2004年12月02日(木)

「プラネテス」Phase 18 デブリ課、最期の日(NHK教育)感想

「私たちはまだ、デブリ屋なんだ」(フィー)

  • 木星開発部門を分社化したテクノーラ、ドルフをその社長に据える
  • かわりに第二事業部長を兼務することになった第三事業部長、デブリ課の解散を命じる
  • 最後のミッション、回収目標のデブリは連合の機雷だった。事業部長から回収の中止を命じられるが……
  •  またしても絶賛モード。ラビィ係長補佐や課長がこんな形で活躍する日が来ようとは。第4話での自分の不明を恥じるばかりと言うか、もうまんまとしてやられました。

     ここ最近、上層部から疎ましがられていたドルフ。それが前回のフォンブラウン号のエンジン工場事故をきっかけに、こういう形で追い出されることになるわけですか。ここまでは予想内にしても、かわりに登場したのは14話でデブリ課に因縁をつけた第三事業部長! はぁ〜。後半で5話の映画監督とかも再登場しているし、ほんとに一人としてキャラをムダ遣いしない、おそるべき作品です。

     デブリ課解散を受けて接待攻撃のラビィ。総務課の係長を約束されて、7人の子どもたちに電話。「ゲームが欲しい」という男の子たちに混じって、「望遠鏡」という女の子の言葉、あとで強調されてますが、このさりげなさがいいですね。そして「もうデブリは拾わないの?」。くわ〜、これはもうすこし年を取って、それこそ子どもが出来たころに観たとしたら号泣するでしょうかね。この前の16話「イグニッション」なんかは今の私の世代にピンポイントで涙腺を刺激される話だったわけですが、これぞ本当の意味ですべての世代に感動を呼ぶ作品。
     そしてこのあと、いつものとおり、しかし最後のデブリ回収に向かうデブリ課。そしてやっぱり命令違反をするわけですが、それに強硬に反対するラビィ。「サラリーマンであること」と、「宇宙を守るデブリ屋であること」との葛藤。何度も積み重ねられたエピソードの重みがあるから、このラビィの決断にまったく不自然さがない。そして、映画監督たちの乗ってきた旧型機でマニュアル操作するラビィの後ろ姿に感動。「プラネテス」という作品は基本的に、未来に向かってひた走ろうとするハチマキが主人公な訳ですが、こういうふうに前の世代の人間の奮闘もしっかり描いているところが素晴らしいです。SクラスのEVAを成功させたハチマキが、今回まるで脇役になってしまっているというのもすごい話です。まあ、タナベはしっかり見てるからいいのかな。でもハチマキはすでに決意を固め……。
     それにきても、命令違反に加え、課長やエーデルは事業部長に手を出してしまってるわけで。デブリ課の解散は決定的なものと思われますが……。うわー、この次回予告ではもうさっぱり予測がつきません。

    投稿者plateau: 2004年12月02日 03:00 [2004年10-12月アニメ感想] [プラネテス(殿堂入り)]