2004年02月03日(火)

「瓶詰妖精」(再)10月・11月(KBS京都)感想

 8月のスク水といい、10月の体操着といい、名前の筆跡がちゃんと各キャラの個性を反映させて書き分けられていたり、11月のジョーロや傘の色が、それぞれの眼の色に合わせてあったりと、妙なところで感心してたりするわけですが。
 瓶詰の全話中、異色の11月。いつものような「萌えー」な要素がほとんどなく、ある意味普通のいい話になっているわけですが、その理由は何かと、すこし考えるわけです。単に11月にやるネタがなかっただけとは思えません。作品全体の構成を俯瞰して鑑みるに、11月というのは全13話中8話と、ちょうど中間、要諦たる位置を占めています。もともとの瓶詰妖精のテーマはなんだったかというと、「にんげんさんになる」ことなわけで、1話以来すっかり忘れ去られていたこのテーマを、ここで花の栄枯に仮託し、暗示させていると思われます。いつまでも時が止まったままの生命は存在しないということ、そしてその先の出逢い、別れまでもがこの話では表されています。もっと深読みすると、フロイディアン的であまり趣味じゃないのですが、「花が種をつける」ことの象徴はなにか。「瓶詰」の冠詞が意味するところは。処女性を保ち続ける妖精と、「にんげんさんになりたい」=「大人になりたい」夢の前提となる飛躍は……といったことまで読みとれるわけですが、まあ、このくらいで戯言終了。

追記(2/8):月を一ヶ月勘違いしていたので修正しました。

投稿者plateau: 2004年02月03日 11:05 [動画大陸枠]