからね。TVというメディアにはそういう限界があるのだと、半ばあきらめ気味な私です。

     まあけっきょく、世の中には二種類の人間がいて、現実に比べてフィクションの意義を低く見ている人間と、両者をまったく別物としてそれぞれの価値を認める人間に分かれるということですか。もちろん、どっちが正しいとは言えませんけど、明らかに自身が後者に属することはたしかですね。

      以下、本編の感想。といっても、一話としての線引きができてないためにどうしようもないのですが。まあ、今回もマリーかわいいよマリーということでひとつ。サンソンとパジャマがおそろいだったり、食べ物に手を出すキングをたしなめたり、ジャンとナディアの修羅場作りに貢献したりと、八面六臂の大活躍。

    2004年11月11日(木)

    「プラネテス」Phase 15 彼女の場合(NHK教育)感想

    「今はテクノーラとの契約時間ではありません」(エーデル)

  • 契約社員だったエーデル。いくつものバイトをかけもち
  • 休暇を取りデートするタナベとハチマキ。しかし行く先々で知人に遭遇
  • リュシーの指導のもとホテルに入ると、部屋には見知らぬ男が。ある人物との再会の約束があると言う彼だが……
  •  これもずいぶん久しぶり。しかし、改めて格の違いを見せつけられたというか、本当にクオリティが段違いです。
     某所でうっかり微妙なネタばれ情報をキャッチしてしまったんですが、それでも二転三転する展開に目が離せませんでした。
     タナベとハチマキの関係を主軸に描きながら、チェンシン、リュシー、クレアにそのデート風景を目撃させ、それぞれの物語も進展させる。これで無理なくまとまってるだけでもすごいのに、さらに実はエーデルのクローズアップ話だったというオチ。それもあの男、サーシャでしたっけ、彼の使い方が二重三重の意味を持っていて巧すぎです。なんかしゃべり方がエアトンっぽいなと思っていたら、やっぱり宇宙一のほら吹き男でした。
     なるほどー、エーデルにはこういう過去があったんですね。いやまあ、ネットでプラネテスを聴いたらエーデル@伊藤舞子さんがゲストで、いきなり「彼女の場合」の「彼女」がエーデルのことだなんて語り出したんで、慌てて視聴中止したんですけどね(これが「某所」の正体)。本来の放映予定週の前にアップされてたんですが、公式でネタばれがあるとは思いませんでした。以前、謎のままのほうが妄想できるなんて言いましたけど、まあキャラを描かなきゃ出した意味がないですからね、筋を通しています。そして相変わらず、シリーズのこの位置しかない、というエピソードの置き方が抜群。
     最後はなんかミステリの解決編でありがちな展開になってましたが、タナベもきっちりお約束通りのセリフを吐いてくれて、最高です貴女たち(もちろんハチマキも)。
     あと、デート中、ハチマキを「八郎太さん」と呼ぶタナベがいいですね。ものすごく動揺するハチマキも楽しい。それに呼応するかのように、ラストの締めは「エーデルでいいよ」。名前呼びイベントをこう使うかっ! もうほんと、言うことないですね。

     ただひとつ、問題があるとすればギガルト先生@若本規夫の声が音速丸に聞こえてしまうということ(笑)。

    「W〜ウィッシュ〜」第6話 闇の中の記憶(KBS京都)感想

    「きっと、思い出さなくたっていいことだってある。忘れる必要があるから思い出さないの」(遠野泉奈)

  • 桜夏祭当日。泉奈は潤和とふたりで学園祭を満喫する
  • いっぽう潤和の姿を捜す春陽だが、なかなか出逢えない
  •  うぉ〜いい〜、めちゃくちゃ良い感じです。

     とりあえず、泉奈と潤和のラブラブぶりに目を奪われがちですが、サブキャラも良い味出してます。なんかこの委員長&先生いいですね、メガネっ娘コンビ(笑)。ドジッこ系メガネっ娘のメガネはずれていてこそ本領を発揮すると、常々主張している私です(なんのこっちゃ)。自分で作ったお化け屋敷なのに怖がるのか、委員長。っていうかこれお化け屋敷ちゃうやん……。
     そして智一くん(メイドコス)はグルグル回る♪(いいから) 彩夏@金田朋子も相変わらずエエ声〜(関西人にしか判らんぞ)。さらに鳳つばさ@千葉紗子はなんか演劇の舞台にでも立ってるのかと思ったら、アイドルだったという一発ネタも楽しめました。こういう学園アニメのアイドルの常として、高校生の設定なのに歌になると音程が変わるのも以下略。あとは智、姿が見えないと思ったら、あなたずっと屋上にいたんですか!?(まさか)

     そして今回のヒロイン泉奈です。いきなり潤和の腕を胸にくっつけたり、しまいには膝枕か! すっかり春陽のことは忘却の彼方な淳和くんですが、仕方ない、これは仕方ない……。むしろ妹にこんなことをされて拒むほうが兄失格!(もう何を言ってるんだか) しかしやっぱり過去の記憶が曖昧なことが引っかかってる様子。これはあれですか、つまり今からコトに及んでも後から思い出せないとか言って逃げる算段ですか!?(全然違う)
     そんな戯言はさておき、花火をトリガに記憶の断片が蘇ったらしき潤和くん。なんか、つい数ヶ月前もこんなシーンを某アニメ魂枠で見たような気がするのですが、それは私の記憶違いでしょうか(や、だから、思い出さなくたっていいことが……)。

     え、えーと、こんな調子で書いてたらいつまで経ってもまともな論考が出来ないんで打ち切ります。まあともかく、いよいよ本筋ですかね。やはり過去の記憶がカギになってきそうです。怪しげな泉奈の口ぶりといい、これまた楽しみですね〜。毎回のように泉奈と春陽が潤和を奪い合う展開でここまで来ましたが、重要イベントと思われた学園祭当日は泉奈の完全勝利に近い感じで終了。まあ、祭の当日のこのあっけなさというのはけっこう好きなタイプの描写ですので満足。さて、ここからどうなってくるのかが、この作品の真価が問われるところです。

     そうそう、この感想の書き方だといつも忘れがちになるんですけど、プリンセスアワーの最初に出てくるふたりもけっこうかわいいですね。毎回のミニシーンも楽しみのひとつですが、今回は入浴シーンですか。バックで「カスタードプリン〜」(「プリンアラモード」でした)とか歌ってる曲の微妙なセンスもステキ。プリンセスだからプリンって……綴りが違うっての!!

    「Φなる・あぷろーち」第6話 大衝撃!! 愛と哀しみの果て!(KBS京都)感想

    「こう見えて心の奥底では、誰よりも深く通じ合っておりますから〜」(益田西守歌)

  • 陸奥笑穂とラブラブの涼。西守歌はそんなふたりを通信傍受および衛星画像で見守る
  • 動物園にデートに出かけた涼たちの事情を熟知している西守歌を怪しむ涼。そして西守歌の所業が明るみに
  •  久々にプラネテスが放映されて、水曜深夜の三連コンボが完成。いやぁ、いいなぁこれ。それぞれ微妙に雰囲気が違うんで、相乗効果を上げています。最後のプリンセスアワー枠二作目にたどり着いたころには盛り上がりが最高潮に。アバンタイトルからもうワクワクです。相変わらずキャラがみんなかわいいなぁ、これ。涼様までかわいいし。

     って……あらら、ホントにつき合ってたのね、涼様&笑穂。その横では婚約者の手作り弁当を横取りする幼なじみと妹。ものすごい構図だ。で、そんな西守歌はふたりの様子を影から見守る……って域を超えてますが。あの超巨大アンテナ、ずっとマンションの屋上に設置されてたのか? しかも24時間監視するんなら静止衛星なわけで、激しく無駄遣いもいいとこですね。先進国クラブめ!(違)
     で、それを知ったらさすがに涼様も黙っちゃいない訳で……。「完全無視」とはまたきつい展開になりましたねー。しかししかし、もう騙されませんよ〜。一見シリアスな話と見せておいて、要所要所にデフォルメキャラを配置しているとこが狙ってる感出しまくりです。相変わらず窓の外には黒服が大量に貼りついてるし。ラストの西守歌の「つ・づ・く!」なんて、ちゃんと動きまで合わせておいて。ストーリィ展開とは裏腹に大爆笑。なんだこのアニメ。
     さて次の一手はどう来るのか。前回のようにウルトラC級の展開であっさりコメディ復帰か、それとも今度こそ本気展開になるのか。プリンセスアワーの最初のサイコロで決めてほしいものです。たったららーん! って、あんなめちゃめちゃ細工してありそうなサイコロで決めても……って言うな言うな。

     あ、そういえば、この前アニメイトでOP「君色パレット」[amazon]を買ったんで、14日の野川さくらトーク&ミニライブ(於:京都教育文化センター)のチケットは無事入手。またひとりで行きますかね……。

    2004年11月12日(金)

    「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第31話 追いかーけて、飛ばさーれて(関西テレビ)感想

    「っていうかこいつは、はじめて逢ったときから変わってない。そういう奴なんだ」(シロン)

  • シロンの帽子が風に飛ばされる。シロンの命に関わると聞いて追いかけるシュウ
  • そこに帽子を奪おうとする風の精霊・マミュームが現れるが、シュウは渡さない
  • シュウとディーノの父によって風のレジェンズ版タリスダム完成。と、突如タリスダムはシュウのもとに
  •  あれれ。なんか変わった回でした。

