「オレはな、禁止とかやめろって言われると、かえってやりたくなる性格なんだよ!」(ハチマキ)
もう、最っ高! 一話ごとにやりたいことが非常に明確で、いろんな要素を詰め込みながらもすべてがそれにつながっていて、本筋がブレないのが心地良いです。
引き金はリュシーの詰問。「寝たの?」なんてこのアニメにしてはストレートなことを言うなぁ、と思ったら、どうもリュシーの意図は別のところにあったみたいです。えー、これ今回はまだはっきり明かされてないですよね? 私の見落としでなければ。しかしこのタナベの勘違いが、後の展開に効いてくることに。
モジュールの回収をするときの、「ゆっくり結合すればいい」というハチマキのセリフ、これにやっぱり別の意味が込められているような気がしてならないのです。私のうがちすぎなのかもしれませんけど。深読みでなければ、非常にスマートかつ上品な見せ方でふたりの関係を暗示しているということになるのですが。
そしてもっとも重要な、ハチマキの「禁止と言われるとかえってやりたくなる」という発言。こちらははっきりとダブルミーニングだと示されています。もちろん、これだけを聞けば社員としてちょっとどうかと思ってしまうセリフではあります。でも、事後にフィーの口から、第二事業部長も同じように「ああしろと言われると反発する」性格であると明かされることで免罪符が与えられた形になっています。それに、ハチマキたちにとって第三事業部長は直属の上司じゃないですからね。まあ、ラビィ係長補佐は直属の上司ですが……。
やっぱり私が作品を評価する上でもっとも重視する点は、物語の中で各エピソードを積み重ねながら、登場人物がどのように変わっていくかというところなわけで。ここまでを見る限り、この作品はその点でもほとんど完璧です。ハチマキとタナベの関係を軸にしながら、ユーリも変わったし、クレアも変わりつつある。フィー姐さんは変わらなくていいかもしれないけど。そしてその他の面々は……。まさに今回のサブタイトルが示す通り、ここが転回点となって、この先どのように皆が変わっていくのか、非常に楽しみです。そして最終回を迎えたとき、あの第1話からどこまで世界が広がり、違って見えるのか。楽しみは尽きません。
投稿者plateau: 2004年10月21日 03:22 [2004年10-12月アニメ感想] [プラネテス(殿堂入り)]