2004年04月19日(月)

「美鳥の日々」DAYS 3 発見no日々(KBS京都)感想

「今までより、もっともっと正治くんのことが好きになりました……!」(春日野美鳥)

 なんだこりゃ! すごい面白いよ! 作画に不安定なところがないわけでもないんですが、それを押し切るくらい怒濤の展開。こういうノリは好きです。今回はこの作品で詳細れびゅりましょ、そうしましょ。昨日のプリキュアが消化不良だったこともありますけど(笑)。
 冒頭、実家からの仕送りに感涙の正治。いまだ1話を観れてないので設定がつかめてないのですが、ひとり暮らしだったのですね(そりゃそうじゃなきゃ話が進まんな)。そんな正治の様子を興味深く見守る美鳥。今回のテーマ「発見no日々」に早くも伏線が張られていて良い感じです。美鳥特製ハンバーグ(どうやって作ったんだか)を前に交わす会話、すっかり正治が右手の美鳥との生活に慣れた感じが出てます。
 そして唐突に姉・沢村凛登場。いきなり金を奪おうとする。また恐るべきパーソナリティの持ち主ですね。美鳥を必死で隠そうとする正治ですが、あっさりバレ。そして集められた元族仲間と一緒に温泉へと拉致られる連れて行かれる正治。この用意周到さ、当然仕送りの日をあらかじめ知っていたと思われます。ひどい姉だなーと思ってしまいますが、あとのことを考えると、ちゃんと考えはあるんでしょう。正治に対して「彼女もいない〜」うんぬんの発言を見ても、友達も彼女も出来そうにない(前回出てきた勝手に私淑している男子生徒は、明らかに正治のことを真に理解しているふうには見えない)弟に対して、たまには大勢で気を紛らせてやろうという彼女なりの気遣いなんでしょう。バイクで集結した仲間に対し「近所迷惑だろうが!」というのもその表れ。あくまでこのへんの流れをコミカルに描くことで、姉の人物像が自分勝手になりすぎないようになってます。正治や美鳥も、こんなご無体なことになりつつ、のんきに夕焼けを眺めているあたり、いい人たちですねー。普通なら怒ると思いますけど。
 さて温泉宿についてはやくも宴たけなわ。かくし芸大会の開催と相成りました。しかし低レベルの芸に姉は激怒(マギー審司のネタって、原作も同じなんでしょうか。まだそんなにメジャじゃなかった頃だと思いますけど)、これぐらいのことをしてみろ、と正治の右手(美鳥)を突き出します。Aパート終了。
 Bパート続き。バレたー!! と固まる二人。皆は美鳥を腹話術の人形だと思い(質感が違うと思うけどなぁ……)傍若無人につつき回す。凛の弟という遠慮はないのね。我慢する美鳥だが正治はキレて大騒動に。酔いつぶれる姉をひとり残して……。
 さてこの姉の言動の真意はちょっと測りかねるものがありますけど(酔っぱらってただけ、というのはメタ視点では意味が無い)、きっとこういう性格の彼女からすれば、この程度のことはたいしたことなくて隠し立てするものじゃないということでしょう。弟の気を楽にしたいという想いからの行動でしょうか。いずれは学校の皆にもバレる時がくるんだから、その予行練習とか……うがちすぎかな〜?
 翌朝。ようやく静かな温泉でふたりきりの正治と美鳥。「お背中流しますよ〜」と美鳥、自らの体をスポンジ代わりにこすりつける。今回一番の萌えシーンです。正治の正面からのカットで直接美鳥の状況が描かれていないのが良いのです。前回ラストとか、このあとの姉のように、そう堂々と裸を見せれば良いというものではありません(笑)。秘せるが花、風姿花伝。萌えの本質は雅(なんのこっちゃ)。
 そして湯船に浸かる三人。姉の口から、正治の子ども時代のことが語られる。
 いじめられっ子だった正治。そんな弟に、姉は特訓をたたき込み、強い男へと変えていった……。
 うーん、いくらなんでも変わり過ぎー。もとのままのほうが萌えるぞー(おいおい)。あんまり賛同しかねる育て方だとは思いますけどね。まっでも、「弱いものいじめだけはしない」という、前回の話につながるところもありましたし(これで評価がだいぶ上がりました)、これからもこのテーマが作品全体につながってくことを期待しましょう。
 正治と美鳥を残して、さっさと帰る凛とその仲間。「若いもんは若いもんどうし、ってな」けっきょく、凛はずっと正治のことを気にかけて、弟離れできてなかったのかもしれません。美鳥という存在によって、彼女もようやく解放されたのだ、という見方もできますね。少ないシーンでも、美鳥の健気さ、一途さがちゃんと出ていましたし、それを読み取って、凛も弟を託す気になったのでしょう。
 帰路につき、家の風呂でのシーン。知らなかった一面を知れて嬉しいと言う美鳥に、正治のバスタオルがぱらりと落ちてお約束。「そんな一面知りたくないですーー!!」の美鳥@中原麻衣嬢の悲鳴が凄い。そんな悲鳴をあげるほどのことなのか……うん、まあ、ノーコメント(何)。
 締めは布団の中で日記を綴る美鳥。「毎日が発見の日々……」こういうのって、「とっとこハム太郎」とか「だぁ! だぁ! だぁ!」でも使われた手法ですけど、好きだなー。日常を大事にしてるっぽくって。いや、日常と言っても、かなりの非日常なんですけど、そういうのを簡単に受け入れてしまうのが最近の傾向? まあ悪くはないと思います。

#うわー、書き過ぎた……。なかなか簡潔かつポイントを突いた論評が出来ないですね。こういう文章は短いに越したことはないと個人的には思うのですが。

投稿者plateau: 2004年04月19日 20:47