2004年06月01日(火)
「神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON」#22「激突! ダンナーVSガイナー(KBS京都)感想
「わたしは、ぜったいゴオちんと一緒なの」(猿渡杏奈)
おおー、熱い熱い。話としては盛り上がって良い感じなんですが、こうなると途端に感想が書けなくなるんですね私は。まあ普段からろくなこと書いてないんですけど、余分なシーンがないぶんツッコミもできないというか。こういうときは「次回も期待」とか適当なこと書いてお茶を濁すんですね。さあ過去ログも調べてみよう!(やめてください)
2004年06月02日(水)
真島悦也「ちとせげっちゅ!!」1(竹書房バンブーコミックス)感想
あ・た・し、桜庭ちとせ、11歳。恋に恋する小学五年。学校の、そばにある、役場のお兄ちゃんがだーい好き(はぁと)。毎朝逢いに、行きたいけれど、行き遅れの先生に叱られちゃうの。早く大人になりたいな。って、言うじゃな〜い?
でもアンタ、4コママンガの主人公ですから! ずっと年取りませんから! 残念!
ギャグマンガの掟斬り!
……戯言はともかく。
うわぁ、すごくいい、この作品! げっちゅ萌え! っていうかむしろ萌えげっちゅ!!
いやぁ、現実の小学生がこの作品を見て真似しないことを祈るばかりです。時節柄危険です(お前がな)。
典型的な萌え絵柄&キャラ設定なんですけど、それが実にいい。ひたすら同じシチュエーションをくり返し見るうちに、ハマります。中盤以降、黒系不思議キャラ・雛子ちゃんが唐突に登場したりしてキャラの動きが固まってきて、ギャグのノリも絶好調。タイトルの引っ掛け方もなかなか素晴らしい。
小学校が舞台ということで、年中行事も盛りだくさん。とくに夏、夏と言えばスク水!(最近、人生に矛盾を感じることしきり)
あ、もちろん男キャラは役場のお兄さん(柏原宏志)と上司のシゲさん以外ほとんど出てこないのでご安心を(何がだ)。
こんな萌え4コマもいいんじゃな〜い、と思う今日このごろでした。
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2004年06月03日(木)
「天上天下」FIGHT.9 粛正(ABC朝日放送)感想
「お前には、この男が龍に見えているのか」(高柳光臣)
やっぱり説明のセリフが多すぎな気がします。良いですけどね。
しかし、「凪宗一郎」の名前のトリック(?)はちょっとびっくりしました。こういうのって好きです。「名簿を見たときから、気になっていた」って、なるほどね……。
ようやく闘いも終わり、次回は気になる真夜と光臣の過去話ですか。……はいはい! 次回予告に出てたひとりのキャラが気になります!
「ふしぎの海のナディア」(再)第9回 ネモの秘密(NHK教育)感想
「私を艦長とは呼ぶな。この船は軍艦ではない」(ネモ)
前半と後半にやたら齟齬があるのが気になりますが(初対面ではサンソンはエレクトラに反応してたのに、後半はむしろハンソンのほうが気にしてたり、部屋に鍵がかかってるはずなのにやたら勝手に出歩いてたり、ネモもジャンたちに逢いたくないと言ってたのにあっさり逢ったり)。
今回もまた、「ネモの秘密」なんてサブタイトルをつけて、それが明かされるかと思いきや、ほんとに秘密のままで終わるというひねくれアンチネタ炸裂が楽しめました。
2004年06月04日(金)
清涼院流水大塚英志箸井地図「探偵儀式」I(角川コミックスA)
「俺たちはボランティア探偵倶楽部!! 略してBDCだ!!」(伽藍堂天晴)
「ボランティアは"V"だ」(笹山徹)
うわははは。めっちゃ面白い。
単に私の好みの問題かもしれませんが、蓮見桃衣さん画のシリーズもいいけど、こっちのほうが突き抜けてて好きです。
実は流水大説って、マンガやアニメという視覚的メディアとの親和性が良くない気がするので(文ショウも使えませんし)、あえて原作を離れて好き勝手やった大塚英志脚本が良い効果を上げていると思います。あとがきにも書かれてますが、マンガって、ほとんどどんな反則も許されてしまうところがあって、ある意味世界自体が反則なJDCワールドをマンガで表現するには、さらに過剰な要素が必要なわけで。そういう意味でも、そのあたりを知り尽くした大塚英志ならではというところ。といって、実は大塚英志さんの原作の作品、他に読んだことないんですけど。
あ、それとカバー下の趣向は凄いと思いました。まさに逆転の発想。
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「謎を解け! まさかのミステリー」(よみうりテレビ)感想
しかし島田紳助はほんとに司会がうまいですね。某野川さくら事件以来、極めて特殊な層には不人気なのかもしれませんが、私は前からけっこう好き。
それにひきかえ、一部解答者にはプロとしての自覚を持っていただきたい。解答するという最低限の仕事も出来ずに何が芸能人か。
→解答:
これ、小説だったら逆に嘘っぽすぎるような話ですね。関係ないですけど、子ども向のボールプールってなんかいいですよね(何が)。
→解答:
こういうしょうもないのはけっこう好き。
→解答:
うーむ。発想としては既存の枠を出てないんですけど、倒れるというのは新機軸かも。もう少し詰めがいがある気もしますけど(小説じゃないからいいですが)。
「魔法少女隊アルス」第9話(NHK教育)感想
「山小屋、ハイレグ、ロックンロール」(アルス)
旅立ちの港から人間界に帰る希望が絶たれたアルスですが、表向きなんでもないふうを装っています。「詰め込み教育が〜」と言いながら、まさに受験勉強的な語呂合わせを使って魔法を覚えようとしたり(それも楽しんで)、なかなか一面的じゃないキャラ造形で好きですね。
さて、魔法界の伝統を象徴する魔法大会の会場に妖精が攻撃するという、まさに魔法界の根幹を揺るがしかねない展開。アルスの言うような理想主義的立場が通用するのかどうか、ちょっと楽しみな次回。
2004年06月05日(土)
「まんがタイムきららMAX」Vol.1(芳文社)感想
きらら増刊号。やっぱり本誌連載の作家の作品が比較的面白いですね。
きらら作家によるトリコロパロディ。八重ちゃん四次元ネタがかぶりすぎですが。
- むっく:一話と構図まで同じにして……マニアックな。
- 湖西晶:あー、もっと別な方向を期待した私はダメダメですか。
- ととねみぎ:ととね風八重ちゃん萌え(それだけかよ!)
- 師走冬子:さすがの力量。完璧に世界を把握してますね。
- 荒井チェリー:健気八重ちゃん。三本目のテンポがとくに良い。
- 藤島じゅん:すっかり設定変えてやるってのも面白し。
- 愁☆一樹:この多汰美さんはいいものだ。
- 刻田門大:ななせでいくかっ! 微妙に判りにくいオチが味。
- 新条るる:方言を使わないだけでこれだけ雰囲気が変わるとは。それもまた良い。
試験に出ないパズル。
ストーリィものとしては、なかなか素敵。
お約束。
私もそーいう系、ダメなタイプです。
キャラットは読んでないので初見ですが、なかなか萌え。
幼なじみの二人が兄妹! まさに理想!
不思議な絵柄&テンポ。まとめて読むとハマるかも。
先月のきららに載ってた作品ですね。なかなか良い感じ。
おおっすごい! ぐれさん風(えー)座敷童子と同棲! 一見中学生、実は23歳の金子さん萌え!(落ち着け)
いやー、やはりすごいテンション。ぜひ本誌連載を!
阿部川キネコ「辣韮の皮」1(ワニブックスGUMコミックス)感想
何度も言いますが読売の記事で取り上げられてた本。読んで判りました。阿部川キネコさんって、きららで「ビジュアル探偵明智クン」を連載してる人ですね。なるほど(何がなるほどか)。
オタクな世界にいることの葛藤だの、リアル妹には萌えないだの(ひとりっ子には判らない感覚)、「げんしけん」の何年も前から、こんな試みがおこなわれていたとは。しかも掲載誌は「GUM」。「萌え萌えて、やがて悲しきオタクかな」みたいな?
滝沢くんがカラオケで歌うのが「サクラサク」というのが時代を感じさせますねぇ。いやほんとしみじみ。なんて文脈が理解できるのもこういう世界に片足を突っ込んでる人種ならでは(片足どころじゃないという説も)。
いやほんと、こういう作品を新聞誌上でとりあげてくださった(汗)氏に感謝。
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「カードキャプターさくら」(再)第9話 さくらとふしぎなブローチ(NHK教育)感想
「日直というのはね、黒板を綺麗にしたり、日誌を書いたり、休み時間に歌を歌ったり、踊ったり、いろいろすることがあるんだ」(山崎貴史)
この作品はフィクションです。現実の人物、事件には一切関係ありません。
今回は家にいるさくらたち三人のなにげない描写が素敵でした。続く外での戦闘シーンも(そんなとこでやって大丈夫なのか)、制服のまま闘うさくらたちが萌え萌えです。NHK仕様なので中は見えないですが(最悪だな)。
まあ、こうやって倒錯したキャラが描かれているからこそ、外側の我々は安心してキャラ萌えに走れるわけで。
2004年06月06日(日)
「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第10話 話せば長〜い物語(関西テレビ)感想
「好きだったら、好きって言えばいいんだな」(マック)
おお、バトルなしで終わるとは。こういう話だから、けっこう既存の枠にとらわれない自由度があっていいかも。
けっきょく、シュウはいつもマックとメグと三人でいるのが当たり前というか、世界の基本だと思っていて、だからマックがいなくても思わず呼びかけてしまう。少し引いてシュウを見つめているメグは(あの写真、シュウのピースで隠されたメグの笑顔は秀逸)、そんな自分勝手で感情を素直に出すシュウにあきれながらも愛しさを感じている。けれどシュウはそんな自分のことを見てくれないわけで……。ということで今回のお話はそんな健気なメグ萌え〜ということでした(そうなのか!?)
