2004年12月02日(木)
「ふしぎの海のナディア」(再)第35回 ブルー・ウォーターの秘密(NHK教育)感想
「生きてたら……明日があるから」(ジャン)
観てる途中に震度3の地震が起こってびっくり(ビデオで観てたんで午後11時半ごろ)。ほとんど震源地直下だったみたい。
地震と言えば新潟地震の影響で飛ばされた31話ですが、本当はそのとき説明されるはずのことが今回一気に明かされる形になって(まあ新録のあらすじはありましたが)これはこれで衝撃的かも。
冒頭のナディアが見た夢といい、本当なら映像で表現すべきところを作画の関係かほとんどナディアにしゃべらせてるせいで、ものすごいセリフの量になってますけど、それがまたGAINAXらしいといえばらしい。ラストの「ナディアはナディアでいいんだよ」→「おめでとー、おめでとー」というコンボも、エヴァという作品を経た今観ると笑ってしまうなぁ……。
そういえば、けっきょく買ってしまいました、ふしぎの海のナディア ツインボーカルベスト。「完全収録」とうたっていながら、ジャンの「いとしのナディア」が入ってないのが残念ですが。やはりマリー@水谷優子さんが光っていると思うわけです。しかし、「どうしてそうなの?」で、マリーがキングに「日本語で応えてよ」って言うセリフがあるんですが……いや、マリーは日本人じゃないでしょ。
「プラネテス」Phase 18 デブリ課、最期の日(NHK教育)感想
「私たちはまだ、デブリ屋なんだ」(フィー)
またしても絶賛モード。ラビィ係長補佐や課長がこんな形で活躍する日が来ようとは。第4話での自分の不明を恥じるばかりと言うか、もうまんまとしてやられました。
ここ最近、上層部から疎ましがられていたドルフ。それが前回のフォンブラウン号のエンジン工場事故をきっかけに、こういう形で追い出されることになるわけですか。ここまでは予想内にしても、かわりに登場したのは14話でデブリ課に因縁をつけた第三事業部長! はぁ〜。後半で5話の映画監督とかも再登場しているし、ほんとに一人としてキャラをムダ遣いしない、おそるべき作品です。
デブリ課解散を受けて接待攻撃のラビィ。総務課の係長を約束されて、7人の子どもたちに電話。「ゲームが欲しい」という男の子たちに混じって、「望遠鏡」という女の子の言葉、あとで強調されてますが、このさりげなさがいいですね。そして「もうデブリは拾わないの?」。くわ〜、これはもうすこし年を取って、それこそ子どもが出来たころに観たとしたら号泣するでしょうかね。この前の16話「イグニッション」なんかは今の私の世代にピンポイントで涙腺を刺激される話だったわけですが、これぞ本当の意味ですべての世代に感動を呼ぶ作品。
そしてこのあと、いつものとおり、しかし最後のデブリ回収に向かうデブリ課。そしてやっぱり命令違反をするわけですが、それに強硬に反対するラビィ。「サラリーマンであること」と、「宇宙を守るデブリ屋であること」との葛藤。何度も積み重ねられたエピソードの重みがあるから、このラビィの決断にまったく不自然さがない。そして、映画監督たちの乗ってきた旧型機でマニュアル操作するラビィの後ろ姿に感動。「プラネテス」という作品は基本的に、未来に向かってひた走ろうとするハチマキが主人公な訳ですが、こういうふうに前の世代の人間の奮闘もしっかり描いているところが素晴らしいです。SクラスのEVAを成功させたハチマキが、今回まるで脇役になってしまっているというのもすごい話です。まあ、タナベはしっかり見てるからいいのかな。でもハチマキはすでに決意を固め……。
それにきても、命令違反に加え、課長やエーデルは事業部長に手を出してしまってるわけで。デブリ課の解散は決定的なものと思われますが……。うわー、この次回予告ではもうさっぱり予測がつきません。
「Φなる・あぷろーち」第9話 大決戦!! 愛と銃撃の彼方!(KBS京都)感想
「邪魔だては御無用に願います。ファイヤー!!」(益田西守歌)
いや〜まったく、相変わらず内容がないよ〜なんて言わせないよ〜な話ですな。
今更にえみりんの婚約話を蒸し返しますか。しかも普通にスパイ衛星使ってるし……。いいのかよ、というツッコミすら野暮に思えてくるから不思議。
無意味に登場ポーズを決める西守歌とか、マッチョ船員VS黒服集団とか、ありえない画の連続で、ほんとに面白いのだろうかコレ……なんか騙されてないか? とだんだん不安に思えてきました。いやまあ、この場合騙されていても実害はないんで面白いと思っておきましょう。
それにしても、えみりんと言えば、先日買ったキャラソンの「気まぐれロマンス」by陸奥笑穂@たかはし智秋が予想以上に良いです。アニメの展開を考えると、このタイトルがなんか泣かせますな。本編で報われないキャラをキャラソンで救済するあたり、ますますダカーポっぽいなと思ったり(略して「ダカっぽい」。「Dぽ」と略すとDDIポケットと間違いやすいので注意しよう)。でも、だったらやっぱり芽生百合佳@皆口裕子の歌を……(まだ言ってる)。
「W〜ウィッシュ〜」第9話 隠された過去(KBS京都)感想
「泉奈ちゃんは……ホントはここにいちゃいけないんだ」(井ノ原春陽)
うおー、ついに来ました。やはり薄々予想していた展開です。しかし、まだすべての謎は解けていない……というか、こんなんで続かれるとむちゃくちゃ気になってしまいます。Φなるの後にやってくれて良かった。逆だったら気になって楽しめなかったところ(っていうか、だから絶対ヤラセだよね……いいですが〜別に)。
本当は昔のアルバムあったのね。泉奈も判ってるなら何故本当に処分しなかったのかという話ですが……。ちっちゃいころのおにいちゃんが萌えるから捨てられなかったとか? わかるな〜、その気持ち(アホか)。まあ、だったら春陽の顔だけ切り取って自分の顔をコラージュしたりして(仮定で話を進めないように)。となると写真の人物が本当は春陽だと判るギミックが必要ですね。こういうときの常套手段は身体特徴。そうだ、体の特定部分にあるホクロで見分けるわけですね。プールとかお風呂とかの写真があって、「おや? あいつこんなとこにホクロなんてあったっけ?」→「ちょっと見せてみろ」という(以下略)
まあ現実に話を戻しましょう。アニメでさらに現実逃避してどうするんだ私は……(むしろ仮想現実逃避?)。潤和の家に行こうとして玄関でばったりの春陽ちゃん、「うれしいなー、まさかおにいちゃんのほうから逢いにきてくれるだなんて〜」というセリフはもうお約束ですね。しかし、そのあとの衝撃の告白。まさか彼女も事実を知っていたとは思いませんでした。ということは、そうと知っていながら潤和と泉奈にああいうふうに接していたわけですよ? そりゃちょっとおにいちゃんに甘えすぎでも許してあげないといけませんよね〜。しかし、なら何故それを隠していたのか。そして智はどう絡んでくるのか。こちらはいよいよ核心に迫ってきそうです。
2004年12月03日(金)
滝本竜彦×大岩ケンヂ「NHKにようこそ!」02(角川コミックスA)感想
衝撃の1巻から半年。この2巻では、原作の展開をすっかり無視して独自路線を突っ走っています。しかし、それでいて見事に「NHKにようこそ!」の世界になっているから面白い。非常に理想的なメディアミックスのあり方だと思います。角川にしては珍しく(おい)。実際、どれだけこのシナリオに原作者の滝本竜彦氏が関わっているか判りませんが、もしほぼノータッチだとしたら、ある意味大岩ケンヂ版「NHKトリビュート」みたいな(って、その言い方は更に誤解を招きそうですが)。
やはり、原作との大きな違いは山崎くんのキャラ造形にあると思います。原作ではある意味佐藤くんより始末の悪いキャラだったのですが、マンガ版ではすっかり良いタイプのオタクになっていて、見ていて楽しいです。1巻の感想でも書きましたけど、原作の大きな魅力のひとつが佐藤達広の一人称による、ひたすらネガティブな思考のループなわけですが、それは文体に大きく依存しているために、マンガという表現方法にはあまり馴染まない。そこに山崎くん視点を導入すればストーリィの幅を広げられる上、その言動をオチにもってくることで、深刻さをいくぶん和らげることに成功しています。まあ、原作では、滝本氏がリアルひきこもりに近いために、オタク的人種をそれほど描きこめなかったということもあるでしょうが。
もちろん、キャラづけが変わっているのは山崎くんだけじゃなくって、岬ちゃんも同じような気がしますけれど。原作を読んだ方ならお判りかと思いますが、岬ちゃんが「」という時点で、あのネタはカットっぽい雰囲気ですね。前はラストだけは変えてほしくないと言いましたけど、どうも今後もオリジナル展開のまましばらく続きそうな気配ですし、別に多少の変更はいいかなという気もしてきました。
それにしても、ここまでマンガ化が成功したということは、当然次はアニメ化でしょうかね。もちろん放映局はNHK以外考えられないでしょう。衛星放送? いやいや、そんなケチなことは言わずに、狙いはNHKアニメ劇場(日曜夜7:30の現「ポワロとマープル」枠)ただひとつ! ホントに実現したらNHKを神と崇めますよ。受信料倍払ってもいいくらいです。どうですか?