     シロンの帽子を捜してシュウが東奔西走。手にしたと思ったらまた飛ばされて、ニューヨーク中をかけめぐる……みたいな、サブタイトル通りのドタバタ展開を期待したら、いきなりバトルが始まってしまってちょっとがっかり(いや、普通はそっちが見所だと思うんだけど)。この作品の魅力って、シュウがメグやマック、さらにディーノとワイワイやってるとこにあると思っているので、そういう描写をすっとばした今回は全体的にいつもと違う雰囲気で、正直乗り切れませんでした。せめてメグチョップだけでも一発!(必然性もないのに出しても)
     というか、シュウがシロンの言葉を真に受けるのもらしくないし、そもそもシロンが何故あんな嘘をついたのかというのがよく判りませんでした。視聴者には早々にばらしているから、ミスリーディングを誘って話に緊張感を持たせる気もなかったようですし。
     変と言えば、タリスダムやタリスポッドが唐突にシュウの手に瞬間移動したりするのもすごい展開。なんか前回といい、だんだん何でもありな話になってますね。まあ、根本がギャグアニメなので許容範囲ですが。逆に言えば、もっと無茶をやってくれないと面白くない(わがままな)。

     まあ、けっきょく「風の頭上」という予言書の文言が指し示すものは別にあるみたいなんで、このあとの展開が楽しみ。

    「魔法少女隊アルス」Destiny 27(NHK教育)感想

    「……アルスなら、こんなときどうするだろう、って思って」(シーラ)

  • 魔導書を金庫犬から出した隙に、魔族に奪われてしまう……と思いきや、中身をすり替えていたシーラ
  • 次々と倒れる魔女たち。魔力の弱まっていく中、なす術のないシーラたち
  • いっぽう魔族は黒魔法で新天地への降臨を目論む
  •  うーむ……こういうのも作画が崩れているっていうのかな? シーラやエバの顔まで明らかに普通と違うぞ。魔力が弱まっているせいか、作画崩壊の呪いが……(便利な言葉やねー)。
     ストーリィ展開的にも、次々と新事実が明らかになった前回とはうって変わって、橋渡し的な回に見えました。こういうときこそ、目の醒めるような演出で楽しませてほしいところなんですが……。
     こういうときは、相対的に作画レベルの落差が小さいサブキャラが有利ですね。アテリア様にくっついてる魔女っ子ふたりがいちばん萌えました。アルススイングで(以下略)。そういえば先週出てた犬、金庫犬なんて名前がついてたんですね。
     そうそう、クゥちゃんなんてキャラもいましたね。かなり前の話な上、この作画なもので名前が出るまで全然気づきませんでしたが。えっと、語尾に「っスよー」とかつけるしゃべり方の子でしたっけ? ってそれは「ねこきっさ」のキャラだ!!(お約束)

    2004年11月13日(土)

    「To Heart 〜Remember my Memories〜」第6話 思い出の街、思い出の人(KBS京都)感想

    「元通りとちゃう。変わったで。……微妙にやけど」(保科智子)

  • 雅史のサッカープロテストの応援に神戸に向かう浩之たち
  • 保科智子との再会。震災から復興した街を共に眺める
  • マルチの充電でトラブルを起こす浩之。彼の胸に湧き起こる思いは……
  •  素晴らしい。第一期に思い入れもない、関西生まれでもない私でも胸に響きました。しかし、余計なお世話ですが、これ神戸サンテレビでは放映してないんですよね……。Wikipediaによると第一期はやってたらしいのに。ちょっと片手落ちな感じ。

     光希桃さんの感想率調査が出たので、新規に「えむいち。」を訪れていただく方が増えると予想されます。ですので改めて言いますが、私ことぷらとーは第一期を見ておりません、ゲームもやっておりません。電撃コミックス版は揃えましたが1巻しか読了していません。以下の感想はそういった予備知識の不足した状態で当作品を分析した結果であることを踏まえてご覧下さい。

     阪神淡路大震災からの復興を遂げつつある神戸という街。時節柄、やはり思いは新潟に向いてしまう訳ですが、よくぞ放映してくれました。むしろこんな時こそ、やる価値のある話だったと思います。時は無情なまでに疾く過ぎ去ってしまうものですが、だからこそ救われる思いもある。いつかはその日が来ることを信じていれば、今を生き続けることができるのかもしれません。
     そして、その思いは、5年の時を経て蘇ったこの作品自体にも共通するものです。保科智子の言う通り、最初のうちは元のままのような姿を見て懐かしさを覚えても、微妙な点では変わったところばかり。もちろん何度も言う通り、私には判別できないものですが、他サイト様を見れば一目瞭然です。新番組継続率調査を見ても、浩之ちゃんの声が……というコメントばっかりですし(最初のコメントがうちなのはご愛嬌)。だけど、それは当然のことでもあります。そうでなければわざわざ新作を作る必要なんかありません。旧作の再放送で充分です(個人的には先にそれをやってほしかった気もしますけど)。
     マルチを想い、長瀬主任に心のうちを明かす浩之。プロサッカー選手の道を歩み始めた雅史。そして神戸の地で自分の人生を歩んでいく決意をした保科智子。みんなそれぞれ、おそらく前作の着地点から更なる一歩を踏み出していっているように思います。それは前回の葵にしても同じですし、今後描かれるであろう他キャラクタについても同様でしょう。それは前のシリーズが好きな人には原作破壊ともとられかねない道ですが、それは宿命みたいなものです。それを顧みず「その先」に挑戦しようとする製作陣の意気は、すくなくとも私は評価できると思います。

     さて。そういうことを措いても、この作品は見所が満載なわけであります。まだまだ書きたいことが山ほどありますので、もうしばしおつきあいを願います。

     まずは登場、保科智子@久川綾! なんか委員長とか呼ばれてますよ! 相変わらず全然設定が判りませんが。大学がどうこう言ってたから先輩なのかと思ったら、やっぱ同級生みたいですね。しかし、眼鏡をかけてるシーンが少ないのが残念でした。私にとってメガネっ娘は生き様であり、着脱可能なものではないのですよ! たとえPCゲーム原作とはいえ、最後まで眼鏡は外さ(ry
     そ、それにしても、やっぱエエわ久川綾さんは〜(と誤摩化す)。アニメの関西人キャラって、キツい感じの人が多いので、柔らかい系統の保科智子のしゃべりは耳に心地良いです。といっても、ネイティブの方によると関西弁でも大阪・京都・神戸で微妙に違うらしいんで、ホントに神戸弁になってるのかどうかは判りませんが。智子の父親なんか、明らかに違いますからね。CVが茶風林さんということで、もっと横幅の広い体格の、典型的大阪人をイメージしてしまったり(笑)。親子で方言の系統が違うってのは良いのか? まあ別居してるらしいですし、職業柄大阪の人とつき合う機会が多いという解釈で。
     あと今回は、冒頭からマルチの充電シーンが出てきたり、長瀬主任から分厚いマニュアルを渡されたりと、そうかーマルチって機械なんやなーと改めて再認識しました。しかし次のシーンでは新幹線に酔ってたりしてかわいい。目がぐるぐる回る〜ですよ。フラフラなフリして貴方の胸に飛び込みますか?(観れないくせにネタにし過ぎ) しかし充電の仕方、PCにつないでいろいろ操作しないといけないとは面倒くさいですな。どうも画面を見るとWinっぽいし、例の「デバイスを安全に取り外す」とかいうことをしないといけないんですかね。USB2.0とかでプラグ&プレイ自動充電という仕様にしときなさい! まあiBook←→iPodでもFirewire(IEEE1394)を勝手に外すと怒られますし。不具合が起こった試しはありませんが。というか、真のメイドロボットならご主人様に抱きつき→きゅいーん充電中〜。というのが理想では(黙ってろ)。
     あと神岸あかり@川澄綾子もいいですね。やはり浩之ちゃんに幼なじみ以上の感情をぶつけることになるのかな……。そうそう、ぷらとーさんは幼なじみ原理主義者でもあったのでした、自分で言っておいて忘れてた(おい)。しかし、このうえ幼なじみについて語り出すとあまりにも長くなるので(すでに本文の文字数が2000字を超えてるし)また次回以降に。

     そして毎回恒例、ラストのOPテーマ曲バックコーラス。ほんと、これだけ毎回やられると、いいシーンなのに笑えてきます……と思ったらどうしたマルチ!? なかなかシリーズ演出が巧いなぁ。

    第5回アニメ感想率調査結果発表

     光希桃 Anime Stationにて。直リンクはこちら

     いやー、今回も興味深い結果でした。しかし、今期の感想率ベスト10も、終了作品の評価ベスト10(シノブ除く)も、ひとつとしてレビューしてないってのはどうよ、うち(笑)。光希桃さんからのメールによるとレア指数は205サイト中15位だし。まあテレビ大阪が観られないのが最大の問題ですけどね。ただ観れたら観れたで、今期でも見る作品が確実に10は増えるでしょうから、ぶっちゃけ時間が足りません。まあ、あと1年くらいはこのままです。いいのです、マイナ至上主義。
     で、そんな非主流派の当サイトの評価ですが、えーと、感想を書いた作品はすべて「おもろ」にしました。アーカイブは以下の通り。

     終了作品にしろ、新番組にしろ、言いたいことは各話の感想で基本的にすべて書いてるつもりなので(それが伝わってるかどうかはともかく)、あえて補足コメントはいたしません。統計というのは結果を見るのは好きですし、個々の感想では見えない面が見えて価値があるとは思いますけど、それが直接に個人の評価に影響しないのが重要だと私としては思っていますので。

     それにしても毎度毎度、現状の感想率リストは非常に便利。今私が把握してるサイトさんの中に限ると、いつのまにか「レジェンズ」や「魔法少女隊アルス」の感想を書いてるサイトが減ってきてるような気がしてましたし、「ブラックジャック」の感想を光希桃さんとこ以外全然見かけないので不満だったのです。

     しかし、継続率や終了評価の個別コメントは面白すぎですね。さすが皆様アニメ感想系だけあって、一言でもツボを心得ています。観てない作品もすべて読んでいったらすごい時間かかりました……。おかげでこんな時間に(現在時刻4:23a.m.)そして終了番組は下に行くほど評価が下がっていくので、なんというか、まあ、だんだん殺伐としてきて。たまに読む分にはいいかも。