もちろん、現実にはシュウのようにいつも自分の感情に素直に行動してうまくいくわけではなくて、でもそれはマックの目を通した「美化された思い出」としてて語られるからこそ、許されるお話。むしろ、ディーノの気持ちがよく判るという立場に立って今回の話を観ると、なかなかによくできたビルドゥングスロマンだったり。
「ふたりはプリキュア」第19話 こわすぎ! ドツクゾーン最後の切り札(ABC朝日放送)感想
「おまえたちが、そうなのか」(イルクーボ)
ABC地震速報か……仕方ない。
今回はいろいろな意味で早すぎた話。でも、だからこそ、この段階でこの話をやる意味があるわけで。
- ぶっちゃけ早すぎその一:イルクーボの登場
これは三重の意味を持ってます。視聴者にとって、これまでの展開を覆す予想外。劇中では、ポイズニーやキリヤにとっても予期しない出来事。そして、アニメ的作品構成のお約束としても、まだ二クール目の中盤という段階での最後の切り札登場という異例。その意味は後述。 - ぶっちゃけ早すぎその二:ふたりのプリキュアとしての自覚
今回、街の人々が犠牲になって、すぐさま変身したふたり。ほのかはともかく、なぎさにとって、これまで力を発揮してきたのはいつも身近な人が闇の力にかかったときでした。亮太くんとか、夏子・京子とか。それが今回は、志穂莉奈すらまったく出てきませんでした。登校シーンだから、出そうと思えば出せたはずです。この二人が襲われるという展開もありえたはずで、それをしなかったのには相応の意味があるわけです。つまり、そういう身近な存在がいないとき、なぎさがキュアブラックとして闘う意味とは何か。ことあるごとに「関係ない」と言っていた彼女が今、本当に無関係な他人のために闘うことが出来るのか。ー実際、それが出来なかったからこそ、イルクーボに手も足も出なかったと言えるかもしれません。 - ぶっちゃけ早すぎその三:夏服
早くない! っていうかむしろ大歓迎!(ごめんなさい。今回まともな論考が多いので、こういうノリはこれだけ)
ようやく「選ばれた勇者」らしい振る舞いを見せたメップル。これまでのぶっちゃけ目障りなメップルの言動がこの伏線だったとは。メップルがところかまわず呼び出すせいで、いつも人目を気にしていたなぎさ(と、多くはその場にいたほのか)。思えば、14話のようにプリキュアの存在が他人に知られそうになっても、たんなる同級生による偽物騒動で幕を閉じてしまい(ちなみに否定的解釈ではありません)、本当の意味での「他者の目」が問題になることはありませんでした。アニメ的ご都合主義を体現するかのごとく、戦闘時にはまわりに誰もいなかったり、戦闘後はゴメンナーの仕業か壊れたものが元に戻ったりするのもその現れ(やはりこれは語義上正しく確信犯だったと思われます)。
でも、プリキュアが「虹の園=人間界」の伝説の戦士だというのならば、それですむはずがないわけで。
ここ数回、ポイズニー相手に圧倒され続け、キリヤの手助け(前回のは暫定的推測ですが)がなければ敗北間違いなしという闘いが続き、ほとんどなす術がなくなってきたプリキュア。そして今回、明らかに早すぎると思われるイルクーボの登場。つまりこれは、ここからプリキュアがまったく新しい成長を見せなければ、先がないということでしょう。
イルクーボの玉(正式名称が判らないのでこう呼びますが)が砕けたことにより、彼の集めた人々の力がプリキュアに降り注いだ。つまりこれは、はからずもドラゴンボールの「元気玉」を実現したことになります。「ふたりはプリキュア」といえど、ふたり以外の力も借りなければ闇の力には勝てない、というわけで、このあたりが今後の展開の鍵になってくるような、そういう予感(ちなみに私はアニメ誌等の事前情報はいっさい遮断しております)。
ラストシーン(正確にはそのひとつ前)、公園で人目をはばからずいちゃつくメップル・ミップルの描写が、人目をはばかっていた前半と綺麗な対応を見せていることを最後に指摘しておきます。
しかし、前回までキリヤ編で日常を主体として見せておいて、さらにその世界を広げるこの展開というのはびっくりというか、もうほとんど脱帽です。すごいなぁ。
「機巧奇傳ヒヲウ戦記」第3話(MBS毎日放送)感想
しかし日曜日は朝早く起きてプリキュアとレジェンズ観て感想書くと、前日深夜の録画分といい、夜といいもう適当にしか書けませんね。いろいろごめんなさい。
えーと……この作品ですが、MBSアニメシャワーが7月3日まで休止のようなので、もうどうしようかなと。今後感想を書かない可能性があります。ご了承を。
「火の鳥」太陽編 その三(NHK)感想
「犬上さまは、私が護る」(マリモ)
うん、面白い。やはり戦闘美少女最高っ! ……いや、別に、萌えないとアニメを楽しめないわけじゃないですよ? ですよ? ……ですか?(自問してどうする)
「新選組!」第二十二回 屋根の上の鴨(NHK)感想
「人を殺しても悔いなくていい人間、それが武士だ」(芹沢鴨)
大人の階段のーぼるー、君はまだ、シンデレラっさー。みたいな? 若いねぇ、沖田総司。
ところで、真木和泉(まき・いずみ)って、萌える名前ですねぇ。……いや、男なんですけど!(検索でこのサイト来た人怒るぞ)
読売新聞「追悼抄」に岡崎律子さん
6月6日付朝刊。執筆者は(福)さん。
はっきりと申しまして、このことがあって、個人的に人生観が揺さぶられるような衝撃を受けました。人生は、絶望的に短い。林原めぐみさんの「Don't be discouraged」という曲に(この曲はMEGUMI作詞)、
don't be afraid 大丈夫 人生そんなに捨てたもんじゃない
I'm not afraid たかが100年よ 流されてるだけじゃもったいない
という一節がありますが、100年どころか50年もないかもしれない。自分が本当にやりたいことをやれる人生ってなんなのか、ものすごく迷ったり、悩んだり。
ああ、でもやっぱり今はうまく書けないので、これについてはここまでにします。
とりあえず、こんなふうに多くの人の心を動かすくらい、「言葉」の力、「詞」の力というのは強いものだと思います。それほどの魂のこもった言葉を、自分は紡げているだろうかと、自省せずにはいられません。
2004年06月07日(月)
「美鳥の日々」DAYS 10 ココロno距離(KBS京都)感想
「白雪姫は、王子様のキスで目覚める」(真行寺耕太)
コータくん萌えぇえーーー!!!
すみません。取り乱しました。まともな感想行きます。
不覚にも、二回目に見直すまで、コンパでの綾瀬さんのシーンの意味に気づきませんでした。冒頭とラストの「白雪姫」の綺麗な現出を見れば一目瞭然ですね。つまり、「キスの意味」。やっぱり、この作品は美鳥と正治が主役であって、白雪姫と王子様の役割もふたり以外にはありえない。少女マンガ好きで、妄想癖のある綾瀬さんがいくら夢想しようとも、この物語の中で彼女が白雪姫のポジションに立つことはないわけで。しかし、なかなか残酷な話ですね。まあ今回、変装した綾瀬さんに何故か正治が興味を示したというのがせめてもの救いでしょうか。……救いなのかな? しかし正治の趣味がよく判らん。
その流れで、綾瀬さんと高見沢くんの位置づけの違いなんかも考えてみると面白そうですね。良くも悪くも、彼は美鳥のことを「正治の右手」としてしか見ておらず、生身の女性としての接し方をしない(というか、出来ないということが前回のBパートで示された)。だから、ある意味良き脇役としての活躍の場を与えられているわけですね。となると、最近すっかり出番のない栞ちゃんはどうなのかというと……うーんと、妹(そのままやんか!)。
ともかく、そんな美鳥と正治の特権的立場は、当然美鳥の側から見たときのコータくんにもあてはまります。あれほど美鳥のことを心配していても、美鳥にとっては正治以上の存在にはならない。コータは美鳥のことを想って夢にまで見るくらいなのに、8話のときのように美鳥のほうはそうではない。今回の回想でも、彼の言葉は友人の岩崎の言葉と一緒になってしか想起されない。ひょっとして、ある意味重荷になっているのかもしれません。引っ込み思案な自分を、いつも励ましてくれる、それはありがたく思いながらも、その期待に応えられない自分がいる、そんな思いから、彼を真正面から見れないのでしょう。
正治の右手になっているときと、もともとの美鳥の性格がずいぶん違うというのも、やはり重要な要素になっているようですし、いよいよクライマックス、どんな結末を迎えるのか楽しみです。
2004年06月08日(火)
「神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON」#23 ダンナーベースSOS!(KBS京都)感想
「天に星、地に花、人に愛。人はひとりでは生きていけない。故に、人は愛するものを護るために闘う。故に人は、星よりも、花よりも美しい」(葵竜也)
すごい! 群像劇の印象が強かった第二期ですが、ここにきていろんな伏線が収束していくかのように、すごい盛り上がり。よく考えたらこのアニメ、主役のひとりのゴオがまともに戦闘させてもらえない状況で、サブキャラクタがこれだけみんな目立ってるのに、ぎりぎりで破綻してないというのは本当に驚き。
よしなしごと
完全な趣味でabout this siteを作りました。お遊びです。
それはともかく、今日(正確には明日)は関西テレビで「サムライチャンプルー」の放映開始ですが、案の定野球中継の延長でABCの「天上天下」と完璧に時間かぶってるし……。まあ初回なので録画にして、天上天下はがんばって起きててリアルタイム視聴します。
しかし、ほんとにどうしたものでしょうかね、このシステム。やはりフジ系だけに、不時だったという感じ?(しゃれになってないな……)
2004年06月09日(水)
「天上天下」FIGHT.10 記憶(ABC朝日放送)感想
「この學園はパラダイスだ」(棗慎)
ひさびさに録画なしで観ると疲れましたけど、なかなかにスリリングでエキサイティングでした。
麗しき兄妹愛! そして眼鏡っ娘! カコバナなのがもったいないくらいのキャラ。うーむ、たしかにパラダイス(黙れ)。
はっきり言って高柳光臣、今と別人のように性格が違いますけど、それもこの後のことがきっかけなのでしょう。また話が続きますが、来週はちゃんと時間がかぶらずに観れると良いですね。
サムライチャンプルーの感想はまた明日……。
2004年06月10日(木)
「サムライチャンプルー」#1 疾風怒濤(関西テレビ)感想
「こちとら琉球生まれ」(ムゲン)
すごい! めちゃくちゃ面白い。
いやぁ、じつはそれほど期待はしてなかったんですけど(だいたいなにごとにも期待しすぎないタイプ)、思った以上に面白い。前半のDJ風巻き戻しというか、いきなり「一日前」と言っておいて現代だったり。構成が面白くて、とにかく難しい理屈抜きで乗って観られる作品は好きです。クウ(まちがえた)フウも萌えるしっ。