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「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第34話 モォ〜ッと3匹ウシが来た!(関西テレビ)感想
「部長のオレがなんとかすっから」(シュウ)
おおー。ついにタイトルにもある「竜王」の言葉が出てきました。闇のレジェンズとの対比ですかね。やっぱこのアニメでも光と闇のモティーフが出てくるのか……。まあ、もう日曜朝の放映じゃなくなったんでプリキュアとの比較はしませんけど。
ランシーンとシロン、二体のウィンドラゴンの謎、レジェンズウォーの正体、そしてダークウィズカンパニーCEO=ハルカの父? とか、着々と伏線を回収していってる感じです(最後のは次回予告を見る限り確定かな?)。しかし、物語にとって重要な話題を語るガリオンにシュウがちゃちゃを入れたりと、ギャグは健在。シロンが何故か「アニメ30分に原画3500枚」とか言ってたり、最近キッズアニメで製作の大変さを語るのが流行ってるんでしょうか。
そういえば、たびたび時計のシーンが挟まれてましたけど、これも時の流れの必然性を表してるんでしょうね。こういう趣向は気がつくとちょっと嬉しくなります。
あと、らせんってけっこう綺麗に描くのは難しいんですよね。あんなふうに紙を立ててると特に。ということで、ガリオンが絵を描くのがうまいのは本当っぽいですね。しかし、以前のレジェンズウォーで絵を描くに至った状況が考えられない……。
「魔法少女隊アルス」Destiny 30(NHK教育)感想
「人は、生まれてくる場所を自分で選ぶことは出来ない」(アルス)
この作品も大詰めで、いよいよ物語の謎が明かされていきます。冒頭、そんな運命をまだ知らないアルスが無邪気に「ここで問題です」とやってるのがかわいらしくも切ないです。自分の運命は選択問題には出来ないという。
レノンが男だということを、エバだけが知っていたというのはちょっと驚き。それをほのめかすシーンってありましたかね? しかし、だったらその前の場面ではシーラが「(アルスとレノンは)きょうだい」と言ってるのはちょっと変ですね。ここは「姉妹」と言わなくちゃ。
さて、とりあえず第一の鍵は示されたものの、ではアルスの人間界での母親は本当の母親なのか、ウィルの言う「光の魔法」の正体とは、さらに囚われの身となっている父親の動向は……などなど、まだまだ引っ張りどころは満載。今後少しずつ(あるいは一気に)明かされていくのが楽しみです。
2004年12月04日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第9話 すれ違う心(KBS京都)感想
「違うの。好きって意味……わたしと浩之ちゃんじゃ」(神岸あかり)
とりあえず、誰もがツッコむところでしょうが、こんな展開のときにまでラストにOPテーマを流そうとしなくても。いや、ギャグアニメなら非常に効果的な手法ですけど、まさか笑わそうと思ってやってるわけじゃないでしょうし……。
それにしても、前回の藍原の話を引きずるとは思いませんでした。しかも、彼女の恋人だった男性・長瀬裕介なんてキャラまで登場。この人もなんか別作品のキャラだったりするんですかね?(そういえば前回の謎の双子は「ToHeart2」のキャラだったらしい) まあそれは措くにしても、わざわざレギュラーキャラそっちのけで男キャラを出してきただけあって、彼はまさに浩之の写し鏡的存在。ま、名前もユースケですし(それこそ別作品のキャラだ)。
しかし三年前院生だった瑞穂とつき合ってる(しかも大学時代のことも知っていた)ということは、ああ見えてけっこうな年だと思うんですけど。しかも理系の院生と画家(の卵?)ってカップル、どっちもあまり経済的に楽じゃなさそうですね。どんな交際をしてたんだろうと、他人事ながら心配してしまいます。
で、そんな裕介の「ひとつのことに集中するとまわりが見えなくなる」というセリフで、あかりのことを考える浩之。そもそも前回のあの引きで、どうしてマルチと墓参りなんかしてるんだと思ったら、あかりは会ってくれなかったんですね。学校も休んでいた様子……。だったら余計に放っといちゃいけない気もしますが。しかし、そこはお約束、旅行先でばったり。高校生がこんな田舎に温泉旅行に来るかと、またまた疑問に思ってしまいますが、どうせ志保ちゃんの発案なんでしょうから良いでしょう。「武士の情けじゃ〜」とか、やっぱりこういうキャラは好きですね。話を回す役目として貴重な存在。ところでどうでもいいですが、雅史くんの存在が忘れられてるような。
偶然見つけた長瀬裕介の画展に入るあかりと志保。志保ちゃん情報では最近注目の画家らしいです。あの〜、この前のシーンで、裕介と浩之が展示スペースのどまんなかのテーブルでお茶してたりするくらい客がいなかったんですけど? しかも地元らしいのに……。まあともかく、浩之と同じくフィールと瑞穂の画に目をとめるあかり。同じ画を見ても、浩之には瑞穂が楽しそうに見えて、あかりには悲しそうに見えるというのはちょっと面白いと思いました。そうそう、これってアニメ感想にも言えることかもなぁ、なんて思ったり。
そして当然のごとく同じ旅館に宿泊していたあかりと浩之たち。ここは普通、温泉の入り口は男女別でも中は混浴だった! という展開を期待したいところなんですが、そういう流れにはあらず。またも熊が出没しています。そして、自分が浩之ちゃんに求めていたものを打ち明けるあかり。
う〜ん、観てるこっちもよく判らなくなってきました。これ、本当にどう決着させる気でしょうか。浩之が見つけた夢に向かって歩み出すのを、あかりがそばで見守る……というのではダメなんでしょうね。あかりは浩之が他の女の子を見てても許せていた、と言ってますが(ギャルゲヒロインがそういうこと言うか?)、「特別」なマルチは許せないんでしょうかね。「どうしてマルチちゃんなの? マルチちゃんだけは嫌!」みたいな(注:これはパロディであって断じてパクリ盗作ではありません以下略)。
「よばれてとびでで! アクビちゃん」第10話 テレビスターの悲劇?(KBS京都)感想
「ここを通れば、もう一度アクビちゃんに逢えるかな」(眠田ころん)
まだ決着しないのか……。シリーズ通して一話完結で、ころんや学校のクラスメイトたちの日常をじっくり描いてくれると思っていたので、この展開はちょっと意外。
とはいっても、アクビがいないという事実によって生まれる、ころんを取り巻く状況の微妙な変化は見応えがあります。蘇るアクビとの思い出、ころんにとってはこの街に引っ越してきたその日にアクビ娘と出逢ったのですから、それがそのまま、この街で過ごした思い出になるのですね。そして、そのアクビと出逢うきっかけをくれた飯根よしあくんといっしょにツボを捜す……なんかいい展開です。まあ、手久野くんもいますけど(なお彼は微妙に事情を誤解してます)。最初にツボを見た海岸に出かけていって、テクノブルが塩水で故障してしまうというのにちょっと笑いました。そして帰り道、自転車のチェーンが切れて困っているところに、颯爽と現れる黒塗りの車。尾上カレンその人です。「お困り?」って、なんかえらくカッコいいぞ! 車に乗り込んだころんに、どうして飯根とふたりで(手久野は眼中にないらしい)海に行っていたのかと問いただす。このへんの展開も今後どうなるのか注目です。
で、いっぽうのアクビはTV局。う〜ん、TV局ねぇ?(ハラグーロかお前は) ころんのような小学生にとって、TVの中の世界なんて、それこそ魔法の国のように遠い存在であるわけで、そんなところにアクビが迷い込むというのも、なにがしかの意味があるんでしょうが。そして新たなご主人様となった新島というアイドルと入れ替わるアクビ。はあ、このためにその前のころんのシーンで5話の回想があったんですね。今回は新島なな子@比嘉久美子(ほかにどんな役をやっておられるのかは寡聞にして知りませんが)とアクビ娘@谷井あすかの声質がだいぶ違うんで、入れ替わり演技だということがはっきり判ります。だからどうしたという話ですが。ところでこの新島の出演するドラマ「マジカルナース」ってタイトルがちょっと怪しい(笑)。
さて、そろそろ次回でこのネタをちゃんと締めてほしいところですが。次回のサブタイトルは「い・け・な・いアクビマジック」……。どっちかというとさくらマジック希望。幸せになろう(おい)。
「MAJOR」第4話 一日遅れの誕生日(NHK教育)感想
「仕事と恋愛かぁ……。桃子先生は、あっさり仕事を取っちゃうわけね」(美貴)
今回も実に楽しい。やはりアレですよ、野球をテーマにはしていても、そこからもっと大きなことを学んでいる気がします。それは萌えです!(黙れ)
あざといくらいに桃子先生@野田順子を千秋@日高のり子のイメージに重ねて、フラグ立て進行。らぶらぶです。バッティングセンターではおとさん、バットの持ち方まで指導したりして! いいのかNHKなのに(ん、まあ、そういう方向に思考を向けてしまう私がどうかと思うが)。そして、ここで桃子の友人・美貴@倖月美和の出番ですか! 「この仕事、独身の男性に出会うチャンスなんて滅多にない」って、まあそうでしょうな。冷やかすだけじゃなくて、園長先生の立場も理解しつつ、ちゃんと桃子の本心を汲み取って後押ししてあげる、こういう立ち位置の人って好きですね。
そんな美貴の言葉に思い切った桃子先生、保育園をやめちゃうのかと思ったら、4月まで待ってほしいというわけですか。まあ卒園したら別にかまわないのかなぁ。よく判らないですけど。
野球の話題も少々(っておい)。吾郎がメジャーのことを知らないってあたり、ちょっと原作の時代性を感じてしまいますね。今じゃスポーツニュースでも日本のプロ野球の前にメジャーリーグ情報をやる時代ですからね。で、OPにも出てる外国人投手の話題。次回予告にも出てますし、茂治のライバルになりそうな予感。これをどう吾郎のほうの話に絡めてくるか楽しみです。
「カードキャプターさくら」(再)第31話 さくらと名前のない本(NHK教育)感想
「いつか、電柱より大きくなって、絶対、ぜったい踏んでやる」(木之本桜)
どうやら、4月からCLAMP「ツバサ」のアニメ化が決定したようで。この枠の後番組なら、さくらカード編の再放送はやらないんでしょうかね。まあ私、現在はマガジン読んでないんで楽しみにしましょう。
さて本編。大怪獣さくらの回(笑)。基本は「ちっちゃいままの君でいて!」なんですが、こういうのもけっこう好きです。なんといっても恥ずかしがるさくらがかわいい。どうしてこういうときにかぎってスカートタイプの衣装じゃないんですか知世ちゃん!(相変わらずしょーもないことを)
巨大化するさくらに苺鈴が「なんか出ないの!? カッターとか」。また偏った日本の知識を有してますな。その前のケロちゃんとの口論も楽しい。いっぽうの小狼と言えば、巨大ネコに踏みつけられたり、巨大化さくらの闘いにうんざりして目を伏せてたり、前回の活躍が嘘のようなダメっぷり。つまりは苺鈴がいると小狼は活躍できない運命にあるわけですか……。
本好きな奈緒子ちゃんは海外ファンタジィがお好きな様子。今だったら「指輪物語」とか「はりぽた(検索回避)」とかにハマっていそうな気がします。まあでも、これで文章を紡ぎ出す楽しさに目覚めて、そのうち同人に足を踏み入れたり……という奈緒子ちゃんの将来が見えるような。いや、そういう娘好きですよ。なにかに夢中になれるという意味では、先週の立花さんとまったく同じなんですから。
ところで、私もけっこう古本屋をめぐるのが好きなんですが、古本屋の棚に並んだ本にいろいろ興味を引かれます。「哀愁のこたつみかん」ってのがちょっと読んでみたいなぁ。「虹をつかんだお話」ってのも、そこはかとなくクラフト・エヴィング商會っぽいですが。
あと今回は久々に「ケロちゃんにおまかせ!」がヒット。巨大化しても破れなかったコスチュームに「よっぽど丈夫な素材」って……。そういう問題か! だいたい破れたらそれはそれでありえないですよ、NHK的に。「なんでもありになってきた」とまで言ってますが、来週はこれもお約束、入れ替わり話。
2004年12月05日(日)
きみのためならシャネル
ボクはそう、ミツグくん(死語)。いや、私のゲーム遍歴はゲームボーイポケットで止まってるんで、某DSもPSPも買う気はないんですが。っていうかぶっちゃけ時間がない。
もはや、どれだけ読めてない本やマンガがあってもそんなに気にならなくなってきました。で、どんどん買ってしまいます。
野川さくら「Joyeux Noel 〜聖なる夜の贈りもの〜」(ランティス)[amazon]この前のイベントで予約したもの。さンタコスが出来なかったと言う噂の。表題曲も、c/w「にゃっほ〜♪Nwe Year」もボーナストラック「新春 書き初めの儀」も実に良い。書き初め、ランティス松村さんの願いはやはり予想通り。君色パレットと連動でPVがもらえるんですが、あらら、定額小為替1000円要るのか。それじゃ通販じゃ……という「いつもここから」ツッコミはしませんが(書いてるやん)。まあせっかくなんで応募しようかな。
芳乃さくら@田村ゆかり「My Little Wish」(ランティス)[amazon]D.C.ヴォーカルセレクションVol.2。しかしあのー、某リリカルなのとタイトルかぶってるんですが。
表紙とオビでつられました。角川よ何処へ行く……。とても表紙画像をここには載せられないんでリンク先で見てください。
これもオビに惹かれて。あと、4文字タイトルだったんで(あのな)。ちょっと読んだ感じ、なかなか良さげ。
前から気になっていたんですが、好みの絵柄でストーリィも面白そうなので一気買い。
ハードカバーで出たときに買ったんですけど、これは最高に好きなんで。表紙から大爆笑です。解説は筒井康隆氏。ちなみに「逡巡」「離脱」で三部作の予定のはずです。
あと「げんしけんOFFICIAL BOOK」もbk1で注文。ついでに、
「このライトノベルがすごい!」[bk1][amazon]も、「ライトノベル☆めった斬り!」[bk1][amazon]ともども注文。