     あと、個人的に楽しかったのは、「砂ぼうず」「ニニンがシノブ伝」の「見てない」コメント。MBSアニメシャワー枠が改編時期ずれまくってるせいで、関西陣の妙な連帯感を勝手に味わえました>何も学べない青空教室さん、また〜り不定期日記(仮)さん。

    「まんがタイムきらら」12月号(芳文社)感想

     今回から順位表示をやめました。考えるのに時間がかかるし、その結果が自分以外に意味がないような気がしたので。書いてる途中でその方針を決めたんで、とりあえず今月はいつもどおり15作品紹介。あと、代わりに大まかなあらすじをつけることにしました。

  • 湖西晶「かみさまのいうとおり!」8ページ右
    --商店街の福引きネタ。いつものごとくまりあの妄想を抑えるべく奮闘するふたりの友情が美しい。
     単行本は12月27日発売。やり過ぎですが楽しみです。

  • 海藍「トリコロ」15ページ左
    --単発ネタ特集。選んだネタは多汰美さんの謎に迫るまきちー。
     もし写ってたらどっかに投稿するつもりだったんでしょうか(まさか!)。

  • ととねみぎ「ねこきっさ」20ページ右
    --謎の日本人形「ナツメ」をかわいがるクゥ。しかしその人形にはおそるべき秘密が……。
     まだ野口英世に出逢えてません私……。って、ここ魔界じゃなかったのか? 何故日本銀行券が流通してるのか……。それはともかく、単行本2巻1/27発売。

  • 愁☆一樹「1年777組」28ページ右
    --委員長・夏本みたかの悩み。乙女の友情が生まれるも壊れるも、ヘルスメータの値次第なのであった。
     11/26に単行本2巻発売。最近委員長が気になって仕方がないです。

  • 今井神「かたつむりちゃん」41ページ右
    --同級生・片紡舞の秘密握るアオイちゃん。だからなんでみんな気づかないのー!?
     今井神さんの本誌連載は非常に喜ばしいことではあるのですが、その経緯が……。まあ、作品に罪はないのでプッシュしていきましょう。

  • 荒井チェリー「三者三葉」49ページ左
    --双葉の最近の悩み。食べることが楽しみの彼女にとってそれはまさに死活問題であった。
     こっちも体重ネタ。しかし葉山の楽しみが気になるところ。まあ誰しも他人に言えない楽しみのひとつやふたつあるでしょう。

  • 野々原ちき「姉妹の方程式」76ページ右
    --学芸会。苦手な合唱で憂鬱な千薪、いっぽう百江はアラビアンナイトの劇で張り切る。
     百江ちゃーん! それは反則じゃよー。しかし中学高校では、オタク趣味の人が偽装として演劇部に入部することは常套(以下略

  • 桑原ひひひ「きつねさんに化かされたい!」97ページ
    --学園祭と知らずに保健室登校してしまった田中。彼女のために立ち上がる先生であった。
     やっぱいいなー学園祭。って、田中さんってこんなかわいかったっけ。メイド服や動物耳に頼らずとも萌え萌え。

  • 岬下部せすな「悪魔様へるぷ☆」111ページ左
    --ルルーを心から愛するシェラ。ルルーとの運命の出逢いを夜通し語る彼女……。
     回想シーン萌えー。ルルーかわいいよルルー。

  • 神崎りゅう子「たるとミックス!」122ページ左
    --定期的に魂が入れ替わる、たると・リぼん兄妹。そんな事情を知らないたるとのクラスメイト男子たちの苦悩の日々。
     ありゃ、なんだろう。今までそれほど引っかかりませんでしたが、今回は良かった。某Wウィッシュの智一くん以来、自分にそういう嗜好が芽生え始めてるのか(おい)。

  • 白雪しおん「ROM-レス。」130ページ左
    --今更ながら、久凪の存在に疑念を抱く静夜。だが話はいつの間にか、彼自身の出生の秘密に……。
     うわーい。こういう設定を作っておいていまさら蒸し返しますか。二次元萌えな人間にとって、触感というのはやはり今後の課題事項なのでしょうか。触りたいーとかいうと危なげですが。

  • 太田虎一郎「かるき戦線」140ページ右
    --トイレの花子さんの秘密をさぐるかるきたち。そして貴更の活躍……?
     うわははは! 本編も抜群ですが、なんの脈絡もないドキドキ対決がサイコーでした。まさかホントにやるとは。ええええ、ドキドキですとも! そのあと恥ずかしげに降りたりなんかしてもう最高(落ち着け)。

  • 星河あつき「カフェスイートココマジック」145ページ右
    --時は巡り、カフェココにふたたび訪れるクリスマスシーズン。想いは去年のその時へと飛び……。
     はいはい、判りましたから。11/26単行本発売ですね。どうせその日はファウストだのNHKにようこそ2巻だのΦなるキャラソンだの大量に出ますから、いっしょに買いますよ。

  • ヒロユキ「ドージンワーク」152ページ右
    --売れっ子同人作家、ジャスティス&露理。そんなふたりに売れる方法を教わるなじみだが……。
     なんだこりゃー面白ぇ。っていうかいいのかこのネタ……。寛大だなぁ、あの会社。

  • 結原りん「どこでもすたでぃー!」192ページ右
    --お兄ちゃんと遊園地に行く約束をしていた郁巳だったが、連れて行かれた先は……
     妹との約束を忘れるなんて、お兄ちゃん失格ですよアンタ!! スタディーに食玩サーチのテクを教えてる場合か! いいから私と替わってくれ。

  • 「よばれてとびでで! アクビちゃん」第7話 アクビところんとやましい奴ら(KBS京都)感想

    「リラックス、リラックス。グッバイ、小ジワ」(眠田うつら)

  • 新作のアイディアが浮かばない父・眠田正夢。編集の日野から逃れるためトイレに隠れる

  • そこに隣の東村山馬子、怪しげなオカルト研究者を呼んで眠田家に侵入

  • 研究者と意気投合した日野、傍若無人に家を荒し回る。母・うつらのストレスは頂点に達し……
  •  すごいなぁ。それこそ製作陣はどうしてこんな話を思いついたんだ。

     作家に泣かされる編集は世の常という感じですが、正夢は「だぁ!だぁ!だぁ!」(アニメ版)のみかん先生や「フルーツバスケット」のぐれさんほど神経が図太くないようで。トイレにこもりっぱなしで全然ストーリィに絡ませてもらえません。
     そんな状況で、毎度毎度ヤな感じの隣の主婦が呼び込んだのはオカルト研究者@茶風林。うん、これぞ正しい茶風林さんの使い方です(笑)。通常の8倍のプラズマイオン……もうツッコみようもありません。と思ったら、編集の日野くんもオカルトマニアだったのか! 「なかなかボクの趣味を判ってくれる人がいない」って、そういうことね……。しかし、その割には「サイコメトラー」とか「キャトルミューティレーション」という用語の使い方が激しく不適切で疑問も湧きますが。映画映画言い過ぎだし。まあこういうのは、知識の薄い人ほど厄介なものですからね(おい)。
     で、そんな三人があーだこーだ言いつつ家を荒し回る。これはいくらなんでもひどすぎです。ころんの部屋にも勝手に上がり込むし。押し入れに隠れるアクビ娘@谷井あすかと、迷惑そうな眠田ころん@野川さくらの表情が物悲しいです。小ジワを気にして怒りを抑えている母・うつらですが、逆にイライラがたまる一方のような。
     と思ったら、娘を悪魔扱いされてさすがに我慢も限界に達した様子。「これ以上私を怒らせると、切れちゃうぞー!!」ということで、アクビに仕返しを命じるのでした。いやーいいわ、ここのシーン。やっぱりこういうカタルシスがあってこそですね。で無事みんなを追い返し、ストレスも発散? うつら母さんのささやかなる願いは達せられたのでありましょうか。
     そして正夢もアクビのおかげで作品のプロットも思いつきました。って、あの編集者と今後やっていけるのでしょうか……。まあ、最後には目に涙を浮かべるころんを見て我に返ったようなので、私としては許しがたいわけでもないかな。それにしても、悪魔祓いと称して、ころんをカエル煮込みの風呂に入れさせるという提案がなされたときには仰天しました。い、いくらなんでもそのシーンを期待するような人間じゃないです、私……。

     それにしても、今回もまた深読みすればいろいろ興味深い回ですね。編集者という、ある程度のエリート階級の人間が安易にオカルトにはまってしまったり、「あなたのため」といいつつ土足で他人の気持ちを踏みにじる行為を犯してしまう隣人がいたり。さらには、まったく活躍しない父親に対して、最後は娘想いの行動を見せる強い母親。
     なんかもう、アニメ感想系冥利に尽きる作品のような感じです。思った通り、光希桃さんの感想率調査によると現時点で感想書いてるのはうちだけのようですが、これは意地でも全話感想書かないと。

    「MAJOR」第1話 吾郎の夢、おとさんの夢(NHK教育)感想

    「あったり前じゃん。ただ投げてるだけじゃ、おとさんみたいなスッゴいプロ野球選手にはなれないんだよ」(本田吾郎)

  • 白ばら保育園に通う本田吾郎。父のようなプロ野球選手を夢見る毎日
  • しかし父親の茂治は二軍落ち中。重大な怪我を抱え、引退を決意
  • それを聞かされ、ショックを受ける吾郎。そんな彼のとった行動は……
  •  最高ーーー!! 久々にNHKは神だと再認識。