雰囲気や絵柄から見立てた勝手な区分ですと、「カウボーイビバップ風巷説百物語の講談社ノベルス仕立て」? あ、提供徳間書店か……しまったな(本気にしないでください)。
「ふしぎの海のナディア」(再)第10回 グラタンの活躍(NHK教育)感想
「がってん」(ジャン・サンソン・ハンソン)
いやー、今回も非常にありがちな話ながら工夫というか仕掛けがいっぱい。
エレクトラに「ふたりはもう大人」と言われ、思わずナディアの胸に目線がいくジャンです。いいじゃないですか、胸なんかなくったって。むしろ無いほうが……。それに対し「大人じゃない」と言うナディア。何気にマリーの「夫婦ゲンカ」というセリフを聞き流してますけど。
これまで、大人の醜い面ばかり見てきたためか、大人になるのを拒むナディア。いっぽう、ジャンは早く大人になりたいと思っているふしがあります。けれど、死ぬかもしれないグラタンでのミッションに、「死ぬつもりはないんでしょ?」と軽く答えるジャン。若さゆえの無鉄砲と言えば聞こえはいいけれど、やっぱりそこには危うさがあるわけで。直前の、グランディスを想って船内に残してきたサンソン・ハンソンの行動があるからこそ、余計にそれが引き立って見えます。自分の行動が、ナディアに心配をかけさせることになるかも知れないとかえりみることもなく。
こういう話なら、普通は「心配したんだから!」みたいなナディアの訴えで幕を下ろすところですが、それをせずに、ジャンのオヤジギャグというかりそめの大人ぶりで終わらせるところなんか、いかにも心憎い。
新刊情報みたいな
まずbk1で買った本。
ずーっと前に予約してました。ほんのちょっとだけ読み進めましたが、かなり面白い。
見下げ果てた日々の企て(スズキトモユさん)で知って買いました。今のとこ、それだけです。
最新メフィスト賞。三部作という事ですが、とりあえず。
で、「空の境界」に入ってたチラシから情報。
西尾維新「ネコソギラジカル」が三部作で9月から三ヶ月連続刊行らしいです。
というか、この下巻のサブタイには正直参った。シリーズ完結なんでしょうか。
メールマガジンファウスト情報によると、7月には「新本格魔法少女りすか」もノベルス化のようで。7月上旬発売の「ファウスト Vol.3」[bk1]では「新本格魔法少女りすか 敵の敵は天敵!」「零崎軋識の人間ノック」の二本立て。どれだけ書くんだ。ちなみにファウストには奈須きのこ・原田宇陀児・元長柾木の新伝綺競作もある模様。
あと、マンガ中心に今月買う予定の本メモ。
多……。読む時間があるのやら。
2004年06月11日(金)
「魔法少女隊アルス」第10話(NHK教育)感想
「これは魔法界の危機なんだ」(シーラ)
なんか、今回はすごい絵柄でしたね。
なかなか予想外の展開。クゥが最終的に魔法を使えるようになるというのは、まあこれまでの展開からしても、またこういうタイプの作品の常道でもあり充分予測の範囲内ですが、それが妖精に対抗するという文脈ではなかったところが重要。
シーラ、あるいは上層部が口にする「魔法界の危機」という、ある意味漠然としたもののためではなく、アルスを助けたいという想いから魔法を使えるようになったというのは、いかにも現代的。世界という大きな枠組が崩壊して、個人的なつながりしかリアルに感じ取れなくなった病理というか。子ども向けアニメだからといって、制作側がそこまで考えていないはずがありません(むしろ「だからこそ」かも)。アルスもまた、このクゥの行動を本当にすべて見越していたかどうかは微妙なところですが、少なくともたとえば「ふしぎの海のナディア」でのジャンやナディアの直情的行動と比べて、まったく如才ない。時代性の違いというのは明確に現れていると思います。
そうなってくるとやはり対立軸として現れてくるのは、シーラのようないわゆる魔法界の主流派。今回のラストで明確に次回への引きが作られてますが、またしてもアルスの論理が勝ってしまった現状に対し、どう対抗してくるのか、要注目です。
2004年06月12日(土)
海猫沢めろん「左巻キ式ラストリゾート」(イーグルパブリシング)感想
現実なんて見たことない。ここが僕の世界のすべて。
(オビ文より)
ゲーム「ぷに☆ふご〜」の原作者自らがその世界を再構築した小説。ゲームのほうはまったく知りません。
言っておきますが激しく18禁です。正直本文一ページ目で読むのやめようかと思いました。でも、読んでいくうちにその狙い、というか「やりたいこと」が見えてきました。ラストでは感動すら覚えました。感動、と言っていいのか……うん、ある意味感動ですね。少なくとも、ここで紹介するだけの価値はあると判断した次第です。
12人の女の子たちが生活する、閉じられた学園。そこに、「外の世界」から現れた僕。狂気の犯行予告。そして実行される、一日二回の凶行。謎解き。暗号。犯人探し。
いわゆる本格ミステリ形式を借りて語られる、出来合いのエロゲー的展開。
その先に現出する、「犯人」の動機とは。
けっきょく、本格ミステリの世界でたとえば鯨統一郎が「ミステリアス学園」(光文社カッパ・ノベルス)でやったようなことを、このジャンルでもやってしまった、みたいな感じでしょうか。
ギャルゲー的いわゆる「お約束展開」とか、典型的な萌えキャラ属性というのが、ミステリにおける掟(ノックスの十戒とかヴァン・ダインの二十則みたいな)と出来合いのトリックに対応しているのは一目瞭然のことで。それを単に組み合わせて作られる作品を批判するのは簡単だけれど、ことはそう簡単ではない。
キャラも世界も物語も、すべてが解体されて、あとには何も残らなくて、
それでも、
それでも?
それしかもう、自分にはないんだなぁという感じ。
なかなかうまく書けませんが、とにかく、このラスト5ページは圧巻。
「萌え〜」とか言ってて、「でも、けっきょくそれってなんなんだろう?」なんて思ったりする方は、読んでみてもいいかも。
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「まんがタイムきらら」7月号(芳文社)感想
あまり時間もないですし、さくっといこー。
[まんがタイムきらら★公式サイト]
大人は悪くないぞー。とか言ってみる。
メイドさんより男キャラのほうが面白いです。
その発想は思い浮かばなかった。
マスコットで18禁はダメっしょ。
ところで毎回表紙がいいなぁ。単行本(7/27発売)が待ち遠し。
っていうか、はっきり言いましょう。エロすぎ。
ゆれないほうがいい! しかし私も体育の時間はまったく葉山照と同じでしたねー。
超萌えキャラ、大津ぱく登場。クゥちゃんごめん。
頭をまもりましょう〜。
貴更といい、最近やたら面白い。ちなみに「まんがく……」とも紛らわしいですね。
「カードキャプターさくら」(再)第10話 さくらと花の運動会(NHK教育)感想
「わいは今悲しみのズンドコなんやぁ〜」(ケルベロス)
ふむふむ、そんな設定もありましたね。なんかこの作品、途中くらいまで観ると断片的に初見の記憶が蘇ってきます。
今回もまた、この作品らしい「閉じた世界観」が十全に描き出されていましたね。
カコバナっちゃカコバナなんですけど、その設定は基本的に物語の時間軸上の「今」を逆照射したものにすぎないわけで。最後に知世は、知世の母親はさくらの母親が大好きだった、そしてその娘も同じだ、と言ってますが、この作品世界からすると、実は逆。まず「今」の知世とさくらの関係がはじめにあって、そこから昔が規定される。でなければ、こんな近しい間柄のふたりが今までそれをまったく知らなかったということがあるわけがない(桃矢は知っていたふしがあるのですが)。さくらと知世の意識レベルは、この点において視聴者とまったく同じです。昔の出来事が語られたとしても、それはあくまで現在のストーリィを補強するにすぎない、閉じられた世界。一応の敵役であるはずのクロウカードまでが今回はそれに文字通り「花を添える」だけという徹底ぶり。これはまた、カードキャプターとしてのさくらの闘う意味を巧妙に避けることにもなっているのですが……。
それはそれとして、今回のクロウカードが、「フラワー」というのも意味深ですね。それ単体では戦闘力を持たないけれど、その存在自体が儚くも力強い。
「花は散るからこそ美しい」なんて、そんな凡庸な戯言は言いたくないけれど。
2004年06月13日(日)
「ふたりはプリキュア」第20話 どっちが本物? ふたりのほのか(ABC朝日放送)感想
「若いっていいわねぇ〜。うらやましいわ。勢いだけで突っ走れちゃったりなんかしちゃったりして」(ポイズニー)
二時間以上かけてもちっとも文章がまとまりやしない。どうなってんでしょう……。
相変わらず、前半は「大丈夫か?」と思いながら後半で怒濤の展開を見せるという。しかし今回はいろいろなことが破綻寸前で、あまりにも重すぎる。
とはいえ、批判するなら対案を出すべしというのが基本姿勢だと思うので(といいつつ自分もあんまり守ってませんが)とにかく読み解く、それだけです。
実はここんとこ、密かにdokoikoさんのほぼプリキュアの決意を購読しています。そのおそるべき分析と真摯な姿勢には畏敬の念すら感じてしまいます。
dokoikoさんは、前回のラストでイルクーボが「プリキュアが成長している」と言ったのが勘違いだという読解をされています(こことか)。その頭があったので、今回の冒頭でなぎさまで同じことを言っていて違和感を覚えたのですが。でもそれは(制作側にとって)意図されたことのはず、というところを今回のとっかかりにしましょう。
プリキュアの成長。あるいは、なぎさとほのかの成長。「成長」を感じるためには、当然比較対象としての「過去」が必要です。
それが端的に現れていたのが、ほのかを見分けるところ。あの伝説の8話の日記の名台詞を使ってくるというのはすごかった。あのとき遠くで鳴っていた電車の警笛。そして今、ふたりは電車の中に。空間的距離の遠近で時間的距離を表すという妙。作品内で、時間は確実に流れているということを実感しました。
ほのか(本物)の語った「なぎさの姿」。単なるプロフィルだけではなく、「そこまで言う?」なことまで。ふたりの距離は確実に縮まっています。けれどそれはあくまで、「なぎさとほのかの成長」なわけで。
プリキュアの力としてみたときには、私は逆だと思っていました。例外的展開の前回を除けば、ポイズニーに翻弄されっぱなしだったここ数回。キリヤがいなければ、終わっていたことも。
だから、突然、焦燥感にかられた言葉を吐き出しながら攻撃を繰り出すポイズニーにもまた、違和感を覚えました。何故彼女はそれほど追いつめられているのか。何故、策士らしくもなく感情的な言葉をプリキュアにぶつけるのか。
キリヤの動きに勘づいていたらしき描写が前にあったので、この線でくるのかなと思いきや、違った。
説教ともとれる言葉を投げつけながら必死の攻撃を仕掛ける。この構図はまさに、ピーサードがやられた5話と同じです。まさかと思ったら本当にポイズニーは倒されてしまいました。
予想外です。実に予想外。キリヤの伏線はどうなった? まだまだポイズニーの役割はあったのでは?