そして、ようやく見つけました、びんちょうタンカプセルフィギュア第二弾。今度は一個100円でさらに買いやすいうえ、これ以上ないくらいちっちゃくって最高です。ええ、フィギュア萌え族ですとも。写真の管理はiPhotoで行ってきたんですが、HTMLの書き出しにGalerieというフリーウェアがあることを知ったんで使ってみました。テンプレートも豊富で出来栄えも素晴らしいですし、Mac用ツールらしく使いやすい。ということで久々にここを全面更新。
「ジパング」第6回 攻撃命令(MBS毎日放送)感想
「生と死が隣り合わせの戦時下では、明日、存在する保証はないのだ。私も、この船も」(草加拓海)
けっきょく戦死してしまったのか。佐竹の「自衛隊員には戦死者はひとりもいない。そしてこれからも」という言葉も、この御時世、胸に突き刺さります。
草加がなにかを隠している、黒く思えてしまうというのは、逆に言えば平成の我々のほうがそういう表裏をあんまり持たずとも生きていけるというわけでしょうね。私も小学校では「裏表のない人間になりなさい」と言われましたけど、そういう教育が日本人は外交下手だと言われる原因なんじゃないかとすら思います。まして戦時下でそんなことやっていたらたちまち敵にやられてしまう。さすがに梅津艦長はそのへん判っているようですが。「みらい」が草加に利用されることになるのか、あるいは逆に草加を利用するのか、駆け引きが面白くなりそうです。
さあ、そしてついに占領下のマレー半島に上陸する草加と角松。時代の違いというのがどう描かれていくのか、非常に興味深いところ。
「ニニンがシノブ伝」第11回(MBS毎日放送)感想
「食べ物を粗末にするなんて、いけない子です」(香)
Aパート。冒頭、妹@シノブ@水樹奈々(なんじゃこの表記)に起こされたと思ったら、許嫁@ミヤビ@釘宮理恵登場……っておいおい「φなる・あぷろーち」かよ! むしろこのアニメなら「πなる・あぷろーち」みたいな(やかましい)。しかし、アニメ絵目覚まし時計ってまたオタっぽいな。ちなみに私は使ってません。そのあとは、ひたすら'80年代アニメって感じ。ドラゴンボールネタも豊富ですし。だったら音速丸@若本規夫でナレーションってほしかったところ。まあ「サザンがサスケ伝」というネタでやってるから仕方ないか。あと、ミヤビちゃんがサスケにやられた兄者の手当てを遠隔操作ハンドでやってるとこが面白かった。そりゃ触りたくないだろうな……。ということは、あの手は自律式で感触とかはミヤビには伝わらないんでしょうかね? いまさらこんな分析してどうなるものでもありませんが。
Bパート。お母さん@夏樹リオ、カオリっていう名前なんですね。年上属性はあまりないんですけど、けっこう好きだな〜、こういう人。シノブ、「人類はまだまだだいじょうぶ(はぁと)」って、このアニメ観てるともうダメだと思う……。本筋はシリーズ中でも一、二を争うくらい面白かったけど、劇中劇の部分はいまいち。ミヤビちゃんも出てないし(またそれかよ!)。ただ劇中のシノブ(おじいさん役?)がやたら萌え萌えでした。着物好きの私にはたまらんです。って、シノブは普段でも着物っちゃ着物か……。んで、劇中劇でもシノブ×カエデは公式カップリングなのか。
ああ、もう次回最終回なのですね。放映時期ずれまくったけど、おかげで後半は季節ネタがいい案配になったし、楽しめました(だからまだ終わってないって)。
「スウィート・ヴァレリアン」ヴァレリアンに入りたい(MBS毎日放送)感想
「趣味は耳掃除です。将来の夢はズバリ、ヴァレリアン様の一員になることです!」(リコリン)
リコリンのCVが千葉千恵巳だったので(以下略)。や、別にそれほど千葉千恵巳さんに思い入れがあるわけでもありませんが。
っていうか、基本的にけっこうセリフが早口なアニメなんですけど、今回はとくに後半飛ばしてましたね。実際このネタ、膨らませれば30分でも充分保つと思います。この尺に無理矢理詰め込んでる感ありありですけど、それもネタの一環なんでしょうなぁ。
「ふたりはプリキュア」第42話 二人はひとつ! なぎさとほのか最強の絆(ABC朝日放送)感想
「バカにするのもいい加減にしてよね……。バラバラ? ひとりじゃなにもできないって? そんなの当たり前じゃない。みんなもともとひとりじゃない。あたしがあたしのために、ほのか捜して何が悪いの? 自分を大切にして、何がいけないの? ひとりじゃ何もできなくったって、わたしにできることはたっくさんあるんだから。そんな当たり前のことの……どこがいけないのよ!!」(キュアブラック・美墨なぎさ)
素晴らしい。やはり傑作という言葉はこの回のためにあった! 第二期「MaxHeart」、さらに映画化も決定とのことですけど、その期待感を高めるに充分すぎる話でした。
こういう回では戦闘部分の比重が高くなるのは当然のことなのですが、その前の日常シーンが短くとも非常に印象的であったのが良かったです。アカネさんのたこ焼き屋の前で談笑するなぎさと志穂莉奈。前回のラクロス大会を受けて、アカネさんが「勝ち負けだけがすべてじゃない」というのはちょっと意外でしたけど、勝った側に対してそう言うのは良い印象ですね。負けた相手に対して言うと慰めっぽいし、はじめから勝負をしようとする気がない人間に対して言う言葉でもない。アカネさんやっぱり大人だなぁ。で、自分に大事なものはなにか、という話題になって、「虹の園と光の園」と口走るなぎさ。藤P先輩の前にそれを考えるあたり、だんだん彼女の意識が変わってきてるんでしょうか。と、そこにほのか。大事なものはなにかと問われると、「人間の体の70%は水分」とか、うんちくをつらつら……。それを聞いて帰ってしまった志穂莉奈に「外したかな?」って、狙ってたんですかあなた! というかむしろ、志穂莉奈を帰すために言ったんじゃないかとすら思えてきます。そうか、この前のお泊まりでもこの作戦で邪魔者を追い返したんですね間違いない。なぎさに「いじわる〜」っていうほのかが異常にかわいい。このベローネ学院指定コートも似合ってます。
銀杏並木の下のベンチに座るふたり。このシーン、美しくていいですね。さらに後で思わぬ意味が込められてることが明らかになるんですが……。そしてジュナとレギーネ登場で、ふたりはプリキュアに変身。と思う間もなく、ほのかは闇に連れて行かれてしまう。「ひとりでは何も出来ない」と言うセリフ、このために敵側はたいていひとりで来てたんでしょうかね。
このへんで実はちょっと心配してたんです。「ふたりでいるのは、けっきょく自分のため」と言うベルゼイの言葉が強調されていて、なぎさが「自分が大事」ということ自体を否定するんじゃないかと思って。「自分のためじゃなくって、この虹の園を守るために!」とか、そういう飛躍はあんまりこの作品に似合わないなぁと思っていたんですが。しかし、冒頭にあげたキュアブラックの言葉で安心しました。相手の挑発の言葉に単純に反発するんじゃなくて、ある意味開き直る。このあたり、キュアブラック、というか、なぎさらしくて好きです。
そのきっかけとなった、メップルとのしりとり。前半でのポルン・メポミポのしりとりギャグがこんなふうに生きるとは! 全部「ポ」で終わっておいて、言葉が尽きると「ホでもいいメポ」……「ホ……ほのか」!!! うわー、神がかってるぞ、この展開! 屈指の名シーン。そしてこの流れで、プリキュアのときでも互いを「なぎさ」「ほのか」と呼ぶのも実に良い。「プリキュアだから、ふたり」ではなくて、「なぎさとほのかだから、ふたり」。それでこそ、これまで積み重ねてきたエピソードが生きてくるというものです。
闇にのまれたキュアホワイトを助け出し、光を背に立つキュアブラック。ここに限らず、光と闇の演出が冴え渡っています。キャストを見ると西尾大介氏も演出に入ってますね。やはりブラックはヒーロー、ホワイトは希望を捨てないヒロインという役割が与えられているようです。
そしてポルンも登場して光のパワーを受け取る。そのまま、すぐにプリキュアレインボーストームに行かないところが心憎い。今回はずいぶん戦闘シーンもすごい動きをしてました。
そして翌朝。プリキュアでいたときの表情と、日常の表情の落差に安心を覚えます。「志穂ー、莉奈ー、じぶん大事にしてるー?」というなぎさ、いいですね。そりゃ莉奈もつられるというものです。それをちょっと離れて見つめるほのか。この4人の位置関係って、やっぱりこれでいい気もします。4人並んで歩いてたり、いっしょに昼食を食べたりするというよりも。
さて、これでベルゼイたちも、ジャアクキングすら敵に回して己の保身に走ることになったようで、いよいよ流れがはっきりしてきたようです。新シリーズは2月6日から開始とのことなんで、今のシリーズはあと7回くらいでしょうか。この調子で最後まで突っ走っていってほしいところです。積み残しのキリヤのこととかも、今期で動きがあるのかどうかも注目。
「名探偵ポワロとマープル」第19回 クリスマスプディングの冒険〜前編 プリンスからの依頼〜(NHK)感想
「メイベル、ヤドリギの下に立つときは気をつけてね。ヤドリギの下に立った人には、誰でもキスしていいことになってるのよ」(レイシイ夫人)
おお、なんか今回はいつもにもまして面白いですよ。
船に酔ったり、寒いのが苦手だったり、実はポワロさんってけっこう弱点多いですな。しかし雪だるま(スノーマン)作りは巧いらしいです。
子どもたちと一緒に遊ぶメイベルとオリバー、そしてヘイスティングス。メイベルって設定は何歳くらいでしたっけ……。まあほほえましい光景。っていうか、その子どもたちのリーダー格っぽい少年、コリン@皆川純子のキャラ造形はわざとなのかと思ってしまう……。丸メガネって、まるで少年探て(ry
そんな彼らの悪戯で、ブリジェットが死体役をつとめることに。なんか名前が出てたんで、CVの方は有名らしいですね。まったく知りませんでしたが。まあしかし、今回は全般になかなかの演技でした。今回はね(やめなさい)。で、まさかと思ったら本当に被害者となっていたようで……。子どもが被害者になるのは避けるのかな? と思ってたので、別の意味で意外でした。いやしかし、まだ判りませんけどね(そういう深読みをするのは悪い癖だ)。
ほかにもクリスマスプディングのとことか、見せ場が多くて飽きない展開です。しかしなんといっても今回のベストシーンはこれ!
久々に今日のイチ萌えメイベル:「ヤドリギの下に……」という言葉を聞いて、飾りつけをしたヘイスティングスに顔を赤らめるメイベル。って本気でどういう意味だー!!
「新選組!」第四十八回 流山(NHK)感想
「近藤勇、一世一代の大芝居だ」(大久保大和/近藤勇)
最終回直前ですが、ここにきてめっぽう面白い。いろいろな形の別れ。再出発出来る者、出来ない者。葉桜の季節に時の流れを感じます。
なんといっても沖田総司。アリを殺すだの殺さないだの痴話ゲンカがほほえましい。アリだけに「ありえない!」ってのは隠しネタですか? そして斎藤一との会話。何度も言いますけど、似ているようでまったく違う結末を辿るこのふたり、すごく好きです。
永倉・原田のその後も描かれていて嬉しかったです。京に戻ろうとはしゃぐ原田左之助、これまたこの作品の一面。
そして捨助! 有馬の取り調べを必死で誤摩化そうという最中の登場。さすが呼ばれてもいないのに現れる、あんたはクッチーですか。って事情を判ってたんかい!
そして、近藤勇と土方歳三。うわー、1話の黒船のコルクが出てきた! 土方はまだ別れじゃないと言いますけど、悪いですがこれは超強力な死亡フラグです。
ということで次週、ついに最終回。この一年間の想い、来週はちょっと長めに書いてみようかな、なんて思ったり。
2004年12月06日(月)
「ブラック・ジャック」Karte:09 もらい水(よみうりテレビ)感想
「待ってるんだよ……。時が経つのをね」(おばあさん)
今回も実に面白い。この作品で面白いというのは不謹慎な気もするのですが、いや見せ方が本当に巧いです。AパートCM前、おばあさんを轢きそうになった車がBJのものだったという展開はちょっと驚き。
ここんとこ全然手術代をもらってなくてBJの経済状態が気になる今日このごろですが、今回は手術を相手にさせるために吹っかけるという変則的なものでした。まあ最終的にはBJが手術してるんですが、息子がいっしょに医者としてオペに立ち会うところが大切なんでしょうね。BJは自分だったら10億円払ってもいいと言いましたが、それをすぐ呑めるような相手だったら、こんなことになる前に先に病院を増築して母親の部屋を作ってるでしょうね。それを考えると、五千万円というラインはけっこう順当なところなのかもしれません。
ところでけっきょく、おばあさんが持っていたのが剣玉である必然性がよく判らなかったんですが、まあ子どものころのひとり遊びの道具と言えばそのくらいしかないでしょうかね。ピノコたちに空き缶を使って剣玉をやってみせたところがなんかいいなと思いました。しかし剣玉でさえ、今の子どもは遊ばないんでしょうか……。
あと、ちょっと惜しいなと思ったのが、「ひったくり犬」をやってないせいで、何故BJがおばあさんの別荘に様子を見に行くとき、ラルゴを連れていったかというのがすこし判りにくいかもです(文庫を読んで補完しました)。そもそも今回の話も台風を扱ってるから、けっこう危ないんですよね……。つくづく因果な作品です(もちろん、だからこそやる意義があると思うのですが)。
そして来週は火の鳥伝説! おおー、「ブラック・ジャック」という作品の中で、手塚眞監督だったらこれをどう見せてくれるのか、楽しみです。
2004年12月07日(火)
「神無月の巫女」第10話 愛と死の招待状(KBS京都)感想
「今日から俺は、君の剣だ。君の盾だ。君の拳だ」(大神ソウマ)
思わず頭に「大懸想!!」とかつけてしまいたくなるサブタイトル……なんて言ってる場合じゃありません。これは掛け値なしに面白い!
来栖川姫子@下屋則子の一人称で語られる、ゆったりとした世界は、第1話の冒頭を思わせます。帰ってきた千歌音との、まどろむような甘い生活。しかし、当然この流れが続かないことは視聴者も判っています。それがいつ来るか、いつ来るか……と思って待つわけですが、この緩急のつけ方が素晴らしい。今までみたいにロボで攻めるのかと思いきや、サブタイトルそのままに招待状をつきつけるという。パジャマのボタンを外して胸に挟むという、相変わらずのことをしてくれやがりますが(失礼)、ここは流れ的にそうでなくてはなりません。静かで、それでいて深い絶望。思った以上に、めちゃくちゃ正統派じゃないですかこのアニメ!
