「あんたとなら、木星に行けそうだ」(ハチマキ)
ううむ、これも後から見ると伏線とか張りまくりなんだろうなと思いつつ、外堀が埋まっていくような回。
しかし、このレベルの話ではなんか物足りなくなってしまうというのも贅沢なものです。展開は面白いけれど、ハチマキがデブリ課にいた頃のようなカタルシスは感じられなません。もちろん、それも充分計算し尽くされた上でのシリーズ構成なんでしょうが。
ハチマキのいなくなったデブリ課に新たに配属されてきたクレア。言われてみればこの線は充分ありそうなことでした。そしてタナベとの関係を心配するラビィ。って課長(補佐?)、ハチマキとタナベのことを知らなかったのか! ここで訊かれたエーデルがすんなりうなずくのがちょっと面白かった。なんとなくクレアを気遣う、あるいは同情するかのようなタナベ。このへん、なんかタナベ自身がデブリ課を卑下しているような物言いなのがひっかかります。心のどこかで、ハチマキが捨てた仕事、という思いを抱いているのかもしれません。そしてチェンシンに迫られる……。うわー、ちょっと怖いなぁ。ハチマキに追い落とされたショックで、嫌なキャラになっていくという変貌も、この作品ならやりかねないところですので。最終的にどのキャラもなにがしか救われる形になってほしいというのは、まあ甘い希望かもしれませんが。しかしフォン・ブラウン号も駄目、タナベも駄目では、チェンシンはどこに救いを求めたら良いのでしょうか……。普通なら出世でしょうけど、さんざんテクノーラの悪い側面を描いてきてますしねぇ。
いっぽうのハチマキ。まあ、前回の流れを引き継いでいけば、こういう話にはなると思っていました。そうはいってもさすがに殺人はせんだろうと思って見てしまったので、ちょっとラストのインパクトは薄かったですね。まあ、ミステリィでいう密室トリックの逆だと思えばオチはだいたい読めますしね。ロックスミスならぬ、ロックドルーム(やかましいわ)。
で次回はかなり面白そう。次回予告の声で判別するに、(半ば予想はしてましたけど)あの人物までが再登場の模様。そしてクレアとタナベの対決もありそう。って、毎度ながらこの予告をどこまで信用していいか判りませんけど……。
投稿者plateau: 2004年12月16日 03:10 [2004年10-12月アニメ感想] [プラネテス(殿堂入り)]