2004年10月04日(月)

八神健「ありさ2」(角川コミックスA)感想

八神健_ありさ^2
 思えば八神健作品の掲載誌遍歴って、私のマンガにおける主たる興味対象にぴったり寄り添っているような感じ。以下、簡単に振り返ってみます。
 私、ぷらとーのマンガ原体験は当然のごとく週刊少年ジャンプ(まあ、コロコロコミックもあるっちゃありますが)。まだ「萌えー」なんて言葉を知らないころです。そこで出逢った読み切り作品「ふわふら」に心奪われた日々が懐かしい。幽体離脱が出来る男主人公と、幼なじみの少女とのラブコメ。今思うと、すでにして原型が確立されていたんですね。
 そして続く連載「密リターンズ」[bk1] [amazon]を経て、事実上のジャンプでの最終作品「きりん」。この作品では、ユニコーンの化身で老人言葉をしゃべる少年・彗(さとる)という魅力的なキャラを登場させるも、早期打ち切り。もし人気が出てアニメ化してたら、確実にCVは久川綾さんでしたでしょうに、残念。
 そして、いつのまにか同人サークル「8'th Gods」を主宰しつつ、週刊少年チャンピオンで「ななか6/17」連載開始。「1/8'th Gods」が、たしか私がはじめて買った同人誌だったと思います(もうこのころは私も大学生でした)。そして遂にアニメ化。二重人格の主人公・霧里七華を堀江由衣さんが熱演したという噂です(観れなかったのでなんとも)。そうそう、劇中劇に「まじかるドミ子」という魔女っ子アニメを内包したこの作品、ドミ子役を千葉千恵巳さんが演じたことでも有名になりましたね。まだこのころは私、魔女っ子アニメをちゃんと観てなかったんですが。
 そんな八神さんも、ついにメディアミックスの殿堂、角川入り。検索してみるとどうやらこの作品、以前八神さんが原画を担当したゲームをモティーフにしているようです。原作:mixwill softとクレジットされてるとこから予想してはいましたけど。というか、冒頭から「兄さん!」と主人公を起こす妹が出てきたり、その主人公は「かったりぃ」を連発してたり、ちっちゃい先生が出てきたり、そして幼いころの約束が出てきたりと、既視感ありまくりなんですが(笑)。そのまま来年アニメ魂あたりでアニメ化されても驚きません。
 しかし、そこは何といっても天下の八神先生。しっかりマンガとして面白いです。ヒロインである、ふたりの「沢渡有沙・アリサ」の謎をメインに据えた泣かせ展開は読みごたえ充分。記憶喪失ものって最近多いな〜と思いつつも、大切なのはネタそのものよりも、見せ方なんだなと改めて思いました。サブキャラも魅力的ですし、この一巻だけで終わってしまうのが惜しいくらいです。
 ところでだ。巻末にカドカワコミックスの目録が載ってるんですが、「成恵の世界」1〜7(文字化け回避のため丸つき数字は置換)って誤植ですよね? いつのまに7巻が出てたんだ! とbk1やamazonで検索してしまった。
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投稿者plateau: 2004年10月04日 22:21 [マンガ]