そして最終決戦ですね。どうも今回の流れ的には大神ソウマから危険な匂いが感じ取れますが、どうなることでしょう。それでいて、このセリフの外し方に思わず笑いが込み上げてきたり。いかんいかん、もっとマジメに観なくちゃですね。
筧秀隆「となグラ!」1(ジャイブCRコミックス)感想
いやー、いいですねぇ。予備知識なくパッと見で買いましたが、これが大当たり。まだまだ私の選球眼も衰えてないというところでしょうか(四文字タイトルが決め手とか言ってる奴が何をのたまう)。
こーいうノリのラブコメって、なんか懐かしい感じ。思わず「A・I止ま」[bk1][amazon]を思い出しましたよ。って、ここで赤松作品の代表として「A・I止ま」を引くあたり、私も若くないな……。ちなみにもちろん、似てるところが十あるとすれば違うところが百はあるんで、あくまで私の印象を参考までに言っただけのことです。
いいところを挙げていくときりがないですが、まずキャラが魅力的。幼なじみ&暴力女の香月、なんてサイコー(えー)。ツンデレって言葉、知ったのはつい最近のことで、どうも語感が私的に好きじゃないんですが、そういうキャラは大好きです。さらに主人公の妹のくせに、「お兄ちゃん」なんて呼ばないのはもちろんのこと、あまつさえ兄を○○まくる(ネタばれ回避)というまりえ嬢も素敵。無口キャラ&帽子属性の人は要チェック。あと、姉というよりはお母さんキャラの有坂初音もなかなかツボにはまります。さらにクラスメイトの弱関西弁女・鈴原ちはやも良いですね。展開的に重要なキャラになりそうですし。
ギャグマンガとしてもかなり面白い。最近4コマばっか読んでたんで、ページをめくった先にオチの用意されてるストーリィマンガの利点を再認識しました。またひとつとして外れないんですね、これが。
そして最大の魅力! なんといっても使える(自制しろ)。
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2004年12月08日(水)
京極夏彦「どすこい。」(集英社文庫)感想
京極夏彦の最高傑作。まったく、他の作品もけっして余人には書き得ない傑作揃いなのですが、こればかりは、思いついたとしても書かんでしょうよ普通。
「パラサイト・デブ」「すべてがデブになる」「土俵(リング)・でぶせん」……ベストセラーの書名をパロディにした七つの短編からなる、全編がこれ相撲取りで頭捻りな作品(原本のオビにも書いてあったんで言ってしまっていいですよね?)。微妙にその元作品の展開をなぞっているようななぞっていないような調子で、最後に見える連作短編としての趣向も、それ自体パロディみたいなものなんでしょうね、きっと。京極夏彦ならではの「文字組からの本作り」も、すべてがギャグのために惜しげもなく奉仕されております。森博嗣先生の「工学部・水柿助教授の日常」もそうですけど、こういう作品こそ、文章や構成がしっかりしてる人じゃないと書けませんね。これだけの文才を持った人が本気で笑わせにかかってきたら、それこそ横綱級の衝撃です。
あと、後半に行くに従って何故かオタクネタが増えていくのが楽しいです。ノベルス化、文庫化に伴ってネタが新しくなってたり、増えてたりするようですね。ハガレンはともかく、「21休さん」なんて何人の読者が判ることやら(昔週刊少年チャンピオンに連載されてた推理マンガ)。アイドルネタはやはり、ゆうこりんで来ましたか……。一応の最終版である文庫が出版されるときにタイミングよく売れててラッキーですね、小倉優子嬢も(そうか?)。
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2004年12月09日(木)
「ふしぎの海のナディア」(再)第36回 万能戦艦N-ノーチラス号(NHK教育)感想
「ラッキーー!!」(ジャン・グランディス・サンソン・ハンソン・マリー・キング・エアトン)
来た来たー! ついに来ました、新生ノーチラス号。OPの映像も挿し変わってて、「それ」が出るまでの期待感を十全に高めてくれました。
これでもう何度目になることやらのグラタンの暴走も、やっぱり何度見てもいいですね。のろのろ進むグラタンなんてグラタンじゃありません。むしろ練炭です。ってそれこそ自殺行為だよ!(つまんなーい)
懐かしのノーチラス号の乗組員との再会。やはり感慨深いですねぇ、みんな変わってない……って、ネモ船長だけ髪の毛が伸びてることに誰もツッコまないんですね。まあ、それを言ったら逆にジャンたちが島編の間じゅう伸びてないのが変なんですけど。代わりばんこで切ってたのかな? ナディアとかは下手そうですけど、ジャンはきっと髪を切るのもうまいんでしょうね、利発な子ですし(つまんなーい)。
……。そ、そういえば「切る」というので思いましたけど、各話の切り方が先週に引き続きちょっと変ですねぇ。まあ復活早々あれでいきなりやられてしまうとは誰も思わないのですけど、もう少し期待させる引きにしても良いような。N-ノーチラス号だけに機体……(ええ加減にせい!)。
「プラネテス」Phase 19 終わりは いつも…(NHK教育)感想
「エゴイスト結構。私もエゴイストだ」(ロックスミス)
無人の街、突きつけられる銃という、あの次回予告から、よもやこんな展開が待っていようとは。いやしかし、実に面白い。
この作品の「面白い」って、三種類あると思うのですよ。ひとつは言ってしまえば感動系。数的にはいちばん多くて、Phase 1, 2, 5, 7(ノノ), 9, 10(ユーリ), 11(テマラ), 15(エーデル), 16(イグニッション), 18(前回)あたり。ふたつめが爆笑系とでもいえばいいようなもの。Phase 4(コリン), 6(忍者), 12(フィー)など、数は少ないながら、その衝撃はすさまじい。そして三番目が、いまひとつ割り切れない思いが残ったままテーマが次回以降に引き継がれるというもの。Phase 3(宇宙葬), 8(ドルフ), 13(帰省), 17(ゴロー、ロックスミス), そして今回がまさにこれに相当します。上二つの話の間にうまく沈み込みつつ、その都度シリーズ全体のテーマを再確認させてくれます。それでいて、一話だけを見てもなお充分におもしろいから恐ろしい。(なおPhase 14については、まさに「ターニングポイント」らしく、この三つの要素がすべてあてはまっていて分類できませんでした。もちろんこれも意図的なものでしょう)
とにかくロックスミス博士が素晴らしく良いですね。「優秀すぎた」ドルフと出逢って(正確には前に何度も逢っていたみたいですが)、どうもこの二人の間で怪しい画策がなされそうです。しかし、テクノーラや連合の上層と違って、その怪しさが厭味でないのが非常に面白い。最終試験で事故に逢った受験者に対して言っていることが、ちょうど昨日の「ナディア」のネモ船長が最終的に下した判断と逆ですね。ひとりのために大勢を犠牲にするか、その逆かで、迷わず後者を採るロックスミス。こういうキャラクタが魅力的に描かれるのは森博嗣先生の小説内くらいだと思っていたのですが、まさかアニメで実現されるとは思いませんでした。希有な作品です。
とと。感想書いてる途中でプリンセスアワーが始まったのでいったん中断。あとなんだっけ……。
そうそう、デブリ課が存続するというのもちょっと意外でした。機雷の事件が対外的に明るみに出て、功を奏したんですね。テクノーラとしてはスキャンダル続きで、煙たがられることに変わりはないでしょうから、今後も安泰かどうかは判りませんが……。あの事業部長も更迭されてはいないでしょうし。
タナベとリュシーの会話も相変わらずいいですね。直前、ハチマキとチェンシンが飲んでる居酒屋のシーンから、回るファン→宇宙ステーションとつなげる演出も定番ながら心憎い。タナベの「なんだかぐるぐる〜」も思い出します。
そしてタナベに連絡をとらないハチマキ。野宿してるから連絡先を教えられないわけですが、何故野宿かと言えば無職だから。じゃあ何故テクノーラを辞めたかというと試験に集中したいから。つまり自分にはフォンブラウン号しかない、片手間では駄目だというふうに話がつながってくるわけですね。そしていっぽう社内公募で選ばれたチェンシン。初めから、次の次ぐらいを目標にしていたという発言にもあるとおり、たしかに彼の姿勢こそが大人として、優等生的なものでしょう。でも当然ハチマキには受け入れられない。子どもの理屈であっても、我が儘であっても。しかし、ということはチェンシンの「(タナベを)僕から奪ったんだから、しっかり捕まえておけ」という言葉も受け入れられないのでしょうね。それこそ片手間以外のなにものでもないと、今の彼なら思うことでしょう。そんなハチマキの想いが今後どう動いていくのか、本当に楽しみです。
で、今度の次回予告も意味不明……。これだけ次回予告が予告になってない作品も珍しい。キャラが勝手にしゃべって予告をしないというパターンはよくあるけど、純粋に映像とセリフだけで騙しにかかってますからね。むしろアンチ予告か。
「Φなる・あぷろーち」第10話 大発動!! 愛と無情の召喚状!(KBS京都)感想
「こんな生活、いつまでも続くわけないんだよ」(水原涼)
うむむ。想像はしていましたが、やはりこういう展開ですか。思ったとおり、キャラソンCDのメッセージは放映終了後に聞いたほうが良さそうです。
先週の感想を書いた後で思ったんですが、どうも私はすっかりこの作品に(というか長谷川勝己氏に?)してやられていたようです。毎回お約束満載のドタバタラブコメディに見せかけて、しっかり伏線を張っている。前回の笑穂(私も名前で呼びましょう)のエピソードだって、単なるネタじゃないわけです。もちろん、笑穂の婚約というエピソード自体が親とか家族とかのしがらみの伏線になってるのは当然のこととして。第1話で西守歌が空から降ってきたシーンを西守歌と涼のふたりで反復したことの意味。さらに西守歌の盗撮行為を涼が黙認したという事実。それは、ふたりの関係の変化を示しています。口ではどう言おうと、涼たちにとって西守歌はすっかり友人のひとりになっています。今回の前半、顔をくっつけつつゲームに興じる西守歌と涼のシーンがとってもイイのですよ。
そして涼たちが下した決断、残りの一週間を今まで通りに過ごすというのがとても意味深い。変だけど、普通の生活。それが涼や明鐘にとって、西守歌がそばにいた時間の意味なんでしょうね。
しかしアバンタイトルの、おじいちゃんになつく幼女西守歌がめちゃめちゃかわいいですな(言わないと気が済まないのです)。「おだいりさま」……。うーむ、国家プロジェクトの黒幕が西守歌の祖父ということは、涼が選ばれたことにもしかるべき意味があるということでしょうか。この作品でもそんな話になってくるとは。
さて次回、最終回目前。先日の野川さくらミニトークによると(ネタばれ回避;次回明かします)だそうなので、非常に期待していましょう。
あとちなみに、あの父親が抱いてる、異常にかわいくないネコが逆に印象的でした。西守歌のネコ好きは遺伝なんでしょうか。
「W〜ウィッシュ〜」第10話 歪みゆく世界(KBS京都)感想
「それが知りたければ行くがいいわ。すべてのはじまりとなるあの日、あの時へ」(岸田智)
まだかー! まだ決着せんのか。今回もこっちが後で正解。冬はやっぱり鍋ですね〜なんて、萌先輩のごとくマイペースを突っ走るぷりんちゃんたちに本編そっちのけで萌えてみる。
歪みゆく世界。うーむ、誰かひとりアマノジャクがいるのですね?(だからそんなマイナなネタ誰も判らんぞ) 超常現象に反応する飯田秋乃(委員長)ですが、ああも都合良くメインキャラばっかりが一堂に会する事自体が街のミステリーだと思うのですが、どうでしょう。あと彩夏@金田朋子の声も充分(以下略)。
やっぱり屋上が智のテリトリーだった模様。時の番人と来ましたか。佐渡島出身なのですかね?(いかん……「どすこい。」を読んで、ますますこういう思考が加速するようになった) そして潤和にプリズムストーンの力を託し……ごほごほ。真面目な話、ここで銀河鉄道を呼ぶのかと思いましたが、いきなり過去に飛ばされてしまいましたね。ほんと出し惜しみするなぁ。そしてやっぱり子ども時代の潤和くんがかわいい! まあこっちは回想シーンというわけではないですが、回想シーン萌え族(んなもんあるか)としてはダブルで見れて満足です。
じらしまくっとりますが、次回はさすがになにか判るでしょう。それとも、このままアニメ版で謎が解かれずに、解決編はDVDかゲームで……とか言ったらさすがに怒りますが。
2004年12月10日(金)
「ファウスト」Vol.4(講談社MOOK)感想その1
いつまで経っても読み終えられそうにないので、小出しに感想。今回は第一特集、文芸合宿の部分だけ。せっかくなので(何がせっかくかは不明)競作部分をしりとり一言感想で。
すみません、やっぱり合わないな。
なかなか良い出来のショート・ショート。
トリックのない佐藤友哉の小説はやはり面白い。
いかにも滝本竜彦な小説。
説明の不要もなく最高に面白いです。
というか、私にとって西尾維新という作家は特別すぎる存在であって。作家ごとの好き度を百点満点で評価すると佐藤友哉が78点、滝本竜彦は95点で、西尾維新は1024点くらいつけてもいいくらい。こんなもん同列に並べて論じられません。以下、滝本・西尾両氏の作品について補足感想。
滝本氏の小説は、相変わらず読んでると死にたくなります。しかし読み終わると、ほんのちっぽけな、でも力強い希望の光が見える感じ。切な過ぎ。「上京」をテーマにした競作としては完璧な出来映えであると思います。
西尾維新の作品について。いつもながら、もし私(ぷらとー)自身が小説を書こうと思ったら、こう書きたい、あるいはこうしか書けないであろうという線をピンポイントで狙ってきます。だからこそ、西尾維新という作家がいる間は、私は小説を書こうと思わないでしょう。まさしく、これを読み逃したら、私じゃありません。作中の「鮎川はゆねの深夜水族館」よろしく、これは私みたいな特定の人に向けた作品なのですから、チューニングが合わない人にとってはどうとも思わないのかもしれませんけど。きわめて個人的には西尾維新はそれで良い。最後の一ページ、あやうく読み逃すところでしたけど、このオチでまた嬉しくなりました。
そしてリレー小説「誰にも続かない」。各パートごとを見ると、たしかにそれぞれの作風を感じさせるのですが、全体として見てもリレー小説とは思えないくらいまとまりが良く、楽しめました。なるほど、誰も変なことをやらないのね。競作の掲載順と同じ五十音順の、この配置が功を奏した感じです。最初は手堅くはじめておいて、佐藤友哉あたりで話を収束させて、滝本竜彦で大転回させる。そして、こと終わりを終わらせることにかけては西尾維新の右に出るものはいない。たしかに192ページの時点で話は決定されていて、これを思いついた滝本さんはすごいのですが、そのあとの地雷処理人のごとき的確さで伏線を回収する西尾氏の手腕はまさに職人級。
2004年12月11日(土)
「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第35話 ラストにビッカリCEO!(関西テレビ)感想
「ヘソの穴から手ぇ突っ込んで、盲腸ガタガタ言わせてやるぞ!」(グリードー)
毎度ながら、予測のつかないストーリィ運びが秀逸です。長丁場アニメだからこそ、これまでずっと観てきた甲斐があったと思わせる回でした。
いやホント、どこに伏線が隠れているものやら油断がなりません。たしか8話で出てきた元・火のサーガ、エドまでが再登場するとは。このために、あんな印象の強いリーダー的存在な顔だったのでしょうか。忘れ去られてたかと思ってたBBたちも再登場。しかし「子供たちには関わらない」と家庭内手工業に精を出します。って、えー!? まさかこれで終わりではないでしょう。今後の動向に期待したいところです。
そして、大地監督ならでは、これまで折に触れて家族話をやってきたからこその展開。サーガの家族にレジェンズを仕向けるというランシーンの作戦。メグの両親は初登場でしたっけ? あとマックの母親も。なんかディーノ母と似てたのが気になります。実は姉妹とかいう裏設定があったりして。そして、やはり家族のことになると人が変わるシュウ、TVの音を大きくして母親に悟られまいとする涙ぐましい努力。いっぽうのランシーンも、属性を違えての各個撃破作戦。なるほど、この作戦は頭いいですね。各自をバラバラにさせておいて、さらに自軍にとって理想的な対戦カードにさせるために家族を利用したというわけですね。当然みな自分のサーガの家を守ろうとするわけですから……。こうなると戦略的なことを考える参謀のいないレジェンズクラブは圧倒的に不利で、「大人と子供」の闘いという側面が見えてきたような感じ。
と思ったら、謎の黒水晶のレジェンズ登場。流れ的にCEOが仕向けたように思えるんですが、その目的は不明。来週はさらにあのねずっちょたちも再登場するみたいなので、またまた楽しみです。チュボーンふたたび!?
