ファウストは今日買いにいきます。まずは西尾氏「零崎双識の人間試験」感想を。
無桐伊織は平凡な女子高生、十七歳。だったはずが、ある日突然とんでもない事件に巻き込まれる。否、巻き込まれるといった程度ではない。彼女の存在はまさに事件の中心であり、中核であり、中枢であった。零崎一賊。「殺し名」七名。どうしようもないモノ。自殺志願。死色の真紅。
死、死、死。「死ぬとは、どういうことですか?」「きみはどうやら、『合格』のようだね」「あなたはーー間違っています」「……お兄ちゃん」
彼女にとってひとつの世界が終わり、そしてーー「零崎を、始めよう」
あー相変わらず形容の仕様もないくらい徹底的に絶対的に圧倒的に素晴らしい。ありえないくらいに荒唐無稽で、世界が違って、でもだからこそきわめて現実的。皮相な世相を一掃するくらい、悲愴で颯爽。
また、ウェブ連載時にも唸らされた(うなー)二重三重の罠。それが今回、ノベルスにまとまったことでさらに増幅されています。とくに、加筆部分によって、「戯言シリーズ」正編(とくに「ヒトクイマジカル」)との位置関係が明瞭になり、ぴったり「嵌った」という感じです。そしてこれが、「ネコソギラジカル」にもつながっていき、遠くない大団円に収束していくのでしょう。期待は高まるばかり。
それにしても、西尾氏の女の子キャラ造形は毎回良いですねー。誰かひとり選べないくらいみんな素敵。葵井巫女子(みたいなっ!)、萩原子荻(辞書に替わってお子荻ちゃん)、紫木一姫(ですですよ)、とかとか。でもみんな……うー……うなー。
あ、といっても時宮時計はさすがにダメですよ?(ネタばれかな)
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