アニメのない休日は平和〜。と思ってたら、そうだ、この前の金曜ロードショーまだ観てなかった! ということで今ごろ視聴です。
うーむ。やっぱり面白いですね。アニメの最大の武器である視覚的な美しさだけでなく、セリフの言い回しとかも完璧に考えられていて、日本語とはこんなに美しかったのか! と再認識しました。……え? 声優? まあそれは、今さら言ってもしようがないことですし。アレですよ、オタクだったら自分で脳内補完しなさい! という話です(えー)。
この作品に出てくるキャラクタは、大きく三つの勢力に分けられます(ちょっとだけ分析してみる)。まずは「もののけ姫」たるサンをはじめとする、森の生き神、精霊たち。そしてそれに対立し森を開発しようとする人間たち。さらに、そのどちらにも属さないアシタカ。もちろん、この中でもさまざまな思惑が入り乱れ、一枚岩ではない(そこがまた魅力的なところでもありますが)。それはともかく、この対立関係がラストまで行ってもけっきょく解消されないところがこの作品の最大の特徴にして特長だと思うわけです。
表面的に見れば、シシ神の怒りを買ったことにより村は潰され、森は復活を遂げたように見えるんですが、人間たちはたくましくも復活しようとしている。それが出来るのが人間、そうするしかないのが人間。そういう意味で、手塚治虫が切り拓いた日本のマンガ・アニメ文化のレール上に、しっかりとこの作品は乗っていると思います。戦後民主主義的な価値観に沿いながら、そこからはみ出そうとする部分が確実にあるわけで。
ほんと、こういうものを自分の国の作品として観られる日本の子どもは幸せだなぁと思うわけです。って、そういう私自身は子どもの頃にジブリ作品を観たことがなかったんですけどね、まあ特殊な人間でしたから。
で、ハウルですが。えーと、そうですね、楽しみですね数年後のTV放映が(おい)。それよりも個人的には、12月10日の「千と千尋の神隠し」のほうが楽しみなわけですよ! 同じ少女ならやっぱり、ねえ? どうしても人間見た目で判断するしか(やかましい)。いやまあ、単に映画を観にいく習慣がないだけなんですが。
あ、あと、やっぱり木霊はかわいいなぁ! このね、奇妙さと不気味さのバランスがまさに絶妙なのです。タタリ神を見れば判るとおり、美しいもの、高貴なものがたやすく醜いもの、恐ろしいものに変化していくという、この作品(あるいは日本文明)の根幹に通じるキャラクタだと思います。っていうか、そんな理屈は後づけで一目萌え。
投稿者plateau: 2004年11月23日 22:19 [アニメ感想] [アニメ/ジブリ・宮崎駿作品]