「我が儘になるのが怖い奴に宇宙は拓けねぇのさ」(ゴロー)
えぇ〜、こんな展開になるのかっ! 実に予想外、でもそこがまた素敵! 優勝賞金1万円、ただし副賞にマンション一棟プレゼント! みたいな。
アバンタイトル、ギガルトのもとを訪れた人々や彼がかくまった男の正体がまるで不明のまま話が進み、なんか茫洋として意味がつかみかねたのですが、やはり意図的なものだったようですね。Aパートの最後ですべてが氷解、そして思わずニヤリとしてしまう展開でした。
実に面白いです。ハチマキと並んで九太郎が「おちゃらけ」と称した父・ゴロー、そしてジョンロック・スミス博士。ここに来て登場したこのふたりのキャラ造形、通俗的な描写なら典型的な悪役に描かれるところでしょうけど、そう単純じゃないのがとっても私好みです。いつも言ってますけど、ステロタイプな人格って嫌いなの。やっぱりこうでなくっちゃ。
この作品って、一話ごとにどんどん印象が変わっていくのがすごいですね。最初はクレアやドルフあたりが典型的なエリートだと思っていたのに、11話でクレアは貧困国の生まれだということが明らかになり、今話では彼女の口から「ハチはサラブレッド」という発言まで飛び出している。そういうのはキャラに留まらず、エピソード自体もそう。先の11話のすぐあとにフィー姐さん暴走な回を入れたのと同じように(さすがにあそこまでのコメディ色は打ち出されてませんが)、私が文字通り号泣した前回から一転、見ようによっては「宇宙から逃げた」ともとれるような父親を出してくるというのは、もう見事としか言えません。
うーん、これはもうある意味第二部開始と見ていいんですかね? 次回もあんなサブサブタイトルだし……(といって、予告はミスディレクションの嵐だからどこまで信用していいのか判りませんけど。今回のサブタイは絶対ドルフのことだと思ったのになぁ!)。
投稿者plateau: 2004年11月25日 03:32 [2004年10-12月アニメ感想] [プラネテス(殿堂入り)]