と、しかしひとまずそれは後回しにして、プリキュアの成長について話をすませましょう。
ちなみに、過去の回の感想ですが、今読み返すと自分、最初のほうむちゃくちゃなことを書いてるなという感じ。思わず消してしまいたくなるくらい。あのころは今と比べても更にアクセス数も少なかったし、正直覚悟が足りなかった。
かように若さとは、経験不足とは恐ろしいこと。実はプリキュアにとって、ポイズニーとは圧倒的にまぶしい存在として見えていたのでは?(比喩的にも逆説ですが)
ピーサードのときとは明らかに違います。あの段階ではふたりはまだプリキュアとしての連帯感も使命感も薄かった。なにより彼は異性であるという点で、決定的に理解不能な他者として見えていたはずです。
しかし、ポイズニーは大人の女性。ある意味ふたりの写し絵。これを思うと前々回の鏡というのは意味深いですが。
キュアホワイトは「あなたたちが勝手に思い込んでるだけ」と、ポイズニーが勝手な論理を振りかざしているように言っています。
でも、それは違う。
いや、本当はふたりも判っているはず。
前回のイルクーボが、実に良いクッションになっていたことに改めて気づかされます。イルクーボはさらに圧倒的な他者。絶対的な力の差。
ポイズニーは、そこまではいかない。すくなくとも表面的には語り合う言葉を持ち合わせている。
だからこそ、辛い。
蛇足ながら、よりふたりに接近しているキリヤなんかはもっと辛くて、それはまさに次回の話のようですけど。
擦れ違うというのが一番辛い。はじめからかすりもしなければ、相手は別の世界の人間なんだとあきらめもつく。でもなまじ手が触れてしまうだけに、その手を握りあえないのがもどかしい。
今回のところは、それでもふたりは手をつなぎあえました。その手で、ポイズニーを闇に返すことには成功しました。
でも、これから先も、そうである保証はない。
今回の話で一番特異なのは、闘いが終わった後の安堵感がほとんど感じられないこと。やり場のない、怒りともつかない淀みが澱となってふたりの、ひいては視聴者の胸に残る。そういう意味で、実は今回の話はしっかりと終わっていません。カタルシスがなされていない部分があるように思えるのです(これについて今のところ、正否の判断を下すには至っていません)。闘いそのものへの無力感はゲキドラーゴ編でも描かれていましたけど、あのときは日常の描写が卓越していましたからね。今回は(「またみてね」に出てたのに)志穂莉奈も出てきませんし。ふたりの家族も出てこない。
だからこそ、今後の展開の重要な鍵はそこではないかと。ここからは考察を逸脱した、なかば願望のようなものですが。
ポイズニーがつきつけた命題に、けっきょくふたりは答えられなかった。
若くて、未熟で、でもそれでいいんだと言ってくれる人がふたりにはいない。家族にも、友達にも言えないプリキュアの秘密。
もちろん思春期の彼女たちにとって、一般論としても「ふたりだけの秘密」は家族にだって言えない大切なこと。でもでもね、だからこそ、本当は判ってほしいって思う。ふたりのせかいを(これを逆にすると、ふたりが世界になってしまう「きみとぼく」な世界にはまってしまうんですが、さすがにそれはやらんでしょう)。
支えてあげられる人が、今のふたりには必要。
ほのかのおばあちゃんでもいい、なぎさの両親でも、亮太くんでもいい。
志穂莉奈でも、藤P先輩でも、木俣でもいい。キリヤでも……
キリヤ!? そ、それはある意味最悪の展開ですが。でもこれで、キリヤの立ち位置が非常に重要になってきます。何度も言いますが、彼という仕込みがなければ物語は終わっていました。
さて、最後にポイズニーの解析に移りたいのですが、書いていくうちにどうしようもなくおさまらなくなってきました。後で書くと言っておいて書かないという土屋賢二教授みたいな手法もありですが、とりあえず簡単に。
理系的に言えば、この命題は境界条件が不足していて解けない、正確に言えば解は一意に決まりません。
何故かと言うと、前回の話からポイズニーの描写がほとんど抜け落ちているので解析のしようがないのです。この「空白の時間」で彼女がなにを考えたか、それが明らかにならない限り(今後も明らかになりそうにはないですが)、答は出ない。
番組制作として、この手法は明確に正しいです。ひとりひとりの敵について、そんなことを綿密にやっていると作品自体が収まらなくなってくるでしょう(そういう意味でもキリヤは特権的)。基本的に一話完結のスタンスを守るのなら(個人的に大賛成ですが)、これ以上ひとつの回に要素は詰め込めませんし。
もちろん、それを想像によって補完して解析することは可能ですけど、そこまでやると私の本分から外れてしまうように思います。
いわば、「これは私の仕事ではない」ですか。
(そういうこと言うのは大概まわりの人間に首つっこまれる巻き込まれ探偵なんですけどねっ!)
ま、解法に必要な公理だけを提示しておきましょう。
概して、相手のことを批判するのは、それはとりもなおさず相手が自分と同じ側面を持っているからで。何度も言うように、なぎさ(キュアブラック)のように「関係ない」と言ってしまえばそれで言葉は尽きてしまう。
だから、ポイズニーにも、なにかそういう面があったのかなー、なんて。
さあさあ、だんだん文体がいつもの調子を取り戻してきましたよ!(壊れてるだけとも言う) そろそろこのぶっちゃけ長過ぎな駄文をまとめないと。
しかし本当にポイズニーまでサヨナラで、このペースで本当にこの話は一年続くのでしょうか。それを思うといつもいつも末恐ろしい。けっこう得難いキャラが消えていくのは不安材料でもあるのですが、これって、そうか、西尾維新みたいなものかな? お。ってことは新たな萌えキャラ登場ですね兄さん!(痛いなー)
しかししかし。来週はおやすみ。うわぁぁん! 政治か! これが大人社会の政治力なのか! くそうぅぅ!!
「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第11話 スシくって究極ってイエイイエイ(関西テレビ)感想
「究極のレジェンズ!?」(J1)
「11話にしてすでに究極ですか」(J2)
今日も今日とて飛ばしてるなー、と思ったらラストで思わぬ展開に。
ほんわか家族スシ食いねぇパーティという場に、BBたちが現れて憤りを隠せないシュウ。彼ら、あるいはレジェンズの闘いに日常性が侵犯されたことが許せないのでしょうか。正直、こっちまで重い展開になってくると日曜朝からかなり辛いんですけど、って観るこっちの理由はともかく。
これまでずっと翌日の夕食の献立をしっかり決めていた母親。それが、はじめて献立を思いつかないとため息をもらす。ちゃんと今日の分の料理はテーブルの上に完成していて、しかもそれがかなりの豪勢なものであることから、シュウの母親はかなり理想的な主婦であることが判ります(ほんとのニューヨークの家庭の標準なんて知りませんが、そんなもん視聴者の大半は知らないわけで。BBが英語で喋られて理解できないというネタがあるように、あくまで仮想的な舞台設定という理解でいいはず)。
そして、そんな理想的な家庭にほころびが生じ始める。シュウの父親が、寿司が食べたいと発言する点。もちろんこの父親は日本人で、日本への郷愁の心が第一衝動なんでしょうが、深読みすると、巻き寿司ってタリスポッドの形状によく似てますよね。今回のように自分で巻いて食べるのは余計に。シュウの父親の公的な顔は、ダークウィズカンパニーの研究開発員。その父親からの寿司発言はシュウにとって、二重の意味で非日常への筋道となります。
ひとつは、日本という異界。
もうひとつは、レジェンズという異物。
父親は、シロンにそっくりのハムスターを同僚から預かり家に持ち込むという侵犯を犯しています。また、開発中のタリスポッドをシュウの友人に見せるという行為も。もちろん表向きにはそれらは否定的な意味合いをもって描かれてはいませんけれど。
そして、パーティの準備中、役に立たないシュウと父親の描写も効いてくることになります。友人を呼んでのパーティ。それは逆に言えば、日常の家庭的情景の拡散。
それを考えれば、唐突とも思えるシュウの怒りの源も理解できるというもの。
……っていうかさー。ぶっちゃけ考え過ぎ。日曜朝のアニメにここまで入れ込む私っていったい。
こういう考察ばっかり書いてると、萌え視点が浮いてしまって書きようがなくなるのも困ったところ。あらすじみたいに分離リスト化しようかな?
たとえば今回だと。
- エプロンメグ萌え。微妙なふくらみ萌え。あーでもラストはちょっと大きすぎた。
- 究極のレジェンズって、実は九曲歌ってから出てくるという意味では?……とかそんな前世紀のネタを予想してみたり。
ふたつめのは萌えですらないやん!
