2004年06月20日(日)

「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第12話 タコタコハマってさあ大変(関西テレビ)感想

「頑張ればうまくいくとか〜♪、努力は必ず報われるとか〜♪、そういうのは無理であって現実じゃない……」(メイズオクトパス/ラッパーキング)
「ふざけんなー!! そういうセリフは本当に努力してからにしなさいよ!」(メグ)

  • ボーナスのため、落とした究極のレジェンズを捜すBBたち
  • 究極のレジェンズ・メイズオクトパスことラッパーキングは下水道にはまっていた
  • このままではニューヨークは大洪水。助けようとするシュウたちとBBたちだが、当のラッパーキングはあまり困っているように見えない
  • ラッパーキングの態度にメグ激怒。それを見てラッパーキングは本気を出し下水道から抜け出す
  • BBの命令に従いシロンと闘うラッパーキングだが、あっさり敗れる
  •  プリキュアがないので、久々に遅く起きた日曜日でした。しかし、このアニメもやはりすごいクオリティ。
     ラップというか、弾き語りに乗せるようにセリフを喋るラッパーキングがすごく面白い。大洪水のイメージ画が一昔前のパニックマンガっぽかったり、相変わらずの○○捕り名人ジョーンズさんも出てきたりと、小ネタも相変わらず楽しい。
     そんなふうにギャグ絶好調で後半まで来て、何故かメグだけにスポットライトが当たってラッパーキングに話しかけると言う、これまた極上のパロディシーン。そこで冒頭に引いたセリフが出てくるわけです。「おいおい、ここまでやるか!?」と思いきや、直後のメグチョップ。正直めちゃくちゃびっくり。前回にしろ、突然にシリアスな展開になるというのがこの作品の特徴のようで、しかもそれが不自然に浮いていない。以前匂わされたメグの過去が、彼女の発言に厚みを与えていて、胸に響きます。

    そんなのはただのイイワケじゃない!

     ここに描かれているのは、悪い意味での大人的居直りへの反発。冒頭からボーナスカットという、子ども向けアニメらしからぬ切実な話題で始まったのも見事な伏線でした。
     で、さらにすごいのはこの後。ラッパーキングが抜け出して終わりではなく、シロンと形だけの戦闘を経て、シュウたちから「ニューヨークを大洪水から救った」「オレたち、ヒーローだな」という発言が引き出される。ここで絶妙の問題のすり替えがなされているわけです。そんなもん、今回の主題なわけがないのに、あえてそういうお約束的な締めにしている。非常に複雑な構成で、実に素晴らしい。

     それにしても、もうこのアニメの真の主役はメグで決まりですね! ラッパーキングもメロメロ、本当のヒーローはメグ!(ヒロインでしょ)

    投稿者plateau: 2004年06月20日 18:04 [レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜]