「白雪姫は、王子様のキスで目覚める」(真行寺耕太)
コータくん萌えぇえーーー!!!
すみません。取り乱しました。まともな感想行きます。
不覚にも、二回目に見直すまで、コンパでの綾瀬さんのシーンの意味に気づきませんでした。冒頭とラストの「白雪姫」の綺麗な現出を見れば一目瞭然ですね。つまり、「キスの意味」。やっぱり、この作品は美鳥と正治が主役であって、白雪姫と王子様の役割もふたり以外にはありえない。少女マンガ好きで、妄想癖のある綾瀬さんがいくら夢想しようとも、この物語の中で彼女が白雪姫のポジションに立つことはないわけで。しかし、なかなか残酷な話ですね。まあ今回、変装した綾瀬さんに何故か正治が興味を示したというのがせめてもの救いでしょうか。……救いなのかな? しかし正治の趣味がよく判らん。
その流れで、綾瀬さんと高見沢くんの位置づけの違いなんかも考えてみると面白そうですね。良くも悪くも、彼は美鳥のことを「正治の右手」としてしか見ておらず、生身の女性としての接し方をしない(というか、出来ないということが前回のBパートで示された)。だから、ある意味良き脇役としての活躍の場を与えられているわけですね。となると、最近すっかり出番のない栞ちゃんはどうなのかというと……うーんと、妹(そのままやんか!)。
ともかく、そんな美鳥と正治の特権的立場は、当然美鳥の側から見たときのコータくんにもあてはまります。あれほど美鳥のことを心配していても、美鳥にとっては正治以上の存在にはならない。コータは美鳥のことを想って夢にまで見るくらいなのに、8話のときのように美鳥のほうはそうではない。今回の回想でも、彼の言葉は友人の岩崎の言葉と一緒になってしか想起されない。ひょっとして、ある意味重荷になっているのかもしれません。引っ込み思案な自分を、いつも励ましてくれる、それはありがたく思いながらも、その期待に応えられない自分がいる、そんな思いから、彼を真正面から見れないのでしょう。
正治の右手になっているときと、もともとの美鳥の性格がずいぶん違うというのも、やはり重要な要素になっているようですし、いよいよクライマックス、どんな結末を迎えるのか楽しみです。