「火の鳥」太陽編 その四(NHK)感想
「悪いのは、神でも仏でもありません」(火の鳥)
「北へ……。」とか書いてみてもばれないっしょ(あのな)。
いやぁ、神々と仏の対決、見応えありました。まさかこんな展開になるとは。なかなか魅力的なキャラ造形でしたけど、あっさり一話で終わらせてしまうなんてもったいない。んーでもまぁ、そういう姿勢は実は嫌いじゃありません。
ラスト、微妙に犬上はマリモのことを忘れているような描写ですが、いろいろ想像するのもまた楽し。
「新選組!」第二十三回 政変、八月十八日(NHK)感想
「帝と上様と殿の御為にこの命捧げる所存」(近藤勇)
お、そうくるのか。
てっきり政変で壬生浪士組が名をあげるのかと思いました。期待させておいて外すという狙いなんでしょうか(単に私が歴史無知なだけかも)。
2004年06月14日(月)
「美鳥の日々」DAYS 11 運命no再会(KBS京都)感想
「このまま時間が止まってしまえばいいのに」(春日野美鳥)
うーむ。随所で神がかった演出が見られるんですが、作画崩れ気味。いやいやむしろ、過去回のバンクをうまく回想に使って雰囲気を出していると評価するべきでしょうね。逆にこういうしょぼい絵が嫌いじゃないというのもある(笑)。
2話では、自身はされるがままになっても綾瀬さんを助けた正治。それでメロメロになってしまった綾瀬さんですが、ということは、もし1クールじゃなかったら今回のでコータくんも正治に入れ込んでもおかしくないですね(実際原作ではそうだという話も……)。まあそれはともかく、カリカチュアライズされたコータくんの純粋まっすぐ発言とか、綾瀬さんの気合い入りまくり自筆イラストつきノートとか、小ネタがあいかわらず楽しいです。ウェイトレスは……うーんと、のおこめんとの方向で。これまでの発言を見れば私の趣味ではないことが判るでしょう(だから言うなって)。
けっきょく、ここに描かれているのは、恋に恋したり、話し合い至上主義だったり、非常に陳腐な表現をすれば青春のひととき。きっとそれは誰もが一度は通る道でしょう。そして、その瞬間は、冒頭に引いた美鳥の言葉のとおり永遠だと思えてしまう。
でも、それを振り返ってみれば、まさに刹那のように短く過ぎ去ってしまうもの。たいていは、若かったとか、青かったという、いくぶんの恥ずかしさをこめて語られることになる思い出。
といって、それは否定されるものではなくて、ただ二度と戻らない美しい時。
青春時代は〜、夢なんて〜、あとからしみじみ思うもの〜♪ みたいな?(お前、年いくつだ)
2004年06月15日(火)
「神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON」#24 死闘の果てに(KBS京都)感想
「行かなくちゃ」「ゴーダンナー」「ゴオじゃなくて」(藤村静流)「よかった」(猿渡ゴオ)
「兄さん」「敵になったら」(猿渡忍)「俺を、殺してくれ」(猿渡ゴオ)
おおおおお。動く動く。濃密なストーリィ。でも要所要所で緩急をつけていて、話が混乱することはなくて素晴らしい出来。葵竜也の存在感がものすごい前半を観てると「このアニメ、主役は誰だ」とか思ってしまいましたが、ちゃんと後半でゴオ復活。自分の、そしてまわりの人々のいろんな想いを背負って、いざ戦地へ。
2004年06月16日(水)
那須きのこ「空の境界」上(講談社ノベルス)感想
ようやく上巻だけ読了。全体的な物語の総括というか分析(?)は下巻を読んでから改めてということで。
とりあえず、実に小説らしい話だなぁと思いました。
奈須きのこ、TYPE-MOONと言えば、同人界で旋風を巻き起こしたゲーム「月姫」、そして「Fate」なわけですが(ちなみにどっちも未プレイ)、やはりゲームとは違って、小説は各キャラの動きが多元的ながらも物語全体としては直線的というか、運命的な世界を描くのに適しているメディアであって、その特性がしっかりと出ているなぁと。
1章、2章を読んで思ったのは、なんとなく雰囲気が上遠野浩平(ブギーポップシリーズ)みたいだなということ。そして3章・4章になると西尾維新(戯言シリーズ)っぽくなってきて、「境界式」で京極夏彦の某作品を彷彿とさせて、5章にいたっては昨年刊行された某メフィスト賞作家の作品とトリックが酷似してたりと、すごいことになってます。互いの影響関係とかは正直微妙なところではありますが、やっぱり同時代的な感じはしますね、と、とりあえずは言っておきます。
ところで巻末の笠井潔解説ですが……。これ、上下巻でひとつの文章だったのをむりやり分割したんでしょうか。上巻では歴史的なことばっかり語っててさっぱり「空の境界の解説」になってません。まあ、非常に笠井潔氏らしい文章ではありますが。
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2004年06月17日(木)
「サムライチャンプルー」#2 百鬼夜行(関西テレビ)感想
「蛍が、どうして光るかご存知ですか」(犬山)
うわぁ、すごくいい。面白い。しかし、あらすじ書きにくいなコレ!(もちろん狙いなんでしょうけど) よく考えたら超ポイントの「蛍」書き忘れてるし。
とにかく、フウ@川澄綾子の存在感が素晴らしいです。萌え萌え。もうね、もうね、この声で「怖くないよ。でも、すごく悲しい目をしてる」なんて言われた日には、あなた!(大丈夫か) 鬼若丸の醜い形相をひとりだけ怖がらなかったとか、話自体はいっけん典型的なんですけど、わざとらしさがないのが良いですね。ふつうなら見せ場となるべきところをさらりと描くところが新しい。小説で言うといわゆる京極・森以降の世代に相通じる感じでしょうか。
「天上天下」FIGHT.11 異能者(ABC朝日放送)感想
「今夜は月が綺麗ね。明日も晴れるかしら」(葛葉真魚)
あらすじがやたらに説明っぽくなってしまいました。
しかし面白い。映像、「誰が撮ったんだ! どこから撮ってるんだ!」とツッコミを入れてしまいましたが、ちゃんと伏線だったんですね。と言われても、にわかには納得できませんが。
あとあとー、本当の幼女時代の棗真夜、超萌えぇ。って、どのアニメでも回想シーンのたびに言ってる自分。処置なし。
「ふしぎの海のナディア」(再)第11回 ノーチラス号の新入生(NHK教育)感想
「たしかに科学はすばらしい。不可能を可能にする。だが、科学は知恵の実を食べてしまった人間の罪も背負っている」(ネモ)
グランディスの言った「働かざるもの食うべからず」というのはむしろ「一日作さざれば一日食わず」だろうとか(森博嗣「笑わない数学者」[bk1.jp] [amazon]の受け売り)、相変わらず科学と技術がごっちゃになってるなーとか(このへん参照)。しかしまあネモのような自覚は非常に大切ですね。
しかし、こういうふうに思いっきり顔を崩して描く手法って懐かしいな、と思ってみたり。
2004年06月18日(金)
「魔法少女隊アルス」第11話(NHK教育)感想
「ばっかねぇ、ジョークよジョーク。ついでにこれはチョーク、なんちゃって」(シーラの母)
これはまた思わぬ展開。って、ワイドショーの夕刊レビューのことじゃないですよ。
アルス自身「キャラかぶってる」と言うとおり、かなり破格のシーラ母。それに反発して、というか接点の薄いまま育ったためにシーラはこういう性格になった模様。まあ話としてはありがちですが、魔法界独特の背景というものが小出しに説明されていくとっかかりとして、なかなかうまいかも。
2004年06月19日(土)
「カードキャプターさくら」(再)第11話 さくらと知世と大きなお家(NHK教育)感想
「天使が空から降ってきたのかと思いましたよ」(木之本藤隆)
「知世と大きなお家」というか「知世の大きなお家」なんですけど……。そうすると「さくらと」が入らないか。縛りのあるサブタイってけっこう苦しいですね。
そうか! ありえない角度から撮影されているカードキャプターさくらの活躍のビデオは、数十人から構成されている知世の隠密部隊の賜物だった、ということで(天上天下ネタ)。
どんどん闘いが私的なものになってきてます。先週のフリを経て、今回は撫子の半紙を通して、桜が自分のアイデンティティを確立する話でした。
それにしても、大切なものというのは、ただ大事にしまっておくだけじゃなくて、ときどきその蓋を開けて、そっと覗いたり手に取ったりしなければ意味がないということですね。まさに、「思い出す」ことで永遠になるという。
さて、なんか次回、めっちゃ名作だった気がするんですけど……。
台風なんて知らなかったよ
さて、今日も新京極あたりに行ってきたわけですが。思わぬものを見つけてしまいました。全国1000万のプリキュアンの皆様(視聴率より推計)、注目。
(BOOKOFF京都三条駅ビル店)
まだ買ってなかったのか。
(以上、まんらく)
花Qさんの作品で二番目に好き(一番は「BWH」)。声優の卵とのラブコメ。
「妹天国、略していもてん」って……。
(以上、アニメイト京都店)
で。
なにーー!! いつのまにこんなものが!(奥付は6月28日発行となってますが、ぶっちゃけこういうのは参考にならない) もう見つからない設定資料集はいいです(おいおい)。こちらもB6判96ページで840円(税込)と、ちょっと高めですが、カラーページも多いし、キャラ設定とかストーリィ紹介とか、思った以上に良い出来。そしてもちろん、小さいお子様のためにフリガナも完全ですよ!(そこを強調するのか) いや、bk1でも「利用対象: 小学3−4年生」って書いてありますしね(しかし、買ったのは何故かめろんぶっくす京都店……)。
明日は放映がないので、かわりにこの本のレビューをしてみたいと思います。
2004年06月20日(日)
花見沢Q太郎「REC」Vol.2(小学館サンデーGXコミックス)感想
まず、あとがきにもあるとおり表紙が最高。1巻もそうでしたけど、CDのジャケットテーマという凝りよう。今回のオレンジ色はさらに良いですね。個人的に中間色とか淡い色が好きなので。三原色をそのまま使う某XPのツールバーのような配色はぶっちゃけありえない。
