「そしてデータを取り終えたら、私はもう必要とされなくなる……それが、試作型ロボットの役目なんですよね!」(フィール)
うーん、これ、ものすごい問題作のように思えてきました。
何を書いていいか判らないくらい、いろんな要素が詰め込まれているのですが、まあとりあえずは来栖川先輩からはじめましょう。冒頭、綾香がアメリカに出発するところ、綾香と並んで立ってるんで、思わずいっしょに行っちゃうのかと思いましたよ。単なる見送りでした。って、そうか、よく考えたら先輩なんだから既に大学生なんですね。で先週の伏線どおり来栖大学。しかも黒魔術研究会。わーい、DVD観た甲斐があったというもの(……か?)。しかし、どう見てもひとりしかいませんが。
で、その来栖大学にオープンキャンパスに来た浩之ちゃん。あかりを誘うというのがよく判らない思考回路ですけど。それにしても、この、すり鉢状の大講義室、すでに私には懐かしく思えてしまいます。ああいう広い教室で講義を受けるのは学部1, 2回生まででしたからねー。とはいえ、高校生にとっては、時計台に並んで大学と言って連想するようなものでしょうし、憧れみたいな感情を抱くのでしょう。で、長瀬主任、助教授なのか! 肩書きだけとか言ってますけど、その後、三年前の回想シーンでは院生を指導してる(というかこき使ってる?)んで、研究室付きなんでしょう。えー、こういう産学協同ってあるのかな? ますます来栖大学の実態がよく判らなくなりました。ところで、ここで出てきたチャイナ服っぽい関西弁の双子ってなんなんですか?
ところで、案内役のメイドロボットに長瀬主任の居場所を聞いたとき、データのロードに時間がかかってましたけど、あれはLAN経由で読み込んでいたんでしょうね。そのための無線アンテナなんでしょうか(設定を知らないんで推測ですが)。ということは、この大学で使われてるメイドロボットは基本的にスタンダロンじゃないわけで、そのことからもマルチが会話を交わしたHMX-11・フィール@田上由希子の特異性は明確ですね。ってまあ、二回目に観返してみて気づいたんですが。
そしてフィールの名を聞き戦慄する長瀬助教授。このへん、ちゃんとマルチに「怯え」の感情を表現させていて巧いなと思うわけです。そして語られる、メイドロボット開発秘話。HMって、"Human Maiden"の略だったのですね。なるほど、これであかりみたいな赤髪のロボットが作られたら、ローゼ(略)。Xは試作機と。これはあれだ、絶対開発者の中に「プロジェクトHMX」とか言う私みたいなヤツがいたはずですね。で、HMX-11に感情プログラムを搭載しようとしたのが、当時の院生・藍原瑞穂@後藤邑子。白衣眼鏡っ娘ー!! しかも後藤邑子さん!(ちなみに杉の木工房さんによると、別の作品のキャラみたいですね)まあなんだ、冷静に考えると、なんで白衣を着てるのかという話ですけど。理系=白衣というイメージって、やっぱりあるんでしょうね。理系じゃなくても白衣を着てる考古学者もいましたけど(笑)。農学部とか、化学系とかなら判りますけど、ロボット工学で白衣を着るかなぁ〜。ま、萌えるからいいや(とか言う輩が多いから、こういう類型的描写が流布するとも言えるのだけれど)。察するに博士課程あたりですかね。たしかに、実際に研究の一線に立つのはこのあたりの年代が多いわけです。志半ばにして交通事故で……ということですけど、むしろ過労……洒落になってないな、他人事でもないし(苦笑)。
OSも初期化して、動けないはずのフィール。しかし最近囁かれる妙な噂。まさに「ロボットは夜歩く」ですね(ミステリィファンにしか判らないって)。霊を感じるという来栖川先輩の言葉に従い、夜になるのを待って、フィールのあとを追う一同。……あのー、このへんなんか変じゃないですか? そのままフィールの安置されてる部屋で見張るとかすればいいのに、何故外で待つ必要があるのかよく判りません。ま、懐中電灯を顔の下から照らす来栖川先輩が萌えるからいいや(またかよ)。
それにしても、夜歩く不審者だの、屋上へ追いつめたりだの、しかも満月だの……またしてもデジャ・ヴュで頭がくらくら。最近、狙ってるのか狙ってないのかよく判らない展開が多すぎです。まあ、そのあとのファンタジィ展開の予防線だと思っておきましょう。
で、そのあとはお約束のInto Your Heartな展開……なんですが、二回見ても、判ったような、判らないような。けっきょく、あれはフィールの心だったの、それとも藍原なの? あるいは三人目の魔法使いなの?(それは絶対違う)
そして、浩之ちゃんは決めました。「決めた」とか言われると、なんかドキドキしてしまいます。某アニメの某キャラのせいで(笑)。不安に思ったのはあかりちゃんも同じようで、家に着いた後、ついに問い詰め来たー! って早! すぐに家に引っ込んでしまいましたけど。ここに来てEDの絵も変わってますし、いよいよ本筋なんですかね。
それにしても、過去へ未来へ、縦横無尽に話を広げてきますね〜。これ、本当に元になる原作のエピソードとかいうのは存在しないんですよね? 設定もどこまで諒解事項なのか判らないんですけど、実にチャレンジングだなぁと思います。これが、浩之・あかり・マルチの関係という主題にうまく絡めて仕上がれば、なかなかの作品になると思います。期待しつつ見守りたいと思います。
ところで、全然関係ない上にKBS京都限定の話で申し訳ないんですが、合間に流れた、とあるホテルのCM。「全室通信カラオケ セガサターン」って……。めちゃくちゃ笑ってしまった。
投稿者plateau: 2004年11月27日 20:35 [2004年10-12月アニメ感想] [To Heart 〜Remember my Memories〜]