「なんでぜんぜん泳がれへんねや〜!!」(妹尾あいこ)
ABC子供アニメ大会の一気放映で視聴。まだ今週分のは観てないですが、とりあえず。1話だけは見逃したんですが、帰省中にメ〜テレで補完しました。しかしメ〜テレは普通に週イチで放映するみたいなのに、ABCはなんでこんなもったいない放映形態を……。「またみてね」もないし。
どれみについては私、「ドッカ〜ン」のラスト十数話を再放送で観ただけなんで、ほとんど思い入れがないんですが、毎回実に完成度の高い話を提供してくれたという印象があります。このシリーズも、そのクオリティの高さはさすが。
なかでも一番なのは3話「泳いでナンボ! あいこのないしょ」。「涙を知るひと ぽっぷとハナのないしょ」も大爆笑でしたし、さすが成田良美脚本。や、単に松岡由貴さんが好きなだけかもしれませんが(笑)。泳げないのに水泳大会のリレー選手になってしまったあいこ。スイミングスクールに通っていたはづきに泳ぎを指導してもらい、特訓に励むが……。単純に魔法で泳げるようにする、というのではなく、特訓のためのプールを作る、というのがいいですね。しかも出てきたのがビニールプールで、逆にみんながちっちゃくなるというのに喝采(違)。そして、万事うまくいくラストになってもいないのが素晴らしい。
これは他の話にも共通していて、最初の目標を必ずしも達成してはいない終わり方なのに、実に爽やかな印象。そもそも、このシリーズ全体が「おジャ魔女どれみ」という物語の過去話という枠組みになっているため、それを意識した仕掛けがふんだんに盛り込まれています。頻繁に回想シーンが挟まれるのもその現れでしょう。そして、おんぷの「変わらないものなんてない」、ばあやの「年をとると悲しいことは忘れてしまって、楽しいことだけが思い出に残る」といったセリフが彼女たちの「過去に対する姿勢」のあり方を示しています。過去に逃げ込むのではなく、前を向いて歩んでいく。だからこそ、時を経て振り向いたときに、嫌なことも、うまくいかないことも含めて、大事な思い出に昇華されるのですね。実に理想的な「外伝」の作り方だと感心しました。
私でもこれだけ楽しめたのだから、きっとこれ、「どれみ」シリーズをずっと観てきたひとにはたまらない作品だろうなぁと、うらやましく思います。
投稿者plateau: 2005年04月06日 21:46 [アニメ感想]