で本編。いやぁ、相変わらず素晴らしい。とにかく、サブキャラひとりひとりに至るまで超絶の萌えが張り巡らされているのが花Q作品の特徴というか、大好きなところでして。
今回で言うと、まずラジオの仕事を赤と一緒にする先輩声優の二人、小岩井まき&雪路明理。こういうキャラの立った二人組+新人って、極めてアニラジっぽくていいですねー(いや、声優本人がほんとにそういう性格かはともかく)。ちなみに、ラジオだとエロセリフコーナもありがちなので、今後に期待(大阪のラジオだけかな?)。
あと、松丸を狙う同僚の田中さん……の友人、小春さん。眼鏡っ娘&冷静ツッコミ役(それだけか)。
そして、それにもかかわらず、ヒロインの赤がまったくかすんでいないのがいいですね。これまた花Q作品の特徴として、連載が長期化すると、たいていヒロインが男主人公と離ればなれになる展開があって、たいてい男は他の女に誘惑される(笑)。でも、ヒロインが圧倒的に魅力的なので、話が破綻しない。まあ、作中ではそれなりに悩むんですが。
恩田赤の、ちょこちょことしたシーンでの表情が実にいい。今回のベスト萌えは、160ページの1コマ目。めちゃくちゃ「めぞん一刻」っぽいおばあちゃんの回。
個人的には、もう恩田赤は某特定声優H.Yさんの声を当てて読んでいます。松丸のほうも、まあ、それなりに。実際、深夜アニメで充分出来る水準だと思うんですけど。まほろさんとか花右京という前例もあることですし(どういうくくりだ)。
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「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第12話 タコタコハマってさあ大変(関西テレビ)感想
「頑張ればうまくいくとか〜♪、努力は必ず報われるとか〜♪、そういうのは無理であって現実じゃない……」(メイズオクトパス/ラッパーキング)
「ふざけんなー!! そういうセリフは本当に努力してからにしなさいよ!」(メグ)
プリキュアがないので、久々に遅く起きた日曜日でした。しかし、このアニメもやはりすごいクオリティ。
ラップというか、弾き語りに乗せるようにセリフを喋るラッパーキングがすごく面白い。大洪水のイメージ画が一昔前のパニックマンガっぽかったり、相変わらずの○○捕り名人ジョーンズさんも出てきたりと、小ネタも相変わらず楽しい。
そんなふうにギャグ絶好調で後半まで来て、何故かメグだけにスポットライトが当たってラッパーキングに話しかけると言う、これまた極上のパロディシーン。そこで冒頭に引いたセリフが出てくるわけです。「おいおい、ここまでやるか!?」と思いきや、直後のメグチョップ。正直めちゃくちゃびっくり。前回にしろ、突然にシリアスな展開になるというのがこの作品の特徴のようで、しかもそれが不自然に浮いていない。以前匂わされたメグの過去が、彼女の発言に厚みを与えていて、胸に響きます。
「そんなのはただのイイワケじゃない!」
ここに描かれているのは、悪い意味での大人的居直りへの反発。冒頭からボーナスカットという、子ども向けアニメらしからぬ切実な話題で始まったのも見事な伏線でした。
で、さらにすごいのはこの後。ラッパーキングが抜け出して終わりではなく、シロンと形だけの戦闘を経て、シュウたちから「ニューヨークを大洪水から救った」「オレたち、ヒーローだな」という発言が引き出される。ここで絶妙の問題のすり替えがなされているわけです。そんなもん、今回の主題なわけがないのに、あえてそういうお約束的な締めにしている。非常に複雑な構成で、実に素晴らしい。
それにしても、もうこのアニメの真の主役はメグで決まりですね! ラッパーキングもメロメロ、本当のヒーローはメグ!(ヒロインでしょ)
「ふたりはプリキュア大百科」(ジャイブ)感想
読みましたー。
いやぁ、もう、すごいのなんの。口絵からなぎさとほのか、キュアブラックとキュアホワイト満載。ちゃんとそれぞれに二ページづつ取られているので、黒派の方にも白派の方にも満足のいく仕上がりになっていると思います。ちなみにぷらとーさんは最初っから黒派だと宣言してたんですが、もうほんと、なぎさ萌え満喫。「このシーンを選ぶかー!」という感じ。正直ここ最近の放送では、ほのかもいいなぁと思ってたんですが。やっぱり黒だよね!?
続いて、名(迷)シーンをクローズアップした「プリキュアスポーツ新聞」もなかなか。「ふたりはプリキュアトリビアクイズ」なんかも、意外に難しい。10問中1問しか出来なかったのは秘密です。「これでキミもプリキュア博士」というかプリキュアン?
「ぶっちゃけなんなの!? プリキュアQ&A」でも、興味深い事実が明かされていましたね。ゲキドラーゴが持ってたプリズムストーンが「聡明さ」を象徴するアクアマリンというのはちょっと意外。キリヤが「希望」のシトリンというのも意味深。
そしてラストは「もうマジヤバ!! ストーリー紹介」。原画、名セリフも豊富です。ただ、13話。ユリコはやっぱり「HONOKA1号」と言ってくれなくちゃですよ! それだけは残念。しかし、驚いたというか感心したのは、各話の脚本・演出・作監が網羅されていること。しかもここだけフリガナがない! ちゃ……ちゃんと特定層を配慮していただいているという感じ。
ということで、私的には太鼓判なのでした。
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「火の鳥」未来編 その一(NHK)感想
「君がすべての生命の母となり、この地に蘇るのだ」(猿田博士)
この未来編で終わりですかね。正直、次の「ミス・マープル」が微妙に楽しみな気も。
火の鳥は人類に干渉できないんじゃないか? と思いましたけど、最後の人類だからなのか……。うーんと、けっきょく原作読んでないし。文庫版を立ち読みしたら、やはり絵柄といいよっぽど面白そうなんで、読みたい気もあるんですけどね。
「新選組!」第二十四回 避けては通れぬ道(NHK)感想
「アホウ、アホウ。オマエ、死ヌデ」(オウム>芹沢鴨に向かって)
誰が教えたんだ。
すごい。大傑作!
うわぁ、そうか。はじめから新見をはめる作戦だったのか。ちゃんとミスディレクションまで張って。さすが三谷幸喜。久々に興奮。
いよいよ次回で、正式に「新選組」の名が拝されます。半分くらい進んでようやく……。あーでも、大河ドラマってそんなものかな? 以前も「将軍○○」とかいっても、実際に将軍になるまでに時間がかかってたように思いますし。けっきょく、人間や組織の体裁が整えられた頃には、その主要な役目や意義はほとんど達せられている、という皮肉でしょうか。
2004年06月21日(月)
「美鳥の日々」DAYS 12 突然no別れ(KBS京都)感想
注:最終回直前のためいつも以上に致命的なネタばれ&最終回の予想があります。くれぐれもご注意ください。
「関係なくなんか、ないよ……」(綾瀬貴子)
これはすごい。全編の構成がただものではありません。
前半、これまでの正治との思い出を振り返りつつ、迷いを抱く美鳥。月が陰る瞬間、美鳥の姿は画面からフェイドアウト。残されたのは、手編みのマフラーと、これまでの日々をつづった日記(ラジオ風に言うと「美鳥のラブダイアリー」)。朝目が醒めたら美鳥がいない……というのではなく、夜中に目が醒めて気づく、という趣向で来るとは思いませんでした。これは禁断(?)の夢オチの線を消す意味もあるのでしょうか。Aパート最後、意味ありげなマフラーと日記のシーンで終わりつつ、Bパートで触れられていないことから、次回、最終回にもこれが効いてくる可能性は充分にあります。で、実は以前私が予想したラストというのは、正にこの日記が関わってくるもので(予想としては「朝目が醒めたら……」というものでしたけど)、まあ端的に言うと、みたいな感じ。この作品でも本当にそれをやられたら、ひょっとして泣くかもしれません。
そして後半。アイキャッチでも美鳥の姿がない! これにはやられた、というかもうすでに泣きそうです。それなのに正治の態度がこれですよ、これ! いや、悪いと言ってるんじゃないんです。毎度ながらこの作品、本当に語義上正しく確信犯的にこういう構成をやりますね。ここで正治が美鳥をあからさまに寂しがったり、すぐに喧嘩の場面に入ったりしないで、いかにも男子高校生らしい情動にかられるのがやけにリアルで。そして、そんなアップテンポなBGMに乗せた正治のシーンの後、場面は綾瀬さんへ。この緩急のつけ方がすごい。シリアスなストーリィを作るにも、こういった落差をつける方法は個人的にも好みです。
ついに綾瀬さん告白。ここでも、他の作品でさんざん気にしてきた「関係ない」という言葉が使われてますね(そういえば、いまだに読んでる途中の「空の境界」でも黒桐くんが「関係あるよ」と言ってました)。それに対して、ようやく自分の中の妄想ではない、本当の正治と向かい合おうとする綾瀬さんは「関係なくなんかない」という言葉を投げかけます。交わらなかった二人の気持ちが今、ついに向き合うことに。しかし、ああしかし。
後半は、美鳥の描写が極力抑えられていて(本体が目覚めるシーンと、ラストの窓辺の陰鬱な美鳥の姿のみ)、視聴者もより不安をかき立てられます。元の姿に戻った美鳥の心に去来するものは、そして正治はどうなるのか。
次回予告もやはり、美鳥の声は入らず。この分でいくと、最終回はOPとEDを入れ替える可能性が高いですね。これもよくある手法ですが、以前言ったとおり「美鳥の日々」という作品が良質なシミュラークルだと仮定すればうなずけます。そういえば初回も、ちゃんと美鳥が正治の右手になってからOPがかかりましたからね。
ただ、おそらく美鳥がまた正治の右手に戻るというラストはありえないだろうと思います。そりゃそーでしょうけど。それでも、なんらかの希望が感じ取れるラストになることは期待したいと思います。
2004年06月22日(火)
「神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON」#25 永遠のふたり(KBS京都)感想
「神に等しき鋼の巨人は、人の魂を得ることで、真の正義の使者となる」
「何故私が巨大ロボットを選んだか……その答が、今ここにある」(葵竜也)
