2004年04月18日(日)
「魔法少女隊アルス」第2話(NHK教育)感想
天才ビット内の放映だということを知らずに、観れないと思い込んでました。
なかなか面白い。誰がしゃべってるのかよくわからないというか、口の動きとセリフが合ってないような印象を受けるのですが、それも不思議な雰囲気を出しているといえなくもないかも。短くてもスピーディな展開で楽しめました。
2004年04月23日(金)
「魔法少女隊アルス」第3話(NHK教育)感想
なんかしらんが面白い。
ファンタジィで大事な、独特の雰囲気が出ていて素敵です。ホウキにまたがらずに、立ったまま乗り回すところ、何故かドラゴンボールを思い出しました(筋斗雲か?)。
魔法に甘い理想を抱く人間の少女と、それに反発する/擁護するふたりの魔法使い。ある意味定番の構図ですが、一話あたりの時間が短いせいか逆にストレートに話を楽しめます。
2004年05月01日(土)
「魔法少女隊アルス」第4話(NHK教育)感想
なんだかワクワクの展開。
妖精エクーの「願いごとをひとつだけ叶えてあげる」と言われた、ぎゃるっちーちゃん……もといアルス。甘栗甘栗! とかいいつつ、シーラとエバにかけられた「おとなになれない魔法」を解こうとする気持ちの発露が自然で良いですね。もちろんそううまくはいかないのがお約束なのですが、ペナルティとして、この段階で魔導書がなくなってしまうとは。次回も期待。しかしホント短いよぅ。
2004年05月08日(土)
「魔法少女隊アルス」第5話(NHK教育)感想
「魔法は自己責任だ」(シーラ)
自己責任、自己責任……(笑)。
まあそれはともかく、いよいよ本編スタートといったところ。魔女っ子! 魔女っ子! というとこに目を惹かれる方も多いことでしょう(他人事みたいに)。しかし、毎回短くても話をきちんと区切るところがうまいですね。
2004年05月15日(土)
「魔法少女隊アルス」第6話(NHK教育)感想
「おれのやりかたに口出しするな」(シーラ)
いやー面白いですね。魔法を使うのにも、妖精の犠牲が必要ということを知ったアルス。「もっと他にやりかたがあるんじゃないか」と、相変わらずシーラに反抗する。そんな理想的なことを、とシーラが言うのはある意味当然で、そのあとで妖精に対し乱暴な態度をとる連中に対してはしっかり手を出しているところ、シーラの印象が悪くなりすぎない描かれ方で良い感じ(相手から同じセリフを言われるあたり巧い)。実際、ここまでの感じではシーラというキャラが個人的には一番好きですね。
2004年05月22日(土)
「魔法少女隊アルス」第7話(NHK教育)感想
「でも、人間のお嫁さんって、一生辛い思いして暮らすんでしょ……おこられて、ガマンして、涙ふいて」(エバ)
「……あんた、もしかして昼メロファン?」(アルス)
牡丹と薔薇。
すごい! これはすごい!
この短い枠で、時間軸を入れ替えるというテクニックを駆使するとは思いませんでした。いちおう子ども向け作品なので、話の流れがわかりにくくなるような手法は避けられるはずですが、まったく混乱することはなく、素晴らしい効果を上げています。「旅立ちの港」に向かうアルスたちの姿を視覚的に印象づけつつ、後追いでその経緯を説明する。前回までの流れで、魔法を使うのに妖精の犠牲が必要という大きな問題が提示されていて、それを引き継ぐ形ながらも、いつものようなシーラとアルスの直截対決という形でなく、それぞれのシーンを描いたのも巧い。ピスキーを手に入れるのに四ツ葉のクローバが必要というのも、前半でエバが調べていた伏線が効いています。これも時間軸を入れ替えていたからこその効果ですね。ラストは、冒頭と対応する形でのアルスの独白。こういう叙情は大好き。
かなり楽しみになってきました。
2004年05月28日(金)
「魔法少女隊アルス」第8話(NHK教育)感想
「お・い・し・い・くろみついちご!」(アルス)
なんか今回いつもにもまして短かったような気が。とくに感想を述べるほどの話の進展なし。あ、でも、ちょっとエバがかわいく思えてきました。「ピスキーちゃんだったんですねー」とか。