ところで、あの音声認識コンピュータ。独特の口調は、ユーザフレンドリィなんだかなんなんだか。虫の居所が悪い時とかはムカつきそうです。私だったら、あの口調で「予期しないエラーです、はい」とか言われた日には叩き壊したくなりますね。
「魔法少女隊アルス」Destiny 9-12(NHK教育)感想
はい、総集編です。夏休みの残りということで、8/27以来。本放送はなんと6月。6月分のアーカイブを見てみると、ゴーダンナー2ndの頃か! プリキュアはイルクーボ登場の回だし! めっちゃ懐かしい。
今見ると、いろいろ気づくことがありますね。アテリアのことについては、ちゃんと伏線が張ってあります。ちっちゃいかわいいキャラも、よく見るとこのころから毎回いろいろ出てるんですね。
そして、本放送時に垂涎の12話、やはり今見ても素晴らしく良い。このころのシーラはまだまだ仲間とか家族とかを認められなかったんで、余計に効くんですよね。おや? ところでこのときにアルスのお風呂シーンがありましたね。このときはエバ、気づかなかったのか……。
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第10話 長い夜(KBS京都)感想
「そんなこと、ないよ。わたしがいなくっても、浩之ちゃんは元気になれる。自分の夢を持って、生きていけるよ」(神岸あかり)
なんじゃこりゃー! うーん、今までは多少意味不明なところがあっても出来は悪くないと思ってたんですが、今回はちょっとやり過ぎかも。あまり良い意味ではなく。
まず驚いたのは、マルチがパーティ会場に乗り込んでいってあかりと話がしたいと言い出したところ。もう浩之抜きでの修羅場を予想してしまいました。まあこれは、ロボットならではの恐れ知らずなマルチの蛮勇ということでいいですが。
しかし、問題はレミイですよ。あなた、いったい何のために出てきたんですか。琴音ちゃんのときには葵という百合相手親友がいたからいいものの、そういうフォローもなしにいきなり告白→撃沈。あのー、こういうのは「立つ鳥跡を濁さず」じゃなくって「当たって砕けろ」と言うのでは。いきなり実は幼なじみ(?)という衝撃の事実が明かされたかと思うと、「一緒にアメリカ行こうよ! 向こうにもロボット工学の大学はあるから」というセリフ(見返す気力がないので記憶に頼った意訳)にはポカーンとするばかり。これで浩之が乗ってきたら、それはそれで凄い展開だったんですが。いくら第二期だからと言って、フラグ立てもなしに次々に告られるというのはちょっと……。
まあいいでしょう。前々から匂わされていたマルチの異変もついに描かれたわけですし、このあとどう展開するのか注目していきましょう。しかしラスト、あかりに傘を差し出した雅史の描写にどうも不安が募ります……。
「よばれてとびでで! アクビちゃん」第11話 い・け・な・いアクビマジック(KBS京都)感想
「ころんちゃん家で食べたおはぎのほうがずっとおいしかった!」(アクビ娘)
うーん。普通にいい話なんだけど。次回予告のころんちゃんと同じで、まさに「アクビちゃん、いつ帰ってくるの?」という感じ。
アクビの魔法をマジックと偽る、ミスターテンドー改めプリンステンドー(酷いネーミングではある)。うーむ、マジックを超能力だと言い張るのと、どっちが悪質でしょうか。すくなくとも、これだったら「まるっとお見通しだ!」と言われる怖れはありません。タネがないんですからね。前回のアクビ娘のご主人様・新島なな子が倒れてTV出演が決まったことにラッキーだと言うテンドー。芸能界って怖えぇ〜。
しかし、アクビがいなくなると、初歩的なマジックすら出来なくなるテンドー。そして本当に大切なことを知る……。まあ判りやすい話ではありますが、かつてのような超展開が影をひそめてるのは惜しいなあ。
で、ころんちゃん。雑誌でテンドーのことを知り、飯根くんに話します。「おかしいと思ってた」という飯根くん、さすがに今回は「オレ将来絶対マジシャンになるぞー!」とは言わないところがいいですね。そして偶然手に入れたTV収録の観覧チケットを見せ、ふたりでTV局に向かいます。うわー、なんかすごいイイ関係じゃないですか!? TV局まではころんの両親が同伴していって、もう親公認の仲ですか。飯根くんも、よっぽどこのお父さんより頼りになります。フラグ立てまくり。アクビちゃんがいない今が逆にチャンスですよ! 今のうちに部屋に連れ込んで(以下削除)。
「みんなのいえ」(関西テレビ)感想
「こんな家、俺は見たことねぇ」(長一郎)
三谷幸喜監督映画。TV放映されたので見てみました。
テーマ的には、三谷幸喜といえばほとんど毎回これ、というようなもの。新築の家を建てようとする夫婦が依頼したデザイナー・柳沢と、妻の父である棟梁・長一郎との対立。アーティストであろうとする柳沢が、妥協していかなければいけなくなる過程をコミカルに描く。細かいネタやセリフに相変わらず笑わせてくれます。
映画上映時にはそれほど評判が良くなかったみたいですけど、私としてはなかなかに楽しめました。充分、いつもの三谷作品になってると思います。キャスティングも別に気になりませんでしたね。戸田恵子さんとか山寺宏一さんとか、チョイ役も楽しいし。あと、なんか毎回牛乳飲んでる人が個人的にツボでした。
「MAJOR」第5話 メジャーの男(NHK教育)感想
「ぼく、先生ならきっとおかさんって呼べるもん」(本田吾郎)
ええー! すごいとこで切るなあ。いやほんと、全然先の展開を知らないので驚愕。なるほど、前半の希望にあふれたシーンはこのために……。
うーん。あのラストを見ちゃうと、観てる途中で思ったことが書きづらくなるなー。まあ、桃子先生が落ちちゃったのは茂治というより、お風呂場での吾郎くんだろうとか、そーいう下らないことなんですが(けっきょく書くんかい)。
まあ、ジョー・ギブソン選手なわけですよ。アニメにしては珍しく、記者会見の場ではセリフが本当に英語。しかし、通訳が勝手に表現を変えるのはまずいでしょうよ。どうせ判るでしょうし。メジャーから日本に来たのは「カネのため」……。まあそれはそれで別に悪くないんですけどね。あとを見ると典型的な悪役っぽくってちょっとがっかり。
で、いくらなんでもホームランを打ち過ぎなおとさん。こんなのが7番打者だというのに驚くギブソン。事前に相手のデータも調べてないのかあなた。5番打者がスクイズをしたりして、「こんなのベースボールじゃない」と驚く。いわゆる日本の野球はベースボールとは違うという奴ですね。えー、でも最近は、1番から8番までホームラン打者を揃えるチームもあったり(こらこらこら!)。ギブソンの扱いといい、やっぱり少し前の日本プロ野球界を反映してるのは仕方ないところでしょうか。
そしておとさんへのビーンボール。158km/hとはいえ、ヘルメットが割れるというのはあり得るのか判りませんが、ホントどうなるんでしょう。次回のサブタイトルもちょっと怖いなー。
「カードキャプターさくら」(再)第32話 さくらとケロと小狼と(NHK教育)感想
「よーしやったるー! 燃えてきたでー!!」(李小狼@ケルベロス)
いやー、満喫。李小狼@くまいもとこの不審な関西弁、最高(そこかよ)。
ケロちゃんの体に入り、さくらの家で一晩を過ごすことになった小狼。気分はすっかりユーノくん状態です(笑)。小狼の目線で考えるともう、さくらの顔が目の前に! 胸に抱かれてるし! これはもう落ちるでしょう。あとあとの展開を考えると、これが決定打だったんじゃないかと思います。翌日、学校に行くときに紙袋の中に入れていったのはちょっと失点ですね。そのせいで取り違え事件が起こったのですし。私だったら、さくらの胸の中に入れてもらうというのを所望しますね!(捕まります)
そんな役得の李くんに対して、いっぽうのケロちゃん。まあ、苺鈴@野上ゆかなと同居というシチュエーションが魅力的かどうかは意見の分かれるところでしょうが、封印の獣にとっては別に旨味はないでしょうな。しかし、苺鈴も「なんか変」と感じるだけで、入れ替わりに気づかないというのもどうかしてます(ところで、なんであなたたちは二人きりなのに日本語で話しますか!)。それにひきかえ、入れ替わりを瞬時に見抜いた知世ちゃんはさすがです。ちゃんとケロちゃんの性格を熟知して、ビデオカメラを向けて確認するところは如才ないの一言。相変わらず状況を楽しんでます。さくらがカードキャプターになった第2話以来の黒さを垣間見せてくれました。なんつーか、今回のカードはある意味もっとも悪用されそうなカードなんですが、実は知世ちゃんあたりに持たせたらいちばん危ないんじゃないかと。
ところで、今回も怪しい観月先生。おいおい、「がんばってね」とか言ってますよ! 事情は周知なのか!
