「ぬいぐるみ……?」(九条ひかり)
「ぬいぐるみじゃないポポ! 未来へ導く光の王子、ポルンだポポ!」(ポルン)
かぁわいいなぁ〜。この作画もけっこう好みです、はい。
物語はひとつの盛り上がり(5話?)に向けて、着実に坂を上っていっているという感じです(今回、舞台も学校から森へと、標高自体も上がっていっていますし)。じらしつつもボルテージが上がってきます。あとで詳述しますが、今回の話の流れを評価できるか否かが、プリキュア(MaxHeart)という作品を楽しめるかどうかの分水嶺だと思います。
メップル、ポルンに加え、番人に長老、さらにシークンと厄介者を大量に抱えてしまったなぎさ。さすがに老人は朝が早いのか、早朝からトランプを嗜む長老と番人になぎさも朝から低血圧。っていうか、老人を邪険に扱うような描写はいいのか(人間じゃないからいいのか)。
メップル・ポルン以外にはお留守番を命じて登校のなぎさ(訂正:観返してみたら、ポルンは留守番のはずなのについてきちゃったんですな)。遅刻することもなく、ほのかといっしょに登校できるのは良かったかもしれません。そしてふたりの姿を認める九条ひかり。そばにいるクラスメイトふたりがまた、めっちゃかわいいー。ベローネ学院女子中等部、今年も豊作です(最悪だな)。って、なぎほの実は有名人。ベローネ学院のスーパースターだったのか……。「スーパースターって、なんか古くない?」「そこがまた特別って感じなのよ〜」って、この会話もまた小粋ですが(小粋という言い方も古くないか)、またも、「実はまわりのみんなはプリキュアのことをぜんぶ知ってて知らないフリをしてるんじゃ」疑惑が持ち上がってきますな。
なぎさ家。当然のごとく、おとなしく「おるすばん」できるはずもなく。長老、「ななみさんとほなみさんに顔向けできない」久々にボケてますが、惜しい! ななみさんとこのみさんです(違うわ!)。クイーン捜すと言って外に出ようとするシークン。番人の「ハーティエルがこんなに落ち着きがないとは……。偉大なるクイーンの一部とはとても思えん」という言葉に、言外の意図を汲み取ってしまったのは私が悪いのか(笑)。なぎさママ(美墨理恵)との攻防はまさに「志村、うしろうしろ!」状態(そういえば、この前の「まさかのミステリー」で、志村けんがメイドさん属性だということが判明……関係ないですが)。
ふたたび学校。なぎさの「ふかしイモ?」はまあいいや。直後の1年桃組・ひかりのシーンの呼び水になっていますからね。「場違い創出装置」としての役割。みんなが知っている「小学生」「遠足」という言葉を自分だけ判らない、と悩むひかり。しかし休み時間、花壇のチューリップから「知っています」とクイーンの声。な、なんかスピリチュアルなシーンでちょっと笑ってしまいました。いや、不思議ちゃんはこうでなくては。
放課後。ほのかの科学部にも、なぎさのラクロス部にも声をかけられずにいるひかり。あーなんか、こういうのかわいい。だんだんひかりにやられてきてますな、私。蝶につられて、なぎさの場外ボールをよけてしまうひかり。「でもよかったよかったよかったー」志穂萌えも健在(笑)。このシーンもやっぱり、彼女が普通とは違うという効果を出しています。それも、キリヤのときとは違った見せ方で。
そして、ひかりがアカネさんの店のお手伝いをしている最中、ポルンと遭遇。ポルンが「ぬいぐるみじゃない」と自らを主張する口上、ここ非常に重要です。赤丸チェック。
番人たちがなぎさママとコントを演じた前半。また、無印二期で頻出した、ポルンが勝手に出歩いて、多くの人の目に触れながらも、「気のせい」とかいってスルーされた展開。なぎさ・ほのか以外には(忠太郎もですが)けっして虹の園の住人に知られることのなかった光の園の住人の存在。それが、はじめて「九条ひかり」という人物と面を向かわせます。
これを「ご都合主義」と見るか、「物語上の必然=運命」と見るかで、この作品の評価が180度変わってきます。もちろん私は後者です。この作品世界において、それが必然であると感じさせる仕掛けが、今回の前半(そして前回の流れ)だったわけで。このあと、アカネさんが戻ってくるとポルンの姿が消えていることからも、ひかりが「特別」な存在であることが判ります。ひかりはいいけれど、アカネさんには姿を見られたくない、というポルンの意思(本能?)が働いた結果でしょう(ですから、前回夢想した、アカネさんがプリキュアを知って……というのは、実際には望み薄だと思われます)。
そしてポルンはなぎさの部屋から抜け出したシークンを発見。さらに後を追うひかり。時間差を置きながら、次々にみんなが集っていく展開が見てて面白いです。
ザケンナーの襲来に、プリキュアとなって闘うなぎさとほのか。それを木陰から目撃してしまうひかり。この驚愕するひかりの表情も実に良い。今まで、けっして他人に知られなかった、知られることの叶わなかったふたりの闘いまでも、はじめて第三者の目に。意図してかどうか、今まで守ってきたそんなお約束があったからこそ、今回の光の目撃がより衝撃をもって受け止められます。
まあ、ちょっとひかっかるのが、この状況を敵が意図して作り出したかのようにも思えるところ(茂みから覗くサーキュラスの顔はちょっと怖い)。その真否はおいおい明かされるでしょう。
闘い終わって、日が暮れて。「疲れたですー」と花にとまったシークンを、ポルンがつかまえます。ひかりが追っていた蝶との対比で、蜂みたいですな。「離してください、クイーンのところに行くですー」って、かわいいなぁもう!
で、長老と番人の末路。おふろに入る亮太くんにシャツをかぶせられます。今回はサービスショットが多いですな(書かんでいいものを)。
そしてラストは、TAKO CAFEの仕事をほっぽって湖を眺めるひかり(巷ではTAKO CAFEという名前が話題騒然ですが、あんまり客が来てる様子がありません。大丈夫か!?)。水面に映るひかりの顔と、さざなみ。非常に美しいシーンで締め。
そしてEDも、どんどん曲に取り憑かれていく感じ。OPといっしょにCDも今週発売ですし、もちろん即購入でINじゃな〜い、と(ちょっと書いてて恥ずかしいな)。さらに次回予告も期待充分。すべてが一体となって盛り上がりが作られていくようです。いやー、実に素晴らしい。
しかし、ただひとつ不満があるとすれば、映画の宣伝はいいけど、そのせいで「またみてね」がないことかな……(「またみてね」という文字がない以上、あの画像は「またみてね」ではない)。
投稿者plateau: 2005年02月20日 10:27 [アニメ感想] [アニメ/プリキュアMaxHeart]