2004年12月06日(月)

「ブラック・ジャック」Karte:09 もらい水(よみうりテレビ)感想

「待ってるんだよ……。時が経つのをね」(おばあさん)

  • 手狭な手瀬間病院の院長をつとめる息子のため、知人の家を渡り歩くおばあさん
  • 誰からも断られた彼女は、山奥にあるかつての別荘へと向かう
  • だが折悪しくも台風が接近し、別荘は崖崩れに逢い……
  •  今回も実に面白い。この作品で面白いというのは不謹慎な気もするのですが、いや見せ方が本当に巧いです。AパートCM前、おばあさんを轢きそうになった車がBJのものだったという展開はちょっと驚き。

     ここんとこ全然手術代をもらってなくてBJの経済状態が気になる今日このごろですが、今回は手術を相手にさせるために吹っかけるという変則的なものでした。まあ最終的にはBJが手術してるんですが、息子がいっしょに医者としてオペに立ち会うところが大切なんでしょうね。BJは自分だったら10億円払ってもいいと言いましたが、それをすぐ呑めるような相手だったら、こんなことになる前に先に病院を増築して母親の部屋を作ってるでしょうね。それを考えると、五千万円というラインはけっこう順当なところなのかもしれません。
     ところでけっきょく、おばあさんが持っていたのが剣玉である必然性がよく判らなかったんですが、まあ子どものころのひとり遊びの道具と言えばそのくらいしかないでしょうかね。ピノコたちに空き缶を使って剣玉をやってみせたところがなんかいいなと思いました。しかし剣玉でさえ、今の子どもは遊ばないんでしょうか……。
     あと、ちょっと惜しいなと思ったのが、「ひったくり犬」をやってないせいで、何故BJがおばあさんの別荘に様子を見に行くとき、ラルゴを連れていったかというのがすこし判りにくいかもです(文庫を読んで補完しました)。そもそも今回の話も台風を扱ってるから、けっこう危ないんですよね……。つくづく因果な作品です(もちろん、だからこそやる意義があると思うのですが)。

     そして来週は火の鳥伝説! おおー、「ブラック・ジャック」という作品の中で、手塚眞監督だったらこれをどう見せてくれるのか、楽しみです。

    投稿者plateau: 2004年12月06日 23:45 [2004年10-12月アニメ感想] [ブラック・ジャック]