     いやぁ、いいよぉコレ。まずOPから期待できる作り。この字幕の出し方いいですね。MAJORだからロードオブメジャーというキャスティングもいいんじゃないでしょうか。
     そして本編冒頭。おわぁぁ、なんと保育園からスタートなのか! それも白ばら保育園ですよ、ロサ・ギガンティアですよ(違うぞ)。プロ野球選手の父を持ち、自らも野球選手に憧れる本田吾郎@くまいもとこ……こ、これは萌える、萌えない訳がない(もしもし?)。純粋だよー、いいなぁ。なんか、カメラワークが妙に腰回りに寄ってる気がしません?(観てるほうはちっとも純粋じゃない)
     そんな少年に手を出す優しく声をかける保育士・星野桃子@野田順子。うわぁ、いいなぁこの人も。いかにも今風の保育士さんという感じですが、そのくらいがいいんでしょうね。どのみち野球アニメをやるんなら、厳しい勝負の世界を描くことになるんでしょうし、そういうときに脇にこういう人は必要でしょう。
     さらに吾郎のおとさん・本田茂治@子安武人に、おかさん・本田千秋@日高のり子! もう完璧です。きっとプロポーズの言葉は「私を甲子園に連れてって」だったんですね間違いない(頻出の感想と見た)。と思ったら、中盤で亡くなっていることが明らかに。なかなか良い感じに時系列をいじくっていますね〜。その後の、深夜に帰ってきて吾郎に醒めた言葉を吐くおとさんのシーンも非常に印象的です。
     さらに、茂治のプロ引退をめぐって揺れる気持ちを軸に、話は二転三転して……と、一話から驚くべきプロットの複雑さ。なるほど、ど真ん中ではストライクにならないというおとさんの教えをストーリィにも生かしている感じですね。球種もストレートだけじゃなくて、いろいろとり混ぜてる模様です。これは非常に先が気になりますね。

     うん、こういうのこそが「萌え&燃えアニメ」と言えるんじゃないでしょうか。個人的に野球自体には昔ほど興味を持てなくなっているのですが、この作品なら楽しませてくれそうです。実際の球団を出さないのも野球アニメ(マンガ)としては実は少数派だと思いますが、この御時世、そっちのほうがはるかに楽しめます。当然のごとく継続決定〜。

    「カードキャプターさくら」(再)第28話 さくらとおまじないカード(NHK教育)感想

    「いやだってばー! わたしはこのカードで小狼のハートを狙い撃ち……」(李苺鈴)

  • コロッケの調理実習。コロッケを油に入れられないさくら
  • クラスの女子の間で話題のおまじないカード。その外見はクロウカードそっくり
  • おまじないカードに紛れていた本物のクロウカード・ショットを買った人物を捜し回るさくらたち
  •  MAJORに引き続き、くまいもとこアワー(違)。次週からサイコロ振ってどっちが先か決めてみてはどうですか? 振る役はななみちゃんとどーもくんにでも任せて。
     
     これも楽しめる回。クロウカードを買っていった人物を捜して街中を駆け巡る、これで視聴者の興味を引っ張っていく展開が良かったですね。
     やー、相変わらず苺鈴ちゃん@野上ゆかながかわいすぎです。はた迷惑なキャラではあるんですけど、「恋する乙女は厄介やな〜」byケロちゃん@久川綾の言葉どおり、やはり憎めません。でも、あれだけ毎日小狼にらぶらぶ〜と押しまくってても、おまじないカードに頼ったりと、本心は不安なんでしょうか。まあこういう話を経て、やがては……ということですからね。
     それにしても、また松本真樹@三石琴乃の店でのクロウカード騒動。おまじないカードがクロウカードそっくりだった理由とか、もっと気にしてもいいのではないかいキミタチ? と思わなくもないんですが。まあでも、これがCCさくらの世界ですからね〜。コロッケとか、雪兎さんとか、マジに夢中になれる年頃ですから(言うと思った)。
     しかし小学校の家庭科でコロッケを揚げることなんてあるんですかね? まあ、危険なことを全部素通りするよりは何事も経験ですし、油を必要以上に怖がるさくらちゃんがかわいいのでOKですが。グッジョブですよ、木村ゆき絵@サエキトモさん!

    2004年11月14日(日)

    「ジパング」第3回 漂流者(MBS毎日放送)感想

    「この船は、美しいな」(草加拓海)

  • 海軍の将校を助けた角松。みらいのことを知らせるわけにはいかないため軟禁
  • しかし男は意識を回復。己を助けた角松に、海軍少佐草加と名乗る
  • そしてみらいは時空を超えた地点に舞い戻る。ふたたびの奇跡を願う隊員たちだが……
  •  ああ、やっぱりいいなぁ。
     海上に停泊するみらい。その船上で、ふたたび21世紀に戻れることを願って、月を見上げる隊員たち。このシーンが非常に印象的です。絵の美しさ、そして演出。物語に引き込まれる度合いとしては今期の中でもかなり上のレベルですね。

     草加少佐登場。角松たちを自分たちとは違う日本人だと言います。わかるんですね、やっぱり。たしかに違いすぎますな〜。事実を知ったら漂流者となると言われても、覚悟を決めている草加。そして角松は未来から来たことを告げる。ここですね、その時代に日本が存在していることを確認する名シーン。

     そして、みらいに迫る米海軍の戦艦。この艦体をなめ回すようなカメラワークも素晴らしい。続きがどうなるのか、非常に楽しみです。

     しかし、いかんなあ、桃井一尉に萌えそうですよ(おい)。帝国海軍の軍人相手にも物怖じしないところはさすがに海上自衛隊の一員と言ったところでしょうか。

    「ニニンがシノブ伝」第8回(MBS毎日放送)感想

    「よぉ〜しシノブっち、お前はネットに潜むポップアップ広告を無限に開きまくる妖怪、なに開けとんじゃいをやるのだ〜」(音速丸)
     Firefoxを使えば回避可能かと(笑)。

    忍、化けるの巻
  • 文化祭でお化け屋敷をやる楓。忍も参加したいと言い出す
  • 怪植物、暴れるの巻
  • 成長の早い植物の上を飛び越える特訓。しかしシノブが育てたのは伝説のマンモスフラワーだった
  •  相変わらず単純に楽しめるお話。しかしリアルタイムで観て寝たら、なに書こうと思ったか忘れてしまいました。まあいいや。

     Aパート。 予告通りネコミミモード。というか妖怪エロガッパを薦める音速丸は狙ってるとして、猫又を推す楓も充分どうかと思います。語尾に「にゃ〜」のシノブ、なんだかんだで萌え萌え。で、楓のブルマ姿がえろえろなんですが。

     Bパート。って文化祭ネタあれで終わりかい!
     これまた忍者の定番の特訓。あれ、ほんとは麻を育てるから現代では薬事法違反なんだよね……と思ったらそれどころじゃなかった。なんかもう、どうしようもないな。触手はべつに興味ありませんって。せめて雅ちゃんを出してくれ。

     しかし、どんどん楓がTAGROの作風(サルガッ荘寄り)っぽくなってくるなぁ。

    「ふたりはプリキュア」第39話 涙キラ! 汗がタラ! 結婚式は大騒動(ABC朝日放送)感想

    「さすがお母さん。お父さんが惚れるわけだ」(美墨なぎさ)

  • 担任のよし美先生が結婚することに。相手は近く海外赴任するという
  • 先生のために、クラスのみんなでキルトを縫うことに
  • しかし結婚式当日、なぎさ・ほのかの前に現れるジュナ
  •  DA・N・ZE・N! 素っ晴らしい〜! こういうのこそが、僭越ながら私がプリキュアに求めていたものですよ!!

     うわー、なんか一回観ただけで感想書くのがもったいないくらいです。あと何回か見返してからじっくり書きたいところ(それこそ、「プリキュラもっとみたいポポ〜」)なんですが、今日はこのあと野川さくらを見に行かなきゃいけないので(笑)、まあ録画ビデオ再生しつつ、逐一シーンを追っていきましょう。

     よし美先生の結婚話がまさか本当だったとは思いもよりませんでしたが、いいですねこういうふうに担任を思う生徒たち。なぎさ&志穂莉奈に加え、ほのかまで机を合わせてお弁当を食べてるシーンでほんわかしてしまいました。本当は屋上でふたりで……まあいいや。先生をやめちゃうんじゃないかという話題になって、そこにかけ寄ってくる夏子@小清水亜美&京子@名塚佳織。と思ったら、懐かしの柏田真由@渡辺朋乃、けっこう好きだった谷口聖子@吉田小南美まで再登場とは! さらに、聖子の友人らしき森岡唯@城雅子なんてキャラも(18話に出てきましたっけ? ファンブックには役名が出てない)。この髪型かわいいなぁ。クラスメイト増強されてるのは今後の布石でしょうか? 喜ばしい限りです。やっぱりこの前の文化祭のアレはほっとかれてるみたいなんですけど、だがそれがいいそういうのもアリかなとは思います。
     先生を続けるのかどうか、職員室に訊きにいくなぎさとほのか。行動を思い立つのはなぎさで、そんな彼女が頼りにするほのか、という役割分担がしっかりしてて、なんか好きですねここ。「わたし!?」っていうほのかもいいなぁ。で、先生をやめないと宣言するよし美先生。そこに校長・教頭が近寄ってくるとささっと逃げるふたりがなんか面白いです。って教頭、自らが苦労してるっぽいのは予測してたけど、これから結婚する人に向かって言うことか……。
     そして、みんなでプレゼントを作ることに。やっぱり女子部ならではなんですかね、こういう団結力の強さ。キルトを作ることになるきっかけの、ほのかの家での会話もいいですね。両親と離れて暮らすほのかの気持ち。で、ふたたびベローネ。真由は美術部らしくデザイン担当。夏子&京子は裁縫のことならさっさと解決と、キャラが立ってます。そこに現れたよし美先生をごまかすために、ダンスの練習だと言うなぎさ。「最近流行ってるサンバ」……マ・ツ・ケ(ry 照れながら踊ってるみんなが超絶萌え。
     そしてこのあとのなぎさの家でのシーンが抜群に良い。思った通り(失礼)裁縫の苦手ななぎさを指導する美墨理恵。改めて母親を尊敬するなぎさ、その流れで両親のなれそめを訊くあたり、この年頃の女の子って感じですねー(なんて、いかにも女心を判ったような感じでしゃべってますけど)。そのあと、自らの結婚式を藤P先輩をオカズに妄想するなぎさについてはコメントなしで(えー)。

