2005年05月21日(土)

「MAJOR」第26話 さよならは言わない(NHK教育)感想

「さよならは、おとさんが死んだときからいちばん嫌いな言葉だから」(本田吾郎)

 おおー、いいなぁ。かなり理想的な「最終回」でしたよ。

 死力を尽くした横浜リトルとの闘い。いいですね、ここまでやってこそ、はじめて「勝ち負けなんてどうでもいい」と言えるもの。三船ドルフィンズのひとりひとりに、今までの思い出が蘇るのも良かった。
 闘い終わって、あとは思う存分エピローグ。Aパートは吾郎というより、むしろ茂野が主役なのかといわんばかりのクローズアップぶりですが、本田茂治という野球選手のとったひとつの決断からはじまった物語なのですから、しっかり平仄は合っています。
 そんな茂野を父親と認めるか否かで揺れる吾郎。相変わらずケガをおしてピッチングの練習をする吾郎に手を出す茂野。そこは吾郎、「おとさんにもぶたれたことないのに!」と言うべきでしょう(時間帯が時間帯だけに自粛です)。でも、おとさん無き今、自分を心配してくれている人がまだいたことに感謝する吾郎。あれー、安藤監督とか友達は無視ですか。自分が投げられないから優勝を諦めるって、沢村とかの力をまったく信頼してないな(ま、実際その通りなんですけど)。
 そしてまた、茂治や吾郎をずっと見守ってきた桃子先生にも、ようやく本当の幸せの時が。披露宴で保育園の友人・美貴@倖月美和が出てきたのも良かった。ところで吾郎と清水薫のパヤパヤ(使い方間違ってる?)はどうなったのでしょう。
 そして、吾郎の胸の内を明かさないまま、謎の小森@釘宮理恵ナレーションで描かれる三船ドルフィンズの現状。と、そこに現れる吾郎。ひとりひとりにバッティング練習。とここで、主題歌に乗せてエンドロール。やっぱ定番ですけど大好きですな、この演出。
 全員打ち終わって、吾郎の言葉がカットバック。そして、4月になって事実を知らされる同級生たち。なんだ、吾郎の向かった先は福岡だったのか。茂野の移籍……。球団買収で、とかいうわけではないんですね(生々しい)。タイトルからして、それこそ茂野がメジャーリーグに挑戦して、吾郎も一緒に野球留学……とかいうのかと思ったのですが。まあ、本当の最終回ならともかく、いかにも「続編」がありそうなラストですからね。やっぱりこの枠の過去の例からいっても、半年再放送を挟んで、また第二期……ということになるんでしょうか。吾郎たちがだんだん育っていくのが残念ですが(おい)、また期待しています。

 ということで、ひとまずの評価を。これはもう、「名作」で決まりでしょう。正直、放映前はこの時代に野球アニメ? と思ってたことは事実ですが、実に真っ当で直球な作品でした。初期には本田吾郎@くまいもとこ、リトルリーグ編は清水薫@笹本優子という萌えキャラが画面をにぎわしてくれたのも高く評価できる点です。とくに清水薫というキャラ、一度書いたと思いますが、今までの野球ものでは成し得なかった、同じ選手でありつつヒロイン、という立ち位置が素晴らしい(まあ、水島新司の「野球狂の詩」という先例はありますが)。
 やっぱり私、野球そのものを観るよりも、野球アニメを観てるほうが楽しいですな。まあ野球中継に関しては、延長のせいで深夜アニメやアニラジが遅れたりするというのが最大の問題で、いわば坊主憎けりゃ今朝9時の近畿の気温の様子です、って感じです(もはや意味不明)。

投稿者plateau: 2005年05月21日 21:34 [アニメ感想] [アニメ/MAJOR]