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やっ、ほー……(月島雫)
実は今までスタジオジブリ作品をまともに見たことがないのです(そこ、「ぶっちゃけありえなーい」とか言わないように)。そもそも映画を観に行く習慣がないし、今回のようなTV放映も、なんとなく「メジャなものを敬遠する」指向によって敬遠してきました。ですが、今回、なんかいろいろタイミングが良くって、そう、まさに読売(福)記者のインタビュー記事を読んで知ったのですが、主人公の月島雫のCVが「ふたりはプリキュア」の美墨なぎさを演じている本名陽子さんだ! という邪道な動機で視聴してみました。
感想。
素敵すぎ。
以下はジブリ作品についてあまり予備知識もない半端者の私がぐだぐだ考えた戯言です。読み飛ばし推奨。
いやーしかしやっぱり良いもんですね。絵もなかなかに綺麗で良かったし、ストーリィも非常に感動でした。たしかに瑕疵と思われなくもない部分はあるのですが(二人がくっつく展開速すぎとか、クラスメイトのエピソードがしっかり回収されてないとか、雫のパジャマの胸ボタンの着き方が変だとか、毎回雫がセーラー服を着替えるためリボンをほどくところでシーンが変わるとか>最後のは余計)、それすらも、作中で雫が書いた作品と同じく、「原石の輝き(言葉で言うと陳腐ですが)」を表しているのだとしたら。ありえないことではないと思います。
普通だったら、というか他のジブリ作品だったら、きっとストレートに雫が夢想したような猫の男爵との冒険を完全なファンタジィとして描くことでしょう。それはそれで、きっと素晴らしいものになったのでしょうが、この作品ではあえてそれを作中作(しかも不完全な)として描いた、その困難に挑んだことが私としてはこの作品の一番の評価点。冒頭、猫を追いかける雫が「物語が始まると思ったのに」と漏らすシーンが印象的。その後も、ドラマティックな展開を望みながら、しかし当然ながらそれが安易に叶わない普通の中学三年生の日常を、しかしそれ故にドラマティックに丹念に描いている。安直に逃げない、流されない姿勢が非常に素晴らしい。これこそ一級品。
で、さらに蛇足。
既に斎藤環や大塚英志を知っている私としては、ジブリ作品に「萌え視点」を導入することにいささかの躊躇もおぼえないわけではありませんが、あえて「えむいち。」のレビューとしては触れざるを得ないでしょう。
まあしかし結論は単純です。
はっきりいって、ヒロイン月島雫、ほとんど一点絞り。
ほかのクラスメイトが萌えないんだもん。メガネっ娘も微妙。あの先生がもう少し活躍するかと思ったけど、そもそも教師属性ないですしね私。
って……ああダメ人間。