2004年06月04日(金)
「魔法少女隊アルス」第9話(NHK教育)感想
「山小屋、ハイレグ、ロックンロール」(アルス)
旅立ちの港から人間界に帰る希望が絶たれたアルスですが、表向きなんでもないふうを装っています。「詰め込み教育が〜」と言いながら、まさに受験勉強的な語呂合わせを使って魔法を覚えようとしたり(それも楽しんで)、なかなか一面的じゃないキャラ造形で好きですね。
さて、魔法界の伝統を象徴する魔法大会の会場に妖精が攻撃するという、まさに魔法界の根幹を揺るがしかねない展開。アルスの言うような理想主義的立場が通用するのかどうか、ちょっと楽しみな次回。
2004年06月11日(金)
「魔法少女隊アルス」第10話(NHK教育)感想
「これは魔法界の危機なんだ」(シーラ)
なんか、今回はすごい絵柄でしたね。
なかなか予想外の展開。クゥが最終的に魔法を使えるようになるというのは、まあこれまでの展開からしても、またこういうタイプの作品の常道でもあり充分予測の範囲内ですが、それが妖精に対抗するという文脈ではなかったところが重要。
シーラ、あるいは上層部が口にする「魔法界の危機」という、ある意味漠然としたもののためではなく、アルスを助けたいという想いから魔法を使えるようになったというのは、いかにも現代的。世界という大きな枠組が崩壊して、個人的なつながりしかリアルに感じ取れなくなった病理というか。子ども向けアニメだからといって、制作側がそこまで考えていないはずがありません(むしろ「だからこそ」かも)。アルスもまた、このクゥの行動を本当にすべて見越していたかどうかは微妙なところですが、少なくともたとえば「ふしぎの海のナディア」でのジャンやナディアの直情的行動と比べて、まったく如才ない。時代性の違いというのは明確に現れていると思います。
そうなってくるとやはり対立軸として現れてくるのは、シーラのようないわゆる魔法界の主流派。今回のラストで明確に次回への引きが作られてますが、またしてもアルスの論理が勝ってしまった現状に対し、どう対抗してくるのか、要注目です。
2004年06月18日(金)
「魔法少女隊アルス」第11話(NHK教育)感想
「ばっかねぇ、ジョークよジョーク。ついでにこれはチョーク、なんちゃって」(シーラの母)
これはまた思わぬ展開。って、ワイドショーの夕刊レビューのことじゃないですよ。
アルス自身「キャラかぶってる」と言うとおり、かなり破格のシーラ母。それに反発して、というか接点の薄いまま育ったためにシーラはこういう性格になった模様。まあ話としてはありがちですが、魔法界独特の背景というものが小出しに説明されていくとっかかりとして、なかなかうまいかも。
2004年06月25日(金)
「魔法少女隊アルス」第12話(NHK教育)感想
「もう大人になんかなれないってのに……しょうがないな」(シーラ)
ほえほえ。今日はちょっと体調を崩して早退しましたよ。そんで「げんしけん」とか「辣韮の皮」とか「壮太君のアキハバラ奮闘記」とか読んでました。BGMはダカーポで。萌え充電きゅいーん(すいません、こういうテンションで書いてないと正気が保てないんです、ホント)。
ちゅーことで今回のアルスもやたらに萌えました。夏休み一挙放送が決まったみたいですが、まあせっかくなんでこのスタイルで見続けましょう。
助けた相手を不運にする妖精って、またすごい属性ですね……っていうか、それが判っているということは、今までもアルス以外に妖精を助けようとした魔女なり魔族なりがいたということでは? そこまで気にすることじゃないのかな……。
自分をネタにして笑わせようとするなんて、アルスちゃんは真の芸人魂を持ってますね。しかし、そうやってシーラを笑わせました、めでたしめでたし、ってのもなんか違うような……と思ったら、最後にちゃんと別の笑顔が見られましたよ。うまいですねぇ相変わらず。こういう、いつも冷静な女の子が見せる涙と笑顔にドキドキなのです。その後の「ケーキ、いっしょに食べるか」もくはぁ! 萌え萌え! いっつぁめろりんきゅですけん(さっさと寝ろ!)。
2004年07月03日(土)
「魔法少女隊アルス」第13話(NHK教育)感想