2004年12月12日(日)
「ジパング」第7回 マレー鉄道(MBS毎日放送)感想
「だが、あなたがたが来た21世紀には興味が無い」(草加拓海)
うおおー。もう歴史が変わりはじめている! 相変わらず先が楽しみな展開。
マレー鉄道に乗る角松たち。ここで角松が有栖川有栖ファンとかだったら大興奮、みたいな(未読だから知りませんが)。関西弁の男、堂々と海軍少佐の隣に座るか?」 と思ったら抗日スパイでした。やっぱりな〜、最初から怪しいと思ってたんや(嘘つけ)。ところで、「思ってたんや」って、ローマ字変換だと「思ってたニャ」と間違えやすいですよね(ここで書くことか)。
草加の本音。そりゃ当然、大日本帝国存続のため「みらい」を利用しようとするでしょうな。そんな自分も同僚に名乗れないわけですが……。尾行がついてるし、「みらい」も発見されてるし、もうバレるのは時間の問題のようです。
そして次週は2話一挙放映。でまた12/25、1/1あたりは休止かな? まあアニメシャワーですし。残り二枠の後番組も「砂ぼうず」(また1クール遅れかよ!)「グレネーダー」で決定っぽい。
「ニニンがシノブ伝」第12回(MBS毎日放送)感想
「まじかるニンニン♪ エンゼルシノブに、メタモルフォーゼ〜(はぁと)」(シノブ)
うわははははは。最高。ここまでやってくれれば文句なし。「というか、最終回だけじゃなくて、毎回この作画クオリティを維持してほしかったよ」「このところ、第1話と最終回以外勝負捨ててるアニメ多いよね〜」「DVDで直せばいいってもんじゃないと思うけどな〜」「ここんところの悪しきアニメにありがちな、広げた風呂敷をたためないまま終わるパターンになだれ込むのではないかと」……なんだ、このどこかで聞いたことのあるようなセリフ群は(笑)。そんな忍者たちに音速丸、「ところで、声優さんが顔出しすることについての是非なんだけどさ〜」って、それも話のすり替えになってない……。いや、観られないから判りませんけどさ、それって某ムだかオだか(やめろ!)。
まったく、6話の伏線はこんなオチのためだったとは。あの話を帰省中に最初に観たのは良かったのか悪かったのか。音速丸が頭領だったというのを持ってくるのは、まあ判ってましたけどね。で、卒業試験の話題から、それを立ち聞きしてマジモードに入っちゃってるカエデで引き。このへんの切り換えも巧いのですよ。
そしてBパート。これまたメタなことをやってますが。とりあえず、ここぞという場面でOPテーマ(アレンジVer.)が流れたのに喝采。そうそう、こういうのは出し惜しみするものなんですよ!「毎回ラストにOPテーマ流して感動させようとするアニメってあるからね〜」いや、今のは私のセリフじゃなくてサスケたちの代弁ですよ?
そしてシノブの冒険は今始まったばかり! 古賀亮一先生の次回作にご期待ください! って、こりゃジャンプマンガでしょ。アニメで打ち切りってのはそうそう……いや、なんでもないです。
そして「数日後」。律儀に明朝フォントで、桜まで散らして。これでラストにスタッフロール流しながら、回想シーンを(もちろん嘘画像で)見せてくれたら完璧だったんですが、まあ満足ですよ。
いやー、もう思わず勢いに乗って殿堂入り認定したくなってしまうのですが、ここは冷静に「名作」認定で。非常に面白く観れたのですが、最萌えキャラだったミヤビちゃん@釘宮理恵の出番がどうも少なかったことと、あとやっぱりみんな大きすぎた(そんな理由かよ!)。
「スウィート・ヴァレリアン」スーパーストレスボス(MBS毎日放送)感想
「わーお、三人の変身シーンフルバージョン初公開! 三分アニメだから見られないと思ってたのにラッキー♪」(ナレーション)
気がつくと次回最終回だったので、このまま感想書いてしまえ。
って、ホントに話を終わらせる気があったのですね……。ともかくも変身シーンフルバージョン。たった一回しか放送しない変身シーンというのもムダで良い。やっぱり、ケイト@名塚香織が変身して飛び立つ時の「とおー」というやる気のないかけ声が素敵。どうにも最初から最後まで声優萌えアニメだったような……。
「ふたりはプリキュア」第43話 激揺れまくり! 藤P先輩に届けこの想い(ABC朝日放送)感想
「悩みってさ、人に話すだけでスッキリすることってあるじゃない?」(美墨なぎさ)
うわぁもう! 青春しちゃってお前ら! といった感じ。つーか、今回だけではそれくらいしか言うことがない。
39話で唐突に出てきた森岡唯が、今回また唐突に藤P先輩ラブを表明。まあ、こういうのはいつものことだから良いとして。なぎさが密かに(?)藤P先輩を想ってるのを知らない、それを演出するために志穂莉奈を出さなかったというのはどうなんでしょうか。なぎさを案じるほのかの肩をポンと叩いて、志穂とーじょーとかいう、そんな展開だったら良いなぁとか思ってしまったんですが。いや、女の子は多いほうが画面が映えるでしょう? どうも今回少し画面が寂しいように感じたのです。冒頭の音楽コンクール結果発表も、壇上に上がってる女子生徒の数が少なすぎるし(クラス代表だとしたら多すぎる)。
とまあ、そんなことは織り込み済みで作ってるんでしょうけどね。キャラが少ないのはなぎさの心象風景を反映してるのだし、志穂莉奈がいたらそもそも今回の話は作れない。たまたまカゼだったとでも思っておきましょう。
で、藤Pがなんか普通にイイ奴ですよ。河原でひとりのなぎさに声をかけて、さりげなく横に座って。「先輩には関係ない」と言われると、スッと引いてそれ以上深入りしないのも男らしい(という言い方はまずいか。紳士的……同じだ。ともかくもわきまえてる)。おまけにマフラーかよ! なぎさも思わず「あったかい……先パイの匂いだ」ですよ(そこまでは言ってません)。
口じゃうまく言えないから、手紙で想いを告白……なんて古式ゆかしいというか、いや、なんかイイよね♪ 一晩かかって、普通のことしか書けないというのも、なぎさらしくていい。しかし、そこは靴箱に忍ばせるべきでしょー!(靴の匂いがマフラーに移るぞ) そして当然のごとく入れ間違える。相手はもちろんほのか。あれあれあれー? むしろ間違ってないじゃん! ……えーと、今日の妄想はこれくらいで良いでしょうか、音速丸師匠。
しかし、先に唯に告白されてしまうなぎさ。しかも手紙の文面とかぶってしまう。あーこれは辛いでしょうなー。このへん青春ものっぽくて、私くらいの年だと気恥ずかしいとまではいかないけど、どうも面映い。「唯」だけに(書くつもりじゃなかったんだ! ことえりたんが勝手に変換して!)。
いっぽうのほのかも、なぎさを心配する文章をプリズムダイアリーにつづる。今回はラブチェッカーも出てきて、年末在庫処分セールのテコ入れ販促なんかと思ってしまいましたが、それなりに主題に沿ってたので良し(そういえば今聞くとラブチェッカーの効果音って、プリンセスアワーのサイコロに似てますね。よいしょ、よいしょ。わくわく。みたいな)。いつも助けてくれるなぎさに、自分がなにか力になりたいと思うほのか。こういうのを見ると、製作側もなぎさ・ほのかの関係を、男女の恋愛関係と同等以上のものとして描こうとしてるんじゃないかと思ってしまいます。
で、またまた尺が足りないのか、いきなり登場のレギーネさん。ベルゼイから自分たちが昔とは違うと聞かされて悩みをプリキュアに吹っかける。いや、んなこと訊かれても知るかとしか言えないんですが。「ね〜えあたし、何が変わった?」と、口裂け女ばりの詰問に爆笑。あっさりとポルン発動で撃退。……あれ? レギーネさんの回想はなんか意味あるのかな?
で、けっきょく、唯の告白はどうなったのか不明ですが、次回のクリスマス話に持ち越されることを期待しましょう。
ところで、こんなに藤Pのことで大騒ぎしてるのに、箸にも棒にもかけてもらえない木俣。ま、観てるこっちとしてもどーでもいいんですが(おい)。
しかし次回予告が最近絶好調ですな。「あ〜ドキがムネムネする」「それを言うなら胸がネムネム……あれ?」あはははは! ある意味本編より面白かった。
「千と千尋の神隠し」(よみうりテレビ)感想
「ここではたらかせてください」(千尋)
いやぁ、実に面白い。小難しい理屈は抜きに、ほんと全編楽しく観られました。
もうとにかく、予想以上に千尋@柊瑠美がかわいい。ちょっとドジっこっぽい仕草とか最高。「となりのトトロ」のサツキ@日高のり子レベルで萌えます。柊瑠美さんも演技がずいぶん巧いなー、と思ってしまうのはある意味宮崎マジック(おい)。いや、今回は湯婆婆@夏木マリさんとか釜爺@菅原文太さんとかも、それなりに味のある演技で良かったです。釜爺の「グッドラック」というセリフは某ハウルへの激励でしょうか(やめなさい)。
CGの使いどころの判っている美術の綺麗さ、独創的でかわいいちっちゃいキャラ(まっくろくろすけっぽいのもいたし)、そして緩急をつけた動き(カリオストロっぽいシーンもあったり)。実に満足。こりゃ、それこそハウルを観に行く必要もなくなったような。
さらに再来週はラピュタですか。ちょうどナディアが終わる頃にかぶせてくるとはやりますね。ラピュタも、実はちゃんと観てないのです。あの歌はよく中学とかで歌ってたのですがね。
「名探偵ポワロとマープル」第20回 クリスマスプディングの冒険〜後編 王家に伝わるルビー〜(NHK)感想
「探偵諸君。本物のルビーは何処にあるのか、推理してもらいましょう」(エルキュール・ポワロ)
面白い! 今回はネタもいろいろ豊富で、シリーズ随一の完成度を誇っていたと思います。
実は前回、あらすじ部分で最初間違ったことを書いていたのです。他所の感想を読んで気づきまして。すぐに訂正しましたが、普通は訂正するときこうやって字消線を入れるのですが、どうもそれをやるとネタが想像できるような気がした(事実、私はそれで大半の展開が予想できました)ので、やむなく前のを上書き。ここにお詫びしておきます。
さて。で今回もネタばれをせずに語ろうとすると難しいのですが……。とにかく、メインの謎が明かされた後もいくつも派生する謎が出てくるんで、見ているぶんには非常に興味を引きつけられます。久々に少年探偵団メイベルも大活躍でしたしね(ちなみにこれは修正ではなくネタです)。あー、これは気づかなかったですよ。そして、最後のヤドリギネタはそうきましたか! 某人物から某人物への○○(全然判らんぞ)。喜ぶオリバー。心の中ではこう思ってることでしょう。私も藤P先輩を連れてくれば良かったー、って(いくらCVがプリキュアの森岡唯と同じ城雅子さんだからって!)。
今日のイチ萌えメイベル:「敵を欺くには味方から」なポワロに不満の表情。これって第1話の状況とまったく同じですね。
「新選組!」最終回 愛しき友よ(NHK)感想
「待ってろよ、カッちゃん」(滝本捨助)
万感の最終回。ここでおたより(Web拍手コメント)の紹介です。いつもありがとうございます。
>新撰組の最終回のタイトルが「飛べ勇」だったらいいなと思ってました
ん〜なるほど、でも飛ぶのは勇の首ですからね、残念。
なんて! 古畑三期ネタをやってる場合じゃないんですよ! いや大満足でした。最後の最後まで、一筋縄ではいかない三谷幸喜らしい作品だったと思います。
三谷幸喜氏は、自著「オンリー・ミー」の中で、「テレビドラマの最終回で嫌なのが、いかにもこれで終わりですよ、と言った感じで完結してしまうこと
」と語っています。元本は1993年初版(雑誌掲載はさらにその前)で、後に自身で「できれば忘れてしまいたい」と言っている本なので、ひょっとしたら今では考え方が変わっているかもしれませんが、でもなんとなく、その姿勢は不変なのかな、と思いました。
新選組の最終回として、近藤勇の処刑を持ってくるのはごく当然の発想です。しかし、三谷幸喜がここで優れているのは、1時間をかけて描かれる、そのほとんどが勇自身の心境ではなく、そのまわりの残された人々だということ。勇にとっては終わりであっても、他の人々にとっては、そして日本にとっては終わりではない、むしろこれからがはじまりなのだという意図を汲み取りました。まさに「終わりは始まり、そしてそれは永遠に続くのだから」です(ぷらとーさんはD.C. が好きですね相変わらず)。
勇単体の話としては、とくに冒頭の、手まりを勇の幽閉部屋に投げ入れてしまった子供との邂逅は神がかっていました。勇の娘と重ならせた演出が示すとおり、まさに次世代に日本を託すという意図があったのでしょう。勇の得意芸である、拳をまるごと口にくわえる仕草が出てきたのも嬉しい限り。
考えてみれば、これまで新選組の隊士・敵方問わず、数々の人物の最期を描いてきたわけですが、そのときもその本人を引き立てるのは当然のこと、その後に続く道が常に意識されていました。そういう連綿とした生と死のつながりで紡がれる物語。この作品は実に三谷幸喜的であり、それ以上でもそれ以下でもないのですが、その点はとても大河ドラマ的であったとも言えるかと思います。
折に触れて言ってきましたが、キャラクタへの愛情にあふれているのも三谷幸喜ならでは。この人の脚本でなければ、これだけの大人数、しかも三次元……もとい実写で、とても各キャラを覚えられなかったと思います。ちょっとした人物にも必ず魅せ場が用意されているのは、口で言うのは簡単でも実際に実現するのは至難の技でしょう。今回でも、土方歳三の兄・土方為次郎の「何が正しくて、何が間違っていたかなんていうことは、百年後二百年後の者達が決めればいい」というセリフに、思わず涙がこみ上げてきそうになりました。
そして、泣かせるだけでなく笑いもまたこの期に及んで健在。尾関への「最後までなじめない人だった」という島田魁の言葉、沖田総司とお孝とのじゃれ合い(それを眺める植木屋)、原田左之助、そして捨助。さらにそんなエピソードがめまぐるしく悲劇と喜劇の間を揺れ動く。どっちかひとつにしておけば、きっともっと単純に番人受け、じゃなかった(ウィズダムにウケてどうする)万人受けする作品を作れたはずなのに、あえてそれをせずに最後まで突き進んだのはさすが天晴です。
ということで大河ドラマ「新選組!」もこれで終わり。思い起こせば「えむいち。」開始早々からつき合ってきた作品ですから、まったく時の流れは早いものです。ほとんどアニメ感想系と化してる当サイトで、このレビューの需要がどれだけあったか判りませんが、毎回読んでくださった方々、Web拍手でコメントをお送りいただいた方、ありがとうございました。
あ、ちなみに来年の大河ドラマは観ません。やっぱり私はどこまでも三谷幸喜ファンであって、大河ドラマファンじゃないので……。というか25分(あるいはそれ以下)アニメに慣れた身としては、45分近くCMもなしに画面を追うのがけっこうしんどいのです。
2004年12月14日(火)
「ブラック・ジャック」Karte:10 火の鳥伝説(よみうりテレビ)感想
「私はこの老人に訊いてみたいね。200年も生きるというのはどういうことなのかを」(BJ)
おお。さすがBJ、某NHKではやたら気合いを入れていた火の鳥の発光処理を「発光バクテリア」の一言で切り捨てるとは(笑)。アレですか、火の鳥を金儲けに使おうとするとろくなことにならんという皮肉ですか(もうすこし発言に気をつけよう自分)。
まあ、スターシステムと言っても微妙に設定が違ったり、パラレルワールドだったりするわけで。「ブラック・ジャック」という世界観の中では、火の鳥という存在はこういうふうにしか描けないでしょうね。しかしピノコが買った木彫りの火の鳥はかわいいなぁ。ピノコ共々、カプセルフィギュアで出してください(最近そればっかりだな)。ところであの老人はけっきょく助かったのでしょうか……。
しかし次回は1/17って、また遠いな。今度は海のトリトンですか?
