「大事なのは、データを集めることではなく、データを分析するここ(灰色の脳細胞)です」(エルキュール・ポワロ)
おお〜、いかにも小説ならではのトリックをよくぞ。現実的に考えたら「そんなわけねーだろ」なネタなんですけど、驚きはたしかに大きい。それでこそ本格ミステリ。
銀行家の失踪事件の謎を、部屋から一歩も出ずに解決すると豪語するポワロ。シャープ警部も、食事とはいえ警官が賭けをしていいのか。っていうかヒマなのか?
ポワロ自身は外に出なくても、メイベルやヘイスティングスが捜査するのはいいのね。しかし、全然彼らの推理力には期待していない様子。もう35話だというのに、そんなことでいいんでしょうか(そりゃ原作はそういう話じゃないから仕方ないけど)。冒頭、偉そうに行方不明の可能性を並べ立てるヘイスティングスに、メイベルがめちゃめちゃ不審そうな顔をしてたのが面白かった。まあ彼には、いつも的外れな推理ばかりするという前歴がありますから。
次回からは「雲の上の死」。全4回なんで、これでシリーズ全39話終了ですね。けっきょくポワロとマープルが対面することはないんでしょうかね。それとも、「雲の上の死」というのが実はポワロのことで、彼の死の真相をめぐって、メイベルとマープルが弔い推理合戦を繰り広げる……というのだったら面白そうですが(や、原作を見る限り絶対違うと思うけど)。それにしても、全39回中、ポワロが登場したのが今回を入れて21回、「雲の上の死」を入れると25回。それに比してマープルは14回しか登場していません。事件数でいうと前回までで9:9なので、今回か次回のどちらかがマープルの番だったら等分なんですけど。あれだな〜、やっぱ毎回メイドさんがサイコロ振ってどっちの出番か決めるべきでしたよ。たったらら〜ん!「今週はマープルおばさまの推理を観てほしいですの〜」とか言って。
本編の感想よりネタの方が長い……orz