「アイツ、どこ行った」(シーラ)
「アイツって?」(エバ)
「アイツはアイツだろ。他に誰がいる」(シーラ)
魔女界の危機なんだったら、妖精の檻くらい魔法で結界を張って守っておけという気もしないでもないのですが。それすらも出来ない状況なのかな? まあ誰か内部犯という可能性もありますしね。
お、シーラってまだアルスのこと名前で呼んだことありませんでしたっけ。8月の放送のときに確かめてみよう。もしそうだとしたらあれですね、今後名前を呼ぶイベントが描かれるのですよ、アルスが秘密で書いてた日記帳をシーラが拾って。「魔法はみんなを幸せにする。四葉のクローバは幸運を呼ぶ。そういえば、草のにおいが好き。アタシの靴下は、ちょっと臭い……なんちゃって」とか書いてあって。それで返すときに、「これ、アルスの……アルスの手帳、だろ?」とか言ったりして!(もういいから)
2004年07月09日(金)
「魔法少女隊アルス」第14話(NHK教育)感想
「信じるもんは自分だけだ。ホントはお前だってそういう女のはずだろ?」(シグマ)
これはすごい。本当に8分の番組なのか。夏休みの一挙放映で観ると、ものすごいハイスピードな作品に見えるかもしれません。
信じていたはずのアテリアから切られ、今まで自分がやってきたことがなんのためだったのか悩むシーラ。これまでもずっと伏流として描かれてきたシーラの闘いがついに噴出します。しかも、その決断を最初に打ち明けるのがエバやアルスではなく「彼」だというのが絶妙の距離感。とことん素直になれないシーラちゃんで素敵です。萌え萌えです。
そしてアルスからも、シーラが必要という言葉が引き出される。彼女の向かうべき先はどこなのか。信じる仲間は。今後の展開が楽しみです。
2004年07月16日(金)
「魔法少女隊アルス」第15話(NHK教育)感想
「やるべきことじゃなくて、やりたいことをかんがえなきゃ駄目なんだよ、おれは」(シーラ)
ありゃ。普通にシーラちゃん、「アルス」って呼んでますね。いやまぁ、戦時の緊急事態だったからなのかも知れませんけど。
さてさて、物語は走れメロス的展開に突入。オーソドックスな感じではありますけど、シグマちんの表情が気になるところですね。実は嘘……ということも充分に考えられるところではあります。
もしくは、ほとんど妄想ですが、こんな展開も面白いかも。
エバの決死行は失敗に終わり、ふたりに助かる術は残されない。残された、十数時間の生。その中でシーラは自分の本当にやりたいことを思い、アルスは最後まで自分の思いを貫き通す。あまりにも短い時間に思えたが、それでも彼女たちには、何事かをなすには充分に長い時間だった。
とまあ、残りの数十話を、すべてこれからの十数時間の描写に費やす。壮絶の展開。これを本当にやってくれたら文句なしに殿堂入りですね。
2004年07月23日(金)
「魔法少女隊アルス」第16話(NHK教育)感想
「でも、ここに来て、帰れなくなって、失ってみてやっと気づいたんだ。たとえつまんなくても、そのつまんない毎日のくり返しが、実は大切なものだったんだって」(アルス)
「エバは進んでるよ。魔法できないけど、でも、誰よりも優しいんだ。行こう、エバが待ってる」(シーラ)
「だいじょうぶ、あたしが助けてあげる。シーラもアルスちゃんも、助けてあげる! だって、ともだちだもん」(エバ)
一話のストーリィとしても第一期の締めとしても萌え観点としても最高級、極上の大傑作。
極限状態において、とうとう素直に自分の気持ちを吐き出すことのできたシーラ。そのきっかけとなったアルスの、日常の大切さを悟る発言も良かったです。「魔法は人を幸せにする」という言葉の奥に隠された、本当のテーマが見えてきた感じ。
そしてやはりシグマの狂言だったわけですが、それをもとに今までの三人の関係を総決算するだけでなく、物語全体がちゃんと次の大きな流れにつながっていく感じで、素晴らしい構成です。来週はあるのか知りませんけど、これで過去分一挙放映の夏休み明けを挟んで、次の展開が待ち遠しいですね。
今日のイチ萌え。「ほら、できたあたし、できたよ」というとこのエバの表情。
