2004年09月23日(木)

「プラネテス」Phase 10 屑星の空(NHK教育)感想

「宇宙が見えます。(……)他には、なにも」(ユーリ)

  • 有給休暇をとらないユーリ。白いカーネーションをTOYBOXに飾る
  • ギガルトの病を知りつつも口止めされ、作業がおろそかになるタナベ
  • ユーリの過去。シャトルにぶつかったひとつのデブリによって妻を失う。彼女が身につけていたコンパスを捜すため、他社のデブリもチェックする日々
  • 隠れてなにかをやっているユーリに、仲間なのに水臭いというハチマキ
  • デブリ回収中、別のデブリが接近し撤収。しかしあのコンパスを見つけたユーリはデブリに接触、墜落
  • コンパスには「Please save YURI」の文字が。その腕を支えたのはタナベたちだった
  • 仲間でも、他人に言えないことはあると言うハチマキ。ユーリはひとり、宇宙にカーネーションを捧げる
  •  う゛あ゛ああああ。号泣。アニメを観て涙を流しそうになったのはひさしぶりの体験です(寝不足という可能性も捨て切れませんが)。
     あの第1話の冒頭のシーンが、ユーリの体験だったとは。それを、作品のこの地点でタナベの心境と絡めて出してくるなんて、ほとんど神業です。見ようによっては他人に対して心を閉ざしているようにも捉えられるユーリの態度。それに憤るハチマキ。そもそもデブリ課のメンバみんな連帯感が強そうな感じではないんですが、あえて彼が「仲間」と口にするのはタナベの影響でしょうか。それでもラストでは、仲間だからといって、なんでも無理に分かち合おうとする必要はないという姿勢が打ち出されています。この距離感のとり方が、プラネテスのすごいところ。

     うーん。あまりにも完成度が高すぎて、いつものような妄想全開ちゃちゃ入れ感想が書けないのが辛いところです。この作品にはその、某ナディアの島編のような、たのしい展開は待ち受けていないんでしょうか。たぶんそれでも楽しめると思うんです、私(なんの決意表明か)。

     まあ、うちはうちらしくやらせてもらいます。今回ちょっとした小道具で用いられた花言葉。まあいろんな作品で使われてるものですが、この世界もけっこう奥が深くて、ひとつの花に複数の花言葉があって、全部憶えてる奴なんていないという話だそうです。私は花言葉の知識なんて「この花はわたしです。」くらいしかないのですが(間違ってる)、まあ別に単なるギミックのひとつとしていいんじゃないかと思ってまして、そんなに気にしません。しかしまあ、即座に花言葉を答えたエーデルさんに疑念は生じますね。もしかしてと思ってネットで検索して、「なーんだ」と落胆した……みたいな。それで別の怪しげな意味があったりしたらどうするのか知りませんが。花を挿してるノーラくんも相変わらずかわいいっ。深い描写がない分妄想をはたらかせる余地があるので、できれば彼女には最後まで謎存在のままでいてほしいような気も、しないでもないでもないでもない(気をつけよう、安易な西尾維新パロディ)。

    投稿者plateau: 2004年09月23日 23:24 [2004年7-9月アニメ感想] [プラネテス(殿堂入り)]