「神無月の巫女」第11話 剣の舞踏会(KBS京都)感想
「いいわ、教えてあげる……。貴女の体にね」(姫宮千歌音)
いやー、Aパートは観ててひたすら辛かった。しかし、それを乗り越えた先のBパートこそがこの作品の本領発揮。
文字通りの「剣の舞踏会」にただただ圧巻。来栖川姫子@下屋則子の魅力を逐一麗しき言霊に変換する姫宮千歌音@川澄綾子。たしかにここのところ、姫子の表情といい声といいやたらに萌え萌えだったのですが、ここまで言ってくれますか。このときの千歌音の陶酔した表情もまたすごい。
前々から思ってたことがあって、この作品って典型的な「きみとぼく」フォーマットに則ってるなーと。いや、女の子同士ですから「きみとぼく」はおかしいんですけど。「あなたとわたし」だと、大きな栗の子……じゃなくて栗の木の下になっちゃいますので。背景としてはオロチによる世界の危機というのがあるはずなのに、それがほとんど前面に出てこない。ひたすら千歌音と姫子の関係だけに注力しています。もちろん、今回でもオロチ衆がSOUND ONLYであーだこーだしゃべってたりしますし、単に一クールしかないので描写不足だったのかもしれませんけど、それを中心に据えようという気がないのは1話の構成を見ても明らかなように思います。
平然と姫子の髪を切り落とした千歌音が、あの貝合わせの貝殻が宙に舞ったときにはじめて動揺を見せるというのも、実に絶妙。「きみとぼく」世界を描いた先行作品の例を見る限り、その想いの成就は常に歪んだ形でしか達せられないわけですが、果たして。次週最終回、なんだかあっという間だった感じ。ずっと「千歌音ちゃん、私どうしたらいいのかな……」だった次回予告の姫子のセリフも変わって、期待は充分です。
2004年12月15日(水)
熊倉隆敏「もっけ」1(講談社アフタヌーンKC)感想
先日、3巻まで一気に購入した作品。とりあえず1巻を読んでの感想を。
これは期待以上に面白かったです。人ならざる存在が見えてしまう檜原静流、その妹で「憑かれやすい」体質の檜原瑞生。そんな姉妹の物語。こういう怪異譚ものはあまり読んだことがなかったですが、落ち着いた雰囲気がすごく好きですね。妖怪を通して、この年頃(小中学生)の心の機微を描いていて良作です。もう第1話からして完璧で、この19ページのオチに非常に感銘を受けました。
あと、妖怪の描写もユーモラスで、個人的にグロテスクなのが嫌いな私にも安心。スダマガエシあたりはさすがにちょっと怖いですけど、「気持ち悪い」というよりは「不気味」という感じで、この物語に似つかわしいと思います。
で、まあ、この瑞生がめちゃめちゃかわいいという話なのですよ。表情も起伏に富んでるし、各エピソードを通して描かれる性格も好み。まさにマンガの世界で特徴的に描かれる小学生って感じ。あ、瑞生に負けず劣らず、お姉さんも好きですよ。月並みな表現になってしまいますが、影のある少女らしくて(電影少女ではありません)。
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「COMICぎゅっと!」Vol.3(平和出版)感想
あ〜い第3号ようやく発刊。1月号と書いてありますけど、続けて2月号が出る可能性も低そうなんで通し番号表記にします。目次ページにも「次号の情報は」のあとにURLしか書いてないし。それにしても、表紙より裏表紙のほうがやばいというのはどういう雑誌かと。ともかくも、さくっと感想。
微妙な関西弁男はともかく。如月ちゃんステキです。素猫!
こんなお兄ちゃんはいりません(笑)。っていうか姫子って名前が多すぎ。
いきなり話が終わってしまった! すごい力技です。
突然のPN変更。他人事ながら、Webでの誤変換が心配です。くーちゃんかわいいなぁ。
むしろ全員サービスのポストカードにするほうが。
とある方のせいで、もう「この後」を想像せずにはいられません。ああ、新刊をまだ読んでないや……。
もうこの末娘がいれば他はどーでもいいです。って、ハシラに十三歳って書いてますが……。
うわははわ! めちゃめちゃ面白いですよこれ! 新条先生ではきららのよりこっちのほうが好み。近況報告でもさらっと毒を吐いてますし、最高。
2004年12月16日(木)
「プラネテス」Phase 20 ためらいがちの(NHK教育)感想
「あんたとなら、木星に行けそうだ」(ハチマキ)
ううむ、これも後から見ると伏線とか張りまくりなんだろうなと思いつつ、外堀が埋まっていくような回。
しかし、このレベルの話ではなんか物足りなくなってしまうというのも贅沢なものです。展開は面白いけれど、ハチマキがデブリ課にいた頃のようなカタルシスは感じられなません。もちろん、それも充分計算し尽くされた上でのシリーズ構成なんでしょうが。
ハチマキのいなくなったデブリ課に新たに配属されてきたクレア。言われてみればこの線は充分ありそうなことでした。そしてタナベとの関係を心配するラビィ。って課長(補佐?)、ハチマキとタナベのことを知らなかったのか! ここで訊かれたエーデルがすんなりうなずくのがちょっと面白かった。なんとなくクレアを気遣う、あるいは同情するかのようなタナベ。このへん、なんかタナベ自身がデブリ課を卑下しているような物言いなのがひっかかります。心のどこかで、ハチマキが捨てた仕事、という思いを抱いているのかもしれません。そしてチェンシンに迫られる……。うわー、ちょっと怖いなぁ。ハチマキに追い落とされたショックで、嫌なキャラになっていくという変貌も、この作品ならやりかねないところですので。最終的にどのキャラもなにがしか救われる形になってほしいというのは、まあ甘い希望かもしれませんが。しかしフォン・ブラウン号も駄目、タナベも駄目では、チェンシンはどこに救いを求めたら良いのでしょうか……。普通なら出世でしょうけど、さんざんテクノーラの悪い側面を描いてきてますしねぇ。
いっぽうのハチマキ。まあ、前回の流れを引き継いでいけば、こういう話にはなると思っていました。そうはいってもさすがに殺人はせんだろうと思って見てしまったので、ちょっとラストのインパクトは薄かったですね。まあ、ミステリィでいう密室トリックの逆だと思えばオチはだいたい読めますしね。ロックスミスならぬ、ロックドルーム(やかましいわ)。
で次回はかなり面白そう。次回予告の声で判別するに、(半ば予想はしてましたけど)あの人物までが再登場の模様。そしてクレアとタナベの対決もありそう。って、毎度ながらこの予告をどこまで信用していいか判りませんけど……。
「W〜ウィッシュ〜」第11話 泉奈の真実(KBS京都)感想
「それでも私はお兄ちゃんの妹なんだよ」(遠野泉奈)
久々にこっちが先。しかしΦなるの衝撃のほうが大きくて印象は薄れがち。うーん……。まあ、こんなネタをもってくるとは、逆にストレートすぎて盲点でした。
しかしね、誰あろう松来未祐嬢のCVで「二つの世界のバランスが崩れ始める」だの「同時に存在してはいけない二つの世界」だの言われると、まるでこのプリンセスアワー自体のことを言ってるんではないかと思ってしまいます。春陽ちゃんも、来てはいけない世界に来てしまったというなら、いっそのこと「Φなる」の世界に来れば良かったのにね。まあ、あっちはそれこそ妹キャラが時の番人だから駄目だったのか。
っていうか、まだ不審点がいろいろあるのですよ。春陽はけっきょく最初から気づいてたのかとか、この世界の他のキャラはどういう位置づけなのかとか、あと銀河鉄道ね。次回(最終回?)で解かれることを願いましょう……。
「Φなる・あぷろーち」第11話 大終焉!? 愛と別れの雛人形(KBS京都)感想
「また、あした……」(益田西守歌)
うおおおおー!! すげえー! 最高です、大絶賛!
はい、お約束通り、野川さくらミニトークでの影山ヒロノブさんの発言を明かします。影山さんは、あらかじめこの作品の最終回とそのひとつ前の脚本を渡されていて、その特定のシーンのためだけに「君色パレット」のc/wである「涙のティアラ」という曲を作曲したとのこと。というわけで、もう今か今かと待ち構えて観ていたわけですが、まさかこういう形で流れるとは! もう期待以上、大満足です。
まあその発言を聞いたときには、直後に「これってネタばれかな?」と配慮した野川さくら嬢が「ううん、笑える!」とフォローになってないフォローを入れたこともあり、逆にちょっと心配してたのですが。いや、まったくの杞憂でした(まだ最終回がありますが)。
それにしても、今回はアバンタイトルの守屋美紀@田村ゆかりの「ばいばーい、また明日ー!」に萌えた時点で既に術中にはまっていた感じ。本編に入って陸奥笑穂の「また明日」、そしてそれを復唱しつつ家路につく西守歌。と思ったらアップルパイにつられてデフォルメキャラ登場、このメリハリの効き方が最高です。
そして語られました西守歌の真実。冷静に考えると年寄りの妄執みたいな感じで、こっちのほうが微妙に現実的なだけに余計に衝撃を受けます。それで国家レベルのお見合い作戦を打ち立てるのも非常識ですが、まあ、変な館を立てて住まわせるみたいなもんですな(綾辻行人の某作品を読んでないと判らんぞ)。
ここにきて涼に詰め寄る西守歌。今の今までためにためて、だからこそ盛り上がりは最高潮です。そこまでされて拒絶する涼というのも相当なものですが、やっぱりまだ自分の気持ちに気づいていない? のでしょうか。前回解析した通り、やはり相当緻密なシリーズ構成となっております。
来週で最終回でしょうか。次回の締め方いかんによっては、名作はとりもなおさず、あるいは殿堂入りすら視野に入ってくるかもしれません。もう超期待。
2004年12月17日(金)
「ふしぎの海のナディア」(再)第37回 ネオ皇帝(NHK教育)感想
「死にに行くわけじゃ、ないんでしょ」(ジャン)
まさに最高潮。今観ても胸が高鳴ります。
いやほんと、15年も前によくこんな作品が出来ていたものだと思います。CG処理が当たり前に使われる新作アニメと比べてもまったく引けをとらない作画クオリティも見事です。さすが島編という犠牲を払っただけのことはあります?(島編が犠牲かどうかは個人的には微妙なところですが)
いっぽうストーリィのほうは、もう今観るとどこが何のパロディなのか、あるいはこれが実は本家なのか、本歌取りのベクトルの向きが訳判りませんが。場所と時間のテロップが入りまくってるのも楽しい。各地で噂のリリカルなのはの某話って、実はこれのパロディだったりするのでしょうか。しかし、ネオ皇帝もやることが派手ですな。わざわざエッフェル塔とか富士山とか、高さの比較できるところに出没せんでも。ちなみに万里の長城は実は宇宙からは見えないらしいですよ?
