「時に迷信は真実を映し出す合わせ鏡でもあるのです」(エルキュール・ポワロ)
ありゃりゃ。ずいぶんとこれまた、某ミステリアニメみたいなことに。なにがどうとは言いませんけどね。しかしまあ、ネタばれじゃないと思うんで言いますけど、ラストで探偵役が犯人を恫喝するような展開にはならなくてホッとしました。これは単純に好みの問題で、作品的な優劣とは別の話なんですけどね。メイベルの表情を見てると、いつしゃしゃり出てくるかとハラハラしましたよ。今のところは節度を守ってるみたいで安心。
それにしても、今回もまた時代的な難しさのある話ですよね。作品が書かれた当時ならともかく、今ではマジメに呪いなんて信じてる人なんていないわけで。ミステリィというジャンルの鉄則として、これは確実な人の手による殺人。ならその方法は……と考えると、ほとんど一意に犯人が判ってしまいます。ミスディレクションも効いてないし。まあ現代日本の新本格作品のようなドンデン返しは望むべくもないわけで、だからこの話では犯人と探偵の、言葉の裏に隠された駆け引きを楽しむべきものなんでしょうが、なまじ映像化されているだけになかなかそれが伝わらないのが惜しいところ。ポワロがなんであんなことをしたのか、それに対してどうして犯人はあんな行動にでたのか、そのへんのフォローがもうすこしほしかったですね。
なーんて、こんな一ミステリマニアの穿った見方はあまり参考にしないほうがいいのかもしれません。
ところで今回のメイベル。うーんと、やっぱり砂漠だから半袖はまずいでしょう。個人的にも長袖は好みですし(聞いてませんから)。夜、ポワロに薬湯を持って来るよう言われるところで「夜伽か!?」と思ってしまった。切腹!
懲りずにイチ萌えメイベル:テントに映る影に怖がるメイベル。あれ? 前回は怖がってなかったのに。後の展開から言って仕込みじゃないとは思うんですが、まあどっちでも可。全部演技なら、それはそれで。
投稿者plateau: 2004年09月26日 21:42 [2004年7-9月アニメ感想] [アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル]