「わたし、いっしょうけんめいやってみる。なんとかなるよ、絶対、大丈夫だよ」(木之本桜)
素晴らしかった!! もう今回ばかりは、いつもみたいな妄想メタネタ茶々入れ感想は書いてられませんよ。さあみんなでいっしょに、「だいすきーだよー」(うわぁ、台無しだ)
や、ほんとに感動したんですってば! 物語中の人物のテンションと観てるこっちのテンションがちゃんと同期するように、しっかり盛り上げを作ってくれてるから、ラストでOP曲が流れても、笑うなんてとんでもない(だったらもうこのネタ書くのやめればいいのに……いやホント、そろそろ封印します)。
気を取り直して本編。ユエに対し、最後の審判に挑むさくら。ウッドのカードを使うも、月の属性であるウッドの攻撃は跳ね返される。「そんなことも知らないのか」って……それはケロちゃんのレクチャー不足のような。どのカードがどの属性で、どれに強いってあんまり説明しないでしょ? やっぱり、「ケロちゃんにおまかせ」のコーナーが打ち切られたから悪いのか。これも偶然を装った大いなる必然(違)。
樹々に縛られ、呑み込まれていくさくらという、ある意味今回の最大の見せ場(阿呆め)を経て、ユエはさくらの負けを宣言する。と……「夢!?」でアイキャッチ。
そしてBパート。ごくごく平凡な日常、でもどこかおかしな世界。そこはユエが語る「災い」が訪れた世界。朝、さくらをいじらない兄。食卓にない母親の写真。通学路、木陰の下に見えない自転車の影。ビデオカメラを手に持たない友人。もっともらしい嘘を吐かない……もとい、幼なじみを苗字で呼ぶ同級生。自分の顔を見ても赤くならない留学生。教師に対して普通に接する女子児童。そして、「はにゃ〜ん」と言わない自分。……なんか、最後のほうは「それが普通やん」なんですけど(笑)。でも、あたりまえのことがあたりまえじゃない生活も、それがあたりまえだったらあたりまえで、それがあたりまえじゃなくなったときあたりまえの生活をあたりまえとは思えなくなるわけで(ややこしい)。しかし実際問題、この災いが降りかかった世界は現実以上に少子化の危機ですな。それこそRTP委員会でも設置して……も愛が無いからあぷろーちが出来ない、ついでにサブタイトルもつけられない。
しかし、さくらは思い出します。木陰に立つ青年の姿を。それは、「私が、一番好きな人」……この時点では、ですが。
1マス戻る(違)、でふたたびユエとの審判の場面。ウインディでユエを優しく包み込む。まさに風が起こした奇跡。かーぜーがー、このまーちをー。あ、あるいは詞の類似を考えるなら、とびらのむこうにはー(最初の宣言はどこへやら)。
そしてクロウリード見参。彼がちりばめた、偶然に見せかけた必然……いろいろ思い起こしますね。ケロちゃんの「人生いろいろ」発言とか(違うぞ)。いやでも、この2004-2005年に再放送があったこと自体、大いなる必然ですね。ハッピーエンドにしてくれたと、さくらに感謝するクロウリードですが、大丈夫、一度間違ったって、「クロニクル」で、今度は絶対ハッピーエンドにしてみせる!(それは「みさきクロニクル」だ)
で、ラストに字幕テロップ。「『カードキャプターさくら〜クロウカード編』は本日で終了」って、「クロウカード編」はタイトルに組み込まれてたのですか(笑)。しかし、「さくらカード編」は秋に放映予定! ちゃんと枠内で告知するあたり、反響が多かったことを感じさせます……って5月じゃなかったのか!
ということで、とりあえず総評。やはり、名作は時代を経ても古びないことを再認識させられますね。この年で観ることで、いろんなことに気づかされ、むしろ評価が上がったといってもいいくらい。私自身、初見の頃に比べ、いろんな意味でアニメ視聴のスキルが上がっておりますので(笑)。ただ、(自己弁明に聞こえるかもしれませんが)ここで言っておかなければならないのは、このような鑑賞法は決して作品に対して不真面目に接しているわけではないということ。や、まじめにふまじめでもいいと思うんですが(この発言自体が既に不真面目に思われるっての)、それは作品に対する「眼」を複数持つことに他ならないわけで(岡田斗司夫氏の言うことに近いですが)。純粋に、子どものころのようにストーリィを追って楽しむというのがコアにあって、そのまわりに、シリーズ構成に注目したり、声優に注目したり、他の作品との類似を捜したり、もちろん他所のアニメ感想を楽しみにしたり、そういった副次的な見方をすることで、作品の面白さは何倍にも膨らむと思うのです。そして、その中心にあるのは、まさにアニメに対する愛。作品に対する愛があればこそ、その輪は幾重にも広がるのです。その意味でも、この「カードキャプターさくら」は極上の作品でした。評価するならば、言うまでもなく「殿堂入り」です。
で、次週からは噂の「ツバサ・クロニクル」ですが……新しいさくらの声の人、大丈夫ですか?(こらこら) や、これも愛ですよ、愛!(あなたの愛は薄っぺらいのよ!)
投稿者plateau: 2005年04月03日 20:48 [アニメ感想] [アニメ/カードキャプターさくら]