「ほえ〜、肉まんしか言えなかったよ〜」(木之本桜)
いやぁ、やっぱり何度観てもいいですにゃあ(語尾キャラ化)。
くり返される日の前日の執拗な時計の描写。12時を刻み、響きわたる鐘の音。そして怪しく逆回転する時計針。全編にわたって最高の演出です。
7話でもそうでしたけど、何度も同じことをくり返すという趣向は、個人的にも好きですし、この作品世界自体を象徴しているようで美しい。
くり返される日が、木之本藤隆による特別授業の日ではなくて、その翌日の何の変哲もない普通の日だというのが良い(普通というのは、もちろん笛のテストがあるというのも含めて)。学園生活を送る児童・生徒にとってみれば、特別授業だとか、運動会、社会見学といった年中行事にともすれば目を奪われがちなものです。それももちろん大切なことなんだけど、そうじゃなくても、エンディングにいう「単調な日常」が、代わり映えのしないように見えても、一日一日が貴重な日々なんだということ。そんなことを教えてくれている気がします。たとえそれが、閉じられた世界であったとしても。
さくらがクロウカードの気配を感じ取れるようになったり、小狼と協力してクロウカードを追いつめたりといった、そんなささやかな「成長」の描写も、ここ数回本格的なバトルシーンがなかったからこそ、より引き立っていると思います。