上のセリフ、ギリギリでKBS京都気象情報にかぶらなくてよかった。
いやぁすごい。怒濤の展開。葵竜也のセリフはタイトルとも直結してますし、「ロボットアニメ」というジャンルへの自己言及にもなってますね。けっきょく、人の形が一番恐ろしくて美しい。だからこそ、何度でも同じテーマをくり返す必要があるんだと思います。まさに人間の「ゴオ=業」というところでしょうか(この暗合が偶然か故意かは判りませんが)。
杏奈の言い分も、ミラの言い分も、どちらも独りよがりな部分はあるし、正しいところもあるけれど、そんな矛盾を抱えて人は他人を愛し、死んでいかなければいけないんですね。……文章にするとすっごーく胡散くさいぞ、自分。
ところで関係ないですが、プログラムの早組みってのはいいですねアレ。コンパイラ言語じゃデバッグが大変で書いてられないだろうな……。いずれにしてもこんな命がけの状況でやりたくはないものですが。
最終回は後日譚的なものになるようです。けっこう好き。ここまで話が膨れ上がったら、それもそれで面白いかもしれません。
2004年06月23日(水)
読売新聞夕刊に「空の境界」
おなじみ読売夕刊「本よみうり堂 トレンド館」。今回は奈須きのこ特集(石田汗太記者)。「空の境界」と、月姫などの奈須きのこさんの来歴。そしてやっぱり登場、太田克史編集長。
ちなみに隣のページ(京都4版)では石田記者、昨年度のミステリランキングの均一化を愚痴ってます。単に読者層が狭いだけでは……。しかし「葉桜の季節に君を想うということ」、11万部しか売れてなかったのか……。それなのに「空の境界」は既にして20万部突破。でもどっちにしろ、マンガの部数とは桁が違いますね。というか、読売なんか全国1000万じゃないですか(名古屋圏のように夕刊のないとこもあるので単純計算は出来ませんが)。でも……あ、やばそうな流れなのでこの話題やめ(おい)。
辻村深月「冷たい校舎の時は止まる」上(講談社ノベルス)感想
第31回メフィスト賞受賞作。「辻」の字はほんとは二つ点です。デビュー作から北見隆装丁、なんてうらやましい。
とりあえず萌え作品ではありません。作者にも萌えません(失礼)。っていうかメフィスト賞って、純粋に萌えと言えるのって西尾維新くらいでは? 佐藤友哉は明らかにフェイクだし、霧舎巧も萌えとは一線を画す発言してましたし……。森先生は一部作品は萌えますね(ZOKUとか)。あ、石崎幸二がいたか……。
なんにしても、萌えなんてけっきょく読者個人が感じるものだから、本当は作品自体に付与される属性ではないと思います。
おぉ、こういう作品とは思いませんでした(作品を読むときは極力先入観をなくしたいので、裏表紙とかのあらすじさえ読まないタイプ)。なかなかに素敵。
なんかこの設定、私的冨樫義博さんの最高傑作・「レベルE」のあの話[bk1][bk1.jp] [amazon]と似てるなーと思ったら、ネタ本同じみたいですね。というか、あの作品では陽に描かれてませんでしたが、バカ王子が一人とり残されたのって、ちゃんと意味があることだったんですね(まどろっこしい感心の仕方)。
なんとなく懐かしい気分になるのは、たぶん自分がその時期を過ぎているからで。恩田陸ほどの意図的なノスタルジック趣向ではないと思います。青春群像ミステリィ(そんなくくりがあるかどうか知らないけど)らしく、「犯人探し」めいたものはあって、各キャラの過去は少しずつ明かされていくけれど、それほど露骨ではないというか、さらりとした感じ。といって、まだ上巻だからかもしれませんけど……。とりあえず、シーンの描写は静かなうえに印象的。
しかし、三部作という趣向は良いですね。一冊が長過ぎず、しかも続きがかなり気になる。これは中・下も買い決定。それにしても新人作家でこれだけ気になるんなら、西尾維新の「ネコソギラジカル」三ヶ月連続刊行なんて、耐えられるのだろうか。
ところで、鷹野「博嗣」というネーミングは、主人公の辻村深月とあわせて「犯人じゃない」という符号ということでいいんですかね? 作者の変な願望ではないと思いますが。
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世界は新刊情報なんかじゃない
いまだに「さよなら、ぺとぺとさん」とか読めてないのに、どんどん新刊が。
なんで毎回大野さんが表紙なんでしょう? 北川さんはいつ!(ありえない) ちなみに初版限定特製しおりも大野さんでした。
それとアニメに先行してラジオも始まるようで。7月からラジオ大阪で。ネット配信もあるようです。詳しい情報はVステ公式かげんしけん公式かくじアン公式で。
ところで久々に一般書店に行くと面白いですね。マンガコーナでの一般人の反応が。普通の人って、たいてい「○○(売れた過去作のタイトル)の人」と、作者名を憶えません。しかも、アニメ化された作品よりドラマ化されたもので言う傾向が強い。たとえば、高橋しんは「いいひと。の人」であって「サイカノの人」ではない(家裁の人でもありません)。あと、なんか高校生か大学生らしい集団が、「(おそらく週刊少年)マガジンはキャラで売ってる感じがする」とか言ってましたが。そうかぁ〜? いや、マガジンはここ数年読んでないけど、でもなぁ……。そんなもん、最近の萌えキャラ全盛の月刊誌の動向からすれば微々たるもので……とか言いたくなりましたけど、「げんしけん」とか買ってるヤツがそういうこと言うとあらぬ誤解を受けそうなので(誤解?)スルー。
新刊も読めていないのに最新刊以外のものに手を伸ばす私はどうか。まあ、じっくりゆっくり。
あとは買うかどうか判んないけど今後の注目作。まずマンガ編。
以上再掲。
ただし予約は終了。
7月27日どれだけ出るんだ。
次に小説編。
これは買いました。素晴らしい装丁だと思ったらやっぱり鈴木成一デザイン室。
スカイ・クロラ続編。これはノベルスか文庫待ちという手もあるけど、相変わらず装丁が良いなぁ……。
これも再掲。
榎木津シリーズ短編?
再掲。
2004年06月24日(木)
「サムライチャンプルー」#3 以心伝心 その一(関西テレビ)感想
「達者で暮らせよ」(ムゲン)
フジ試聴組の感想を見てますと(あらすじは知りたくないのでざっとですが)、先行き不安げ? うーんと、まあね、私はどんなことになっても「期待外れだ」とは言わないので……。「ヤバくなったらぁ、さっさと切る」タイプなので(いいのかそれで)。
でも実際、まあまあ面白いと思いますけどね。なんか、「憎しみは憎しみを生む」とか、「相手に先に攻めさせて正当防衛」とか、怪しげな現代国際関係の風刺みたいな? そこまで考えなくてもぼけーっと流れを追ってればだいたい楽しめるかと。
「天上天下」FIGHT.12 暗黒(ABC朝日放送)感想
「俺様のささやかな幸せは、こりゃ当分先になりそうだぜ」(俵文七)
挿入歌の入るタイミングがおかしい。というか、何故EDの「愛してねもっと」を流す……。
うえーっと。過去編長いかなーなんて。というかだんだん筋が追えなくなってるのであらすじは信用しないでください。前回のもひそかに大間違いしてたし……。
話が現実離れしているのは初めから判っていたのでいいんです。どうせならもっとはっちゃけていこー! そうすれば楽しめますから。
葛葉真魚はとてもいいですね。基本的にこういうキャラはあまり喋らないほうがいいです。
……どうも本来の作品の楽しみ方ではない気がする。
2004年06月25日(金)
「ふしぎの海のナディア」(再)第12回 グランディスの初恋(NHK教育)感想
「人は、ひとりでは生きていけないんだからね」(グランディス)
これは本当にNHKアニメですか、と思いつつ(のぞきのシーンね)。
めまぐるしい展開で視聴者を飽きさせません。最近のアニメと比較しても遜色ない構成というのは本当に驚き。グランディスとエレクトラの対決をコミカルに描きつつ、いつの間にか敵対心を持っていたはずのナディアがグランディスと打ち解けているという流れを自然に見せています。そしてすっとグランディスのカコバナへ。ここでも深刻そうな話をあっさりギャグっぽく語らせ、ジャンのことに話題を転じる。そうしてみたところで以前から出ていたナディアの肉食嫌悪を全面に押し出す展開。素晴らしすぎ。
太田虎一郎「宇宙の法則 世界の基本」(コアマガジン)感想
素晴らしい。最高。GLAYとグレイト(大丈夫か、ことえりたん)。
本当なら、もっと早くに読んどかないといけなかったですね。これぞまさに真の萌え4コマ。僭越ですが、当サイトのコンセプトと極めて一致しております。
昔今日の萌えシチュエーションをやってた身としては、「ドキドキ対決 先手オレ」なんかもう涙が出るほど嬉しい。ほとんど共感できます。なおかつ、ちゃんと4コマとしてオチがついているのが最高。
キャラ的には科学部部長・千葉ちゃん最高。帽子+眼鏡+科学部って、もう最高過ぎ(最高って何回言った?)。
あと、毎回のタイトル題字や単行本ゲストコーナ、そうそうたる面々でこちらも楽しめます。
まんがタイムきららで連載中の「かるき戦隊」も8/27に第1巻発売のようです。今回こちらを読んで、ようやく7月号203ページ左のセリフの意味が判りましたけど、基本的な世界もつながっているようで。単行本が楽しみ。
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木尾士目「げんしけん」4(講談社アフタヌーンKC)感想
あいかわらず素晴らしいですね。もう文句のつけようがないですね。今回一番面白かった小ネタは、「台風で一回放送がズレていまだに最終回やってない」なんですが……しかしこれ雑誌掲載時期を考えると某フジのアレが直接のネタではないのでしょうか? いやホントしゃれになってませんな……。
そんなふうにオタクな話題を盛り込みつつ、それを含めて非常に現代的なラブコメになっているというのが実にすごい。
で、巻末の回なんですが、唐突に新キャラ登場。オタクが嫌いな荻上さん。無愛想で、髪の毛立ってて、小柄で、ってそんな「新キャラによるテコ入れ」ネタに私が釣られ……釣られ……ヴァーー!!?
すいません。マジ萌えました。159ページの顔なんかもう! 最高!