     Bパート。いよいよ結婚式当日。と、式場に紛れていた角沢さん、テーブルクロス引き抜き。なんであえて目立つことするかなー。いっぽう、道具部屋(と言うのか?)に向かうなぎほの。なぎさが持ってるのはサイリューム? メポミポの「邪悪な感じがする」という訴えもそこそこに、ウエディングケーキに夢中のなぎさ。と思ったら作り物で……ってこれは! ビジュアルファンブックを買ってくれた大きいお友達へのサーヴィスですね!?(EDでプレゼントもありましたけど) と、そこにジュナ登場でふたりはプリキュアに変身。
     改めてドツクゾーンの栄光を説くジュナ。それに反論するプリキュア。今までも何度もあった展開ですが、バージンロードを歩むよし美先生のシーンと交差して描かれているせいで、非常に見応えのあるものになっています。ブラックの「そんな定めなんて乗り越えて、みんなで幸せになってやる」という言葉にも訴えかけるものがあります。ポルンの力に頼らずに、マーブルスクリューだけで追い返した展開も面白いですね。プリキュアのパワーアップも充分説得力が与えられてますし。冒頭で翔子(レギーネ)がポルンの力に気づき始めているのが巧妙なミスディレクションになっています。こういう、微妙に毎回のお約束を外してくれる趣向は好き。
     そして大団円。よし美先生へのプレゼントを広げ、花婿さんと共にくるむなぎほの。ほのかが「離れてても」と言ったあと、なぎさが「想いは届くんだよ」と言うのを期待してしまった私(な訳ない)。って転勤取り止めかい! 実は花婿さんの会社が角沢が勤めてた会社で、角沢が消えたおかげで人事が混乱した……とかいう展開だったりして。それにしては時期が合わないか。というか「レベルE」にあったな、そういう話。
     さぁ! 最後は期待した通り、ブーケを投げるよし美先生。何気にほのかだけ手を挙げてません。深読みすると(略)。一瞬教頭が取るのかと思ってびっくりしましたが、校長のナイスフォローでブーケはなぎさのもとに。横で微笑むほのか。うわぁ、うわぁ、もう最高です。

     いやぁ、ほんと堪能できましたね、今回の話。やはりこういう中学生らしい日常をメインに据えて、その枠組みの中で闇と闘うふたり、という構図がプリキュアの理想型だと思うのです。次回はお泊まりということで、また期待が高まります。やっぱ、まだまだ楽しませてくれそうです、この作品。

    2004年11月16日(火)

    「君色パレット」発売記念野川さくらミニトーク&ライブ

     今さらですが感想をちょっとだけ。

     アニメ「Φなる・あぷろーち」主題歌「君色パレット」[amazon]発売を記念して、京都教育文化センターにて野川さくらのミニトーク&ライブが行われました。アニメイト京都でCDを購入した人に先着で招待。
     いやー、良かったですよー生野川さくら。ラジオとかで聴くより天然どじっこ感満載。君色パレットの歌詞を間違えると言う「さくにゃんパニック(本人談)」も楽しめました。まあ、このくらいは許してあげましょうよと私は思ったのですが……。それよりも、京都に関する暴言のほうが気になりましたね(笑)。冒頭から、「にゃっほ〜どすえ〜」という謎挨拶(「にゃっほ〜」はラジオで布教している野川さくらの挨拶)に観客席からツッコミの嵐。さらに「京都と言えば?」というランティス松村さんの質問に「鹿!」という超天然解答。同席していた影山ヒロノブ長老も「京都はゼニの街や」とか言ってみたり。そして締めの挨拶ですら「大阪のみんなー」とか言ってるし……。いやー、いろんな意味で面白かった♪

    野川さくら_Joyeux Noel予約用紙
     そして、会場で配られた12/1発売の新曲「Joyeux Noel」[amazon]の特別予約用紙。前々から噂のクリスマスソングということで、トーク部分でも話題に上り、ライブ部分でお披露目となったわけですが、これはイイ! たしかに雰囲気が今までより大人っぽくって好きですね。「君色パレット」のCDと連動特典でPVももらえるらしいので、さっそく予約しておきました。あ、個人的には11/26発売のΦなる・あぷろーちED&キャラソン「Love,Fate,Love」[amazon]も楽しみ。そういえばその日は「魔法少女リリカルなのは Sound Stage 01」[amazon]も出るんだっけ……。

    「名探偵ポワロとマープル」第16回 エンドハウス怪事件〜その1 パーティーの夜に〜(NHK)感想

    「私は……なんという間抜けだ」(エルキュール・ポワロ)

  • 海岸の街を訪れたポワロたち。エンドハウスに住む令嬢ニック・バックリーに出逢う
  • ニックが何者かに命を狙われているというポワロ、パーティの警護をすることに
  • しかし、事件は起こる。その被害者となったのは……
  •  いや、ちょっと私反省しました。やっぱりこういう非常時なんですから、アニメが数週延期されたくらいでどうこう言うべきじゃないですね。どうしても自分のような庶民には、そういう余裕というか、慮る心が持てないものですなぁ。ということで久々のポワロとマープル。

     いいですねー、面白いですよ。冒頭、冒険家シートンの行方不明記事を読み上げるヘイスティングスに、そのシートンを案じるメイベル。なんか、原作ともまた違う、アニメならではの世界観が築かれてきたという感じ。興味のないポワロさんも良いです。
     さてニック・バックリー登場。「誰も本名で呼ばない」というセリフに思わず笑ってしまいました。狙撃されても気づかなかったり、全然動じる素振りがなかったり(そう思えるのはCVのせいかもしれませんけど)、天然系キャラっぽくて好きですねー。とはいえ、ミステリィの展開的に考えると……まあいいや、やめときましょう。

    今日のイチ萌えメイベル:っていうかオリバーが活躍しとるー!!

    「新選組!」第四十五回 源さん、死す(NHK)感想

    「俺はな周平、自分の人生がおかしくってしかたがないんだ」(井上源三郎)

  • 負傷した近藤勇、松本良順の治療を受けに沖田総司を連れて大坂へ
  • 鳥羽・伏見で戦の勃発。錦の御旗を掲げた新政府軍の攻撃を受ける新選組
  • 賊軍となった新選組。勇は慶喜に薩長との徹底抗戦を進言するが……
  •  うわぁ、これをやるか!>近藤勇の前に現れる源三郎の霊 うーん、まあ、いいんですけどねー。
     いやぁ、きついなぁこの展開。観てる自分自身体調がよろしくないものだからよけい鬱に。あー、また頭痛と耳鳴りがひどくなったような……。ああでも、日本刀で銃弾を真っ二つにするシーンがあったのはちょっと嬉しかったけど。しかしやはり刀の時代乃終わりを告げる、切ないシーンでした。勇たち新選組の隊士に比べて、慶喜とか岩倉具視とかがやたらに脳天気なのも皮肉な話。

    「ブラック・ジャック」Karte:06 ある教師と生徒(よみうりテレビ)感想

    「残念だな。生命保険金など入らないぞ。何故なら、私が治してやるからだ!」(ブラック・ジャック)
     ピノコの日記とかぶったけど、これは仕方ない。

  • 厳しい指導の村正先生が嫌で学校に行きたくないと言う久男
  • そんな思いを抱きつつ登校中、車にはねられて大ケガを負う
  • 事故の知らせを聞き慌てる村正、つてを頼ってブラックジャックのことを知るが……
  •  うーーむ。なんでこの作品は毎回、私の耳に痛い話ばっかりやるかなぁ。
     ええ、ええ、私も小学校時代とかよく学校に行きたくないとか思ってましたよ。勉強が嫌いとか先生が嫌とかいうのではないですけどね。久男のような気持ちを抱いたことも一度や二度ならず。
     でもまあ、けっきょくそれで迷惑をこうむるのはまわりの人間ですからね。あまり自分勝手すぎるのもどうかという話。
     それにしても、この村正先生は情熱以前に、単に教え方が下手なだけではないかという気も。たしかに教師に気苦労が多いのは判らないでもないですが〜。あと、ブラックジャックが治そうが治すまいが、こんな自殺めいたことをやったら保険金なんて簡単には下りそうもありませんが。けっきょくタダで手術したんでしょうか。
     ところでラスト、足の指を使ってかけ算をやろうとして「指が足りないよのさ!」というピノコがかわいい〜。算数の授業はこれの伏線だったのか!