戦地に赴く者たちと、それを見送る者の別れが短いながらも描かれているのもよかったです。あの救護係の祖父との別れも、まるで大河ドラマに出てきそうなシーン。そしてサンソンとマリーの別れのシーン来たー! これで13話「走れ!マリー」以来の平仄が合いました。エアトンに預けるのはたしかに不安ですけどね。せめてもう一度だけネモ@大塚明夫とマリー@水谷優子の絡みを観たかったです。せっかくブラック・ジャックも始まったのに(関係ねー)。
2004年12月18日(土)
「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第36話 父よあなたはえらかった(関西テレビ)感想
「この地球上から、レジェンズを消滅させるのだ!!」(ハルカ父)
なんか、この作品、けっこうな名作になるんじゃないだろうかと、そう思わせる回でした。
すごいですよ、ほんとにどんどん伏線が回収されてます。ハルカ父の壮大な計画。それはタリスポッドを全世界の子どもたちに持たせて本物のレジェンズをカムバックさせること。トロイの木馬の逆転の発想みたいなもんですね。なるほど、それで計画の邪魔になるシュウゾウ・マツタニのタリスポッドを奪おうとしていたわけですか。販促商品としてのタリスポッドや、ドロンジョ的三人衆といった存在に対して、ここまで厳密に意味づけがされるとは思っていなかったのでびっくり&感心。
そんな1クール目を思い起こさせようとするかのように、前回のエドに続き、自由になれない鳥・アンナ@千葉千恵巳をはじめ、カニだのタコだのが総登場。さらにねずみのシュウたちも……ってなんでTV観てるんだ。あの「セーラー服を脱がさないで」のパロディみたいな曲も謎ですが。
いやほんと、ストーリィが大詰めを迎えようとしてるときに律儀にギャグを挟んでくれるのが非常に嬉しいかぎり。TVを観る観衆のシーンで実写がはさまってたのに大爆笑。シロンのお面を頭に載せてたり、タリスポッド持ってたりするし。ラストも何故か講談調のナレーション、「しかして、スピリチュアルタリスダムの謎は、いつ解けるのであろうか」。ああ、そんなのもありましたね! 今回完全にスルーされてましたけど。自らツッコミを入れてくれるとは、ものすごい作品です。
「魔法少女隊アルス」Destiny 13-16(NHK教育)感想
魔族の少年シグマちん登場でアルスは魔法で誰かを傷つけたくなくてシーラは自分にとって本当に大切なものを知ってエバちゃんかわいいよエバちゃんな話(レジェンズの総務さん風)。
いや、ホントこうして観ると4話ごとにしっかり盛り上がりが出来てますね。今後の展開を知ってることもあって、非常に見通しよく世界を眺められるし、この放送形態はけっこう良い感じです。
「自分のためにしか動かない」と公言するシグマの登場によって、相対的にシーラ・エバ、そしてアルスの結びつきの強さが描かれます。これが「魔法少女隊」の結成につながっていくわけですね。と同時に、妖精と真の魔導書を追い求める魔族の狙いはなにか、という今後にとって重要な布石が打たれています。ここで早くもというフレーズが登場しているのも着目すべき点ですね。
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第11話 理解りあうために(KBS京都)感想
「でもこのままだと、マルチを起こしてやることもできない。そんな気分で、休む気にはなりませんよ」(長瀬主任)
や、面白いです。しかしながら、その興味対象が、浩之とあかりではなく、周辺部にばかり移行してしまってどうにもこうにも。
美少女アニメ、あるいはハーレムアニメのひとつの鬼門として、主人公以外の男子キャラをどう扱うか、というのは共通した問題としてあると思います。大抵は主人公の友人として登場するわけですが、そのため当然女性キャラたちとの接点が主人公と似通うことになるわけで。それなのに何故主人公だけがモテるのか、というのはある意味最大の謎。過去の事例からいくと、ダカーポの杉並みたいに変人にするか、はにはにの天文部員みたいに存在感の薄いキャラにするか(なんで名前を憶えてない)、Windの橘勤やΦなるの春兄みたいに初めから女性キャラのひとりとくっつけるか(そうすると必然的に攻略可能キャラがひとり減りますが)、あるいはWウィッシュの智一みたいに男好きにするか(笑)なんですが、この作品はここまで挑戦的にやってきますか。
っていうか、男子キャラとしては雅史くん強すぎですよ。保志総一朗さんですし(それはともかく)。幼なじみ原理主義を持ち出すにしても、彼もその有資格者なのですよね。一期を観てない身としては、これで浩之のほうを選ぶあかりの気持ちがよく判りません。まあ最終的に雅史は志保とくっつくということなんでしょうか。この志保ちゃん暗躍もすごく楽しかったです。初詣での相手を巡っての三角・四角関係勃発か!? と思いきや、志保はフリだったようで。「世話が焼けるわね〜」って、ああ、こういうキャラ好きなんですよ。いっそのこと雅史と志保メインで話を作ってくれればよかったのに、とすら思ったり。
で、マルチのほうも大変な様子。「悩み」という感情を持つと無限ループに……って、おーい、ちゃんとデバッグをしたんですかー。ここで長瀬主任が「バグではなく仕様です」とでも強弁すれば面白かったんですが、さすがにそうは言えない良心の持ち主だったようです。一晩中寝ずに作業……。効率が落ちるという点ではセリオの言うとおりでも、やっぱり尊敬に値しますね。私自身にはない指向なんで(単に世代的なものかもしれませんし、私が研究者として駄目なだけかもしれませんが)。しかし綾香とセリオに言われて休憩をとると、突然のマルチ起動。って、おい! あのアンテナって着脱可能だったのか! しかも自分で取り外すってのはロボット三原則に微妙に抵触する気もしないでもない。というか、いちばん驚いたのはアンテナの下から普通の人間型の耳が出てきたこと。そんな設計になってたのか……。
いやー、どうなることやら。面白さの軸がずれてるようにも思うんですが、ともかく最後まで注目。
「よばれてとびでで! アクビちゃん」第12話 お願いのないご主人様(KBS京都)感想
「よばれてとびでてパンプリリン♪ やったー全部言えた!」(アクビ娘)
町田マユミ@神田朱美朱未来たー!! クラスメイトのひとりの声をあててたのはミスディレクションだったのか!
いや、ストーリィとしても今回は面白かったです。冒頭、マユミのあくび連発で何度もツボから出たり入ったりのギャグも楽しかったし。そんな感じで観てたら急にシリアスな展開に。「魔人はご主人様を選べない」というアクビにマユミが「親を選べないのと一緒か」と返すところは名シーン。そしてアクビの役に立ちたいと、ころんを捜そう
とするマユミ。この流れも、いろいろ伏線が効いてて面白いのですが、ちょっと時間がないので詳細はカット。
そしてついにアクビところん、感動の再会。と思いきや、電車の中にツボを忘れてきてしまったマユミがうっかりあくびをしてしまい、ふたりはふたたび引き離される……。
うわー、なんかすごい展開ですよ! まさかこれほどのものを見せてくれるとは思いませんでした。次回、サブタイトルからするとどうやら決着するようなのですが、しかしひょっとしてこれ1クールなんでしょうか? この流れで最終回というのも充分ありそうなのですが、出来ればもうすこしいろんなものを見せてほしいところ。
「MAJOR」第6話 さよなら……(NHK教育)感想
「おとさん、立てー!!」(本田吾郎)
あうあうあ。本当にこんな展開が待ち受けていようとは。あんな球をくらったあと、いきなり立ち上がるなんて! そのままランナーに残るなんて! と、観ていてもうハラハラ。家に帰った後、吾郎とじゃれあうシーンで、もはや決定的。翌朝、おとさんを起こそうとする吾郎くんの健気さが見ていてもう切なくなります。そして、おかさんのときのことを思い出し、事態を悟る吾郎……。うわー、もうこの表情が辛すぎ。まだたった6回しかやってないのに、こんなに過酷な運命を背負ってしまうとは。
ラストはいきなり三年後。ああ、ここまでがいわば序章ということなのでしょうか。次回からは新章突入なのですね。どうやらリトルリーグ編? OPやEDに出てる女の子も登場するみたいですし……。って吾郎くん、9歳なのにもう声変わりかよ! くまいもとこ萌えアワーとも今回でさよならだったようです。
「カードキャプターさくら」(再)第33話 さくらのさむーいアイススケート(NHK教育)感想
「このまえ本で読んだんだけど、香港には仙人っていう人たちがいて、どんなに寒くても平気なんだって」(柳沢奈緒子)
ほのめかしに終始したような回。話としては典型的な魔法少女ものっぽいですね。クロウカードがさくらたち以外の人間に危害を加えるのって実は珍しいのですが。
スケートリンクに流れる主題歌「Catch You Catch Me」。まあ広瀬香美作詞・作曲なんで、ホントに流れてても不思議ではありません(あのな)。ふだん流れない二番から流してくれるあたり、NHKの良心かと。そういえばこの主題歌もそろそろ代替わりですかね……。
というわけで、PCユーザにとっては今回のフリーズのカードほど出逢いたくないものはないというお話でした(さむーい)。
#追記
すみません、基本的に追記はしないんですが特別に。
や、よくよく考えてみるとこれはアレですね、第17話 さくらのこわーいきもだめしと完全に対比させた回なのですね。小狼の「みんなが消えたままでいいのか!?」というセリフになんか聞き覚えがあって、単に再放送だからかななんて思ってしまったのですが。タイトルの対応はもちろん、話数もほぼ前回の2倍、山崎くんのもっともらしい話が奈緒子ちゃんの話になってたり、サエキトモ先生(違)が観月先生になってたり、極めつけはクロウカードの名前「イレーズ」と「フリーズ」(まあつづりは違いますが)。細かく見てけばめっちゃ面白いかもです。それを踏まえてこそ、小狼のさくらに対する想いの変化が判ろうというものです。やはり日付が変わる前に書こうと思って焦ったのが失敗でしたね。
2004年12月19日(日)
「ジパング」第8回 追跡者(MBS毎日放送)感想
「神ではない。人間だから変えるのだ」(草加拓海)
二回連続放映その一。
なるほど、草加の思惑は戦争の早期終結、最小限の犠牲者ですか。さすがに現実的な判断力です。日露戦争みたいにしたいのでしょうかね?
角松に「時代を見てこい」と言った梅津艦長。津田に「大切なのは言葉よりも行動と結果」と言った草加。たしかに言葉による伝達によって、情報はすべて歪められるものですからね。いみじくもTBS自身がそれを証明(略)。
圧倒的劣勢に立たされた角松の、みらいの戦闘力を盾に取った脅しで引き。おお、次が気になるところですが連続で見られてラッキーですよ。
「ジパング」第9回 デッドライン(MBS毎日放送)感想
「陸に上がって出逢ったのは歴史ではなく、この時代に生きている人間たちでした」(角松洋介)
二回連続放映その二。
いやぁこれは面白い。引き続き津田と角松の駆け引き。しかし一枚も二枚も上手だったのはやはり草加。「みらい」に補給をして、津田に乗船させて五分五分って、実は全然五分五分ではないでしょうに。返答しないのを承諾と見なして勝手に話を進めてるし。帝国海軍司令部との通信も断って、やりたい放題です。
「みらい」内部を案内され驚く津田。いいですね、こういう未知のテクノロジィに驚愕する描写って。SFとかでよくありますが単純に好きです。津田の言葉にもあるとおり、草加のときは冷静すぎてこういう描写がなかったんで。資料室に入ることが出来ないというのもいい。歴史を知ってしまうことの怖さ。彼が目にした「平成」という元号も、我々が15年前に感じた違和感以上のものを津田は感じたはずでしょうね。重みが違うはず。
しかし、その歴史を無意味なものにしようとする草加。角松と梅津艦長も、歴史そのものよりも、今を生きる人間のために行動を起こそうとする。ああ、もうあの21世紀には戻れないのでしょう。
次回MBSアニメシャワーは新年1/8。シノブの後番は「グレネーダー〜ほほえみの閃士〜」とのこと。「砂ぼうず」は「ヒヲウ」の後だとすると、あと一ヶ月くらいですか……。まあこのふたつは、とりあえず観ることは観るにしても感想書くかどうかは正直微妙な線ではあります。
「スウィート・ヴァレリアン」やったね! スウィート(はぁと)ヴァレリアン(MBS毎日放送)感想
「かわいいキャラならうちらにおまかせ!」(ポップ)
理解不能。
まあ、たしかにちっちゃいタヌキになったストレス団ボス@矢尾一樹はかわいいなぁ。カプセルフィギュアで(以下略)。
これほど書くことが少ない最終回もそうそうないかもね、みたいなみたいなみたいなー。
「ふたりはプリキュア」第44話 最高ハッピー!? なぎさのホワイトクリスマス(ABC朝日放送)感想
「俺さぁ、こういうあたり一面の銀世界を見ると、雪だるまを作らずにはいられなくなっちゃうんだよ〜」(藤村省吾)
ちょっと待てー!! 本編もいろいろあったけど、予告でほとんど吹っ飛んでしまった。まさか、合唱コンクールで「DANZEN! ふたりはプリキュア」をやる気ですか? ずいぶん思い切ったボーカルアルバム2の販促ですね……。
まあそれは次週のお楽しみとして、今回の感想。これまた要素を詰め込み過ぎて未整理の感じもするんですけど。そこはまあ、中学生らしい若さあふれるパワーってヤツ? いいねーうらやましいよ(アカネさん風)。
なぎさのためにクリスマスを演出しようとするポルンとメップル。やっぱり自分でカードをスラッシュできるのはポルンだけなんですかね。クリス
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