ということで早くも5巻が楽しみであります(アフタヌーン買う気はないのね)。
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「魔法少女隊アルス」第12話(NHK教育)感想
「もう大人になんかなれないってのに……しょうがないな」(シーラ)
ほえほえ。今日はちょっと体調を崩して早退しましたよ。そんで「げんしけん」とか「辣韮の皮」とか「壮太君のアキハバラ奮闘記」とか読んでました。BGMはダカーポで。萌え充電きゅいーん(すいません、こういうテンションで書いてないと正気が保てないんです、ホント)。
ちゅーことで今回のアルスもやたらに萌えました。夏休み一挙放送が決まったみたいですが、まあせっかくなんでこのスタイルで見続けましょう。
助けた相手を不運にする妖精って、またすごい属性ですね……っていうか、それが判っているということは、今までもアルス以外に妖精を助けようとした魔女なり魔族なりがいたということでは? そこまで気にすることじゃないのかな……。
自分をネタにして笑わせようとするなんて、アルスちゃんは真の芸人魂を持ってますね。しかし、そうやってシーラを笑わせました、めでたしめでたし、ってのもなんか違うような……と思ったら、最後にちゃんと別の笑顔が見られましたよ。うまいですねぇ相変わらず。こういう、いつも冷静な女の子が見せる涙と笑顔にドキドキなのです。その後の「ケーキ、いっしょに食べるか」もくはぁ! 萌え萌え! いっつぁめろりんきゅですけん(さっさと寝ろ!)。
2004年06月26日(土)
恩田陸「Q&A」(幻冬舎)感想
うーんと……。めちゃめちゃ感想書きにくい話ですね、しかし。
質問と解答の形式で進む作品、ということで興味を持って買ってみたんですが、途中からなんか思わぬ展開に。徐々に真相が明らかになるようで、実際にはまったく全貌が杳として知れない。どんなふうに話を収束させるのだろう、と思ったら……こ、こう来ましたか。
うむむ。恩田陸らしい、という言葉でくくるにはあまりにも異質な作品。しかし、対話文だけで進む話なのに、ここまで引き込ませる筆力はさすが。似たような試みは井上夢人も「もつれっぱなし」[bk1.jp] [amazon]でやってますけど、あれは連作短編ですしね。
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「カードキャプターさくら」(再)第12話 さくらの終わらない一日(NHK教育)感想
「ほえ〜、肉まんしか言えなかったよ〜」(木之本桜)
いやぁ、やっぱり何度観てもいいですにゃあ(語尾キャラ化)。
くり返される日の前日の執拗な時計の描写。12時を刻み、響きわたる鐘の音。そして怪しく逆回転する時計針。全編にわたって最高の演出です。
7話でもそうでしたけど、何度も同じことをくり返すという趣向は、個人的にも好きですし、この作品世界自体を象徴しているようで美しい。
くり返される日が、木之本藤隆による特別授業の日ではなくて、その翌日の何の変哲もない普通の日だというのが良い(普通というのは、もちろん笛のテストがあるというのも含めて)。学園生活を送る児童・生徒にとってみれば、特別授業だとか、運動会、社会見学といった年中行事にともすれば目を奪われがちなものです。それももちろん大切なことなんだけど、そうじゃなくても、エンディングにいう「単調な日常」が、代わり映えのしないように見えても、一日一日が貴重な日々なんだということ。そんなことを教えてくれている気がします。たとえそれが、閉じられた世界であったとしても。
さくらがクロウカードの気配を感じ取れるようになったり、小狼と協力してクロウカードを追いつめたりといった、そんなささやかな「成長」の描写も、ここ数回本格的なバトルシーンがなかったからこそ、より引き立っていると思います。
2004年06月27日(日)
「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第13話 地球の悲鳴が聞こえてた(関西テレビ)感想
「レジェンズ・ウォー」(ランシーン)
こちらも怪しげな展開。やはりランシーンが前面に出てくるとギャグが潰されるのね。そういう役割のキャラだって判ってましたから良いですが。
風・火・土・水のサーガが揃い、レジェンズ・ウォーのお膳立てが整う。実はなかなか重たげな話が内包されていたのか。
やはり今後の展開を見ないとなんとも言えないんですけど、マックが「土のレジェンズの器となる」って、そのまんまの意味なのか。マック自身がタリスポッドの役割を果たす、ということですよね多分。だからそういう体型……って、いや、こんなこと言っていいのか。
「ふたりはプリキュア」第21話 衝撃デート! キリヤの真実(ABC朝日放送)感想
「自分の宿命からは、逃れられない。――どう、あがいても」(キリヤ)
…………。
冒頭、あまりにも突然に空が曇るシーンを見て、なんかとてつもない不安感に襲われたのですが。
これまでも前半パートでは正直どうかと思う展開があっても、後半では見事に盛り返してくれたので、それを期待しなかったわけでもないのですが。
はっきり言って初見の感想としては、話が詰め込み過ぎとかいうレベルを超えて破綻しているとしか思えないのですが。学校のある次の日が日曜だったり、サブタイが完全に内容と離反してたり。
しかし、二回目以降見るとまったく印象が変わって見えてしまうこともあるので、完全に否定することはできません。
とりあえず、「いったい何なのだ…………」を十三回ぐらいくり返してからもう一度見てみたほうが良いかも。
こういうときこそですよ。こういうときこそ、その作品が何をやりたいのかを見極めるチャンスなんです。すべてが狙いなのかもしれませんから。今までじっくり張ってきた伏線を一気に投げ打って、何回かに分けて描くことも出来た話を唐突に終わらせてしまうという仕打ちの裏には、相応の理由があるはず。だってそうでしょう? この二クールで順調にファンもついて、それを踏襲していけばそれなりの話を作ればそこそこの人気を得られていたはずなのですから。あえてそれを選ばず、五里霧中の展開にしたというのならば、ここから先、今までをはるかに超える水準の物語を期待しようじゃないですか。失望するのは、まだ早い。
「火の鳥」未来編 その二(NHK)感想
「理由がなければ、結果もない。原因がなければ、結果もない」(猿田博士/マサト)
ふわぁ〜。すげぇですね。想像を絶するスパンで語られる壮大な物語。しかし、「トリガ」を字幕で説明しなきゃいけないんなら、セリフ変えろよ! 興醒めな。
まあ原作があまりに大きすぎて、そのアニメ化ということで当然期待ラインが高くなってしまう中、いろいろな制約もありつつなかなかの作品だったと思います。
で。
次はアガサ・クリスティ原作「ポワロとマープル」ですよ! って、もともと別シリーズのふたりの名探偵を同じ作品で描いて大丈夫なのかとか、そんなことは知りません! だいたい私はミステリィファンでも海外古典をあんまり読んでないし(おいおい)。とにかくオリジナルキャラのメイベル・ウエスト@折笠富美子にちょお期待! それだけです。予告でもポワロ(里見浩太朗)とマープル(八千草薫)なんかどうでも良いから、折笠さんを出してほしかったのに〜。
「新選組!」第二十五回 新選組誕生(NHK)感想
「あの人は私が斬らなくちゃいけないんです」(沖田総司)
こちらも覚悟を決めてしまった芹沢鴨。しかし最後の最後まで真剣に闘い、そして果てた。その結果に無念さは残ったとしても、過程に理不尽さはほとんど感じられないところが、劇作家・三谷幸喜の筆のなせる技というか。闘いの場面でも、これまでのエピソードを踏まえつつ、ひとりとして無駄死にさせない、意味のないシーンを作らない、キャラクタへの愛があふれています。
今回の構成の妙は、「新選組」の名前を最後まで出さないところですが、作中でも「新撰組」ではなくて「新選組」で通すのですね。看板には「會津藩」と書かれていたことから、意図的なものでしょう。あくまで大河ドラマとしての「新選組!」なのだという記号。
2004年06月28日(月)
「美鳥の日々」LAST DAYS 二人no日々(KBS京都)感想
「知らないかもしれませんが……私、ずっと沢村さんのこと見てました」(春日野美鳥)
素晴らしい。感動。なにひとつ文句のつけようがない。期待通り満点。殿堂入り決定。
ほんとに、ほんとに、私の思い描いていた「日記で泣かせ」が実現するとは。予想、というか期待していた要素がほとんどすべて叶って大満足です。
綾瀬さんについては、もっとドロドロした展開になるかと思ったのですが、こうきましたかっ! たしかに綾瀬によって正治が美鳥に対する本当の気持ちに気づくという結果は変わらないにしても、綾瀬さん自身の口からそれが出ることによって、いくぶん彼女にとって救いのある展開になっていたと思います。っていうか、ぶっちゃけ私が予想した展開というのは、(以下なんとなく伏せ字)というものだったので……。もちろん実際の展開のほうがはるかに上。
で、正治の行動のトリガとなるのが、姉の凛だったというのが感心したところ。この人の存在、栞ちゃんといっしょにすっかり忘れてましたが。これこそが彼女の役割だったのですねー。12話でもそうでしたけど、話の緩急のつけ方が絶妙で、最終話ではこの凛が暴れることによって唯一にして最大の転調が訪れ、あとは(コータくんとのイベントはあるにせよ)クライマックスまっしぐら。何度でも言います。最高。
そして美鳥の告白。冒頭に引いたとおり、「知らないかもしれませんが」という美鳥のセリフと、その後の正治の「知ってるよ」という対比が、この作品で描かれてきた、ふたりの日々のすべてを表しています。あえてそこで、こまごまと説明する必要はありません。ふたりにはこれから先、長い長い時間が残されているのだから……。
そして最後のスタッフロールも期待通り。やっぱりOP曲「センチメンタル」をバックに、それでも「右手の恋人」ではない、ちゃんとしたふたりの新しい日常を垣間見せてくれました。もちろんふたり以外の「それから」も。綾瀬さんの笑顔も、栞ちゃんの姿もちゃんと確認できました。高見沢と滝口由真まで出てきたのは感激。ずっと正治の行動・心情とリンクしていたジゴロウもちゃんと幸せになれましたし。
今日はもう遅いので寝ますけど、また何度でも見返したいところですね。1話の録画ミスの挽回以後、毎週充分にこの作品を堪能できて幸せです。もう、こうなったらDVDも買いましょうかね〜?
えむいち。〜さくさくさくらたんどっとこむ版〜