     で、次回は白いライオン!? 以前のピノコのセリフは単なるネタじゃなくて前フリだったのか……。スターシステム万歳。

    「神無月の巫女」第7話 恋獄に降る雨(KBS京都)感想

    「こんなの姫子じゃない! あたしの姫子じゃない」(姫宮千歌音)

  • ミヤコによって、自分の姫子に対する想いをえぐり出される千歌音
  • いっぽう姫子とソウマはコロナ、レーコ、ネココの総攻撃を受ける
  • オロチを撃退したソウマ、姫子と口づけを交わすが……
  •  よし、やっと録りだめ分を全部観終わった! しかしまた、頭痛を誘う話だ……。

     ミヤコの精神攻撃を打ち破った千歌音ですが、ソウマと姫子のキスシーンを目撃してしまいます。そして家に帰り、なに食わぬ顔で姫子から事情を聞き出す。あいかわらず怖ぇ〜、この人。しかし、「ファーストキスだったのに」と、自分とのが数に入ってないというのは哀しいでしょうね。姫子の記憶にはないだろうとはいえ。

     あー、なんかまた寒気がしてきました……。ロボットの掌の上で星を眺めるふたりとか、ツッコみどころはいっぱいあるんですが、今日はこのへんで。もう寝よう……。

    セーフモードで起動中……

     どうも、お久しぶりです。珍しく更新停滞してましたが、実は、ここ二日、ずっと寝込んでました……。
     そもそも日曜、プリキュア観ようと朝8時に起きた段階で、喉の痛みを感じてまして。しかしその日は「Φなる・あぷろーち」主題歌CD発売記念の野川さくらミニトーク&ライブがあったので、どうしても外せないと思って強行。さらにすぐ帰ればいいものを、せっかくだからと新京極や寺町をうろうろ……。で帰ってきたら力つきて床に臥せってしまった次第。まあ体は強いほうじゃないんで、毎年冬になると一度は風邪にかかるものなんですが、かなり酷いほうでした。それとも風邪じゃないのかもしれませんけど……。
     今もまだ本調子じゃないんですけど、後へ後へと伸ばすと(アニメも溜まっていくし)、どんどん収拾がつかなくなるので、とりあえずセーフモード起動という感じで。8ビットで頑張ってます! とか、256色しか表示されないYO! みたいな。……いつもより文章の切れが鈍っているのはご容赦ください(もともとたいした文章書いてませんけど)。

    投稿者 plateau:21:47

    2004年11月17日(水)

    谷川流「電撃!! イージス5」(電撃文庫)感想

    谷川流_電撃イージス5<<えらくイビツだが、テニスというスポーツをまったく知らない職人が伝聞だけを頼りにラケットを作り上げたとしたら、きっとこんなふうになるだろう。>>(逆瀬川秀明・一人称地の文より)

     「電撃萌王」にて連載中、イラストレータ・後藤なお氏とのコンビによるビジュアルノベル。その謎の企画の顛末については巻末の「あとがき代わりの思い出話」参照。なるほど、道理で著者単独の小説にしてはいろいろと頭が悪すぎるし、なんかのゲームかアニメのノベライズにしてはクオリティが高すぎると思いました。

     いやまったく、いつのまにか谷川流氏の筆力は、あかほりさとる御大の域にまで達していたのですね(褒め言葉です、一応)。ハルヒや「学校を出よう!」シリーズより、よっぽどこっちのほうがアニメ化しやすそうな感じではあります。下手をすれば手の施しようのない出来になるという意味ですが。
     まあ、基本としては地球の平和を守る美少女戦隊五人組。なんかもう既視感ありまくりなんですけど、完全に開き直って書いているところが楽しい。どんな感じかというとー、仮想CVとして掛川あろえ@新谷良子、鴻池琴梨@小林由美子、佐々巴@中原麻衣、三隅埜々香@金田朋子、雪崎凌央@清水愛……といったあたりを想像していただければ大体判るのでは(おい)。あ、中原&清水コンビはDearS寄りで。まあしかし、ネタだと判っていても、とくにこの……三隅埜々香(みすみ・ののか)と雪崎凌央(ゆきざき・りょう)あたりのキャラには完敗。なにが言いたいかは、口絵二ページ目を開けば一目瞭然です(笑)。B60台ですよ!? 埜々香に至っては劇中でしっかりスク水まで着せられてるし。雪崎凌央も典型的無口キャラで好み。ちなみに何故か、長門有希(涼宮ハルヒシリーズ)にはそんなに感じるものがない私です。推察するにアレですね、一作目でメガネっ娘を脱落してしまったのが痛い(そんな問題かよ)。
     そして、そんな彼女たちと同居するは、事態の諸悪の根源ともいえる天才(?)科学者の孫・通称ひーくん、大学生。谷川流の主人公キャラの例に漏れずの朴念仁キャラですが(一部描写に疑義あり)、今作ではそれに音速丸ばりのエロAI・ガニメーデスが加わっているのが心強い(そんな言い方があるか)。雰囲気としてはむしろ著者の既刊より、深刻さを8割引にした西尾維新のそれに近いかも。

     冒頭に引いたような、谷川流独特の文章のセンスがキライじゃない人で、「萌えウェルカム!」な方なら、読んでも損はない……かもしれません。
    [bk1][bk1.jp] [amazon]

    投稿者 plateau:22:12 [読んだ本の感想]

    「ふしぎの海のナディア」(再)第33回 キング救出作戦(NHK教育)感想

    「堪忍袋の緒は、切れるためにあるんだよ!」(グランディス)

  • 囚われの身となったキング。その犯人はグランディスの初恋の相手・ゴンザレスだった
  • ゴンザレスの説得に向かうグランディスとナディアだが、彼女たちもまた敵の手中に
  • キングたちを救うため、ハマハマとジャンたちの総力を結集した闘いがはじまる……
  •  いやー、もう最高。やっぱこういう暴走展開こそが、この作品の最大の魅力だよね〜。そぅ〜そそそ。

     サンソンの射撃の腕はともかく、グランディスの初恋とか、ガーゴイルのカンヅメ、果てはメカキングまでが今回の話の伏線として惜しみなく消化されていて、たとえその場の思いつきのアドリブ展開だったとしても許せてしまうノリ。勢いさえあれば、作画とか論理的必然性なんてものは小さく思えてしまうのだから不思議なものです。

     って、あれ? 今回サブタイトルに「の」がついてませんね。……そうか、ひょっとして「レッドノア」とか「ノーチラス」の「ノ」も数に入れるんでしょうか。って、既になんのことか判らない人多数でしょうが、「桃井はるこの現代視覚文化研究会略してラジオげんしけん」#6で、サブタイトルに「の」が入らなかったのは計11話しかないというネタがあったのです。ということは数え直して8回目かな? 最終回も実は最後に「の」がつくから、あと3回あるのか……。だから何。
     いやでも、これを機に過去のサブタイを見直してみると、意図的に類似した題名を多くつけていることに気づきます。前回の「ナディアの初恋…?」はそれこそ、今回の伏線となった第12回「グランディスの初恋」を受けてのものですし、今回のタイトルも初期の傑作回である第8回「ナディア救出作戦」に類似。物語内部だけにとどまらず、いろんな楽しみ方があるなぁと思った次第です。

    2004年11月18日(木)

    「プラネテス」Phase 16 イグニッション(NHK教育)感想

    「太陽系は変わるぞ。こういうときは、馬鹿が必要なんだ」(ユーリ)

  • 船外活動中に事故で宇宙を彷徨ったハチマキ。被曝こそなかったもののショックで空間喪失症に
  • 月での半月の療養と訓練を経てふたたびテストに挑むハチマキ。だが心の中の自分が敵となる
  • ギガルトの勧めで、フィーはハチマキを木星開発宇宙船の工場へ連れて行く
  •  うわぁ、うわぁ、もう、もう凄すぎる。後半はほとんど涙でまともに視聴するのも大変でした。泣いたとか感動したとか、比喩じゃなく言えるのはこのアニメだけです。

     ああ、今すぐにこの気持ちを文章にしたいのに、こうしてキーボードに向かっている今も感情が昂ってまともな感想が書けそうにもありません。本当に、これが最終回でもおかしくないくらいの完璧な出来映え。なのに、まだこの先があるなんて! 本当に出逢えて幸せだと思える作品です。

     船外活動員にとって致命的な病。それにおびえつつ、ハチマキの心の中でもうひとりの自分がささやく。それこそが自分の望んでいたことだと。それを言い訳にして、中庸に落ち着いてしまおうという誘い。こ、ここであのEDを、地球での日常のシーンを入れてきますか! Phase13で描かれたものとは、またさらに違う意味が付随されるわけですね。Phase7のノノとの再会も、これまでのシーンが蘇る走馬灯展開も、普通に使われるような意味合いとはまったく違っていて恐ろしくなりました。
     そして、やはりこの世界では核融合技術は確立されていたのですね。ヘリウム3が資源として重要視されていましたし、エネルギー問題解決のためには不可欠ですから予想はしていましたけれど。ちょっと嬉しいなぁ。やはりこうして最新の技術を目の当たりにすることが、活力の源になるということでしょうね。心の中にいる、もうひとりの自分との闘い。それが今回の一度限りで決着がつくものではなく、これから先ずっと向かい合っていかなければならない、その覚悟を決めることが大切という描き方が素晴らしいと思います。

     さあそして今後の展開。ドルフの昇進問題とか、クレアのこととか、それからチェンシンのこともありましたね。そうか、それを考えたらまだ終わらない、終われないんですね。まだまだ注目です。

    「W〜ウィッシュ〜」第7話 夏だ! 海だ! 水着だ! (KBS京都)感想

    「みんなでビーチバレーをしましょうですます!」(藤枝彩夏)

  • つばさ先輩の誘いでみんなで海に
  • ビーチバレー大会、泉奈&春陽ペアの優勝で春陽は潤和とのデートを希望
  • しかしふたたび倒れる潤和に、泉奈は無理をしないようお願いをする
  •  あれあれあれー? 桜夏祭のあの引きはなんだったんだ……。っていうか、桜夏祭って一学期終わりの行事だったのか(最初に説明があったような気もするけど)。いきなり夏だ! 海だ! とか言われても、ダカーポとシチュエーションやキャラ相関がかぶってる中、言うことはただひとつ。
     いくらお兄ちゃんの気を引こうったって、さくらみたいにスク水着てない時点で春陽の負けですから! 残念!!(流行語大賞にノミネートされたものを使うのは気が引けるが)
     って、手元のDVDのスタッフ情報見てみたら、スク水さくら回は二回あるけど両方とも長谷川勝己脚本じゃないや……。あまりスク水には関心がないのでしょうか。どっちかというと頼子さん担当っぽかったからメイドコスプレが好きなのかな? 智一くんやモブキャラ男子にも着せてたし(そういえばこれも「萌え」と並んで流行語ノミネートやった……なんでやねん)。
     全然Wウィッシュの感想になってない……。あ、頑張ってる人が好きだそうです(それは冒頭のプリンセスふたりのセリフだ!)。
     うーん、正直、なんで唐突に海の話を入れたのかよく判りませんでした。ひょっとして今後の伏線なのかもしれませんけど。だから早々に本筋に入ってほしいところ。

    「Φなる・あぷろーち」第7話 大悲恋!! 愛と慕情のみぞれ雪(KBS京都)感想

    「それにね涼くん……。辛い思いをしてるのは、明鐘ちゃんだけ? ね?」(芽生百合佳)

  • 益田西守歌を徹底無視する涼。しかしそのせいで妹を泣かせるはめに
  • いっぽう、平静を装っていた西守歌も、心の奥では哀しみを感じていた……
  •  いや〜、またまた良いです。とりあえず開始早々、期待通りのことをやってくれる展開に大満足。
     守屋美紀@田村ゆかりにシメられ、芽生百合佳@皆口裕子に優しく諭され、妹の明鐘@松来未祐には泣かれ……と周囲の包囲網に縛られていく涼。本人以外から問い詰め集中砲火を受けるというのはなかなか新しい。っていうか、ここに来て芽生百合佳がやたら萌える〜というのは、なんかの罠ですか。
     雪降る放課後、傘を守屋美紀に渡して自分はひとりそぞろ歩く西守歌。うん、やっぱ季節が合ってるほうが良いと思いますわ。そして涼に近づく黒服、なんか怖えぇ! と思ったら折り畳み傘をそっと渡そうとする。しかし涼は拒否……って、もうこのへん、次の一手が全然読めなくて悶えっぱなしでしたよ。「お約束満載」と銘打ってるだけに、こういう展開は予想外で実に楽しい。
     しかし、やっぱり最後は「お約束」で綺麗に締めてくれました。「つづく」を言うデフォルメキャラは誰かな〜と思っていたら、こう来ましたか。グッドグッド。
     さあ、このあとはどうなるんでしょうかね〜。なんかこの前の野川さくらトーク会で、微妙なネタばれをしていたような気もしますけど、聞かなかったことにしよう〜(笑)。ということでトーク内容も、その時が来るまで封印。どうあろうと、楽しみなことに変わりはないですが。

    2004年11月19日(金)

    「To Heart」第2話 放課後の出来事/第3話 陽だまりの中(KSS DVDシリーズ)感想

    ToHeart_2「あんた、あの来栖川先輩と親しくなるなんて大変なコトなのよ〜!? ほとんど天然記念物並みの珍しさなんだから〜」(長岡志保)

     ついカッとなって(以下略)。や、個人的には充分面白い今期の「Remember my Memories」なんですが、どうも第一期のファンだった方にはいろいろ複雑な思いがあるようで。そこまで言われると、果たしてどれだけの傑作だったのかと気になってしまって。まあ買ったのは1枚だけですけど。どうして2巻なのかというと……ジャケットの来栖川先輩にやられました。
     結論としては大満足。たしかにこれは良いですね。きわめて典型的な話ではあるんですけど、見せ方とかキャラの動きが非常に面白いので、飽きることなく見られます。
     第2話は、コンサートのチケットをめぐる四人のすれ違い話。なるほど、あかりが携帯電話を持っている今ではもう作れない話なわけですね。志保ちゃんがかわいいです。
     そして第3話。浩之ちゃんは忘れっぽいという話。とにかくもう、期待通り来栖川芹香先輩が大活躍で最高でした。iBookのDVDプレーヤの音量を最大にしてようやく芹香先輩@岩男潤子さんのセリフが聞き取れる。おかげで他のキャラがやたらに大声です(笑)。いいな〜、この人。この回ではセバスチャンと浩之のバトルが見られなかったのは残念ですが。

     特典映像のミニアニメは、キャラが揃ってないこの段階でやるネタなのかとは思いましたけど(性格入れ替わり)、けっこう面白かったです。さすがにΦなるほどのデフォルメキャラのかわいさはなかったですが(アレと比較してもな)。それとトーク映像、堀江由衣が若い!(おい)
     そうそう、うちの下宿の窓にはよく外側にトカゲがひっついてるんですが、来栖川先輩につかまって黒魔術の道具にされるかもしれないと思うと、これからは仲良くやっていけそうです(なんのこっちゃ)。

    2004年11月20日(土)

    「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第32話 青春・熱血・セレナーデ(関西テレビ)感想

    「よしゃこーい」(ズオウ)

  • ビッグフット・ズオウ、リキリキリッキーズにスカウトされる
  • レジェンズであっても仲間として接するナインにメグも安心
  • しかし、そこにイエティの襲来。メグのために闘おうとしないズオウだが……
  •  この作品、けっこうストーリィが変則的で感想が書きにくいタイプなんですが、今回みたいな話だとずいぶん書きやすいですね。って、そんなアニメ感想系の事情なんて知ったこっちゃないでしょうが。

     前半はすっかり青春野球アニメ。オレたち仲間だろ!→夕日に向かって走るんだ! という王道展開。せっかくなのでビッグフットがホームにすべりこむとこは、ぜひとも一度「アウト」と言ってから、キャッチャーがボールをこぼして「いや、セーフだ、セーフ!」という「キャプテン」ネタをやってほしかったところです(マニアックすぎて判らない人多数)。そういえば今さらですが、草野球チーム・リキリキリッキーズの名称って「ビキビキビッキーズ」のパロディですよね? ネタ前にアメちゃんをまく関西お笑い芸人。
     そして敵の襲来からビッグフットが覚醒するまでも良い感じです。このためにメグにビッグフットの個体名を認識させておいて、闘えば自分を嫌いになるというビッグフットにメグの「どうなってもズオウはズオウじゃない!」宣言。決めの攻撃が雪だるまなのもイイですね。

     それにしても、すっかり予言書に悪いハマり方をしているハルカ先生(もう先生じゃないのか?)。書かれている文章から自分の望みどおりの予言を読み取ろうとして失敗してしまうという。実例は前世紀末にいっぱい出版されました(笑)。そしてその予言の真の意味は……って、また前回と同じ引きですか! この伏線がそのうち壮大に花開くときを楽しみに待ちましょう。

    「魔法少女隊アルス」Destiny 28(NHK教育)感想

    「だってあたしたちには……あたしたちには、魔法があるんだよ!?」(アルス)

  • 市民を一堂に集めたアテリア。一連の事象を魔族の仕業と言い全面抗争を指示
  • それに反発するアルス。しかしそこに真の魔導書を狙う魔族の一斉攻撃
  •  おお、また話は一気に動きました。シーラの口から黒魔法のことが語られたり、アルスが市民に魔法界の滅亡を漏らしたり、物語は確実に収束に向かっていっているのですが、いっけん収束しているようには見えないように、うまく盛り上げています。

     魔族との抗争に話をすりかえようとしたアテリア。本当に深い考えあってのことかどうかは判りませんが、市民に不安を与えまいとする気持ちがあることはたしかでしょうね。世界の滅亡という「見えない敵」よりも、明確な仮想外敵を置くほうが内部の団結力が高まるというのは一般的に言えることですから。
     しかし、もちろんそれで収まりがつかないアルスの想いも充分理解できるところ。しかも原因の一端は自分の持っている真の魔導書のせいなのですから。そしてクゥのグランマが倒れるという決定的な出来事が起こり、アルスもまた、「鏡」の存在であるレノンと同じく魔導書を拒否する方向に向かうのか……。と、レノンはレノンでアテリアといわくありげな様子で……。おおー、次回あたり、また話が動きそう。「彼」の登場も近いかな。

     ああ、いけない、うっかりまともに感想を書いてしまった(まともに書いたらいかんのか)。今週も萌え担当は、アルスの発言に「いっちゃった、いっちゃった!」と騒ぎ回る、アテリアの横の魔女っ子ふたり(いい加減名前を調べよう……)。

    「To Heart 〜Remember my Memories〜」第7話 一人の願い、二人の夢(KBS京都)感想

    「違うのよ、あなたがマルチに望むものと、わたしがセリオに期待するものは」(来栖川綾香)

  • 葵の大会優勝をきっかけに、空手部とエクストリーム同好会が一緒に活動することに
  • 居場所がなくなったように感じる姫川琴音、浩之をデートに誘う
  • そして、自分はいつも逃げてばかりいたと浩之に想いを告白
  •  これ、Aパート終わりのアイキャッチがあったりなかったりするのはなんでかな〜?(素朴な疑問) 単なる尺合わせ?

     ううむ、葵たちに空手部の道場を使わせるという坂下からの提案。さては知名度の上がった葵を利用して籠絡しようという作戦か……と思ったら、すっかり葵の良き理解者然となってました。いや、単にエクストリームの大会での印象しかないもので。
     いっぽう浩之ちゃんは前回のこともあって長瀬主任からロボット工学の学べる来栖大学のパンフを渡される……って身内の宣伝かよ! 来栖川グループは株式会社大学まで手がけてたのか。えーと、ということは来栖川姉妹もそこに行きそうな感じですから、大学に行っても来栖川先輩と一緒!? やった! バラ色のキャンパスライフ(何がだ)。それはともかく、なにか隠し事がある様子。先週の引きのマルチ絡みでしょうね。今回活躍しませんでしたし。マルチとセリオに望まれるものの違いもさりげなく示しつつ、これまた前回から引き継がれたあかりの想いにつなげていくとこはなかなか巧いです。
     と思ったら、想いを告げるのはあかりではなく琴音ちゃんでした。うーん、やっぱりこのあたりが第二期の難しいところでしょうね。女の子にデートに誘われて、幼なじみはその様子を目撃して……という、典型的ギャルゲー原作展開なんですけど、すでにして主人公の気持ちが固まってしまっているところが辛い。今までは他の題材に絡めてストーリィを紡ぐことでそれを巧妙に回避してきたのですけど、こうストレートに出してこられると、葵ちゃんの対綾香戦以上に負け戦を覚悟するようでさすがに……。
     って、ちょっと待てよ!? そうじゃない、そうじゃないですね。琴音ちゃんは言ってるじゃないですか、はじめから判ってたって。ごめんという、「その言葉が聞きたかった」って。そして毎度おなじみのOPテーマが、その後のシーンまでかかっていたこと、これはつまり、この葵ちゃんとのシーンこそが本番だという意味なんですよ間違いない!(流行語にノミネートされなかったから気兼ねなく使え以下略) 琴音ちゃん、逃げてばっかりだなんて嘘ばっかり。本当の想い人はいつもそばにいたという、まさに青い鳥。そーか、やっぱり時代は百合なんですね!!

     ……えーと、真面目な話、どんな形であれ琴音には幸せになってもらいたいですね。私としては明るい琴音ちゃんしか知らないのでアレなんですが、やっぱり冒頭のシーンを見る限り、辛い思いや臆病な気持ちというのはまだまだ消えてないのでしょうし。しかし、1話の第一印象からけっこう好きなタイプだったんですが、今回みたいな、ちょっと鬱っぽい表情のほうが格段に萌えるというのは、やはりもともとそういう属性の持ち主……(締め直そうとしたのに台無しだ)。

    「よばれてとびでで! アクビちゃん」第8話 アクビの誕生日(KBS京都)感想

    「ろうそく……1010本もないけど。目が醒めたら、お祝いしようね」(眠田ころん)

  • アクビ娘、もうすぐ1010歳の誕生日。大人の仲間入り
  • 自分だけ子どものままで、落ち込むころん
  • しかし魔法の世界へ帰らないまま、魔力が弱まっていくアクビ……
  •  今回もイイねぇ。いや、別に飯根よしあ@小林由美子に限ったことではなく。

     とりあえず冒頭、ころんを寝かしつけてから「オトナのお楽しみ〜」と言うお父さんに、まるっきり別のことを想像してしまったり。「ああっ、ダメ、もっとやさしく開いて〜」「ほぅら、こんなにドロドロしたものがあふれてきたよ」そこに、ころんちゃんが起きてきてショック! ……いや、シュークリームを食べようとしてただけですけどね!!(アベノ愛の劇場になってるぞ)
     そして翌朝。黙ってハミガキするころんちゃん@野川さくらに「怒ってる?」と訊くアクビ@谷井あすか。ふたりともかわいいです。両親に自分よりアクビのほうが大人だと言われ、ゴミ出しを率先してやるころん。しかし案の定、今日は資源ゴミの日だと隣のおばさんに怒られる。おお〜、第1話の伏線が生きている。しかしこの人、相変わらず嫌な感じです。やっぱ先週訴えておくべきでしたよ。
     そして、ここからの展開が神がかっています。まず、ご主人様のためにテクノブルを掃除機にして街をお掃除するアクビ。それをころんが飯根くんとの話題に上らせたことでホームルームの議題は街のお掃除に。掃除中、魔力が弱まってアクビは公園に落下、吸ったゴミも全部掃き出されて不法投棄に。下校途中それを見たころん、アクビが埋まっていると思ってゴミの山を片づけ始める。そして飯根くんの勘違いによってクラスメイト、さらに街の人々総出でボランティア活動……。この怒濤の展開は見ていて妙な感動を覚えました。これまた、最初は口で言うばかりで自分の手を汚さない大人に、ひとり行動を起こすころん(勘違いですが)を冷めた目で見つめる尾上カレン取り巻きという構図。そこに飯根くんの猪突猛進キャラが割って入ることでブレイクスルーと、感動系話を絶妙にパスティーシュしていて心地良い。
     そして家に帰ってアクビを看病するころん。持ち出したのは自分のためにとっておかれたシュークリーム! のわー、冒頭のエピソードはこのためにあったんですか! 今回、伏線の効き方が絶妙です。ロウソクを立てて、アクビの目醒めを待つ……と、思わずあくびが……。しかし、魔力が弱まってるせいで、この時点ではツボに帰れないというのもなかなか面白いです。翌朝、快復したアクビを確認して、改めてツボに帰還。
     そして数日あくびも出ず、寂しい日々を送るころん。えーなにー、まるで最終回のような展開です。大人になったらアクビも違う姿に……とかいう引きもあって、どう落とすんだ、とドキドキしていたら……。大人になったのは「歯」だった! という超絶のオチ。そ、そのためのハミガキシーンだったんか〜!! いやホント、今回はいろいろ予想外の展開で驚かされました。

     で、次回はなんかころんの想い人登場!? そしてお節介を焼くアクビにころんが大激怒……って、え〜まるでプリキュア8話? すごい楽しみ〜。

    安藤健二「封印作品の謎」(太田出版)感想

    安藤健二_封印作品の謎

     内容や描写への抗議、自主規制……それによって二度と日の目を見ることが出来なくなった「封印作品」の具体例を通して、その構図に迫るルポ。読売に載った三浦俊彦さんの書評で知りました。


     うーむ、これは非常に興味深い。「ウルトラセブン」の「遊星より愛をこめて」とか、映画「ノストラダムスの大予言」とか、存在だけは知っていましたけど、このような事情があったというのははじめて知りました。なるほど、たしかに作品の枝葉を取り上げて抗議する特定思想団体もどうかとは思いますが、作る側の態度というのもいろいろ問題があるのだなぁと思います。「封印」することによって、逆に事の本質から安易に逃げようとしているだけのような気もしてしまいます。
     そこへいくと、「ブラック・ジャック」の、というか手塚プロの対応はなかなかなものなのでしょうね。手塚治虫の遺志を第一義に尊重しようとする姿勢は判らないでもないです。ということは、封印作品である「植物人間」「快楽の座」がアニメ化されることは万が一にもないのでしょうね。しかし、手塚治虫ほどのマンガ家であっても(あるいは手塚治虫だから、なのかもしれませんが)抗議や横やりというのは入るものだったのですね。作品くらい自由に作らせてあげたいところではあるんですけど、まあ規制があってもそれを乗り越えて傑作を描くのが本当の天才、という面もあるのかも。ちなみにアニメについては、どうやら長期のシリーズ構成を視野に入れて、いろいろ手を打ってくるようなので、本番は二クール目を過ぎたあたりからと思って楽しみにしています。

     そして。私みたいな者にとってはいちばん興味深かったのが第5章「萌える行政」。当時産経新聞の記者だった著者が記事にしたことで、結果的に「封印」に加担してしまったという事件。埼玉県が学校に配布するO-157予防ゲームソフトを、「水夏」のサーカスが制作するという計画。以前ネットのどこかで聞いたことがある気もしますが、こういう顛末だったのですね(ちなみに本文中に「水夏」のネタばれがあるので注意)。うーむ。個人的には「18禁」という括りすら「どうなの?」と思うところもあるんですけど、やっぱりどこかで線引きは必要なんで、仕方ないところではあるんでしょう。一部で有名な、萌えポスターを毎年発行し続けた三鷹市水道局の例も引かれてますが、そちらは相当気を使っていたことが明らかになっています。まあ私自身、オタクみたいなもんですから(みたいなもん?)、公の場にそういうのが出てくると嬉しい気持ちもしてしまうんですけど、そういうのに反感や偏見を持つ人もいる以上、節度は大事ということなんでしょうね。

     あらゆる意味での創作活動は、どこかで既存のタブーやルールを破ることに意義があるものなわけで、抗議の声が上がるのは宿命のようなもの。問題は、一部の声の大きい少数者の意見だけが影響力を持ってしまったり、悪のりして便乗する人間が出てきたり、そういう厄介ごとを回避しようと制作側が自主規制に回ったりすること。そうなるともう、本来何が問題だったのかということすら判らなくなってくるわけで。これからもそうやって封印されたり、改竄されたりする作品は無数に生み出されるでしょうが(というか、ここ数ヶ月でもすでに現在進行形で目の当たりにしています)、今の時代のある意味での利点は、そういう裏事情さえ、こうやって明かされる場合があること。願わくは、この本の存在すら「封印」されてしまわないように……。
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    投稿者 plateau:22:39 [読んだ本の感想]

    新刊情報ですから! ざn(ry

     全然読めない〜。さらに来週にもいっぱい出ますけど、12月分も含めて自分用にまとめ。

    発売中(未読)

  • 岡野宏文・豊崎由美「百年の誤読」(ぴあ)[bk1] [amazon]
  • 京極夏彦「どすこい。」(集英社文庫)[bk1] [amazon]
     四六版「どすこい(仮)」→ノベルス「どすこい(安)」と辿ってきたタイトル遍歴ですが、ついに決定版。しかし、なんでも「。」をつければいいってもんじゃ(自分、いい加減にしとけよ)
  • 森博嗣の浮遊研究室4」(メディアファクトリー)[bk1] [amazon]


    11/22発売予定

  • プラネテス アニメガイド」(講談社モーニングKC)
  • 木尾士目「げんしけん」(5) (講談社アフタヌーンKC)[bk1] [amazon]

    11/26発売予定

  • ファウスト」Vol.4(講談社MOOK)[bk1]
  • 大岩ケンヂ・滝本竜彦「NHKにようこそ!」(2)(角川コミックスA)[bk1] [amazon]
  • 愁☆一樹「1年777組」(2)(芳文社まんがタイムKRコミックス)[bk1] [amazon]
  • 星河あつき「カフェスイートココマジック」(1)(芳文社まんがタイムKRコミックス)[bk1] [amazon]

  • Φなる・あぷろーちED&キャラソン「Love,Fate,Love」(ランティス)[amazon]
  • 魔法少女リリカルなのは「Sound Stage 01」(キングレコード)[